オルタネータベルトの交換 ~ 実行編
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日購入したメガレンチのおかげで、ようやくオルタネータベルトの交換ができました。
例によって、まずはRTのカウルを全部はずし、さらにガソリンタンクも外します。

オーディオのコンパートメントはケーブルが生えているのでちょっと始末に困りますが、こんなふうに紐でハンドルにつっておけばケーブルを傷めることもないでしょう。

外したベルトのどアップです。

内側のゴム材は堅くなっていて、まっすぐに伸ばしてみるとこんなふうに無数の亀裂ができています。
新旧ベルトです。

新しい方はヘンな癖がついていて長さの違いがよくわかりませんので、こんなふうにのばしてみると、新しい方(奥)よりも古い方(手前)の方がだいぶ余裕があるのがわかります。

外してみてようやくベルトに印刷されているNoがわかります。

なんの番号なのかよくわかりませんが、この【692637】の番号は一致していますが、その後ろの【4PK...】の番号は新しい方は【4PK592】ですが、古い方は【4PK611SR】と書かれています。
さて、本当に大丈夫なのか?
ちなみに、オルタネータを固定しているボルトを緩めるためにメガネレンチを動かせる角度は非常に小さく、こんなふうにAアームの後ろ側で緩め(締め)、ボルトが少し動いたら、今度はAアームの外側で緩める(締める)ということを数回繰り返して、ようやくオープンレンチで動かせるところまで緩めることができるようになります。


左右のプラグをはずし、ギアを6速に入れて、最初にオルタネータ側のプーリーにベルトをかけ、そのあと、クランクシャフト側のプーリーにベルトを一部かけ、溝側に押し付けながらタイヤを向こう側に(前進する方向に)回してベルトをはめます。
ギアを6速に入れてタイヤを回すと、けっこう軽い踏力でもタイヤは回転してくれます。
ただし、センタースタンドが外れないようにくれぐれも注意が必要です。
280キロの車体が倒れてきたら、命の危険もあります。
また、ベルトを押し付けながらタイヤをけってプーリーを回す時は、ベルトとプーリーの間に指をはさまないように気を付けないと、最悪の場合、指をつぶす危険もあります。基本的にこの作業は軍手ははめないほうが安全と思います。
オルタネータ側、クランクシャフト側ともはまりました。


オルタネータの位置は最も低い位置にまで落としました。
この写真は1月26日にオルタネータベルト交換の事前調査をした時の写真ですが、固定用ボルトがいちばん上の位置にあるのに対し(写真左側の赤丸)...

新しいベルトを付けた後は、最も下の位置にあるのがわかると思います。

ところで、オルタネータケースに向かって右側にあるオルタネータの位置調整用ボルトですが、どうやって高さを調整するのだろうかと思っていたら、このボルトの裏側を見てなんとなくわかった気がしました。
これがボルトのシャーシをはさんで裏側に見えている部分ですが、歯車状に成形されていて、これを回転させることでオルタネータを上下させるようです。

これを調整するには、袋ナットのようなものがが必要です。
今回は最も下げた状態で大丈夫でしたが、いままでついていたベルトが長かったことを考えると、いずれ調整する必要がありそうです。
それまでに使えそうなものを探してみましょう。

念のためにベルトのテンションを確認しておきます。

以前、シミュレーションした時のテンションとほぼ同じといってよさそうです。
これで懸案の一つだったオルタネータベルトの交換も完了です。


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先日購入したメガレンチのおかげで、ようやくオルタネータベルトの交換ができました。
例によって、まずはRTのカウルを全部はずし、さらにガソリンタンクも外します。

オーディオのコンパートメントはケーブルが生えているのでちょっと始末に困りますが、こんなふうに紐でハンドルにつっておけばケーブルを傷めることもないでしょう。

外したベルトのどアップです。

内側のゴム材は堅くなっていて、まっすぐに伸ばしてみるとこんなふうに無数の亀裂ができています。
新旧ベルトです。

新しい方はヘンな癖がついていて長さの違いがよくわかりませんので、こんなふうにのばしてみると、新しい方(奥)よりも古い方(手前)の方がだいぶ余裕があるのがわかります。

外してみてようやくベルトに印刷されているNoがわかります。

なんの番号なのかよくわかりませんが、この【692637】の番号は一致していますが、その後ろの【4PK...】の番号は新しい方は【4PK592】ですが、古い方は【4PK611SR】と書かれています。
さて、本当に大丈夫なのか?
ちなみに、オルタネータを固定しているボルトを緩めるためにメガネレンチを動かせる角度は非常に小さく、こんなふうにAアームの後ろ側で緩め(締め)、ボルトが少し動いたら、今度はAアームの外側で緩める(締める)ということを数回繰り返して、ようやくオープンレンチで動かせるところまで緩めることができるようになります。


左右のプラグをはずし、ギアを6速に入れて、最初にオルタネータ側のプーリーにベルトをかけ、そのあと、クランクシャフト側のプーリーにベルトを一部かけ、溝側に押し付けながらタイヤを向こう側に(前進する方向に)回してベルトをはめます。
ギアを6速に入れてタイヤを回すと、けっこう軽い踏力でもタイヤは回転してくれます。
ただし、センタースタンドが外れないようにくれぐれも注意が必要です。
280キロの車体が倒れてきたら、命の危険もあります。
また、ベルトを押し付けながらタイヤをけってプーリーを回す時は、ベルトとプーリーの間に指をはさまないように気を付けないと、最悪の場合、指をつぶす危険もあります。基本的にこの作業は軍手ははめないほうが安全と思います。
オルタネータ側、クランクシャフト側ともはまりました。


オルタネータの位置は最も低い位置にまで落としました。
この写真は1月26日にオルタネータベルト交換の事前調査をした時の写真ですが、固定用ボルトがいちばん上の位置にあるのに対し(写真左側の赤丸)...

新しいベルトを付けた後は、最も下の位置にあるのがわかると思います。

ところで、オルタネータケースに向かって右側にあるオルタネータの位置調整用ボルトですが、どうやって高さを調整するのだろうかと思っていたら、このボルトの裏側を見てなんとなくわかった気がしました。
これがボルトのシャーシをはさんで裏側に見えている部分ですが、歯車状に成形されていて、これを回転させることでオルタネータを上下させるようです。

これを調整するには、袋ナットのようなものがが必要です。
今回は最も下げた状態で大丈夫でしたが、いままでついていたベルトが長かったことを考えると、いずれ調整する必要がありそうです。
それまでに使えそうなものを探してみましょう。

念のためにベルトのテンションを確認しておきます。

以前、シミュレーションした時のテンションとほぼ同じといってよさそうです。
これで懸案の一つだったオルタネータベルトの交換も完了です。


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コメントの投稿
No title
こんばんは~
すばらしいの一言っす!
次はクラッチ交換とかもしちゃいますか?^^
すばらしいの一言っす!
次はクラッチ交換とかもしちゃいますか?^^
Re: No title
天さん、おはようございます。
> すばらしいの一言っす!
恐縮です(^^;
いろいろやっていたら日が暮れてしまって、カウル固定するのに往生しました。
やっぱり素人の日曜軒下整備の域を脱しきっていません(^^;
> 次はクラッチ交換とかもしちゃいますか?^^
たぶん、クラッチ交換は10万キロの彼方なので、それまでにじっくりスキルアップしますか(笑)
今のペースだと、あと10年かかりそうなので、時間はたっぷりですね~
Kachi//
> すばらしいの一言っす!
恐縮です(^^;
いろいろやっていたら日が暮れてしまって、カウル固定するのに往生しました。
やっぱり素人の日曜軒下整備の域を脱しきっていません(^^;
> 次はクラッチ交換とかもしちゃいますか?^^
たぶん、クラッチ交換は10万キロの彼方なので、それまでにじっくりスキルアップしますか(笑)
今のペースだと、あと10年かかりそうなので、時間はたっぷりですね~
Kachi//
No title
こんにちは。
重整備、お疲れ様です。m(_ _)m
これで一安心ですね~、古いベルトのひび割れを見ると交換したくなりますよね~。(^_^;)
自作ファンの構想の方も順調みたいですね~、拝見していますと同じ空冷、ファンなしのバイクに乗っているせいか、何故だかこちらまで楽しくなってきます。
無事に完成しますことを祈っています!(^-^)
重整備、お疲れ様です。m(_ _)m
これで一安心ですね~、古いベルトのひび割れを見ると交換したくなりますよね~。(^_^;)
自作ファンの構想の方も順調みたいですね~、拝見していますと同じ空冷、ファンなしのバイクに乗っているせいか、何故だかこちらまで楽しくなってきます。
無事に完成しますことを祈っています!(^-^)
お疲れ様でした(^_^)
こんにちは~(^_^)
ベルト交換、無事に終了したんですね!
お疲れ様でした。
それにしても、かなりの亀裂・・・
これを見ると交換して良かったですね(^_^;
ベルト交換、無事に終了したんですね!
お疲れ様でした。
それにしても、かなりの亀裂・・・
これを見ると交換して良かったですね(^_^;
Re: No title
るーのぼさん、こんばんは。
> 重整備、お疲れ様です。m(_ _)m
> これで一安心ですね~、古いベルトのひび割れを見ると交換したくなりますよね~。(^_^;)
ありがとうございます。
実際にはずしてみると、ひび割れも細かいものからけっこう大きいものまでけっこうやばそうなものもありましたので、60,000kmを目前にしてのタイミングで交換したのはよかったと思いますよ~
> 自作ファンの構想の方も順調みたいですね~、拝見していますと同じ空冷、ファンなしのバイクに乗っているせいか、何故だかこちらまで楽しくなってきます。
> 無事に完成しますことを祈っています!(^-^)
ははは、これはいよいよ実現しないといけませんね!
いろいろ構想は進んでいますので、少しずつですが、記事にしますね。
Kachi//
> 重整備、お疲れ様です。m(_ _)m
> これで一安心ですね~、古いベルトのひび割れを見ると交換したくなりますよね~。(^_^;)
ありがとうございます。
実際にはずしてみると、ひび割れも細かいものからけっこう大きいものまでけっこうやばそうなものもありましたので、60,000kmを目前にしてのタイミングで交換したのはよかったと思いますよ~
> 自作ファンの構想の方も順調みたいですね~、拝見していますと同じ空冷、ファンなしのバイクに乗っているせいか、何故だかこちらまで楽しくなってきます。
> 無事に完成しますことを祈っています!(^-^)
ははは、これはいよいよ実現しないといけませんね!
いろいろ構想は進んでいますので、少しずつですが、記事にしますね。
Kachi//
Re: お疲れ様でした(^_^)
マサフジさん、こんばんは。
> ベルト交換、無事に終了したんですね!
> お疲れ様でした。
ありがとうございます。
メガネレンチを買ってきたはいいものの、あのボルトの作業範囲の狭さはまた、最初は絶望的な気分になりました(^^;
でも、どうにか無事に終わらせることができました。
> それにしても、かなりの亀裂・・・
> これを見ると交換して良かったですね(^_^;
亀裂は大きなものもあったので、この先60,000kmを超えるといつ切れるか心配でしたね~
やっぱりメーカーの交換指定インターバルは守らないといけませんね。
これであと60,000kmは大丈夫でしょう。
次の交換は120,000㎞です!
Kachi//
> ベルト交換、無事に終了したんですね!
> お疲れ様でした。
ありがとうございます。
メガネレンチを買ってきたはいいものの、あのボルトの作業範囲の狭さはまた、最初は絶望的な気分になりました(^^;
でも、どうにか無事に終わらせることができました。
> それにしても、かなりの亀裂・・・
> これを見ると交換して良かったですね(^_^;
亀裂は大きなものもあったので、この先60,000kmを超えるといつ切れるか心配でしたね~
やっぱりメーカーの交換指定インターバルは守らないといけませんね。
これであと60,000kmは大丈夫でしょう。
次の交換は120,000㎞です!
Kachi//
No title
ベルト交換お疲れ様でした!
私もベルトの型番を見て合ってるのか?と思いましたよ(^^;
ところで…バッテリーはKAMIKAZEを使用されているんですね
私はこの前、秋月の大容量タイプに交換しました
私もベルトの型番を見て合ってるのか?と思いましたよ(^^;
ところで…バッテリーはKAMIKAZEを使用されているんですね
私はこの前、秋月の大容量タイプに交換しました
Re: No title
115RSさん、こんばんは。
> ベルト交換お疲れ様でした!
ありがとうございます。
どうやら無事に済みました。
> 私もベルトの型番を見て合ってるのか?と思いましたよ(^^;
ちょっと不安になりますよね。
ただ、Moto-binsに発注するとき、2003年式のRTに適合しない場合は教えてくれ、とメッセージボックスに書いたら、これで大丈夫だ、と返事が来たので、それを信じました。
結果的にはオルタネータを最も下げたところにして汲み上げましたが、初期の伸びを見越して、ある程度走ったらいちど調整のためにおなかをあけたほうがいいかな、と思っています。
> ところで…バッテリーはKAMIKAZEを使用されているんですね
> 私はこの前、秋月の大容量タイプに交換しました
そうなんです、KAMIKAZEです、といっても、バッテリのブランドにはあまり詳しくなく、お世話になっているエルフさんから購入しました。
純正に比べてだいる安価で、確か1万円前後だったような気がします。
秋月の【大容量タイプ】というのは魅力的ですね~
最近、夜間に充電をしていても、0度近辺の朝には時計がリセットされることが多いので、このバッテリーも次のウィンターシーズン前には交換かな、と思っています。
Kachi//
> ベルト交換お疲れ様でした!
ありがとうございます。
どうやら無事に済みました。
> 私もベルトの型番を見て合ってるのか?と思いましたよ(^^;
ちょっと不安になりますよね。
ただ、Moto-binsに発注するとき、2003年式のRTに適合しない場合は教えてくれ、とメッセージボックスに書いたら、これで大丈夫だ、と返事が来たので、それを信じました。
結果的にはオルタネータを最も下げたところにして汲み上げましたが、初期の伸びを見越して、ある程度走ったらいちど調整のためにおなかをあけたほうがいいかな、と思っています。
> ところで…バッテリーはKAMIKAZEを使用されているんですね
> 私はこの前、秋月の大容量タイプに交換しました
そうなんです、KAMIKAZEです、といっても、バッテリのブランドにはあまり詳しくなく、お世話になっているエルフさんから購入しました。
純正に比べてだいる安価で、確か1万円前後だったような気がします。
秋月の【大容量タイプ】というのは魅力的ですね~
最近、夜間に充電をしていても、0度近辺の朝には時計がリセットされることが多いので、このバッテリーも次のウィンターシーズン前には交換かな、と思っています。
Kachi//
No title
ベルト交換はここまで外さないといけないんですね~
こうやって見るとボクサーの低重心が良く分かります
これで当分はオルタネーターベルトは心配ないですね
オイルクラーファンの方も非常に参考になります
こうやって見るとボクサーの低重心が良く分かります
これで当分はオルタネーターベルトは心配ないですね
オイルクラーファンの方も非常に参考になります
Re: No title
TREKさん、こんばんは。
> ベルト交換はここまで外さないといけないんですね~
たぶん、ですが、腕のいい方だったらタンクまでは外さないでできると思います(^^;
何しろお尻を地面につけて、手でベルを通しつけ、足でタイヤを押すので、タンクをはずしたほうが何かと見通しもよいのでした(^^)
> こうやって見るとボクサーの低重心が良く分かります
そうですね~、国産にはこういうのないですね。
初めてこのエンジンを見たときは、ちょっと異様な感じを受けたのを思い出します、なんでこんなんなってんだろ、って。
> これで当分はオルタネーターベルトは心配ないですね
> オイルクラーファンの方も非常に参考になります
オイルクーラーファン、だんだん本気になってきちゃいました。
会社でも休憩時間に情報収集ばかりやってます(^^;
Kachi//
> ベルト交換はここまで外さないといけないんですね~
たぶん、ですが、腕のいい方だったらタンクまでは外さないでできると思います(^^;
何しろお尻を地面につけて、手でベルを通しつけ、足でタイヤを押すので、タンクをはずしたほうが何かと見通しもよいのでした(^^)
> こうやって見るとボクサーの低重心が良く分かります
そうですね~、国産にはこういうのないですね。
初めてこのエンジンを見たときは、ちょっと異様な感じを受けたのを思い出します、なんでこんなんなってんだろ、って。
> これで当分はオルタネーターベルトは心配ないですね
> オイルクラーファンの方も非常に参考になります
オイルクーラーファン、だんだん本気になってきちゃいました。
会社でも休憩時間に情報収集ばかりやってます(^^;
Kachi//