滋賀県に越境して石山から天ヶ瀬ダムに抜けよう
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日の芹生峠時計回りツーリングのとき80歳のスーパーローディーのUSAさんとお話していたとき、面白そうなルートを教えていただきました。
瀬田の唐橋から南に下り、石山寺を過ぎてから瀬田川沿いを西に走り、天ケ瀬ダムを経て宇治に抜けるというコース。
ざっと70キロほどですが、USAさんのお話ではそんなに高低差はないとのこと。
まあそうは言っても、パンク大魔王に魅入られていたことのある私としては、装備は簡略化できない。いつもどおりの出で立ちです。
(まだハンドルはこのバイクのストック状態のアルミです。)

本日のスタート地点、出町柳駅近くの『鯖街道口』の碑があるところです。

川端通りから岡崎界隈に入り、インクラインがある仁王門通から三条通に入っていきます。
ここから山科の町までまずは一山(と言っても大した坂じゃない)越えます。

山科の街のはずれ、名神高速の京都東ICの横を左にそれて、R1をさらに東へ。

本日2つ目の坂、逢坂山です。
今回のツーリングでは、この逢坂山の坂が実質的にいちばんきつい坂でした。

R1を進んでいくと、やがて大津を過ぎ、琵琶湖の南湖の最南端から流れ出る瀬田川に到達、そこでR422に乗り換えて南下すると『瀬田唐橋』に到着です。
琵琶湖一周を南湖も含めてやるときは、この瀬田唐橋が琵琶湖の最南端とすることが多いようです。拙宅が親子で琵琶湖一周をしたときもこの橋を東に渡って一周しました。
今回は渡らずそのまま南下していきます。

瀬田川沿線はいいですね、鴨川もいいけどこっちものどかでいい。
ただ、やっぱり道路の交通量が多いのが玉に瑕かな。


瀬田川洗堰です。
琵琶湖の水の出口である瀬田川の流量をコントロールする施設です。
明治38年完成だそうな、長い歴史を持っています。
ここに限らず、山科に入る前の仁王門通沿いにあったインクラインも、明治時代にできた産業遺産ですね。

大石の街に入ってからR422をそれてK3へ。
道は川面から少しずつ上って離れていく坂道。
さっき、平地でぶち抜かれたローディーさん、お、上り坂だとボクのほうが速いじゃん?
なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
ナニもそこまでせんでも、付き合い悪いなぁ(^^;

大人気なくリキが入ったあと、ちょっと景色がいいところで休憩。
写真を撮っていると、道の反対側の農家と思しきお家のおばちゃんが
『お兄さん、どっから来たん? 京都? おお、ご苦労さんやねぇ。ちょっと休んでいかんね』
ああ、田舎のおばちゃんはやっぱり親切だなぁ。
でも、今日はできるだけ早く帰りたいので、ご親切にお礼をいいつつ、スタートです。

この瀬田川は下流に天ヶ瀬ダムというダムがあります。
ここらへんと、この瀬田川が流れ落ちていく先の、平等院で有名な宇治との高低差はざっと60メートルほど。なので、天ケ瀬ダムが水をためて水量が増えるとこのあたりでも水没するようです。
いまは渇水期のようで、増水時には水没する遺構が顔をのぞかせているのが見えます。

これはかつて道があったところにかかっていた橋ですね。増水するとあの木も水没するんだろうけど、ちゃんと残っているんですねぇ。

昔はこれくらいの川の、この道のところにも人の生活があったのでしょうね。下りていってみたいけど、下りる道が見つからない。

途中で川を左岸に渡ってさらに進みます。
多少の上りもあるけど、下流に向かっているため、基本的に下り基調なのでラクといえばラク。

ほら、ここも増水時は水没するみたいですよ。

あっちの方なんか、昔は家が立っていたんじゃないかなと思えるような地形です。
天ヶ瀬ダムの完成は1964年なので、ダムができる前に見ておけばよかったな、というのは非現実的な話。

これがまたちょっとやばそうな大峰橋。
果たしてちゃんとメンテナンスされているのか? まあされているでしょうね。

その橋の右岸側にも昔の遺構らしきものが。
これは水没した電信柱でしょう。
もちろん、電線はすでに撤去されたか朽ち落ちてしまったかしているようですが、その電線が中継されていた碍子はまだしっかり残っています。
電信柱は木製で、上の方が崩れ始めていますが、ダムができてから半世紀以上、ここに立ち続けているのでしょうね。まだまだ残り続けてほしい気がします。

同じ橋の左岸側にも橋の跡と思われる遺構。
すでに道は消失していますが、昔はここはどんな風景だったのでしょうねぇ。

そんな天ヶ瀬ダムでせき止められた瀬田川をゆく舟。
あれはメンテナンスをする人か、釣り人か?

このK3は別名『宇治川ライン』。
そこをお友達どうしで走られていると思われる初老の男性お二人。
私なんてほとんど半裸のようなサマージャージで手脚は露出しているのに、後ろのお父さんは長袖長ズボン! しかも放熱のためにあけておきたい背中にはバックパックですよ(^^;
私だったらとっくに熱中症になっていると思います(^^;

程なく、天ヶ瀬ダムに到着。
ここは怪談もあって、私の世代ではちょっと怖い印象があるところですが、ここを過ぎて下界まで下りると、世界的にも有名な平等院がある宇治市です。
続きます(^^)


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
先日の芹生峠時計回りツーリングのとき80歳のスーパーローディーのUSAさんとお話していたとき、面白そうなルートを教えていただきました。
瀬田の唐橋から南に下り、石山寺を過ぎてから瀬田川沿いを西に走り、天ケ瀬ダムを経て宇治に抜けるというコース。
ざっと70キロほどですが、USAさんのお話ではそんなに高低差はないとのこと。
まあそうは言っても、パンク大魔王に魅入られていたことのある私としては、装備は簡略化できない。いつもどおりの出で立ちです。
(まだハンドルはこのバイクのストック状態のアルミです。)

本日のスタート地点、出町柳駅近くの『鯖街道口』の碑があるところです。

川端通りから岡崎界隈に入り、インクラインがある仁王門通から三条通に入っていきます。
ここから山科の町までまずは一山(と言っても大した坂じゃない)越えます。

山科の街のはずれ、名神高速の京都東ICの横を左にそれて、R1をさらに東へ。

本日2つ目の坂、逢坂山です。
今回のツーリングでは、この逢坂山の坂が実質的にいちばんきつい坂でした。

R1を進んでいくと、やがて大津を過ぎ、琵琶湖の南湖の最南端から流れ出る瀬田川に到達、そこでR422に乗り換えて南下すると『瀬田唐橋』に到着です。
琵琶湖一周を南湖も含めてやるときは、この瀬田唐橋が琵琶湖の最南端とすることが多いようです。拙宅が親子で琵琶湖一周をしたときもこの橋を東に渡って一周しました。
今回は渡らずそのまま南下していきます。

瀬田川沿線はいいですね、鴨川もいいけどこっちものどかでいい。
ただ、やっぱり道路の交通量が多いのが玉に瑕かな。


瀬田川洗堰です。
琵琶湖の水の出口である瀬田川の流量をコントロールする施設です。
明治38年完成だそうな、長い歴史を持っています。
ここに限らず、山科に入る前の仁王門通沿いにあったインクラインも、明治時代にできた産業遺産ですね。

大石の街に入ってからR422をそれてK3へ。
道は川面から少しずつ上って離れていく坂道。
さっき、平地でぶち抜かれたローディーさん、お、上り坂だとボクのほうが速いじゃん?
なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
ナニもそこまでせんでも、付き合い悪いなぁ(^^;

大人気なくリキが入ったあと、ちょっと景色がいいところで休憩。
写真を撮っていると、道の反対側の農家と思しきお家のおばちゃんが
『お兄さん、どっから来たん? 京都? おお、ご苦労さんやねぇ。ちょっと休んでいかんね』
ああ、田舎のおばちゃんはやっぱり親切だなぁ。
でも、今日はできるだけ早く帰りたいので、ご親切にお礼をいいつつ、スタートです。

この瀬田川は下流に天ヶ瀬ダムというダムがあります。
ここらへんと、この瀬田川が流れ落ちていく先の、平等院で有名な宇治との高低差はざっと60メートルほど。なので、天ケ瀬ダムが水をためて水量が増えるとこのあたりでも水没するようです。
いまは渇水期のようで、増水時には水没する遺構が顔をのぞかせているのが見えます。

これはかつて道があったところにかかっていた橋ですね。増水するとあの木も水没するんだろうけど、ちゃんと残っているんですねぇ。

昔はこれくらいの川の、この道のところにも人の生活があったのでしょうね。下りていってみたいけど、下りる道が見つからない。

途中で川を左岸に渡ってさらに進みます。
多少の上りもあるけど、下流に向かっているため、基本的に下り基調なのでラクといえばラク。

ほら、ここも増水時は水没するみたいですよ。

あっちの方なんか、昔は家が立っていたんじゃないかなと思えるような地形です。
天ヶ瀬ダムの完成は1964年なので、ダムができる前に見ておけばよかったな、というのは非現実的な話。

これがまたちょっとやばそうな大峰橋。
果たしてちゃんとメンテナンスされているのか? まあされているでしょうね。

その橋の右岸側にも昔の遺構らしきものが。
これは水没した電信柱でしょう。
もちろん、電線はすでに撤去されたか朽ち落ちてしまったかしているようですが、その電線が中継されていた碍子はまだしっかり残っています。
電信柱は木製で、上の方が崩れ始めていますが、ダムができてから半世紀以上、ここに立ち続けているのでしょうね。まだまだ残り続けてほしい気がします。

同じ橋の左岸側にも橋の跡と思われる遺構。
すでに道は消失していますが、昔はここはどんな風景だったのでしょうねぇ。

そんな天ヶ瀬ダムでせき止められた瀬田川をゆく舟。
あれはメンテナンスをする人か、釣り人か?

このK3は別名『宇治川ライン』。
そこをお友達どうしで走られていると思われる初老の男性お二人。
私なんてほとんど半裸のようなサマージャージで手脚は露出しているのに、後ろのお父さんは長袖長ズボン! しかも放熱のためにあけておきたい背中にはバックパックですよ(^^;
私だったらとっくに熱中症になっていると思います(^^;

程なく、天ヶ瀬ダムに到着。
ここは怪談もあって、私の世代ではちょっと怖い印象があるところですが、ここを過ぎて下界まで下りると、世界的にも有名な平等院がある宇治市です。
続きます(^^)


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

スポンサーサイト
コメントの投稿
No title
おはようでごじゃります。
瀬田唐橋、情緒ありますねぇ。
今回、橋が多く写ってて楽しめました。
その下のバイクの写真、いいですねぇ。
私、こういうカッコいい写真撮れないんですよ(;ω;)
ダムフェチの私は、こういうダム建設のために消失した村に想いを馳せる、なんてこともよくします。
今日も、楽しめました。
続きが楽しみです。
今日のイチ吹き↓
> なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
瀬田唐橋、情緒ありますねぇ。
今回、橋が多く写ってて楽しめました。
その下のバイクの写真、いいですねぇ。
私、こういうカッコいい写真撮れないんですよ(;ω;)
ダムフェチの私は、こういうダム建設のために消失した村に想いを馳せる、なんてこともよくします。
今日も、楽しめました。
続きが楽しみです。
今日のイチ吹き↓
> なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
Re: No title
ShimaQさん、毎度の連投ありがとうございます(^^)v
> おはようでごじゃります。
>
> 瀬田唐橋、情緒ありますねぇ。
> 今回、橋が多く写ってて楽しめました。
> その下のバイクの写真、いいですねぇ。
> 私、こういうカッコいい写真撮れないんですよ(;ω;)
なにをおっしゃいますか〜
いつも拝見している宮ケ瀬の写真、いつかいかないと、と思っています。
しかし、たしかに今回のエントリは遺構も含めて橋が多いですね、言われて初めて気が付きました(^^;
> ダムフェチの私は、こういうダム建設のために消失した村に想いを馳せる、なんてこともよくします。
あ〜、めっちゃわかります。
私の住む京都では、私も何回も行ったことがある日吉ダムというのが1997年に完成した比較的新しいダムなんですが、1990年まで京都で仕事をしていて(そのあと東京転勤しました)、日吉ダムの計画なんて知りもせず、沈む前の村を見ておかなかったことをすごく惜しく思いましたよ。
そういう村の人達の犠牲があって、川の治水が成り立っているんですよね。
> 今日も、楽しめました。
> 続きが楽しみです。
そうおっしゃっていただけるとアップしている甲斐があります(^^)v
次回はどれくらいShimaQさんの心の琴線に触れられるかわかりませんが、お楽しみに(^^;
> 今日のイチ吹き↓
> > なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
なんだか、私がヘンなオーラ出していたのかも?
はりあう気なんかないんですけどねぇ(笑)
Kachi//
> おはようでごじゃります。
>
> 瀬田唐橋、情緒ありますねぇ。
> 今回、橋が多く写ってて楽しめました。
> その下のバイクの写真、いいですねぇ。
> 私、こういうカッコいい写真撮れないんですよ(;ω;)
なにをおっしゃいますか〜
いつも拝見している宮ケ瀬の写真、いつかいかないと、と思っています。
しかし、たしかに今回のエントリは遺構も含めて橋が多いですね、言われて初めて気が付きました(^^;
> ダムフェチの私は、こういうダム建設のために消失した村に想いを馳せる、なんてこともよくします。
あ〜、めっちゃわかります。
私の住む京都では、私も何回も行ったことがある日吉ダムというのが1997年に完成した比較的新しいダムなんですが、1990年まで京都で仕事をしていて(そのあと東京転勤しました)、日吉ダムの計画なんて知りもせず、沈む前の村を見ておかなかったことをすごく惜しく思いましたよ。
そういう村の人達の犠牲があって、川の治水が成り立っているんですよね。
> 今日も、楽しめました。
> 続きが楽しみです。
そうおっしゃっていただけるとアップしている甲斐があります(^^)v
次回はどれくらいShimaQさんの心の琴線に触れられるかわかりませんが、お楽しみに(^^;
> 今日のイチ吹き↓
> > なんて思って近づいていったら、気配を察したか、猛然とダッシュして消えていっちゃいました。
なんだか、私がヘンなオーラ出していたのかも?
はりあう気なんかないんですけどねぇ(笑)
Kachi//