オイルクーラーファンが止まった...不良箇所を探せ

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、帰宅時に何気なくオイルクーラーファンのスイッチを入れたところ、パイロットランプが一瞬点灯したかと思ったらすぐに消えてしまい、ファンもまわりませんでした。
すわ、これから本格的に活躍してもらわなければならない時に故障か。

ということで、日曜日はまたカウルを剥いで故障個所を探索です。
これは自分でつけたものなので、私の施工がまずかったのは明らか。

これがオイルクーラーファンを駆動している回路の図面です。
昨年、オイルクーラーファンを設置したときに作成したものです。
20130606_17

まず症状ですが、
・ファンは片方ではなく、両方が回らない。
・スイッチをOn/Offするとリレーの動作音はする(リレーまでは電気が来ている)


といった症状と前掲の回路図から、
・スイッチとリレーの故障ではなさそう
・ヒューズが同時に両方切れるのは考えづらいので、たぶんヒューズではないだろう
・ファンも同時に両方壊れるとも思えないので、配線のどこかに断線があるのだろう
・それもリレーから2本のヒューズに分岐するまでのどこかだろう(ファンが2個ともに回らないため)

と見当をつけておきます。
これを先入観念ともいうかもしれません(^^;

まず、あやしいところを一つ一つつぶしていきます。

ヒューズ。
20130606_01

左右あるファンの1個に一つずつ設置していますが、これらはどちらも切れていません。

以降は接続しているところを一つ一つ目視していきます。

前輪の上から見上げる形でのぞいたストラットタワー方面。
青、黒、赤、黄の線が生えている黒いボックス状のものがリレーです。
20130606_02

どうやらここで接続が外れている様子はありません。

同じものを横から見てみました。
20130606_03

①(黄)が車体後ろに延びてシート下で先ほど見たヒューズをはさみ、再び前に戻ってファンにつながる線。
②(黒)がアースに落ちる線。
③(赤)がバッテリーに延びてファンを駆動する電源を受け取る線。
そしてこれには写っていませんが、先ほどの写真の青がインパネのスイッチに延びて、スモールランプから分岐させた小電流でOn/Offのスイッチ入力を受け取る線です。
これらすべて外から見た限りは断線している様子はありません。

上記③のバッテリーから電源を受け取る赤線のバッテリー接続部分は...
20130606_04

これもしっかりターミナルに接続されています。

車体左側、市販のヒューズカートリッジをファンに延びる線につないでいる部分。
20130606_05

ここもOK。

そのファンに延びる線をファン本体から生えている線に接続しているところ。
20130606_06

ここも断線している様子はありません。

ここまですべての接続個所で断線していないということは、導線被覆内部の断線か、接続箇所の端子の腐食による導通不良が疑われます。

ひとつひとつつぶす覚悟でリレーから生えている線を見ていきます。
ここからのチェックはイグニッションとファンスイッチをOnにして確認していきます。

黄色の線。
20130606_07

これはリレーでOn/Offされた電力をヒューズを介してファンに供給する線ですが、この線のヒューズに延びる線との接続部分の保護テープをはがして端子を外そうとしたら、その途中で突然ファンが回りだしました。
いきなり不良個所に当たったようです。
再び押し込んでいくと、途中でファンが止まります。
間違いなくここの接触不良のようです。
端子は特段粉を噴いたり腐食が発生しているようには見えませんでしたが、接点復活剤を噴いて復旧、これで少々端子をゆすってみても接触不良が起こらないことが確認できたのでビンゴだったようです。

せっかくタンクを外したので、各部分の点検もしておきましょう。

ここはタンクを外さなくても確認はできるところですが、フロントフォークのフォークシール。
右側も...
20130606_08

左側も...
20130606_09

すでに小さなクラックが入っています。
本当のシール(Oリング)はこのブーツの中に隠れていますが、R系のフロントフォークは、ここは単なるスライダーで、シールがダメになると内部に水の侵入もあるでしょうし、内部のオイルもにじんできます。
まだそこまで重篤にはなっていませんが、早晩交換の必要がありそうです。
これはフロントフォークを外さないといけないので、さて、自分でできるでしょうか...

タンクを外した下のストラットタワーにあるフロントショックの締結部分。
先日購入したクロウフットレンチを合わせてみますが、当然のことながらぴったりです。
20130606_10

早くこれを使いたいものです。

それと下周りを見たあとふと見上げて発見したグリップ下部の摩耗。
20130606_11

スロットルグリップの、ちょうど親指がかかる部分ですが、磨滅してグリップラバーの下のグリップヒーターの基盤がのぞいています。
これは早々に何か手当しないといけなさそう。
釣具屋さんで釣竿のグリップテープでも買ってきて補修しましょうか。
-->これは釣具屋さんでいいものを見つけてきました(^^) それについては改めて(^^)

それとこちらはおやおや、という感じでしたが、オイルクーラーファンとして使っているSan Aceのファンのフレーム部分に欠損を発見。
20130606_12

場所から見て、フロントフォークがストロークしたときにフロントフェンダーのどこかが接触して壊したものと思われます。ファン機能そのものには問題はないようです。
20130606_13

左側はというと、欠損こそないものの、接触した痕跡は見られます。
20130606_14

位置関係からしてフェンダーとの接触の可能性が濃厚。しかし、不思議なことにフェンダー側には接触痕は見当たりません。
20130606_15

クラッチフルードの減り具合も見ておきます。
20130606_16

問題なし。
このバイクのクラッチはハイドローリックですが、クラッチレリーズが不具合を起こしてフルードが流れ出し、シャフトを伝ってクラッチを濡らしてクラッチ滑りを誘発することがけっこう有名。
フルードが漏れ出すとマスターシリンダー内の液面が下がるので、定期的にここのチェックはしておいた方がよさそうです。

ということで、全体にいますぐ問題になるようなところは特段発見されず、すべてを復旧して今回のメンテナンスは終了。

車両年齢が高くなるといろいろ見ておかないといけませんね。
だんだん手におえないところに異常が出てきそうな心配もありますが、少しずつ勉強していきましょう。
危なかったらプロに任せるべきですね。

にほんブログ村 バイクブログ BMW(バイク)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

これからファンが活躍しますね~
この間、木曽から帰ってきたら名古屋は28度くらいになっていたので
私も回してみましたが今の所大丈夫そうでしたw

グリップは以前からグローブと相性が悪いのかすべるので
何か滑り止めを・・・と考えてますが
つり竿のグリップ、テニスラケットのグリップ、自転車のバーテープ
と考えるのですがなかなか試せてませんw

No title

自作でオイルクーラーファンなんて、発想がすごいですね。

最後のクラッチフルードの件ですが、私のブログのこの記事をご覧ください。
http://punto1150.exblog.jp/17560457/

すでにフルード漏れが始まっていました。が!リザーバータンクを目視しただけじゃ、まったく気が付かなかったんですよ…
フルードが目に見えて減っていたら、もう手遅れってことなんでしょう。

純正の対策パーツ=プッシュロッドにつけるフェルト も有効でしょうし、海外通販でオイルで濡れてもすべらないクラッチプレートがあったので、それに交換するのも手なんでしょうね。
http://www.hornig.jp/BMW-R-850-1100-1150-GS-and-Adventure/Spares/Oil-Resistant-Cluth-R1100.html

Re: No title

TREKさん、こんばんは。

> これからファンが活躍しますね~

まさにこれからが活躍時ですよね。
いまの新しい強力なファンに換えたのはこれから気温が下がるというころだったので、いまこれからが本番です(^^)

> この間、木曽から帰ってきたら名古屋は28度くらいになっていたので
> 私も回してみましたが今の所大丈夫そうでしたw

さすがに山洋電気さんのファンは高信頼性のようですね。
実はいちど山洋さんに電話で問い合わせをしたとき、バイクにつけると言ったら『う~ん』とうなられたのですが、実際はほとんど問題ないようですね。
私のは1万回転以上のファンですが、これだと高精度ベアリングを使っているので、振動衝撃の多いバイクでは使わないで、とはっきり言われてしまいました。
でも、やっぱりMade in Japanですね、大丈夫のようです。

> グリップは以前からグローブと相性が悪いのかすべるので
> 何か滑り止めを・・・と考えてますが
> つり竿のグリップ、テニスラケットのグリップ、自転車のバーテープ
> と考えるのですがなかなか試せてませんw

けっこうテニスラケットのグリップテープを使っている方はいらっしゃるようですね。
今回私がかったやつは、次回の記事にしますけれど、バイク用として売られているのと同じものが釣具店で見つかってへぇと思いました。
グリップは交換すると高いですからね、こうやって延命しようと思っていますが、新しいグリップもグローブとの相性は使てみないとわからないから難しいところですね。
TREKさんもいいものが見つかりますように、お祈りしています(^^)

Kachi//

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> 自作でオイルクーラーファンなんて、発想がすごいですね。

これはオルタネータベルトの交換の下見をしていてふと思いついたものだったんですが、だんだん本気モードになって拙ブログでもシリーズものとして一つのカテゴリにまとめてあります(^^;
左のカテゴリのツリーの中からでも、この記事の下のカテゴリリンクからでも一連の記事がご覧になれますので、お時間がありましたらそのドタバタぶりをご笑覧ください(^^;

> 最後のクラッチフルードの件ですが、私のブログのこの記事をご覧ください。
> http://punto1150.exblog.jp/17560457/

この記事拝見しました。
おそろしいですよね~
本当に泣き所の多いバイクだと思います。
それらが出きってしまったら少しは信頼性も上がるんでしょうね。
そういう意味では、新車よりもある程度走りこんだ車両の方が信頼性が上がっているかも?(笑)

> すでにフルード漏れが始まっていました。が!リザーバータンクを目視しただけじゃ、まったく気が付かなかったんですよ…
> フルードが目に見えて減っていたら、もう手遅れってことなんでしょう。

そうなんですか。
確かにリザーバタンクで目視できるくらいの量が減っていたら、かなりの量が流出している、ということですものね。

> 純正の対策パーツ=プッシュロッドにつけるフェルト も有効でしょうし、海外通販でオイルで濡れてもすべらないクラッチプレートがあったので、それに交換するのも手なんでしょうね。
> http://www.hornig.jp/BMW-R-850-1100-1150-GS-and-Adventure/Spares/Oil-Resistant-Cluth-R1100.html

純正のフェルト月プッシュロッドは後付けなんでしょうか。
何年式のものからストックでついている、というものではなくて、不具合が発生したら交換する、というものなんでしょうか、どちらなんでしょうね。私の車両は対策前なんでしょうね、きっと。
耐油性のものは確かMotorworksでもあった気がします。
これに交換すれば、万一フルード漏れがあってもとりあえず走ることはできますね。
ただ、レリーズ交換は避けられませんね。

想像ですけど、セルモーターを外して見えるクラッチハウジングの中にフルード痕がなければひとまず安心していいのかな、とも考えています。
このあたりの見極め方は少し研究したほうがいいかもしれませんね。

Kachi//

No title

トラブルシューティングお疲れ様(^^)/
無時復旧してよかったですね。

今度の記事のグリップ加工、多分私も同じものを使ってます^^;
どのグローブとも相性はよく問題なく使えてますよ。
純正のグリップはヒーターがある分高いですからね~・・・m(__)m

Re: No title

アドさん、こんばんは。

> トラブルシューティングお疲れ様(^^)/
> 無時復旧してよかったですね。

ありがとうございます。
自分で取り付けたものだったので、最悪配線を全とっかえすれば済むという気の楽さはありましたが、やっぱり復旧したときはホッとしました(^^)

> 今度の記事のグリップ加工、多分私も同じものを使ってます^^;
> どのグローブとも相性はよく問題なく使えてますよ。
> 純正のグリップはヒーターがある分高いですからね~・・・m(__)m

高いんですよね~
7万キロくらいで下地がのぞく摩耗度合いはどうなのよとも思いますが、いまはいろいろいいものがあるし、いろんなところで紹介されていていいですよね。
今回買ったのは、でも、雑誌だったかどなたかのWebサイトだったかで紹介されていたものより安価だったので、とっても得した気分(^^)
こういう掘り出し物って、見つけると嬉しくなりますね。
ブロー部との相性もいいとのこと、安心しました。ありがとうございます。
週末に取り付ける予定です(^^)

Kachi//

No title

純正のフェルト付きプッシュロッドは、後付の対策パーツなのか、ある生産ロット以降標準装備なのか、ちと不明です。私のは2000年生産モデルなので、すくなくともそれ以前のものにはついてないでしょう。

対策パーツに交換するには、切欠きのついたプッシュロッドとフェルト両方必要です。プッシュロッドはスレーブシリンダーを外せば引き抜けるので、ギアボックスを外したりする必要はないです。

MotorWorksのクラッチのページを久々に見たら、たしかに耐油クラッチが追加されてました。ノーマルより100ポンドも高いのかー。でも、耐油の上に寿命も長いとあるので、買って損は無さそうですね。

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> 純正のフェルト付きプッシュロッドは、後付の対策パーツなのか、ある生産ロット以降標準装備なのか、ちと不明です。私のは2000年生産モデルなので、すくなくともそれ以前のものにはついてないでしょう。

なんだか私のRTもストックではついていない気がしますね(^^;
ついているとしたら、たぶん最終型の2004年式ではないかと思います。

> 対策パーツに交換するには、切欠きのついたプッシュロッドとフェルト両方必要です。プッシュロッドはスレーブシリンダーを外せば引き抜けるので、ギアボックスを外したりする必要はないです。

な~るほど。
確かにシリンダはスイングアームの向こうに見えていますよね。
問題は、そのシリンダがスイングアームを外すことなくはずせるかどうか...
スイングアームを外すにはドライブシャフトの固着の可能性があって、これがクリアできないととんでもないことになるようなのでそこがネックかと思っています。

> MotorWorksのクラッチのページを久々に見たら、たしかに耐油クラッチが追加されてました。ノーマルより100ポンドも高いのかー。でも、耐油の上に寿命も長いとあるので、買って損は無さそうですね。

換えることができれば階なんですけどね~
ぷんとさんのギアボックス分解の記事を拝見して、こりゃとてもムリだと観念しちゃいました(^^;
もしクラッチレリーズが自分で難なくはずすことができるのであれば、フルードの漏れをクラッチハウジング内で察知してすんでのところでレリーズ交換! なんてうまくいかないかなぁ、と夢想しております(^^;
なんにしても時限爆弾を抱えているような気分ですね。

Kachi//
Profile

Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

Calendar
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
クリックしていただけます?

FC2Blog Ranking

Latest Entries
Latest Comments
Categories (Expanded by clicking arrow)
Latest Trackback
Monthly Archives
Count
Now Watchin'
現在の閲覧者数:
Search Form
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Send mail

Name:
Your Address:
Title:
Body:

日本ブログ村
What's popular?