Factory Ryu Magic の真似をしてリアショックに注油
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
GWに東京に行ったときにRyuさんに施していただいた "Factory Ryu Magic"。
私の到着が遅く、暗くなってしまったためにフロントショックのみの実施でしたが、足の動きがよくなりました。
最も顕著にその差を感じたのは、自宅近くの橋を渡るときにこえる本当に小さな段差(橋と道路の継ぎ目)なのですが、以前はハンドルに『こつん』という小さな突き上げ感があって、たったそれだけでずいぶんチープなイメージがあったのに、ウソのように鳴りをひそめました。
これは効果絶大、リアもやらないと、ということで先日の休みの日に早速やってみました。
リア側は、ホイールはもちろん邪魔ですが、ショック自体が奥まったところにあるのでそのままではやりにくい。
長い間ショックも様子を見ていないので、この際、外して状態を見ておいてやりましょう。
まずはリアのブレーキキャリパーを外します。

前側のボルトはABSセンサーのケーブル取り回しがあるので(私の場合はもう無用の長物)できあがりの状態をちゃんと覚えておきましょう。

少し前に交換したリアブレーキパッドの様子を見ておきます。

無論、まだまだ余裕です。
タイヤを外す際にマフラーが干渉するので、マフラーをとめているボルトを外します。

ホイールボルトを外せば、まだ少しマフラーと干渉しますが、マフラーを少し横に追いやると抜き取れます。かなり乱暴なやり方、ディーラーが客の車両を扱うときはマフラーも外すかもしれないですね。

ショックのアッパーマウントを外すのに邪魔なシートの高さ調整機構を外します。


ショックのロワーマウントのボルトを緩めます(まだ抜きません)。

リモートプリロードアジャスタを外します。

ショックを外すとスイングアームが落ちるので、クルマのジャッキをあてがって支えておきます。

ショックのロワーマウントのボルトを抜きました。これでスイングアームはフリーです。

しかる後にアッパーマウント側を外します。この時、下側からちゃんとショックを保持しておかないとショックが落っこちてくることがあります、要注意。

外れました。

様子を見てみます。
けっこう汚れていますね。ブレーキダストだったりタイヤの削れカスだったり、路面に落ちている土や砂埃などが堆積したものでしょう。



さて、今回処置をするダンパーに刺さるロッドです。幸い、オイル漏れの兆候はありません。

ここで、ホームセンターで購入してきたお安いシリコンスプレーの登場。私の使い方ではコンタクトスプレーと同様、30年くらいはもちそうな量です。

これをロッドにぷしゅっ。

少しずつ噴いて、一周させてみました。余分なところは拭き取っておきます。

さて、ここまででショック全体のコンディションを見ておこうと思ったら、あらら、こんなところの塗装がはがれています。最上部です。

HAGONのWebサイト上の説明書きでは紛体塗装をしていると書かれていましたが、どうもちょっと弱い塗装のような気がします。
下側はさらに状態が悪く、塗装が浮いたところに錆も出ています。

すぐにはよい対処方法が浮かばず、とりあえず進行を止めるためにセメダインを塗っておきました。

しかし、根本的な治療ではないため、いずれ何らかの措置を講じないといけなさそう。

ホイールを外したので、普段はなかなか手が届かないこのあたりの汚れを落としてきましょうか。


ロワーマウントのボルトはロックタイト塗布が指定されています。私はたくさんは塗りません。これくらい。

ショックを差し込んで、アッパーマウントをまず固定します。トルクは 50N・m。

ロワーマウントも固定。トルクは 58N・m。

お漏らししているファイナルオイルで汚れた部分をきれいにしたあと。





一通りきれいにしてからホイールをつけます。
指定トルクは105N・m。マニュアル本にはまず50N・mで対角線に締め、しかる後に105N・mで同様に対角線で締めろと書かれています。

ちなみにブレーキディスクですが、かなり摩耗が進んでいます。


5万8千キロくらいのころにいちど交換していますから、もうそろそろ再交換してもいい時期ではあります。
パッドを換えたばかりなので、このパッドを交換するときに同時に変えることにしましょう。
たぶん、16,000キロのかなたの作業です。
最後にキャリパーを復旧して完了。ボルトの締め付けトルクは 40N・m。

さて、これで作業は完了。
あ~しまった、と思ったのは、リアショックまで外したのだから、クラッチレリーズも点検しておけばよかった! ということ。
組み上げちゃったからまたはずす気は微塵も起こらず、またの機会ですね。
さて、結果はまた別記事で報告したいと思います。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
GWに東京に行ったときにRyuさんに施していただいた "Factory Ryu Magic"。
私の到着が遅く、暗くなってしまったためにフロントショックのみの実施でしたが、足の動きがよくなりました。
最も顕著にその差を感じたのは、自宅近くの橋を渡るときにこえる本当に小さな段差(橋と道路の継ぎ目)なのですが、以前はハンドルに『こつん』という小さな突き上げ感があって、たったそれだけでずいぶんチープなイメージがあったのに、ウソのように鳴りをひそめました。
これは効果絶大、リアもやらないと、ということで先日の休みの日に早速やってみました。
リア側は、ホイールはもちろん邪魔ですが、ショック自体が奥まったところにあるのでそのままではやりにくい。
長い間ショックも様子を見ていないので、この際、外して状態を見ておいてやりましょう。
まずはリアのブレーキキャリパーを外します。

前側のボルトはABSセンサーのケーブル取り回しがあるので(私の場合はもう無用の長物)できあがりの状態をちゃんと覚えておきましょう。

少し前に交換したリアブレーキパッドの様子を見ておきます。

無論、まだまだ余裕です。
タイヤを外す際にマフラーが干渉するので、マフラーをとめているボルトを外します。

ホイールボルトを外せば、まだ少しマフラーと干渉しますが、マフラーを少し横に追いやると抜き取れます。かなり乱暴なやり方、ディーラーが客の車両を扱うときはマフラーも外すかもしれないですね。

ショックのアッパーマウントを外すのに邪魔なシートの高さ調整機構を外します。


ショックのロワーマウントのボルトを緩めます(まだ抜きません)。

リモートプリロードアジャスタを外します。

ショックを外すとスイングアームが落ちるので、クルマのジャッキをあてがって支えておきます。

ショックのロワーマウントのボルトを抜きました。これでスイングアームはフリーです。

しかる後にアッパーマウント側を外します。この時、下側からちゃんとショックを保持しておかないとショックが落っこちてくることがあります、要注意。

外れました。

様子を見てみます。
けっこう汚れていますね。ブレーキダストだったりタイヤの削れカスだったり、路面に落ちている土や砂埃などが堆積したものでしょう。



さて、今回処置をするダンパーに刺さるロッドです。幸い、オイル漏れの兆候はありません。

ここで、ホームセンターで購入してきたお安いシリコンスプレーの登場。私の使い方ではコンタクトスプレーと同様、30年くらいはもちそうな量です。

これをロッドにぷしゅっ。

少しずつ噴いて、一周させてみました。余分なところは拭き取っておきます。

さて、ここまででショック全体のコンディションを見ておこうと思ったら、あらら、こんなところの塗装がはがれています。最上部です。

HAGONのWebサイト上の説明書きでは紛体塗装をしていると書かれていましたが、どうもちょっと弱い塗装のような気がします。
下側はさらに状態が悪く、塗装が浮いたところに錆も出ています。

すぐにはよい対処方法が浮かばず、とりあえず進行を止めるためにセメダインを塗っておきました。

しかし、根本的な治療ではないため、いずれ何らかの措置を講じないといけなさそう。

ホイールを外したので、普段はなかなか手が届かないこのあたりの汚れを落としてきましょうか。


ロワーマウントのボルトはロックタイト塗布が指定されています。私はたくさんは塗りません。これくらい。

ショックを差し込んで、アッパーマウントをまず固定します。トルクは 50N・m。

ロワーマウントも固定。トルクは 58N・m。

お漏らししているファイナルオイルで汚れた部分をきれいにしたあと。





一通りきれいにしてからホイールをつけます。
指定トルクは105N・m。マニュアル本にはまず50N・mで対角線に締め、しかる後に105N・mで同様に対角線で締めろと書かれています。

ちなみにブレーキディスクですが、かなり摩耗が進んでいます。


5万8千キロくらいのころにいちど交換していますから、もうそろそろ再交換してもいい時期ではあります。
パッドを換えたばかりなので、このパッドを交換するときに同時に変えることにしましょう。
たぶん、16,000キロのかなたの作業です。
最後にキャリパーを復旧して完了。ボルトの締め付けトルクは 40N・m。

さて、これで作業は完了。
あ~しまった、と思ったのは、リアショックまで外したのだから、クラッチレリーズも点検しておけばよかった! ということ。
組み上げちゃったからまたはずす気は微塵も起こらず、またの機会ですね。
さて、結果はまた別記事で報告したいと思います。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

スポンサーサイト
コメントの投稿
あ~コレ!
これ私もやりたいんです。
四輪ではけっこうやってる人多いんです。ベトつかないドライルブ使ってる人が多いてすけど。
ところで、マウント部のシャフトは給油されてないんですか?
これ私もやりたいんです。
四輪ではけっこうやってる人多いんです。ベトつかないドライルブ使ってる人が多いてすけど。
ところで、マウント部のシャフトは給油されてないんですか?
Re: タイトルなし
まーぼーさん、こんばんは。
> あ~コレ!
> これ私もやりたいんです。
えーっ、まーぼーさんもですか(^-^)
やっぱりご存知だったんですね、これ。
Ryuさんに教えていただいたとき、あー、なるほどーって思いました。
> 四輪ではけっこうやってる人多いんです。ベトつかないドライルブ使ってる人が多いてすけど。
いろんなやりかたがあるんですね。
実は私も車にやりたくなっています(^-^)
> ところで、マウント部のシャフトは給油されてないんですか?
ぎくっ、そうなんです。
ロワーマウントをはめてから気がつきましてf^_^;
あれ、ボルトが通るようにはめるのが一苦労なんですよ(^_^;)
また改めてやりますf^_^;
Kachi//
> あ~コレ!
> これ私もやりたいんです。
えーっ、まーぼーさんもですか(^-^)
やっぱりご存知だったんですね、これ。
Ryuさんに教えていただいたとき、あー、なるほどーって思いました。
> 四輪ではけっこうやってる人多いんです。ベトつかないドライルブ使ってる人が多いてすけど。
いろんなやりかたがあるんですね。
実は私も車にやりたくなっています(^-^)
> ところで、マウント部のシャフトは給油されてないんですか?
ぎくっ、そうなんです。
ロワーマウントをはめてから気がつきましてf^_^;
あれ、ボルトが通るようにはめるのが一苦労なんですよ(^_^;)
また改めてやりますf^_^;
Kachi//
手際が良いですね~
こんにちは(^'^)
さすがベテラン!。ショックの取り外しまでの
手際・・良い(早い)ですね~~
後輪を外してクラッチの遊び(レバーの遊びが取れない時)
を調整するんですね・・・
先日私はカウルを外し、手探りで調整しました^_^;
ついでに、シリコングリスのノズルをショックの摺動部めがけて、シュッ!とやってしまいました。
後はスプリングの間から指で塗り広げ・・・
汚れを落としたりとか、完全には出来ませんでしたから、
次回ショックを外しやってみたいと思います。(^^ゞ
さすがベテラン!。ショックの取り外しまでの
手際・・良い(早い)ですね~~
後輪を外してクラッチの遊び(レバーの遊びが取れない時)
を調整するんですね・・・
先日私はカウルを外し、手探りで調整しました^_^;
ついでに、シリコングリスのノズルをショックの摺動部めがけて、シュッ!とやってしまいました。
後はスプリングの間から指で塗り広げ・・・
汚れを落としたりとか、完全には出来ませんでしたから、
次回ショックを外しやってみたいと思います。(^^ゞ
No title
シリコンスプレーは長期的な持続性はあまりないですから、たまにやられるといいかもですね。
普段はゴムのべろをペロンとめくってスプレーすればいいと思います。
(タイヤは外さないとできんかもだけど)
一つ気になったのですが、ボルトの潤滑はされてないですか?
普段はゴムのべろをペロンとめくってスプレーすればいいと思います。
(タイヤは外さないとできんかもだけど)
一つ気になったのですが、ボルトの潤滑はされてないですか?
Re: 手際が良いですね~
yosiさん、こんばんは。
> こんにちは(^'^)
> さすがベテラン!。ショックの取り外しまでの
> 手際・・良い(早い)ですね~~
いやいや、おはずかしい。
私などまだ駆け出しですよ~
> 後輪を外してクラッチの遊び(レバーの遊びが取れない時)
> を調整するんですね・・・
実は1150は、クラッチは油圧でして、調整を忘れたのではなかったんです。
このクラッチのレリーズが液漏れを起こす持病を持っていて、私も一回交換しています。
すでに1万キロくらい走っているのでチェックしとけばよかった、と思ったわけです(^^;
> 先日私はカウルを外し、手探りで調整しました^_^;
> ついでに、シリコングリスのノズルをショックの摺動部めがけて、シュッ!とやってしまいました。
> 後はスプリングの間から指で塗り広げ・・・
普段ならそうやってやったほうがラクですね。
ちょっとアクロバティックですけど、短縮できる時間は貴重です(^^)
> 汚れを落としたりとか、完全には出来ませんでしたから、
> 次回ショックを外しやってみたいと思います。(^^ゞ
ショックはずしはけっこう簡単ですが、復旧させるときに下側のマウントのボルトが通せるように合わせるのにけっこう手間取りました。
まあ、ショック交換したときにすでに経験しているので想定はしていましたが、やっぱり汗かきました。
ショックはずし、うまくいくといいですね。
Kachi//
> こんにちは(^'^)
> さすがベテラン!。ショックの取り外しまでの
> 手際・・良い(早い)ですね~~
いやいや、おはずかしい。
私などまだ駆け出しですよ~
> 後輪を外してクラッチの遊び(レバーの遊びが取れない時)
> を調整するんですね・・・
実は1150は、クラッチは油圧でして、調整を忘れたのではなかったんです。
このクラッチのレリーズが液漏れを起こす持病を持っていて、私も一回交換しています。
すでに1万キロくらい走っているのでチェックしとけばよかった、と思ったわけです(^^;
> 先日私はカウルを外し、手探りで調整しました^_^;
> ついでに、シリコングリスのノズルをショックの摺動部めがけて、シュッ!とやってしまいました。
> 後はスプリングの間から指で塗り広げ・・・
普段ならそうやってやったほうがラクですね。
ちょっとアクロバティックですけど、短縮できる時間は貴重です(^^)
> 汚れを落としたりとか、完全には出来ませんでしたから、
> 次回ショックを外しやってみたいと思います。(^^ゞ
ショックはずしはけっこう簡単ですが、復旧させるときに下側のマウントのボルトが通せるように合わせるのにけっこう手間取りました。
まあ、ショック交換したときにすでに経験しているので想定はしていましたが、やっぱり汗かきました。
ショックはずし、うまくいくといいですね。
Kachi//
Re: No title
Ryuさん、こんばんは。
> シリコンスプレーは長期的な持続性はあまりないですから、たまにやられるといいかもですね。
> 普段はゴムのべろをペロンとめくってスプレーすればいいと思います。
> (タイヤは外さないとできんかもだけど)
そうですね、シリコンはしばしば噴いた方がよさそうですね。
リアホイールはどうしてもはずさないといけないでしょうね~
まあ、ラチェットとトルクレンチを買って、そんなに面倒でもないからまたやってみます(^^)
> 一つ気になったのですが、ボルトの潤滑はされてないですか?
ボルトはしなかったです(^^)
先日おっしゃっていましたね、すっかり失念しておりました。
まだまだ基本がなっておりませぬ f(^^;
Kachi//
> シリコンスプレーは長期的な持続性はあまりないですから、たまにやられるといいかもですね。
> 普段はゴムのべろをペロンとめくってスプレーすればいいと思います。
> (タイヤは外さないとできんかもだけど)
そうですね、シリコンはしばしば噴いた方がよさそうですね。
リアホイールはどうしてもはずさないといけないでしょうね~
まあ、ラチェットとトルクレンチを買って、そんなに面倒でもないからまたやってみます(^^)
> 一つ気になったのですが、ボルトの潤滑はされてないですか?
ボルトはしなかったです(^^)
先日おっしゃっていましたね、すっかり失念しておりました。
まだまだ基本がなっておりませぬ f(^^;
Kachi//