スピードメーターの暴走(振れ)の原因を考える
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
北陸ツーリングの高速道路上で再発したスピードメーターの唸りと針の暴走。
症状は、遅い車を追い越す時に追い越し車線を時速100キロプラスアルファで走った時にメーターから唸り音が発生し、同時にメーターの針が踊り始めます。
具体的には、追い越しを完了して速度を時速100キロに落としても(速度はギアを6速に入れた状態のタコメーターの回転数で見当が付きます)、針は概ね120キロから180キロまでの間を不定周期で乱高下するというもの。
ない頭を使って原因を考えてみます。
今回は1枚の図以外はぜ~んぶ文字です。退屈かもしれません(^^;
下の図は以前分解して観察した記憶をもとにメーターの構造を簡単に図式化したものです。

下からのびてきている存在感の薄い青色の棒状のものは、ホイールからのびてきているスピードメーターケーブルの先端のシャフトで、オレンジ色のメーター側の回転を受ける回転軸(シャフト)に刺さっています。
オレンジ色のシャフトには緑色の永久磁石(マグネット)がついていて、これがメーターケーブルから伝わった回転を受け取って回転します。
そして、そのマグネットと数ミリの隙間を隔てて紺色の鉄製と思われるプレート(実物はドーム状のもの)がかぶさっていて、マグネットの回転を受けて、磁力で同様に回転しようとしますが、ピンク色のゼンマイ状のスプリングの力でゼロ位置に戻そうとする力が働き、この力とマグネットの回転させようとする磁力がバランスして走行中の速度が表示される、という仕組みです。
【参考記事】
スピードメーターに注油とグリスアップ
いままで発生している一連の不具合は、このシャフト(オレンジ色)の回転部分にガタが出てマグネット(緑色)が首を振り、プレート(紺色)に接触した、または、シャフトがプレート側にせり出してしまってマグネットがプレートに接触したのではないか、と考えていました。
しかし、先日来いただいているコメントを拝見していて、そうではなく、別の原因ではないかと思い至りました。
ポイントはいくつかあるのですが、
■100キロ以下で走行しているときは発生したことがない
■いちど発生するとスピードを30キロ近辺まで落とさないと復旧しない
■暴走が止まると何事もなかったかのように正常に速度をさす
■前兆として、タウンスピードでも指針の細かい振動が発生する
■メーターケーブルにほつれが発生する
といったところですが、今回は最後の2件については確認できていません。
こうした今までの様子と、22日の記事にいただいたコメントを総合して考えると、この針の暴走は以下のようなメカニズムかと。
■オレンジのシャフトの回転フリクションが大きくなってくる
これは注油する前後でアーレンキーを差し込んで、手回しした感触を比べてみてフリクションの増大を確認できています。
■このフリクションはスピードが上がってシャフトの回転が速くなるほど大きくなる
だから低速では出なかったのでしょう。
■メーターケーブルがこのフリクションに負けて一時的に回転が鈍る
つまり、オレンジのシャフトの回転フリクションによってシャフトの回転に要する力が大きくなり、そのフリクションにメーターケーブルが負けてケーブルのチューブの中で雑巾を絞るようにねじれてしまうのだろうと思われます。
■限界点を超えると、こんどはケーブルの反力にフリクションが負けてシャフトが回る
しかし、当然のことながらケーブルも際限なくねじれることはなく、ある限界点に達してねじれることができなくなると、こんどはオレンジシャフトのフリクションが回転力に負けて回ります。
この時、ねじれたケーブルが元に戻ろうとする力がケーブルそのものがホイールによって回されている回転に加わり、シャフトは実際にホイールがケーブルを回している回転以上の回転を受け取って回されます。
この加速された回転によって、実際には100キロしか出ていないはずなのにそれ以上の速度をさしてしまう。
■あとはこれの繰り返し
おそらく、ここでケーブルのねじれが解放された時点でオレンジシャフトは正常な回転数まで戻るのだと思いますが、ここでまたフリクションがケーブルをねじり始め...という形でこのサイクルが繰り返されるのだと思います。
それなら100キロで走っているなら、ねじれが解消された時に針は100キロまで下りてきて、120キロ以上をさすことはないのではないか、という疑問もわきます。
それは、恐らくメーターの針を支えるパーツ、たぶん紺色プレートの回転軸のどこかに設置されているダンパーのせいだと思われます。
その存在を確認できていませんので図には書き込んでいませんが、そのダンパーがシャフトのフリクションによる停止でもたらされる針の急降下を妨げているのだと思います。
だから、針が実際の速度にまで下りきる前に、上記のサイクルが繰り返されてしまう。
では、そのダンパーとは何のためのダンパーか?
想像ですが、特に急発進をした際に、急に緑マグネットが回転をあげることによって、針が過敏に跳ね上がるのを防ぐ、つまりピンクのスプリングとのバランスを助ける目的と、もう一つは走行中の振動などによって針が振れるのを防ぐ目的でしょう。
こう考える根拠は、もう25年くらい前にCar Graphic TVで、イタリアのクルマに仮付されたタコメーターの針がほんの軽いブリッピングでレッドゾーンまで跳ね上がったことに驚いた松任谷正隆さんに、編集長が『たぶんダンピングがきいていないんでしょう』と解説していたのを覚えていたことです。
さて、これで唸り音まで説明できているかどうかはいささか疑わしいのですが、ケーブルがほつれてしまうことは説明できていると思います。
この推測があたっているなら、そして冒頭の図がフリクションが発生する箇所を適切に示しているなら、どこに注油をすればよいかがわかってきます。
先日、CRCを噴いた矢印の部分ですね~
長くなってしまったので、何を使うかは次回に(^^)

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
北陸ツーリングの高速道路上で再発したスピードメーターの唸りと針の暴走。
症状は、遅い車を追い越す時に追い越し車線を時速100キロプラスアルファで走った時にメーターから唸り音が発生し、同時にメーターの針が踊り始めます。
具体的には、追い越しを完了して速度を時速100キロに落としても(速度はギアを6速に入れた状態のタコメーターの回転数で見当が付きます)、針は概ね120キロから180キロまでの間を不定周期で乱高下するというもの。
ない頭を使って原因を考えてみます。
今回は1枚の図以外はぜ~んぶ文字です。退屈かもしれません(^^;
下の図は以前分解して観察した記憶をもとにメーターの構造を簡単に図式化したものです。

下からのびてきている存在感の薄い青色の棒状のものは、ホイールからのびてきているスピードメーターケーブルの先端のシャフトで、オレンジ色のメーター側の回転を受ける回転軸(シャフト)に刺さっています。
オレンジ色のシャフトには緑色の永久磁石(マグネット)がついていて、これがメーターケーブルから伝わった回転を受け取って回転します。
そして、そのマグネットと数ミリの隙間を隔てて紺色の鉄製と思われるプレート(実物はドーム状のもの)がかぶさっていて、マグネットの回転を受けて、磁力で同様に回転しようとしますが、ピンク色のゼンマイ状のスプリングの力でゼロ位置に戻そうとする力が働き、この力とマグネットの回転させようとする磁力がバランスして走行中の速度が表示される、という仕組みです。
【参考記事】
スピードメーターに注油とグリスアップ
いままで発生している一連の不具合は、このシャフト(オレンジ色)の回転部分にガタが出てマグネット(緑色)が首を振り、プレート(紺色)に接触した、または、シャフトがプレート側にせり出してしまってマグネットがプレートに接触したのではないか、と考えていました。
しかし、先日来いただいているコメントを拝見していて、そうではなく、別の原因ではないかと思い至りました。
ポイントはいくつかあるのですが、
■100キロ以下で走行しているときは発生したことがない
■いちど発生するとスピードを30キロ近辺まで落とさないと復旧しない
■暴走が止まると何事もなかったかのように正常に速度をさす
■前兆として、タウンスピードでも指針の細かい振動が発生する
■メーターケーブルにほつれが発生する
といったところですが、今回は最後の2件については確認できていません。
こうした今までの様子と、22日の記事にいただいたコメントを総合して考えると、この針の暴走は以下のようなメカニズムかと。
■オレンジのシャフトの回転フリクションが大きくなってくる
これは注油する前後でアーレンキーを差し込んで、手回しした感触を比べてみてフリクションの増大を確認できています。
■このフリクションはスピードが上がってシャフトの回転が速くなるほど大きくなる
だから低速では出なかったのでしょう。
■メーターケーブルがこのフリクションに負けて一時的に回転が鈍る
つまり、オレンジのシャフトの回転フリクションによってシャフトの回転に要する力が大きくなり、そのフリクションにメーターケーブルが負けてケーブルのチューブの中で雑巾を絞るようにねじれてしまうのだろうと思われます。
■限界点を超えると、こんどはケーブルの反力にフリクションが負けてシャフトが回る
しかし、当然のことながらケーブルも際限なくねじれることはなく、ある限界点に達してねじれることができなくなると、こんどはオレンジシャフトのフリクションが回転力に負けて回ります。
この時、ねじれたケーブルが元に戻ろうとする力がケーブルそのものがホイールによって回されている回転に加わり、シャフトは実際にホイールがケーブルを回している回転以上の回転を受け取って回されます。
この加速された回転によって、実際には100キロしか出ていないはずなのにそれ以上の速度をさしてしまう。
■あとはこれの繰り返し
おそらく、ここでケーブルのねじれが解放された時点でオレンジシャフトは正常な回転数まで戻るのだと思いますが、ここでまたフリクションがケーブルをねじり始め...という形でこのサイクルが繰り返されるのだと思います。
それなら100キロで走っているなら、ねじれが解消された時に針は100キロまで下りてきて、120キロ以上をさすことはないのではないか、という疑問もわきます。
それは、恐らくメーターの針を支えるパーツ、たぶん紺色プレートの回転軸のどこかに設置されているダンパーのせいだと思われます。
その存在を確認できていませんので図には書き込んでいませんが、そのダンパーがシャフトのフリクションによる停止でもたらされる針の急降下を妨げているのだと思います。
だから、針が実際の速度にまで下りきる前に、上記のサイクルが繰り返されてしまう。
では、そのダンパーとは何のためのダンパーか?
想像ですが、特に急発進をした際に、急に緑マグネットが回転をあげることによって、針が過敏に跳ね上がるのを防ぐ、つまりピンクのスプリングとのバランスを助ける目的と、もう一つは走行中の振動などによって針が振れるのを防ぐ目的でしょう。
こう考える根拠は、もう25年くらい前にCar Graphic TVで、イタリアのクルマに仮付されたタコメーターの針がほんの軽いブリッピングでレッドゾーンまで跳ね上がったことに驚いた松任谷正隆さんに、編集長が『たぶんダンピングがきいていないんでしょう』と解説していたのを覚えていたことです。
さて、これで唸り音まで説明できているかどうかはいささか疑わしいのですが、ケーブルがほつれてしまうことは説明できていると思います。
この推測があたっているなら、そして冒頭の図がフリクションが発生する箇所を適切に示しているなら、どこに注油をすればよいかがわかってきます。
先日、CRCを噴いた矢印の部分ですね~
長くなってしまったので、何を使うかは次回に(^^)

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

スポンサーサイト
コメントの投稿
No title
おはようございます、 CRCの代わりにPTFE等の固体潤滑剤を使用されますか?なんて、予想してみましたが… いつかやってくる私のトラブルのためにも興味深拝見させていただいてます
(^^)
(^^)
Re: No title
JBLさん、おはようございます。
> おはようございます、 CRCの代わりにPTFE等の固体潤滑剤を使用されますか?
実は一昨日、Astro Productsに言ってどんなグリスがいいかを相談してみたんです。
CRCはやはりシャバシャバ過ぎるようで、もっと粘性の高いものがよかろう、という話になりました。
PTFEというのは初耳なので、一度調べてみますね、情報をありがとうございます。
> なんて、予想してみましたが… いつかやってくる私のトラブルのためにも
> 興味深拝見させていただいてます
> (^^)
私もこんなに長い距離を1台の車両で走ったの初めてなのですが、ただ、実際には70,000キロに達する前にこのトラブルが発生しているので、やはりちょっと早すぎるんじゃないの、という気はしています。
ちなみにこのメーターは Made in UKで、ドイツ本国と同じように一年中涼しい国で生産されている...
日本の高温多湿の気候には内部のケミカルがあっていないのかもしれませんね。
Kachi//
> おはようございます、 CRCの代わりにPTFE等の固体潤滑剤を使用されますか?
実は一昨日、Astro Productsに言ってどんなグリスがいいかを相談してみたんです。
CRCはやはりシャバシャバ過ぎるようで、もっと粘性の高いものがよかろう、という話になりました。
PTFEというのは初耳なので、一度調べてみますね、情報をありがとうございます。
> なんて、予想してみましたが… いつかやってくる私のトラブルのためにも
> 興味深拝見させていただいてます
> (^^)
私もこんなに長い距離を1台の車両で走ったの初めてなのですが、ただ、実際には70,000キロに達する前にこのトラブルが発生しているので、やはりちょっと早すぎるんじゃないの、という気はしています。
ちなみにこのメーターは Made in UKで、ドイツ本国と同じように一年中涼しい国で生産されている...
日本の高温多湿の気候には内部のケミカルがあっていないのかもしれませんね。
Kachi//
なるほど〜油切れで一瞬ブレーキが掛かったようになるんですね
あまり硬いグリスだと抵抗になるし柔らかいと持ちが悪いし、難しいですね
私が思い浮かんだのは飛び散りにくい自転車用のチェーンルーブですが
メーター用のグリスがあるのかな?
あまり頻繁にはバラしたくないですもんね〜
あまり硬いグリスだと抵抗になるし柔らかいと持ちが悪いし、難しいですね
私が思い浮かんだのは飛び散りにくい自転車用のチェーンルーブですが
メーター用のグリスがあるのかな?
あまり頻繁にはバラしたくないですもんね〜
Re: タイトルなし
TREKさん、こんばんは。
> なるほど〜油切れで一瞬ブレーキが掛かったようになるんですね
これは想像なので、真相に迫っているかどうかは???です(笑)
> あまり硬いグリスだと抵抗になるし柔らかいと持ちが悪いし、難しいですね
そこなんですよね。
実際にメーターに使われているオリジナルのグリスがわかればいいんですが、わからないからこんなこと考えないといけないんですよね~(^^;
まあ、それも楽しいんですけどね(^^)v
> 私が思い浮かんだのは飛び散りにくい自転車用のチェーンルーブですが
> メーター用のグリスがあるのかな?
なるほど、TREKさんらしい!
これは気が付きませんでしたね!
これも候補に入れておきますね~
実は今晩から実験に入る予定なんですよ(^^)v
> あまり頻繁にはバラしたくないですもんね〜
あのパネルのビスの数を見たら、も~いやになるでしょう?
あけてみると、ほかにハーネスがぼろぼろになっているのも見えたりして、そっちもやらないといけないんですよね、まあ手がかかります(^^;
Kachi//
> なるほど〜油切れで一瞬ブレーキが掛かったようになるんですね
これは想像なので、真相に迫っているかどうかは???です(笑)
> あまり硬いグリスだと抵抗になるし柔らかいと持ちが悪いし、難しいですね
そこなんですよね。
実際にメーターに使われているオリジナルのグリスがわかればいいんですが、わからないからこんなこと考えないといけないんですよね~(^^;
まあ、それも楽しいんですけどね(^^)v
> 私が思い浮かんだのは飛び散りにくい自転車用のチェーンルーブですが
> メーター用のグリスがあるのかな?
なるほど、TREKさんらしい!
これは気が付きませんでしたね!
これも候補に入れておきますね~
実は今晩から実験に入る予定なんですよ(^^)v
> あまり頻繁にはバラしたくないですもんね〜
あのパネルのビスの数を見たら、も~いやになるでしょう?
あけてみると、ほかにハーネスがぼろぼろになっているのも見えたりして、そっちもやらないといけないんですよね、まあ手がかかります(^^;
Kachi//
No title
この症状に苦しみ続けながら、どうしても理屈がわかりませんでした。
すごい!
ありがとうございました。
ちなみにダンパーオイルは特殊な寝んどを持つオイルで、模型用の「京商シリコンオイル8000」というもので代用可能です。
すごい!
ありがとうございました。
ちなみにダンパーオイルは特殊な寝んどを持つオイルで、模型用の「京商シリコンオイル8000」というもので代用可能です。
Re: No title
福井徹さん、こんばんは、ようこそおいでくださいました。
> この症状に苦しみ続けながら、どうしても理屈がわかりませんでした。
> すごい!
> ありがとうございました。
いやあ、この想像があたっているかどうかは確かではないんですよ、あくまで私の私見でして(^^;
でも、いちどこう考えてしまったら、他に理由が見当たらないんですよねぇ。
> ちなみにダンパーオイルは特殊な寝んどを持つオイルで、模型用の「京商シリコンオイル8000」というもので代用可能です。
おお、これは有益な情報をありがとうございます。
次回、同じような症状が出たらこれを使ってみます。
ありがとうございました。
Kachi//
> この症状に苦しみ続けながら、どうしても理屈がわかりませんでした。
> すごい!
> ありがとうございました。
いやあ、この想像があたっているかどうかは確かではないんですよ、あくまで私の私見でして(^^;
でも、いちどこう考えてしまったら、他に理由が見当たらないんですよねぇ。
> ちなみにダンパーオイルは特殊な寝んどを持つオイルで、模型用の「京商シリコンオイル8000」というもので代用可能です。
おお、これは有益な情報をありがとうございます。
次回、同じような症状が出たらこれを使ってみます。
ありがとうございました。
Kachi//
メーター指示異常
初めまして。
2輪ではないのですが、まったく同じ現象に悩まされていました。
結果的には、メーター本体の問題だったのですが、私の場合は現象が同じでも、少し原因が違うようでしたので、何かの参考になればと思い書き込ませていただきます。
説明にKachiさんの図を利用させていただきますね。
メーターケーブルで回転する緑色のマグネットの力によって青色の円盤が回転します。これは本来磁力のみの力によって青色の円盤が回されるべきものなのですが、実は構造的には青色と緑色の円盤はフリーではなく、その中心に針側の軸を同心円上に維持するための軸受けがあります。
潤滑がうまくいっている時にはそれぞれはフリーな状態とみなせるのですが、グリスが硬化すると常に回転している緑の円盤の回転力を青色の円盤がグリス経由で受けてしまい、グリスが粘るとマグネットの力に加え、このグリスでの回転力がプラスされ速度が跳ね上がるというものでした。
ちなみに私のメーターのダンパーは、針のすぐ下にありました。
2輪ではないのですが、まったく同じ現象に悩まされていました。
結果的には、メーター本体の問題だったのですが、私の場合は現象が同じでも、少し原因が違うようでしたので、何かの参考になればと思い書き込ませていただきます。
説明にKachiさんの図を利用させていただきますね。
メーターケーブルで回転する緑色のマグネットの力によって青色の円盤が回転します。これは本来磁力のみの力によって青色の円盤が回されるべきものなのですが、実は構造的には青色と緑色の円盤はフリーではなく、その中心に針側の軸を同心円上に維持するための軸受けがあります。
潤滑がうまくいっている時にはそれぞれはフリーな状態とみなせるのですが、グリスが硬化すると常に回転している緑の円盤の回転力を青色の円盤がグリス経由で受けてしまい、グリスが粘るとマグネットの力に加え、このグリスでの回転力がプラスされ速度が跳ね上がるというものでした。
ちなみに私のメーターのダンパーは、針のすぐ下にありました。
Re: メーター指示異常
JR4MDA さん、はじめまして、ようこそお越しくださいました。
いやあ、詳細な解説ありがとうございます。
なるほど、マグネットと円盤が同軸で繋がっているんですね。
確かにそうしないと位置関係が維持できないですよね、目から鱗です。
そこが原因だとこの記事で私がやった処置では良くならなさそうですよね。
よくそんな原因にたどり着いたなーと思います、素晴らしい👍
今回、また知識のポケットが一つ増えました。
書き込み本当にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしています😊
Kachi//
> 初めまして。
> 2輪ではないのですが、まったく同じ現象に悩まされていました。
> 結果的には、メーター本体の問題だったのですが、私の場合は現象が同じでも、少し原因が違うようでしたので、何かの参考になればと思い書き込ませていただきます。
>
> 説明にKachiさんの図を利用させていただきますね。
> メーターケーブルで回転する緑色のマグネットの力によって青色の円盤が回転します。これは本来磁力のみの力によって青色の円盤が回されるべきものなのですが、実は構造的には青色と緑色の円盤はフリーではなく、その中心に針側の軸を同心円上に維持するための軸受けがあります。
>
> 潤滑がうまくいっている時にはそれぞれはフリーな状態とみなせるのですが、グリスが硬化すると常に回転している緑の円盤の回転力を青色の円盤がグリス経由で受けてしまい、グリスが粘るとマグネットの力に加え、このグリスでの回転力がプラスされ速度が跳ね上がるというものでした。
>
> ちなみに私のメーターのダンパーは、針のすぐ下にありました。
いやあ、詳細な解説ありがとうございます。
なるほど、マグネットと円盤が同軸で繋がっているんですね。
確かにそうしないと位置関係が維持できないですよね、目から鱗です。
そこが原因だとこの記事で私がやった処置では良くならなさそうですよね。
よくそんな原因にたどり着いたなーと思います、素晴らしい👍
今回、また知識のポケットが一つ増えました。
書き込み本当にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしています😊
Kachi//
> 初めまして。
> 2輪ではないのですが、まったく同じ現象に悩まされていました。
> 結果的には、メーター本体の問題だったのですが、私の場合は現象が同じでも、少し原因が違うようでしたので、何かの参考になればと思い書き込ませていただきます。
>
> 説明にKachiさんの図を利用させていただきますね。
> メーターケーブルで回転する緑色のマグネットの力によって青色の円盤が回転します。これは本来磁力のみの力によって青色の円盤が回されるべきものなのですが、実は構造的には青色と緑色の円盤はフリーではなく、その中心に針側の軸を同心円上に維持するための軸受けがあります。
>
> 潤滑がうまくいっている時にはそれぞれはフリーな状態とみなせるのですが、グリスが硬化すると常に回転している緑の円盤の回転力を青色の円盤がグリス経由で受けてしまい、グリスが粘るとマグネットの力に加え、このグリスでの回転力がプラスされ速度が跳ね上がるというものでした。
>
> ちなみに私のメーターのダンパーは、針のすぐ下にありました。