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三井寺から小関越えを越え、疎水に沿って京都に戻る歴史をたどるコース

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

京阪の三井寺駅から歩いても数分で疎水の船着き場にいけます。
その途中の、疎水の揚水口から京都に向かう疎水の水の流れです。
けっこうな流れの速さ、落ちたらちょっと怖いかも。
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下流に向かって橋を右に渡ると『大津上下船場』に着きます。
ご覧のように、大津で乗船したら、山科か蹴上のどちらかで下船できます。
私たち夫婦が予約しているのは大津乗船〜蹴上下船のフルコースです。
これなら迷うことなく乗船場まで来れるなと確認できました。
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さて、ここから折り返して戻りましょう。
と峠越えの道に向かって走ろうとしたら、こんな道標が。
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この疎水ができたころのなにかの遺構を示しているのかと思いきや、どうもそうではなく、神話の記録のようです。
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船に乗るのは、どうも先程の乗船場から疎水におりていき、左側の柵の内側を歩いてあそこの船着き場まで行くようです。
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あと30分後くらいには始発(?)の船が出るのでその準備をしているようです。
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その疎水のトンネルの入口の上から峠越えに向かいます。
向かうのは『小関越え』。
今までに何度か越えたことがある、ちょっときつめの峠道。
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ただ、今回はここに来るまでにそんなに脚を削られているわけではなかったので、珍しく一回も脚をつくこともなく峠に到着。
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下っていくと、西大津バイパスの藤尾奥町ランプの上に到着。
ここ、けっこうな坂を下ったところでこの景色が見えて、思わず足がすくんだ、と言うか、自転車に乗って下っていたので本当に心臓が『ドキッ!』と鳴ったのがわかった(^^;
これ、この低い壁の向こう側は真っ逆さまにバイパスの上り車線に落っこちます(^^;
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へっぴり腰で下を覗いてみましたが、息が止まるくらい怖かった(^^;
ご興味がある方はストリートビューでご覧になったくださいな。
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ここがたぶん、琵琶湖側の疎水の入口のトンネルに潜り込んだあと、初めて地上に出てくるところだと思われます。
もう京都側に県境をまたいでいます。
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ここからさらに西の方に疎水は伸びます。
水は淀むことなく、けっこうなスピードで流れていっています。
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これだけの距離を、水を淀ませることもなく、滔々と流れるような高低差を維持しながら走らせる技術はすごいと思いますねぇ。
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所々に疎水を渡る橋があるので、その上からの景色も楽しみます。
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こんな古い建物もあるのが、古い疎水のいいところですね。
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この琵琶湖第一疎水は1890年の完成。
もう130年前、明治23年のことです。
ここは疎水沿いを、離れたり引っ付いたりして3.3キロ、散歩道です。
ここ、桜のころも良さそうですよ〜
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疎水と反対側の南側だってなかなかの景色ですよ。
眼下には東海道本線と湖西線が並んで走っているのが見下ろせます。
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東山自然緑地の西の端あたりで、トンネルを抜けた疎水が再び顔を出します。
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衛星写真を見てみると、この手前の浅いところは、水に浸からない時期もあるようで、今は水量が多いようですね。
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この湾曲して走る深いところを疎水の舟が進んでいきます。
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あんな暗いところ、ちょっと怖いなぁ(^^;
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これを、明治時代が開けてわずか23年後に造ったんですよ(^^;
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これは洛東用水かな?
あんまりいい加減なことも言えないな、違うかもしれない(^^;
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ここは散歩道なので、自転車はゆっくり走りましょうね。
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歩いている人が最優先ですよ?
傍若無人な走りをしているとそのうち自転車が出禁になってしまうかも。
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6月の上旬にはここを舟で下れるんだな(^^)
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地面は舗装されていない、土の地面なので、本当はロードバイクには良くないんでしょうけどね。
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でもまあ、舗装路でもアスファルトが荒れてガタガタな道なんていくらでもありますからね、それに比べたら衝撃も少ないですよ。
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蛇のようにくねくね曲がりながら流れていく疎水。
妙応寺橋近くです。
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なんだか森林浴をしているようで、身も心も洗われますね。
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疎水の右岸に渡って下っていくと、前方に赤いかっこいい橋が。
正嫡橋という橋らしい。
この辺は疎水をまたぐ道をあちこち寄り道しても良さそうですね。
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疎水第にトンネル出口まで来ました。
これは西郷従道さん、つまり西郷隆盛の実弟の文字を扁額にしたもの。
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『隋山到水源』、つまり、『山にしたがいて水源に至る』という意味だそうです。
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疎水はここから少しだけ西に行くとするにまた第三トンネルに入り、蹴上のインクラインのところで再び地上に顔を出します。
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その第三トンネルの入口。
水は荒ぶるでもなく、静かに、しかしけっこうな速さで流れていく。
近代になって多少手は入っているのでしょうが、やはり大した土木技術だと思います。
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蹴上まで来ました。
ここからはやっぱりねじりまんぽをくぐって南禅寺方面に抜けたい。
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南禅寺。
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そして、今回の旅の終点は今出川白河の疎水。
橋の欄干に書かれているように、これも琵琶湖疎水。
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これ不思議なのですが、京都は北から南に向かって緩やかに下っているはずなのですが、何故かインクラインで市内に入った疎水は東山の麓を北上し、銀閣寺近辺で西に方向転換し、更に北上していき、北大路の少し東で鴨川に流れ込んでいます。
こうしたこともいろいろ調べてみると面白いだろうなと思います。

ということで、サビ落としとしてはちょっとしょぼい距離でしたが、まあ新しい素敵なコース味見つけられたし、琵琶湖疏水の舟の乗船下見もできたし、短い距離の割に実りの多いライドだったな〜と思います。


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No title

続編ありがとうです!

琵琶湖にはこんな疏水なんてのがあるんですね〜
これは素敵な風景が続きますねぇ。
季節によっちゃぁ、桜や落ち葉が水面を流れて風情ありそう。
 
> これを、明治時代が開けてわずか23年後に造ったんですよ(^^;
鉄道といい、この用水路?といい、江戸末期の日本の土木技術は相当なものだったと思います。

ここを舟下りなんて、風情ありすぎ〜〜❤️❤️
落ちないでね〜〜😆

Re: No title

ShimaQさん、こんばんは(^^)

> 続編ありがとうです!

こちらこそ、コメント連投ありがとうございます(^^)

> 琵琶湖にはこんな疏水なんてのがあるんですね〜
> これは素敵な風景が続きますねぇ。
> 季節によっちゃぁ、桜や落ち葉が水面を流れて風情ありそう。

そうなんですよ〜
琵琶湖と京都は切っても切れない関係なんですよね〜
この疎水の他、もう少し南の瀬田からは宇治の方に向かって琵琶湖の水が引かれていて、これが発電に使われていたりするんです、今でも現役らしいですよ(^^)
おっしゃるように、春は桜が綺麗です。
いま書きながら思い出したのですが、新入社員のころ、4月の桜の時分は15:00くらいになったらデスクワークはほっぽりだしてこの疎水のほとりに花見の場所取りに行かされるのが私たちの仕事でした(笑)
 
> > これを、明治時代が開けてわずか23年後に造ったんですよ(^^;
> 鉄道といい、この用水路?といい、江戸末期の日本の土木技術は相当なものだったと思います。

本当にそうですよね。
江戸時代には玉川上水も作られたんですよね。
調べたら1653年にできたそうで、琵琶湖疏水からさらに遡ること240年前ですよ、ホントに驚きますよね〜

> ここを舟下りなんて、風情ありすぎ〜〜❤️❤️
> 落ちないでね〜〜😆

春の乗船代はお高いので今ごろなんですが、蒸し暑くなり始めた頃なのでちょうど涼めていいんではないかと(笑)
私は高いところでなければ大丈夫なので...



たぶん(笑)

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Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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