RTの Fuel Level Sending Unitの構造をよく観察してわかったきたこと

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、RIDの表示誤差を調べていて、どうやらアクセスパネルにマウントされているフロートはRIDではなく、エンプティ警告灯のスイッチをOn/Offしていて、タンク内に残されたフューエルレベルセンサーがRIDのレベルを司っているようだと考えました。
下の写真の、タンクの中に見えている金属色の筒がそのフューエルレベルセンサーです。
20140304_01

2月最後の日曜日にエルフモトラッドに行ったときにその話をしてみたところ、やはりそうだということでした。

Amazonで購入したCLYMERの、まーぼーさんに教えていただいたAccesoriesの配線図でもそれが裏付けられました。

さて、このRIDの表示誤差の原因を探る記事の中でJBLさんが教えてくださったCLYMERマニュアルの中の "Fuel level sending unit" の注意書きを見てみました。
ここには、JBLさんにお書きいただいたように、
 There is no test available to check the fuel level sending unit.
 There are also no replacement parts available. If the unit is faulty, the fuel pump and filter mounting bracket assembly must be replaced as an assembly.

と書かれています。
よく読んでみると、どうもこの "Fuel level sending unit" というのは私がアクセスパネルと書いている、フロートがついたパネル全体のこと(もちろんフューエルフィルタやポンプは除きます)であって、不具合があったらこれをそっくりアセンブル交換するしかない、ということです。
JBLさんがこのNoteをお書きいただいたのを読んだとき、なんだかとりつく島のない設計だなぁ、と思ったのですが、別にそのようなことではなさそうだと胸をなでおろしました。

で、この一連の説明書きと写真を見ていてふと気が付いたことがあります。
下の写真を見てください。
20140304_02

これはフューエルポンプの交換を説明している文章に使われいてる写真ですが、この赤丸を付けたところに導線がハンダ付けされています。

そして、こちらはRIDの誤差考察記事の時に撮った写真。
20140304_03

同じところには銅線はハンダ付けされていません。

ははぁ。

場所としては可変抵抗パターンのすぐ横。
RTについているフューエルレベルセンサーを持たない同世代のGSなどはこの端子からRIDのフューエルレベルの抵抗値を取り出していると考えてよさそうです。
赤丸のついた写真の下側、矢印を付けた端子にこの可変抵抗から来た銅線がハンダ付けされている様子が見て取れるため、この推測はたぶん正しい。

ちなみに、上の写真に写っている青い銅線はすぐ右横にある少しピントが外れたビスでパネルにアースされています。
さらに、向こう側に見えている白い銅線は、たしかこの赤い矢印のところに接続されていたはずです。
20140304_04

ちょっと違う角度から撮った写真で見てみます。
20140304_05

①の接続
この写真で①の白い線は、先ほど見たように、パネル側の①に接続されて、そこから接続がタンクの外に出ていっています。

②の接続
次に②ですが、これはフロートの動きを助けるスプリングだと思っていましたがさにあらず、可変抵抗器の上を摺動するブラシに接続されていて、反対側はフロートのアームの付け根を回って下側の②で可変抵抗パターンが載っている基板に接続されています。

③の接続
その②と同じところの③から銅線が出発して先ほど見た右側の③でパネルにアースされています。

つまり、エンプティ警告灯は...
パネル側の①-->可変抵抗基板の①-->アーム上の②-->可変抵抗基板の②(=③)-->パネル側の③(アース)
という電気の流れであることがわかります。

では、GSなどと同じように基板上の可変抵抗を使ってフューエルレベルの信号を取り出すには?
おそらく、基板側の④の端子が、フューエルレベルセンサーから来たカプラとつながっていると思われる(前回ちゃんと観察していないので想像ですが)ので、先ほど見た可変抵抗基板上の④パネル側の④を銅線で結ぶと...
パネル側の①-->可変抵抗基板の①-->可変抵抗パターン-->可変抵抗基板の④-->パネル側の④
という電気の流れなのかと。

以前、『じい』さんとおっしゃる方かいただいたコメントを見てみると...
20140304_06

1-茶:GND
2-青:燃料ポンプ
3-黄:燃料計(フューエルレベルセンサー 満3.6オーム-空76オーム)
4-白:燃料警告ランプ(フロートスイッチON-OFF)


という情報をいただきました。
これはタンクの外の線の色を示していただいていますが、これがタンク内でも外からの線の色と対応していると考えると(青のみはタンク内で独立しているので対応から外して考えます)、これで合っているように思います。

と、こうして考えてみると、もういっそのことフューエルレベルセンサーは回路から切り離してしまって、エンプティ警告灯といっしょにRIDのフューエルゲージもこの抵抗パターンからとってしまうことを考えたほうが措置としては早い気がしてきました。

ということで、上記のことを基に今後の作業予定を考えてみます。
難易度の低いことから試して、それでだめなら難易度の高いことをやろうという算段。

■可変抵抗器に配線をする
可変抵抗器につながっていると思われる端子④に配線をハンダ付けし、RIDにつながる端子と思われる④に配線してみます。
反対側の配線がどこから出ているかは現物を前にして調べてみないと何とも言えませんが、これをつないでみて、RIDがどう動くかを見ます。
懸念事項としては、RTがなぜこの端子を使わずにわざわざ別体のフューエルレベルセンサーを使っているのか、という点です。
タンクの形状から、例えば半分くらいまでRIDの目盛が減った以降、急速にレベルが下がってしまって、フューエルゲージそのものがあまり目安にならないからかもしれません。
確かにGSなどに比べると、エンプティに近い液面のレベルのタンク断面積はGSよりも小さい気がします。

■フューエルレベルセンサーを外して中身を調べてみる
もし可変抵抗器の配線でうまくいかなかった場合、あるいはフューエルゲージの減り方に問題がある場合は、やはりフューエルレベルセンサーを触ってやらないといけないかもしれません。
今回購入した2冊のマニュアルには、残念ながらどちらにもフューエルレベルセンサーに関する記述はありませんでしたので、またまた手さぐりですが、そんなに複雑な構造とも思えませんのでトライしてみようと思います。

さてどうなりますか、乞うご期待?

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No title

こんにちは 楽しまれていますね~ 単なる ASSY.交換で済ませない この思考(試行)プロセスこそ 一番大切にしたい(私が見倣うべき)姿勢ですね。まるで自分の事のようにリアリティをおぼえます(^^)

Re: No title

JBLさん、こんばんは。

> こんにちは 楽しまれていますね~ 

はい~、楽しいですよ~
こういうことを考えるのは楽しいものです(^^)v

> 単なる ASSY.交換で済ませない この思考(試行)プロセスこそ 
> 一番大切にしたい(私が見倣うべき)姿勢ですね。

いやいや、単にモノ好きなだけだと思います(^^;
もう7年目に入ったわがRT、もう少々のことでは動じないくらいどっぷりつかってしまっているので、ひょっとしたら壊すかもしれないこんなこともけっこう平気で出来ちゃうんですよ。
新車だったら素直にASSY交換しているとも追います(^^;

> まるで自分の事のようにリアリティをおぼえます(^^

もし同じことでお悩みでしたら、この記事の顛末で良好なら試してみてください(笑)
ただし、成否については保証できませんけど(^^;

Kachi//

また楽しそうな考察を…(笑)

僕の推論ですが、RTのタンク形状はかなり複雑で高さもあるし、
可変抵抗のフロートが液面最上端まで行くのかなぁ、と。

最上端まで行くストロークが無ければ、RIDに接続した場合に標示はしばらく満タンが続いていきなり減りだすのかな?
悩ましい考察ですねぇ(^^)

ちなみに私は22年間燃料計の無いバイクばかり乗り継いだせいか、RIDは殆ど気にしません(笑)

Re: タイトルなし

まーぼーさん、こんばんは。
いま私もまーぼーさんの記事にコメントを入れたら、ほぼ同時にまーぼーさんのコメント通知が来ました(^^)

> また楽しそうな考察を…(笑)

楽しいでしょ~?
次の記事に回路図も載せちゃうつもりです(笑)

> 僕の推論ですが、RTのタンク形状はかなり複雑で高さもあるし、
> 可変抵抗のフロートが液面最上端まで行くのかなぁ、と。

なるほど、その推論はきっとビンゴですね(^^)

> 最上端まで行くストロークが無ければ、RIDに接続した場合に標示はしばらく満タンが続いていきなり減りだすのかな?
> 悩ましい考察ですねぇ(^^)

確かに今思い返してみると確かにフロートはタンクの中の3分の2に位の位置で頭打ちで、しばらく満タンの状態が続くかもしれませんね。
そう考えると、わざわざフューエルレベルセンサーを別につけていることが納得ですよ(^^)

> ちなみに私は22年間燃料計の無いバイクばかり乗り継いだせいか、RIDは殆ど気にしません(笑)

そうなんですか~
私はどうしてもついているものがちゃんと機能していないと気持ち悪くて(^^;
でも、今回の考察も結局空振りで終わりそうな気がしちゃって、まだネタとして続けられそうな予感です(^^;

Kachi//

No title

いや~また細かい仕事になりそうですねw
やはりわざわざフロートを増設してあるのは訳があるんでしょうね
この先が楽しみですね~
私も性格が大雑把なので燃料計はあまり気にしませんw
警告ランプが付いて慌ててスタンドを探すタイプですwww

Re: No title

TREKさん、こんばんは。

> いや~また細かい仕事になりそうですねw

確かに接続は細かいですが、接続し直さなければならないところは2か所だけなんですよ(^^)
現物の写真を見ながら考えて、実際に回路図を書いてみるとよくわかりました。

> やはりわざわざフロートを増設してあるのは訳があるんでしょうね

たぶん、昨晩まーぼーさんが書いてくださった理由が正解だと思います。
アームの長さを長くするのも狭いタンクの中では限界がありますからね、別のフロートを用意したほうが早い、と考えるのは自然かもしれませんね。

> この先が楽しみですね~
> 私も性格が大雑把なので燃料計はあまり気にしませんw
> 警告ランプが付いて慌ててスタンドを探すタイプですwww

これがうまくいったら、喉の奥に引っかかっていた魚の小骨がとれた気分になるんでしょうね、きっと(^^)
楽しみです(^^)

Kachi//
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Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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