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琵琶湖疏水舟に乗ってきました 〜これはおすすめ!〜

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、自転車で走った疎水沿いの散歩道。
いよいよその疎水を舟で旅する日がやってまいりました。
我々が予約をしているのは、大津は三井寺のすぐ近くにある大津上下船場で08:45に集合の舟。
朝も早くから着替えて食事を済ませ、電車に乗ります。
JRの湖西線 大津京駅で京阪石山坂本線に乗り換えます。
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2つ目の三井寺駅で下車、船着き場まではほんの3〜4分です。
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1つ目の信号のところに橋があって、その橋の反対側に入り口がありました。
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その入口に入る前、渡る橋の上から水門が見えます。
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入口で予約している旨と名前を告げると敷地内に案内してくださいます。
待合室ではいろいろなパンフレットをいただくことができ、予習や復習にも使えそうなものがたくさんあります。
読み物としても面白そうですよ。
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その待合室に貼ってあった疎水船のポスター。
先日見た西郷従道さんの扁額が使われていますね。
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その扁額ですが、この疎水のトンネルの出口にあって、それらを一覧で見ることができます。
ここには載っていませんが、一つだけ内部にあって舟に乗らないと観ることができないものもあります。
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さて、舟には操船される船長がお一人と、ガイドの方がお一人同乗してくださいます。
待合室にはスタッフの方の写真が貼ってあって、その中でチャーリーさんと仰る女性の方が可愛らしくて、こんな人だったらいいなと思っていたら、ビンゴ、そのチャーリーさんがガイドとして同乗してくださる事になりました(^^)
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では観光のスタートです。
まず、施設内を歩きながら船乗り場に向かいます。
この水門は琵琶湖から疎水に流れ込む水の調整用の水門だそうです。
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こちらは琵琶湖から疎水に舟を侵入させるときに動作する水門。
水門は2門あって、琵琶湖から舟を侵入させるときはまずこちらの門が開いてから舟が入り...
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その門が閉じてから奥のこちらの門が開いて水位の差を吸収します。
パナマ運河とかスエズ運河と同じ方法ですね。
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この門ですが、昔はもちろん木製だったのですが、つい先日、新しい門に作り換えられたそうで、しかも従来は手動だったものが動力で開・閉門できるようになったことから、この秋からは京都方面行きの舟の乗船場は琵琶湖の方に設けられ、この門を通って疎水に侵入するように運用が変更されるのだそう。
それは楽しみですね。

こちらは最初に見た水門から流れ込んでいる水です。
これが毎秒8トン、10キロほどの行程を京都に向かって流れていくのです。
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左岸を歩いて舟に向かいます。
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舟は12人乗りの可愛らしいもの。
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乗船は申込順。運営側で指定されます。
この方がいいですね、あそこに座りたいなとか余計なことを考えないで言われたとおりに座れば誰もイヤな気分にならない(^^)
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スタッフの方も船長もみんなフレンドリー。
運行は平成30年(2018年)スタートで、まだ5年くらいだそうですが、スタッフの皆さん、客に楽しんでもらおうという気持ちが感じられてすごくいい感じです。
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舟が動き出しました。
最初の第一トンネルに差し掛かります。
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向こうの方に点のように見えるのはこのトンネルの出口。
このトンネルは2,400メートルあり、一直線です。
従来はこの手の土木工事は西洋の技術を取り入れて行なってきていましたが、この疎水は初めて日本人による設計、そして日本人だけで工事を行なった最初の例だそうです。
このトンネルは上に書いたように2,400メートルありますが、その入口と出口の高さがたった6ミリしか狂っていなかったという、驚異的な土木技術を発揮していたそうです。
工事に携わった坑夫は延べ400万人、重機がない当時だから全て人力だったとはいえ、いまの京都市の人口約150万人の倍以上とは驚きです🫢
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これは唯一、第一トンネルの内壁にある『宝祚無窮』と書かれた扁額があり、『ほうそむきゅう』と読み、その意味は『皇位は永遠である』です。
疎水船に乗らないと観ることができない、なかなかお目にかかれない貴重な扁額です。
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少し進むと、水の音が近づいてきます。
こんな、静かに水が流れる中で何の音だ? と訝っていたのですが、その音がこの水。
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この第一トンネルは2,400メートルあるため工事は難航を極めたそうで、工期を少しでも短縮するために、トンネルの途中に2箇所の竪穴を穿ち、そこからさらに左右に掘り進む工法を取った、その穴が、空気抜きとして今も生きていて、そこから水が流れ込んでいるとのこと。
前日にはかなりの雨が降り、当日の未明まで降り続けていたので、相当な水が流れ込んでいたようです。
ちなみに、この竪穴の工事のときにも17名の殉職者を出しているそうです。
20230609-092749_DSC_6195-強化-NR

第一トンネルの出口が見えてきました。
ここはなんだか秘密基地のロケットの射出口のような感じ(笑)
20230609-093218_DSC_6197-強化-NR

ここから観る外の景色も美しいですね。
20230609-093247_DSC_6199.jpg

四宮船溜まで来ました。
ここでも荷物の上げ下ろしがされていたのでしょう。
この四宮船溜から西ですが、JRの湖西線が新設される際、東海道本線の北隣に湖西線が敷設されることになると、疎水がすぐ山側にあることから危険であるため、旧来あった疎水がバイパスされることになりました。
この写真のトンネルはそのときに新設されたトンネルで、当時の国鉄がトンネルを掘削したため、最初に通った第一トンネルに比べて広く、列車が走れるくらいの幅と高さを持ちます。
トンネルに流れを変えたことにより、旧来の疎水は埋め立てられて現在は遊歩道に転用されています。
その様子は当該箇所をGoogleMapを衛星写真に切り替えてみるとよくわかります。
また、新設されたトンネルの西側の出口で、バイパスされた疎水は旧来の疎水に再び合流し、更に西に進んでいくのです。
そのトンネルから出た新疎水が旧疎水に合流するところを撮ったのが5月31日の記事のこの写真、それを、京都市内側から上流側を見た写真がこちらです。
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その先、だんだん疎水の幅が広くなってくるのですが...
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ちょうど御陵(みささぎ)のあたりまで来ると、200メートルくらいの区間でしょうか、そこまでの疎水よりも3倍くらいの幅になったところで、水の中に白線が引かれているのが見えます。
これは、その白線より谷(南)側のほうがちょうど人間の脚が浸かるくらいの深さ、山(北)側が1.5メートルくらいの深さになっていて、ここで、プールがない時代に子どもたちの水泳の授業が行なわれていたそうです。
流れの幅が広くなることで水が流れる速さがゆっくりになるのでこうしたことができるわけですが、この先の、また幅が狭まるところから流れは速くなるので、うっかりしたら下流に流されそうで怖いですね(^^;
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そこから先も疎水は滔々と流れていく。
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御陵は天智天皇陵がある場所、それを南側に見上げることができます。
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疎水第二トンネルの出口です。
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その出口の上には、ポスターにも使われていた西郷従道さんの扁額が設置されています。
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『隋山到水源』、『山にしたがいて水源に至る』つまり『山に沿っていくと水源にたどり着く』という意味です。
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この舟のルートの最後、蹴上に到着する直前のトンネルでこんな地図がトンネル内壁に投影されました。
これ、舟が走りながら映しているのを撮影しています(笑)
今、第3トンネルの中ですね。
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と、ちょっと長くなったので続きは次で(^^)

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非公開コメント

これは何とも興味深いツアーですね!
連続するトンネルを船で進むなんて、なかなかできる体験じゃないですよね。
この先も楽しみです。

Re: タイトルなし

まーぼーさん、こんばんは。

> これは何とも興味深いツアーですね!
> 連続するトンネルを船で進むなんて、なかなかできる体験じゃないですよね。

いやあ、この舟は良かったですね〜
以前からその存在は知っていて、乗りたい乗りたいとは思っていたのですが、新緑の季節にやっと乗ることができました。
本当は春の桜の季節がいいんですが、やっぱりなかなか予約が取れないんですよね。
まーぼーさんご夫妻も、もし京都にゆっくり来られる時間が取れたら是非乗りましょう、ご案内しますよ〜(^^)

> この先も楽しみです。

現在、後編制作中です(^^)
自分が知っているいまの時代の街が、昔こんなだったんだと知ることができるのは楽しいものですね。
ご期待に添えるといいんですが(^^)

Kachi//

No title

こりゃ~超穴場のツアーですね^_^
この先も楽しみにしております。

Re: No title

yosiさん、こン版は(^^)

> こりゃ~超穴場のツアーですね^_^
> この先も楽しみにしております。

地元ではけっこう有名なのですが、ご覧の通り乗船定員が少ないのでけっこう取るのタイヘンなんですよね(^^)
次回、もうちょっとお待ちいただいたら記事公開です(^^)
ご満足いただけるといいのですが(^^;

Kachi//

No title

おはよございます。
> このトンネルは上に書いたように2,400メートルありますが、その入口と出口の高さがたった6ミリしか狂っていなかったという、驚異的な土木技術を発揮していたそうです。
それはスゴイ!当時は、測量器具も大したもん使ってなかっただろうに🤩🫢

> ちなみに、この竪穴の工事のときにも17名の殉職者を出しているそうです。
昔はね〜〜、黒部ダムにしても...😭

トンネルの向こうに見える緑の光景がワクワク感アゲアゲですね😃

Re: No title

ShiumaQさん、こんばんは(^^)

> おはよございます。
> > このトンネルは上に書いたように2,400メートルありますが、その入口と出口の高さがたった6ミリしか狂っていなかったという、驚異的な土木技術を発揮していたそうです。
> それはスゴイ!当時は、測量器具も大したもん使ってなかっただろうに🤩🫢

そうですよね〜
水準器だってあるかどうかわからないしね。
それも手掘りですからねぇ、当時の人たちの忍耐と努力には頭がさがります。

> > ちなみに、この竪穴の工事のときにも17名の殉職者を出しているそうです。
> 昔はね〜〜、黒部ダムにしても...😭

黒部ダムはタイヘンな数の殉職者出してますよね。
現地に慰霊碑も建っていて、何年か前に行ったときは思わず手を合わせましたよ。

> トンネルの向こうに見える緑の光景がワクワク感アゲアゲですね😃

そうなんですよ〜
何しろ初めての体験でもありますしね。
こんどは秋に来たいもんですね〜

Kachi//
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Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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