インジェクタの様子を見てみよう
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日、コールドスタート時の低速トルクが細いことからスロットルボディの清掃を実施してみました。
その直後のテストランでは低速トルクも戻ったように思えたのですが、朝の気温が下がってきた最近、またトルクが細くなってきました。
さらにアイドリングが一度調整したときに比べて明らかに低く、スタート直後は、エンストこそしませんが、900rpmくらいでなんだか頼りないエンジンの回り方をしています。
原因を一つずつ消していかなければならないのですが、スロットルボディの清掃はすでに6月に実施済み、1か月や2か月で汚れがたまるとも考えにくいことから、別のところを疑ってみることにしました。
低速トルクが細いのは、燃料が薄すぎて必要な爆発力が得られていないのか、濃すぎて不完全燃焼を起こしているのか、あまり詳しくはありませんが、いずれにしても正常な状態ではないことは間違いなさそうです。
スロットルボディの次に疑ったのは燃料噴射側、つまりはフューエルインジェクタです。
というか、むしろこちらの方が影響は大きく、最初に疑うべき部分だったかもしれません。
インジェクタは、車体側からの信号に従って中のバルブが開閉して燃料を霧化してスロットルボディ内に噴射しますが、この中のバルブがダメになっている場合はもちろん、車体側からの信号を受け取る端子の導通に抵抗が生まれても霧化がうまくいかないことが考えられます。
ようやくバイクを触っても大丈夫な気温になったので、カウルを剥いで作業を開始します。
こちら、左側のインジェクタです。

インジェクタを駆動するケーブルのカプラを外します。

このカプラの奥の方にシリコンかゴム製と思われるOリング(パッキン?)があって、これがインジェクタ側のカプラの山に密着して接点を外界から守っている構造です。
なので、本来は端子は汚れないはずなのですが...
こちらがインジェクタ―の端子。

さして劣化はしているようには思えませんが、ちょっと掃除してみましょう。
コンタクトスプレーを歯ブラシに噴きつけます。

これで端子をお掃除します。

カプラ側も。

インジェクタ―の燃料が噴射されるところ。

汚れてはいますが、つまってはいない模様。簡単に拭っておくだけにします。
右側です。

こちらもカプラ側も...

インジェクタのソケットもそんなに汚れてはいないようですが...

両方とも掃除しておきましょう。


インジェクタの噴射口も観察しておきます。

大丈夫のようです。
ついでなので、アイドリングスクリューも観察、きれいにしておきます。
外してみてみると、一か所黒いところがありますが...

はまっている位置に合わせてみると...

どうもそこがスロットルボディのエアの導入路のようです。

さて、これでどうなるか。通勤での様子を見てみましょう。

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先日、コールドスタート時の低速トルクが細いことからスロットルボディの清掃を実施してみました。
その直後のテストランでは低速トルクも戻ったように思えたのですが、朝の気温が下がってきた最近、またトルクが細くなってきました。
さらにアイドリングが一度調整したときに比べて明らかに低く、スタート直後は、エンストこそしませんが、900rpmくらいでなんだか頼りないエンジンの回り方をしています。
原因を一つずつ消していかなければならないのですが、スロットルボディの清掃はすでに6月に実施済み、1か月や2か月で汚れがたまるとも考えにくいことから、別のところを疑ってみることにしました。
低速トルクが細いのは、燃料が薄すぎて必要な爆発力が得られていないのか、濃すぎて不完全燃焼を起こしているのか、あまり詳しくはありませんが、いずれにしても正常な状態ではないことは間違いなさそうです。
スロットルボディの次に疑ったのは燃料噴射側、つまりはフューエルインジェクタです。
というか、むしろこちらの方が影響は大きく、最初に疑うべき部分だったかもしれません。
インジェクタは、車体側からの信号に従って中のバルブが開閉して燃料を霧化してスロットルボディ内に噴射しますが、この中のバルブがダメになっている場合はもちろん、車体側からの信号を受け取る端子の導通に抵抗が生まれても霧化がうまくいかないことが考えられます。
ようやくバイクを触っても大丈夫な気温になったので、カウルを剥いで作業を開始します。
こちら、左側のインジェクタです。

インジェクタを駆動するケーブルのカプラを外します。

このカプラの奥の方にシリコンかゴム製と思われるOリング(パッキン?)があって、これがインジェクタ側のカプラの山に密着して接点を外界から守っている構造です。
なので、本来は端子は汚れないはずなのですが...
こちらがインジェクタ―の端子。

さして劣化はしているようには思えませんが、ちょっと掃除してみましょう。
コンタクトスプレーを歯ブラシに噴きつけます。

これで端子をお掃除します。

カプラ側も。

インジェクタ―の燃料が噴射されるところ。

汚れてはいますが、つまってはいない模様。簡単に拭っておくだけにします。
右側です。

こちらもカプラ側も...

インジェクタのソケットもそんなに汚れてはいないようですが...

両方とも掃除しておきましょう。


インジェクタの噴射口も観察しておきます。

大丈夫のようです。
ついでなので、アイドリングスクリューも観察、きれいにしておきます。
外してみてみると、一か所黒いところがありますが...

はまっている位置に合わせてみると...

どうもそこがスロットルボディのエアの導入路のようです。

さて、これでどうなるか。通勤での様子を見てみましょう。

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コメントの投稿
No title
キャブ場合でも詰まりやなんだかで不調は判りづらいですが
インジェクションでも電気の接点とか目に見えないので
燃料系は原因究明が難しいですね~
インジェクションでも電気の接点とか目に見えないので
燃料系は原因究明が難しいですね~
Re: No title
TREKさん、こんばんは。
> キャブ場合でも詰まりやなんだかで不調は判りづらいですが
> インジェクションでも電気の接点とか目に見えないので
> 燃料系は原因究明が難しいですね~
そうですね~
私はキャブはばらしたことがないのでキャブ車だったらたぶんお手上げです(^^;
インジェクションの場合は、特にRTは燃料のルートがわかりやすいのと、パーツがけっこう細かくはずせるので、最悪分からなかったらパーツ交換で何とかなるかも、と楽観視しています。
でもあれですね、やっぱり患部を特定するのは難しいですよね。
めくらめっぽう交換しても散財するだけですからね~、一つずつ見ていこうと思います(^^)
Kachi//
> キャブ場合でも詰まりやなんだかで不調は判りづらいですが
> インジェクションでも電気の接点とか目に見えないので
> 燃料系は原因究明が難しいですね~
そうですね~
私はキャブはばらしたことがないのでキャブ車だったらたぶんお手上げです(^^;
インジェクションの場合は、特にRTは燃料のルートがわかりやすいのと、パーツがけっこう細かくはずせるので、最悪分からなかったらパーツ交換で何とかなるかも、と楽観視しています。
でもあれですね、やっぱり患部を特定するのは難しいですよね。
めくらめっぽう交換しても散財するだけですからね~、一つずつ見ていこうと思います(^^)
Kachi//