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1,000キロぶりのスロットルボディのお掃除

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

春先にスロットルケーブルを交換したときに、右側スロットルワイヤの固定用のフックが切れているのを発見し、交換用のワイヤを調達してからだいぶ時間が経ってしまいました。
6月3日の土曜日にようやくまとまった時間が取れそうだったので、今回はじっくり時間をかけて慎重に交換することにしました。
何しろ、このフックはけっこう簡単に切れてしまうもののようで、私は先日発見したものを含めて、すでに2本切ってしまっています(^^;

10分ほどでサイドカウルとガソリンタンクを取り払い、スロットルケーブルを外しにかかります。
左側のケーブルは交換しませんが、復旧時に元に戻せるように大体の位置を記録しておきましょう。
20230606_01.jpg

ロックナットを緩めてタイコを回してケーブルをプーリーから外します。
20230606_02.jpg

ケーブルはプーリーを前方に回って...
20230606_03.jpg

ここで引っかかっているので、レバーを動かしてタイコを外してやります。
20230606_04.jpg



スロットルポジションセンサのカプラと、何のものかよくわかっていませんが、スロットルボディの途中に落とされているアース線を外し、スロットルボディを車体から完全に外してやります。
こうするほうがお掃除もしやすい。
こちらはエアクリーナ側。
オイルミストキャッチタンクを増設してから、ここのオイリーさはほとんど影を潜めました。
前回の清掃から1,000キロあまりの走行ですが、まあきれいと言っていいかなと思います。
20230606_05.jpg

一方、こちらはエンジン側。
写っている穴ところにはインジェクタがはまっていて、そこからガソリンが噴射されています。
その噴射されたガソリンが洗ったあとがキレイになっていますが、それ以外のところは全体的に黒く煤けていますね。
特にスロットルバタフライのところがきったない。
20230606_06.jpg

この写真の、スロットルボディ内の下側に写っている穴は、表側にニップルがついているエンジン同調用のバキュームの取り出し口ですが、以前のような水っぽさはないけど、やっぱり汚いですよね。
20230606_07.jpg

とにかく内部をクリーナキャブで洗浄して、アイドリングスクリューもお掃除しましょう。
スクリューの位置を記録。
最も締め込んだ位置から一回転させてこの位置です。
20230606_08.jpg

スクリュー外しました。
わずか1,000キロほどでこんなにも汚れるんだ。
20230606_09.jpg

キレイにして復旧。
20230606_10.jpg

スロットルボディの、汚かったエンジン側をキレイにしたら、ペーパーウエスはこんなに真っ黒。
20230606_11.jpg

ボディ内はこれくらいにきれいになりました。
20230606_12.jpg

こっちはエアクリーナ側。
割にキレイだと思っていても、実際に掃除するとやっぱりそれなりに汚れていました。
20230606_13.jpg

つぎ、右側のスロットルボディにかかります。
いつも思うのですが、同調するとこっちのケーブルのほうが引き気味になるんですよね。
20230606_14.jpg

これもこちら、エアクリーナボックス側。
左側とそう変わりはないようですね。
20230606_15.jpg

エンジン側も傾向は左側と同じ。
20230606_16.jpg

以前はこんなに汚れたことはなかったよなぁ。
20230606_17.jpg

アイドリングスクリューも。
閉め切ったところから2周戻してこの位置。
20230606_18.jpg

これ、以前から気がついてはいたのですが、この位置がスロットルボディに挿さっている時の角度なのですが...
20230606_19.jpg

この位置でこの矢印の先にあるこれ。
ちょっと山のようになっていますよね?
20230606_20.jpg

ちょっと崩れているように見えるのは、スクリューを外すときにボディと擦れたためじゃないかと思われますが、これ、アイドリングエアが流れていく、エンジン側の通路の穴の位置と一致します。
20230606_21.jpg

アイドリングエアが流れていく方向を考えると、エアクリーナボックス側から流れてきたカーボンの類がここに堆積するとは考えにくいんですよね。
そうじゃなくて、エンジン側からの吹き返しによる、カーボンを含んだガスがここにぶつかって堆積しているんじゃないかと思われます。
20230606_22.jpg

当然、スクリューが刺さっているこの中も汚いはずなのでクリーナキャブを噴いてエアで飛ばす。
これ、日に当てて肉眼で見るとわかるのですが、写真じゃうまく撮れない。
やっぱり内部は黒く汚れています。
少しでもキレイにしたほうが空気の通りもいいはず、本来のスクリューによる調整幅も設計通りのレンジを確保できるはずだから、キレイにしておきましょう。
20230606_23.jpg

バックプレッシャバルブも分解清掃です。
20230606_24.jpg

流石に1,000キロほどではそれほど汚れていない。
20230606_25.jpg

ここはミストが捕まるところではないということでしょうね。
20230606_26.jpg

ささっと掃除して終わりです。
20230606_27.jpg

バルブであるボールがはまる側も...
20230606_28.jpg

キレイに。
20230606_29.jpg

BPVのボディに書いた空気の通る方向を示す矢印はクリーナキャブで簡単に消えちゃうので、カッタで傷をつけて描き直しておきました。
20230606_30.jpg

そのBPVが刺さるホースが下を向いているところにシミが。
20230606_31.jpg

そのホースから凝結したオイルが少しだけ滴っていました。
ホース自体もオイルの色が沈着して茶色くなってしまっていますね。
20230606_32.jpg

気休めに拭き取っておきましょう。
20230606_33.jpg

増設したオイルミストキャッチタンク、外してみると、前回何キロのときに掃除したか覚えていないけど、たぶん400キロくらいかな、これくらい溜まっていました。
20230606_34.jpg

キレイにしておきます。
冬場はよく冷やされて効率的に凝結していた水蒸気やオイルミストも、今後の夏の高い気温でどれくらい捕まえられるかは非常に心配。
20230606_35.jpg

1,000キロも走るとこの隔壁が水と油に浸かってしまうくらい貯まるので、マメにチェックしないとね。
サイドカバーを外せば簡単にアクセスできるように取り付けてあるので、面倒がらないこと。
20230606_36.jpg

20230606_37.jpg

素材の質が悪いからなのかどうなのか、シリコンのOリングが伸びてしまっています。
まあ、タンクをねじ込むとすんなり収まってくれるのでいいのですが、一応滑りを良くするためにシリコングリスを薄く塗ってからねじ込みました。こうするだけで外すときの楽さが多少違います。
20230606_38.jpg

お掃除は142,584キロで。
つぎは1,000キロ走った143,500キロでタンクをチェックしましょう。
20230606_39.jpg

次回はスロットルケーブル交換です。
続きます。

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