シートレールが折れた! どうやって直そうか?

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、発見してしまったとんでもないもの。
20130920_01

トップケースを支えるシートレールの後端が破断しているのを見つけてしまいました。
いったいいつからこんな状態だったのか。
子供に聞いたところ、クルマで後ろを走っていてなんだか揺れが大きいなぁと思ったんだとか。
RTとクルマを2台連ねて走ったのは一昨年の夏休み。
まさかあの時すでに破断していたのでしょうか。
ということは、その後参加している荷物満載のキャンプツーリング、フルパニアのうえタンデムで新東名高速を走った伊豆ツーリングでも、トップケースは右側の支えの一部を失った状態でのっかっていたということ?
もしタンデムライダーがトップケースに背中を預けているときに左側のシートレールも同じように破断したら...
それも高速道路上でそんなことが起こったら...
荷物満載状態で同じことが起こったら...
考えただけでぞっとしますね。

ちょっとこのシートから後ろのシートレールとパニアホルダーがどんなふうに連携してトップケースとパニアケースを支えているかを見ておきます。

これはRTの後ろ半身を横から見たところ。
20130920_02

上向きの矢印で指したところにパニアケースの上側のフックがかかります。
ちょうど指4本で鉄棒にぶら下がるような格好です。
下向きの矢印のところは、パニア持ち運び用のハンドルをたたんだときに下からアームが起きてきてパニアホルダをつかみます。これがちょうど鉄棒にぶら下がるときの親指のような格好で、この3点でホルダー全体をつかむイメージです。
そして、右矢印で指したところに、パニアの下方、前向きについている接合部分のメス側がはまります。

このような3点支持のため、恐らくシートレールの後ろの方が折れていても、右側パニアについてはパニアホルダーには極端な負荷はかからないと思います。
しかし、トップケースは...息子が車の中から眺めていてわかるくらいしなっているということなので、治さないと危ない。

パニアホルダーはこの3か所でフレームにとめられ...
20130920_03

ここからシートカウルの外を回って...
20130920_04

ここで破断したシートレールの後端に接続されているため、シートレールが破断している後ろは完全に宙に浮いた状態。
つまり、先ほど見たパニアホルダーのボルトの後ろ側には大きな負担がかかっていると思って間違いありません。
20130920_05

これを治すには大きく二つの方法。

シートレールを交換すること。
昨日、ご覧いただいているたー坊さんからサブフレームの情報をいただきました、ありがとうございます。
20130920_06

この方法はエンジンブロックに固定されているフレーム後端に固定されているキャリアフレームを交換しますが、RealOEM.comでみると198.9ドル、ざっと2万円します。
20130920_07

もう一つの方法は溶接。
エルフさんに相談してみたところ、溶接はできますよ、との答え。

そんなこんなで少し気が楽になったところで、お世話になっているまーぼーさんからツボを押さえたアドバイスをいただきました。
オートウェルドという接着剤ですが、これがほとんど溶接と同程度の強度が出る接着剤だそうです。Made in U.S.A.。
20130920_08

オートウェルドのHPはこちら

まーぼーさんのブログ記事にも、これと似た製品でブレニー技研のGM-8300という接着剤の紹介もされていました。こちらはMade in Japan。
20130920_09

ブレニー技研のHPはこちら

さて、補修するとしたらどの補修方法で行きましょうか。

木曜日の昼休みにブレニー技研に電話でいろいろ聞いてみました。

そこで懇切丁寧に教えていただいた内容を記しておきます。

■金属が破断するのは強度不足
そもそも金属パイプがスパッと割れたように破断するというのは、応力集中に耐えられない強度不足である。
...とブレニー技研さんはおっしゃっていました。
が、BMWにしてみれば、トップケースの最大積載重量は5キロだと明記しているのだから、私のように10キロものトップケース+荷物を載せていたのでは、この最大許容重量が車両に見合っているかどうかは別として、その注意書きを無視しているわけで、BMWの責任は問えないだろうと思います(もともと責任を問うつもりはありません ^^;)。

■GM-8300単独の接着では、元のパイプ(フレーム)以上の強度は出せない
接着部材としてはおそらく最強の部類に入るブレニー技研のGM-8300であっても、どう逆立ちしても単独ではオリジナルのパイプ以上の強度を出すことは不可能である。
面接着させるような用途では、それこそむりやりはがそうとすると接着対象物が破壊されるほどの超強力な接着力を発揮するが、破断面の厚さが2mm程度のパイプの破断面を接着するには、パイプの接着部分(破断部分)周辺への肉盛りをした上に金属の板やガラスクロス、もしくはカーボンクロスの類を巻き、さらにそれを包むようにGM-8300を盛ることが必要。
最も効果的なのは、破断したパイプの中に補強用の無垢の棒材を挿入し、その上から破断面全体を接着、肉盛りすること。
こうすることによって、オリジナルよりも高い剛性を確保することができる。

■溶接は錆を呼ぶ
溶接は施工後の表面処理をきちんとしないと錆を呼び、2~3年で劣化が進んでいく。
塗装をすることも防錆には効果的だが、溶接部分の上をGM-8300で保護すると、防錆と強度増強の二つの効果が狙える。

ということでした。

こうしたことを聞くと、やるべき対処が見えてきます。

■破断箇所に肉盛りするとともに金属板を巻いて補強するか
しかし、この用法はフレームの途中であればいいのですが、今回のように左右のフレームに橋が渡っているきわのところでは破断箇所を補強用の金属板等で覆うことが出来ません。

■破断したフレーム内に補強用の無垢棒材を入れて固めるか
DIYで施工するにはこれは最も効果的であることは容易に想像できますが、しかし、左側に残っているシートレールの剛性を考えると、そのような棒材を挿入し、さらに適切な位置に接着させることはまずできないだろう、と考えました。

以上から判断すると、
・サブフレームをそっくり交換するか
・サブフレームよりも溶接のほうが安いのであれば、溶接をした上にオートウェルドかGM-8300を塗布する
というのが現実的な対処法かなぁと思います。

Motorworksにもサブフレームの価格の問い合わせをしていますので、金曜日の朝には返事が来ているのではないかな?
金額を天秤にかけて、どうするかを決めようと思います。

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Re: No title

翔さん、こんばんは。

> 先日はお世話になりました。

いえいえ、私はなんにもしていませんよ、フルード交換で症状がよくなって、本当によかったですね(^^)
ABSはきくのであれば生かしておいたほうが絶対にいい、当面は心配ないですね。

> しかし、大変な所が折れましたね・・・・・・
> 何故、折れたのでしょうか?

まあ考えられる原因は過積載でしょうね(^^;
RTのシートを外すとその下に最大積載量が書いてあるのですが、トップケースのところは信じがたいことに5キロだそうです。
うっそ~、と言いたくなるような数字ですが、これを越えて積載したのが原因と思って間違いないでしょう。
まあ、実際に路上を走っているRTでこの数字を守っているRTはないでしょうから、これからツーリング先でRTを見たら、その後ろは走らないようにします(^^;

> どのような形で改修されるのか楽しみです。
> 成功をお祈りします。

ありがとうございます。
とりあえず見通しは立ったので、火曜日の通勤には間に合いそうです。
自分で補修する一方で、呼びの部材の調達もできました。
もうなんでも来い! って感じです(笑)

> PS
>
> 画像をみただけでパっと考えたのですが
> 折れたパイプの中に円柱みたいな物入れられないのでしょうか?
> もし出来れば強度的に安心ですけども

さすが翔さん、ブレニー技研のGM-8300を開発した方が教えてくれた方法そのものですよ!
実は今日、後ろ側をばらして挿入できることがわかったので部材を購入してきました。
作業は日曜日ですが、仕上がりはどうなるでしょうね、乞うご期待(笑)

Kachi//

No title

先日はお世話になりました。

しかし、大変な所が折れましたね・・・・・・
何故、折れたのでしょうか?

どのような形で改修されるのか楽しみです。
成功をお祈りします。


PS

画像をみただけでパっと考えたのですが
折れたパイプの中に円柱みたいな物入れられないのでしょうか?
もし出来れば強度的に安心ですけども

Re: No title

JBLさん、こんばんは。

> こんにちは、いよいよ始まりましたね。自分の事のようにリアルに読ませていただいております。

ありがとうございます。
みなさんのそうした励ましがいちばんの力水です(^^)

> 接着剤が、溶接に比肩するほどであるということは、
> 数十年前!?中学生の技術科の授業で知っていましたが 
> 用途に応じた接着剤が市販されていることを知ろうとも
> しなかったので、収穫ですm(__)m  

私は接着剤でそんなに強い溶接に匹敵する強度を発揮するとは驚きでした。
金属の接合といえば溶接がいちばんだと思っていましたから(^^;

> 問題のパーツのみを新品交換する場合は、【+core】
> の表記がネックでしょうね… 破断部品と交換取引の
> ばあい、とても時間がかかりそうです。この取引形態は
> 経験がないので、若し新品部品を購入されるのであれば
> 興味津々です。 ホント 勉強になります(^^) 
> 試行錯誤を経て、自らの手でバイクを維持することは
> 趣味?として素晴らしい事だと思っています。

前車のTDMの時はぜ~んぶショップまかせでした(^^;
ネット上でRTを自分でメンテナンスしている様子を公開されている先達の皆さんに背中を押していただきました(^^)
こうして自分でいろいろ手を入れていると、愛着がわいて大切にしますね、いいことを教えていただきました。
ありがたいことです(^^)v

Kachi//

No title

こんにちは、いよいよ始まりましたね。自分の事のようにリアルに読ませていただいております。

接着剤が、溶接に比肩するほどであるということは、数十年前!?中学生の技術科の授業で知っていましたが 用途に応じた接着剤が市販されていることを知ろうともしなかったので、収穫ですm(__)m  問題のパーツのみを新品交換する場合は、【+core】の表記がネックでしょうね… 破断部品と交換取引のばあい、とても時間がかかりそうです。この取引形態は経験がないので、若し新品部品を購入されるのであれば興味津々です。 ホント 勉強になります(^^) 試行錯誤を経て、自らの手でバイクを維持することは趣味?として素晴らしい事だと思っています。

Re: No title

Clearboxさん、おはようございます。

> R1100RT,RSも補助フレームは共通部品のようです。
> オークションで中古品を購入するのも有りかと思います。

ですね~
1100RTと1150RT、RSは基本骨格が同じのようなので、そういう手もありますよね。
後ろ側のフレーム全体が10,000円くらいでオークションに出ているようですし。
実は今、Motorworksにサブフレームのみのお値段を確認している最中なんですよ。
たぶん、20,000円以内だと思いますが、それと溶接などとの金額比較で決めようかなと思っています。
なんにしても、早く治さないと、いい季節が逃げてしまう(^^;

Kachi//

Re: タイトルなし

まーぼーさん、おはようございます。

> 色々考えましたね~
> 僕が補修にGM8300を使ったのは、接着剤を物色しに行った店にたまたまあったからでして(笑)、
> あれは造形性には優れ、見栄えもよくて高性能ですが、単にくっつける強度だったオートウェルドかクイックスチールかなと思います。

なるほど~
ものによって得意なところが違うんですね~
同じようなものがあっても、メーカー側の広告ではいいところしか書いていないので、私のようなど素人はわかりませんね(^^;
スペックで引っ張り強度なんか見ると、オートウェルドよりもGM-8300のほうが数字は大きかったのですが、実装してナンボですからね、このあたりは経験者の方のご意見が本当に参考になります。ありがとうございます。

> 私なら、補強材として配管を壁に止める金具を横渡の鉄板と一緒につけるとか、力を分散させる方向を考えます。
> 二重くらいメッシュ巻いて補強しても良いかと。

さすが、頭が柔らかい、あのU字のやつですね。
もう溶接に傾いていたのですが、そう考えるとDIYも可能性が広がりますね。
ただ心配なのは、自分でやって再度破断したとき、こんどは溶接するのに接着剤を全部はがす(削る)のがたいへんそう、ということくらいでしょうか(笑)

> 逆側も同じとこで切断して、芯材を入れてしまうのが最強でしょうが。
> どうせ見えないところです。見た目はきにせずいきましょう!

それ、考えたのですが、健全な側のフレームをぎこぎこ切るのはちょっと気が引けちゃって...(^^;
確かにそうすれば最強でしょうね~

Kachi//

No title

こんにちは

R1100RT,RSも補助フレームは共通部品のようです。
オークションで中古品を購入するのも有りかと思います。

色々考えましたね~
僕が補修にGM8300を使ったのは、接着剤を物色しに行った店にたまたまあったからでして(笑)、
あれは造形性には優れ、見栄えもよくて高性能ですが、単にくっつける強度だったオートウェルドかクイックスチールかなと思います。
私なら、補強材として配管を壁に止める金具を横渡の鉄板と一緒につけるとか、力を分散させる方向を考えます。
二重くらいメッシュ巻いて補強しても良いかと。
逆側も同じとこで切断して、芯材を入れてしまうのが最強でしょうが。
どうせ見えないところです。見た目はきにせずいきましょう!
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大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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