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応急処置をしていた右側スロットルケーブルを交換

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

さて、吸気系のお掃除も完了したので、スロットルケーブルの交換にかかりましょうかね。

いつものようにバッテリを取り外し、バッテリケースの底面にある2個のナットを外します。
同様にして、ABSユニット跡地の下にあるナット2個も外すけど、こっちは写真なしです。
20230608_01.jpg

ケーブルディバイダを引き出すにはその手前にあるブローバイホースが邪魔。
ちょうど引き出すところにバックプレッシャバルブがあるので、それを外してやれば引き出すスペースを確保できます。
20230608_02.jpg

引き出す前に、念のために左側スロットルケーブルに紐をつけて、うっかり全部引き抜いてしまったときに元に戻せるようにしておきます。
20230608_03.jpg

反対側はサイドスタンドの引き出しアームのところに結びつけておけば、どんなに引っ張っても向こう側に抜けてしまうことはない。
20230608_04.jpg

まあ、今回は右側のケーブルだけの交換なのでここまでしなくてもいいっちゃいいんですが、まあ備えあれば憂いなしってことで。
20230608_05.jpg



ケーブルディバイダを引き出しました。
右手前の、タイラップで固定フックを再現しているところが前回の作業で発見したフックが切れてしまっていた部分。
どうやらちゃんと仕事をしていてくれた模様。
でも、このケーブルはスロットルボディ端で傷んでいるから、どのみち交換しないといけない。
20230608_06.jpg

C(E?)クリップを外しまして...
20230608_07.jpg

ディスクを浮かせます。
ケーブルディバイダからケーブルを取り外し(手前赤丸)、タイコを外してケーブルを撤去(向こう側赤丸)。
20230608_08.jpg

新旧ケーブルの比較。
赤矢印のところでフックがアウターチューブをケーブルディバイダにしっかり固定する役目を果たしてくれていました。
長さもぴったり。ご苦労さんでした。
20230608_09.jpg

スロットルボディ側です。
ケーブルや固定ナット周辺には、サビっぽいほかは特段の消耗は観られない。
20230608_10.jpg

古い方はインナーチューブが出てきているけど、これは本来隠れているべきものが出てきているのではないみたい。
ちょっと仕様が変わったのかな?
20230608_11.jpg

念のために、普段なかなか手を入れられないケーブルディバイダ側のワイヤとインナーチューブの間のところにシリコンスプレーを噴射しておきます。
ここは、インナーチューブ保護のため、CRC556等は噴かないほうがよろしかろうと。
あれはたぶん、インナーチューブを溶かすんじゃないかと思います。
20230608_12.jpg

アウターチューブをフックでケーブルディバイダに固定、しかる後にタイコをディスクにセットしてケーブルディバイダに戻します、難しい作業じゃない。
20230608_13.jpg

C(E?)クリップでディスクを固定。
20230608_14.jpg

スロットルを回して正常に抵抗なくケーブルが動くかどうかを確認、OKです。
20230608_15.jpg

ケーブルディバイダを所定の位置に戻します。
スロットルグリップに向かうケーブルが出ているすぐ下のところに固定用のクリップがあって、これがちゃんと所定の位置に戻ればセット完了です。
20230608_16.jpg

ケーブルディバイダ復旧後の景色。
あとはスロットルボディの復旧ですね。
20230608_17.jpg

反対側の左も大丈夫だよね?
20230608_18.jpg

右側からスロットルボディを復旧しにかかります。
20230608_19.jpg

ケーブルの締め込み位置は一旦は旧ケーブルと同じくらいのところに。
後で同調しつつ微調整します。
20230608_20.jpg

念のために調整代を前後させて、スロットルのプーリーが動き出す直前のところで固定しておきます。
20230608_21.jpg

左側も同様に。
20230608_22.jpg

30分ほど暖機運転で町中を走ったあと、バキュームゲージを繋いで同調開始です。
振動が多いなと思っていたのですが、案の定、左右でこれだけズレている。
20230608_23.jpg

ただ、いろいろ試したのですが、どうもスロットルケーブルのスロットルボディへの固定については、少しプーリーが動き出すまで余裕がある状態にしておき、そこでアイドリングスクリューを回してアイドリングを調整、その後、3,000rpm付近での調整は私の場合は右側で同調を詰めていく、という方法のほうがやりやすく同調も出しやすいと気が付きました。
そうやって揃えられたアイドリングの同調。
これでアイドリング回転数はざっと1,200rpm弱です。
20230608_24.jpg

スロットルを操作して3,000rpmで再度同調、こちらはスロットルケーブルの固定ナットを緩めてケーブルの調整代を調整して出します。
調整し終わるとアイドリングでも回転を上げても明らかに振動が減るので気持ちがいい。
20230608_25.jpg

同調後のテストランも好調。
これで一連の吸気系の整備は一旦終了ですかね。
実施はスロットルボディの清掃と同じ 142,584km。
20230606_39.jpg

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No title

作業お疲れ様でした。このバイクのスロットルケーブル交換はけっこう面倒くさいですよね。
ボクサーツインの宿命なんでしょう。
記事を読んでいると、僕よりもすんなり交換できたみたいです。僕は調整幅めいっぱいにしても同調が合わず、何度かケーブルの取り回しを点検したり、ごちゃごちゃやった記憶があります。やっぱりスロットルが左右に分かれているのが難しくしている原因だと思いますね。並列2気筒とかだとここまで面倒じゃない。

私事ですけど、1年乗ったトライデント660、買い換えようかなと思っています。
どうもこのバイク、街乗りにはいいけどロングツーリングには向いてないのですよ。今次期候補選定中です。決まったらまた記事にしますね。

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> 作業お疲れ様でした。このバイクのスロットルケーブル交換はけっこう面倒くさいですよね。
> ボクサーツインの宿命なんでしょう。
> 記事を読んでいると、僕よりもすんなり交換できたみたいです。僕は調整幅めいっぱいにしても同調が合わず、何度かケーブルの取り回しを点検したり、ごちゃごちゃやった記憶があります。やっぱりスロットルが左右に分かれているのが難しくしている原因だと思いますね。並列2気筒とかだとここまで面倒じゃない。

そうなんですね、私は自分でバイクの整備をし始めたのってこのRTからなので、パラレルツインとかどんな感じなのかわかっていないんですよ。まあスロットルケーブルが左右に分かれているだけで、パラツインと違って余計な(といっていいかどうかはともかく)手間がかかりそうなのは想像できますよね。
しかも、我らがR1150シリーズはけっこう頻繁にこの辺を調整をしてやらないといけない神経質さもあるような気がするし(^^;

> 私事ですけど、1年乗ったトライデント660、買い換えようかなと思っています。
> どうもこのバイク、街乗りにはいいけどロングツーリングには向いてないのですよ。今次期候補選定中です。決まったらまた記事にしますね。

あれ、もう1年も乗られましてっけ? 早いな〜
しかし、やっぱりトライデント買い替えですか...
やっぱりなんて書くと叱られそうですが、なんとなくGSからの乗り換えだと使い方が激変するからつらいかもなとは思っていたんですよ。
トライアンフってロングでは楽なイメージでしたけど、やっぱり積載性を拝見しているとぷんとさんの使い方だと使い勝手悪いかもしれませんよね。
ただ、やっぱりあまり重くないほうがいいとおっしゃっていたので、次期戦闘機、何になるか興味津々です。
また目が離せなくなりますね(^^)

Kachi//

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Re: BCN全国大会

鍵コメさん、ありがとうございます。
連絡させていただきますね♪

Kachi//
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Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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