fc2ブログ

自分のポンコツぶりを思い知ったクラッチ交換作業

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

Stay homeの今年のゴールデン・ウィーク。
県境を越えて移動してはいけないし、市内であってもむやみに出ちゃいかんという要請があって、京都の大きな繁華街である四条河原町界隈でも人出はめっきり減っていると報道されていました。
そもそもでかけてもあいているお店が激減しているそうな。

まあ、こういうときでなきゃやる気も起こらないことをやろうということで、前々日くらいから準備していたRTのメンテナンスをスタート。

今回ははずすボルトやネジのたぐいが膨大になることが予想され、復旧のときに絶対パニックになるに決まっているので、ボルトの集まりをはずす部位の塊で管理するようにしました。
更に分けたほうがいいケースにも備えてブランクのものもいくつか用意。
20200508_01

スタートは07:33。
20200508_02

パーツ、ツール類を並べておきます。
使って一時的に使用を中断するツールは必ずトレーに戻すようにします。
そうしないと、次に使うときに『アレ、どこ行ったっけ?』ってロスと混乱につながって危険なんですよね。
20200508_03

カウルを外したあとすぐに、固着していることが予想されるマフラー連結部の固定ナットにCRC556を噴いておきます。
20200508_04



ボルトをはずす前に、はずす部分にマスキングテープに番号を書いて貼り付けておきます。
20200508_05

はずしたボルトにもマスキングテープに番号を書いて貼り付けておきます。
これで復旧時の迷いをなくそうという算段。
20200508_06

さあ、どんどんはずしていきましょう。
エアクリーナからスロットルボディにつながるダクトをはずし...
20200508_07

エアクリーナを撤去するときにはずさなきゃならないブローバイホースも、幸い途中にバックプレッシャーバルブをつけていたので、これをはずすことでカシメを解く手間を省く。
20200508_08

ショックもはずさないといけないのでじゃまになるシートの高さ調節機構を撤去。
20200508_09

ステッププレートをはずし、ブレーキのマスターシリンダをはずし、ブレーキスイッチもはずしますが、このブレーキスイッチの取付角度がけっこう神経質でして、角度が適切でないと点きっぱなしになったり、踏んでもブレーキランプが点かないなんてことになるので、位置を記録するためにボルトが刺さっていない方の穴のところにマジックで位置を書いておきます。
20200508_10

スイッチをはずし、マスターシリンダも宙に浮いた状態。
20200508_11

無用の長物、ABSセンサーを抜き取り、キャリパーもはずして宙吊りに。
センサーは外さなくても線をカットしてつけっぱにしてもいいようなものなんですけどね(^^)
20200508_12

ブレーキラインの途中のガイドもナットをはずしてリアを分離するのに備えます。
20200508_13

この写真の中央付近にあるO2センサーのカプラもはずします。
20200508_14

はずしました。
20200508_15

ルーティングを記録しておきましょう。
20200508_16

このあとマフラーを外しにかかりますが、取り付けの前後の概ねの位置を記録。
この取り付け位置が元通りになっていないと、センタースタンドをはらったときにマフラーと接触して『かちん!』とけっこうな金属音が出るのです。
20200508_17

エアクリーナボックスをフレームと固定している小さなボルトもはずす。
20200508_18

ショックのアッパーマウントのボルトを抜き...
20200508_19

下側も抜きます。
ショックを抜くにはタイヤが邪魔なので、一旦タイヤをはずし、ショックを抜いたあとに再度取り付けるという一手間をかけましたが、こうやったほうが無理に引き抜くよりも安全でしょう。
20200508_20

さて、ここでちょっと時間がかかったのがシフトポジションスイッチの処理。
シフトポジションスイッチはクラッチレリーズのすぐ横についているのですが、それが横の穴(この写真でいうと右下の明るい穴)を通って車体の前半分の方に向かっています。
つまり、トランスミッションを分離するのであれば、これをどうにかしてはずしておかないと分離しようと思ってもできない。
20200508_21

行方をたどっていくと、トランスミッションとエンジンの合わせ目のところ辺りから上に向かっていき...
20200508_22

バッテリブラケットを上に持ち上げたケーブルをシェイクしてみると、どうやらこれがそれらしい。
20200508_23

タイラップを解いてみるとこれ。
20200508_24

いまいち確証が持てないのでMoto-binsのサイトで確認してみると、コネクタの形状から見てどうやら間違いなさそう。
20200508_25

さて、これで準備はほぼ完了。
シートレールの先端にあるボルトを抜き、その上のナットを緩めてシートレールを持ち上げます。
20200508_26

ところがどんなにしてもシートレールのショックアッパーマウントとエアクリーナボックスの干渉が回避できず、一向に上げられません。
干渉を避けるためにMotronicをはずし、そのMotronicが固定されていたもともとABSユニットが載っていたブラケットの固定ビスもはずしましたが、これには左右のスロットルボディに伸びるスロットルケーブルのディストリビューションブロックがついているため、多少は浮かせられるものの、撤去することはできず、どうにもならない。
20200508_27

エアクリーナボックスがわずか1センチでも前方に動いてくれればどうにか干渉を避けられそうなのですが、エアクリーナボックスがボルトで固定されていたこの丸で囲んだ部分と、エアクリーナボックスの蓋を固定するボルトの袋の部分とシートレールの左右を渡るフレーム(矢印で示した部分)が干渉してどんなにしても乗り越えられない。
無理をするとボックスを割ってしまいそうだし、どうにかならないかとエアクリーナボックスのボルト受け側袋を支障がない範囲でカッターで削ったりして、かれこれ3時間くらい格闘。
その間、いつもお世話になっているエルフモトラッドさんや拙ブログによくコメントをいただいていて、クラッチ交換の先輩でもいらっしゃるきそやんさんに相談してみたりしたのですが、おふたりとも多少難儀はするけれど、通らないことはないはずだけど... とのこと。
※きそやんさん、ご連絡入れてから速攻で返信くださり、ありがとうございました m(_ _)m
20200508_28

ちょっと頭を冷やそう、ついでにスタータモータ-取り付け穴からクラッチの厚みを測っておこうと思って、測ってみると...
20200508_29

5.57ミリもある!?
20200508_30

なんだこりゃ?
おっかしいなぁ、最初に測ったときは5.43ミリ、2回目は5.42ミリ、で今回は5.57ミリ!?
増えるなんてありえんやん。
なにか勘違いしている?
と思って何回測り直しても5.57ミリなのです。
使用限界は4.8ミリと言われており(CLYMERだと4.5ミリの記載あり = P224 TABLE1 CLUTCH SPECIFICATIONSのThickness service limit)、もしこの測定結果とCLYMERの記載が正しければ、まだ1ミリ近くの余裕があるということ。
何回測り直してもこの結果は変わらず、これが正しい残厚みだと納得したところで、2〜3日くらいかけてでもクラッチ交換を完了させようと思っていた気持ちが音を立てて崩れていくのを感じました。



も〜え〜わ...
この日はゴールデン・ウィークに入ってから初の夏日で、予想最高気温は28度、この暑さも堪えました。

ときに15:30。
もう今日はやめて、クラッチ交換は諦めて残りのGWで他のメンテやろう。
スロットルケーブル周辺をやりたいから、後ろ半分のショックやステッププレートなんかはもとに戻そうと復旧し始めましたが、ここでも思わぬ伏兵。
ステッププレートとシートレールを共どめするいちばん大きな左右のボルトが通らない。
シートレールの穴とトランスミッションにあけられているボルトの穴がどんなにしても合わないのです。
以前、クラッチレリーズを交換したときにシャコタンにした苦い経験があるから、絶対に同じ轍は踏みたくない。
エンジン前端にジャッキを噛ませてリアタイヤを地面に押し付けてみてもダメ、とうとうリビングで映画を見てくつろいでいる奥さんにヘルプを要請し、シートフレームを持ち上げたりナニしたりと、もう記憶が追いつかないくらいああでもないこうでもないと試行錯誤して、どうにか左右の太いボルトを通すという、前代未聞の醜態も晒してしまった(^^;
とりあえずクラッチ交換関係のボルトやパーツを復旧し終わったのは日もとっぷり暮れた19:30すぎ。
12時間、ほぼぶっ通しで作業をしてな〜んにも収穫がなかったのは、過去に撤退やなんかの経験はあるけど、こんな情けない結果は初めてであります。
翌日は他のメンテナンスをしようなんて思っていましたが、もう腰はもちろん、全身ギシギシに痛くなったうえに、体重は前日から1.5キロも落ちて意気消沈。
自分のポンコツぶりを呪いつつ、布団の中で深〜い眠りに落ちていきましたとさ(^^;

にほんブログ村 バイクブログ BMW(バイク)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ
にほんブログ村

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

尊敬します。

大変ご無沙汰しております。

RTを降りて、もう5年が過ぎようとしております。
思い出したように、久しぶりにのぞいてみると
とてもお幸せそうで何よりです。

自分もRTに乗っていた頃の事をたまに思い出すのですが
あんな独特なフィーリングで心地よいバイクって
もう現れないのではと思ったりします。

正直、もう一度フラットツイン(R1150 ~ R1200付近)の車両に
戻りたいなぁ・・・と物思いにふける事があります。

これからも大事に乗られて下さい。

なんとも

お疲れ様です!(笑)

実は私もクラッチ交換とクランクエンドのオイルシールのオイル漏れ修理を画策しているのですが、なかなか踏ん切りが付きません。車をどかしてガレージを開けると取りあえずある程度まで組み上げないと放置できないのが一番のネックでして。
多分バラシに一日、組上げにのんびり二日と考えているのです。
コロナ禍で部品の出荷も止まってしまい、連休の作業はキャンセルになりましたが、秋までいじる気がなくなりました。

Kachiさん 長く乗ってりゃいろんなことあるよ。
バーロー!と落ち込んでも後から思えば楽しいって。
再チャレンジ期待しています。

No title

こんにちわ。

大変な作業でしたね、お疲れ様でした。

外したボルトをわかりやすく箱に分類する?
良い方法ですね~
バイクをばらして再度組み付けたときに行方不明になったり、ぽつんとひとりぼっちになるボルトが良くあります(笑)

大仕事ですね。

二年ほど前にクラッチ交換をディーラーに依頼しましたが、こんな大仕事ならやっぱり金でカタを付けて正解でした。
私のRSは13.5万kmを超えましたので、今年の夏の車検ではタンク下の燃料系、電装系を交換してもらおうと安い社外パーツを鋭意収集中です。もちろんディーラーに依頼です。
工賃はその分自分が働けばいいかと合理的に考えてます。趣味でやる人は別ですよ。
では健闘を祈ってます。

久々のコメントに緊張してます~(笑)
放置ブログにコメントなさるとは相当切迫した事態であろうと慌てて返信した次第でありました。
お力になれなくて申し訳ありません。
写真を拝見したのですが、もうちょいムギュっとやればフレームが上がりそうなんですがねぇ。

リベンジの際はお知らせ下さい。馳せ参じますので!!

No title

昨年12月にパニアケースの件でコメントさせて頂きましたJAYと申します。

シングルスパークの1150RS/125000Km ですが、先人達の貴重な情報をもとに、自分もチャレンジすることができましたのでコメントさせて下さい。
クラッチハウジングからのオイル漏れ(ミッション側からのオイル漏れ修理)を補修するためにオイルシール類を交換、ついでに中古のクラッチ板を入れました。
たしか、サブフレームを持ち上げたときは、以下のような順番だったかと思います。

>干渉しそうなハーネスなどを外しておく
>インジェクター類を外し、吸気マニホールド(樹脂)をエアクリに押し込む
>エアクリーナーボックスをフリーにするために前ネジ(2コ)と後ネジ(1コ)を外す
>テレレバーの付け根あたりの、サブフレームが固定されたネジ(4本)のうち、下の2本を抜く
>サブフレームが固定されたネジ(4本)のうち、上の2本(シャフトでつながっている?)をゆるめる
>ゆっくり持ち上げる

で良かったかと思います。
エアクリーナーボックスをかわすために、ボックスをフリーにしておくのが必要かと思います。
※もし、エアクリーナーボックスをフリーにされてあったらすみません。コメントは無視して下さい

お疲れでした。

こんにちは^_^

まだまだ先は遠いぞなどと思いながら、
記事を読んでおりましたけど・・
なななんと! そんな落ちがぁ~(^^;)
そりゃぁ~交換の必要がなくなればやる気も失せた事でしょうね。

でも、ここまで来たんだから、
交換してしまおうとは思いませんでしたか?(笑)

新品ディスクの厚みってどれくらいですか?^_^

Re: 尊敬します。

翔@九州さん、こちらこそご無沙汰しています。

> 大変ご無沙汰しております。
>
> RTを降りて、もう5年が過ぎようとしております。
> 思い出したように、久しぶりにのぞいてみると
> とてもお幸せそうで何よりです。

え〜、もう5年経ちますっけ?
早いですね〜
しかしお忘れにならずにご覧いただきありがとうございます。

たしかに今でもRTに乗れて幸せなんですが、3年ほど前に存亡の危機もあったんですよ。
それを乗り越えていよいよ離れがたくなったという感じですねぇ(^^)

> 自分もRTに乗っていた頃の事をたまに思い出すのですが
> あんな独特なフィーリングで心地よいバイクって
> もう現れないのではと思ったりします。

たしかに私も今まで乗ったバイクの中でこれだけ長い間秋もせずに乗れるというのは初めて、今後出会えないような気がしますね。
試乗した最新の空水冷のRはまったく別物で、今の私にはちょっと疲れそうなので、ちょうどいいパワーとトルク感なんですよね。

> 正直、もう一度フラットツイン(R1150 ~ R1200付近)の車両に
> 戻りたいなぁ・・・と物思いにふける事があります。
>
> これからも大事に乗られて下さい。

ありがとうございます。
空冷の1200あたりだとそろそろお値段もいい感じなんじゃないでしょうか、ぜひ我らがRの世界にお戻りくださいよ〜

Kachi//

Re: なんとも

ガンバさん、こんばんは。

> お疲れ様です!(笑)

いやあ、本当に疲れましたね〜
12時間の徒労なんて金輪際ごめんですね(笑)

> 実は私もクラッチ交換とクランクエンドのオイルシールのオイル漏れ修理を画策しているのですが、なかなか踏ん切りが付きません。車をどかしてガレージを開けると取りあえずある程度まで組み上げないと放置できないのが一番のネックでして。
> 多分バラシに一日、組上げにのんびり二日と考えているのです。
> コロナ禍で部品の出荷も止まってしまい、連休の作業はキャンセルになりましたが、秋までいじる気がなくなりました。

ガンバさんのエルドラドも縦置きシャフトドライブだからレイアウトはRTと同じでクラッチ交換は大仕事ですよね、きっと。
私も当初は3日くらいは踏んでいたんですよ。
だったらもっと気を長くしてやり通せばよかったんですが、よせばいいのにクラッチの厚みを測ったのが運の尽きでした(笑)
私も先日Moto-binsからパニアのロックユニットを輸入したときはCOVIDのせいで通常よりも長くかかりましたが、どうにか到着したのはラッキーだったんですね。

> Kachiさん 長く乗ってりゃいろんなことあるよ。
> バーロー!と落ち込んでも後から思えば楽しいって。
> 再チャレンジ期待しています。

ありがとうございます。
ガンバさんにそうおっしゃっていただけてなんだかホッとしました。
正直言いますと、あのあとのGWの残りは結局バイクはいじらずじまいでした。
自分では納得しているつもりでもやっぱり心の底でこたえていたんですねぇ。
ネックはエアクリボックスだけだと思い(たい)ますので、そこをもう少しリサーチして、涼しくなってから再チャレンジしようと思います(^^)

Kachi//

Re: No title

ganmodokiさん、こんばんは、

> こんにちわ。
>
> 大変な作業でしたね、お疲れ様でした。

いやはや、ホントに、クラッチにたどり着くのにどんだけボルトはずすねん、て感じですよ〜
私はやったことないのであまり知ったかぶりできないのですが、横置きエンジンだとクラッチカバーをはずせばすぐにクラッチが顔を出すと聞きますからねぇ、

> 外したボルトをわかりやすく箱に分類する?
> 良い方法ですね~
> バイクをばらして再度組み付けたときに行方不明になったり、ぽつんとひとりぼっちになるボルトが良くあります(笑)

そうそう、ナニが心配って、技術的なものもそうなんですが、ボルトをちゃんともとに戻せるかが最後の最後で来そうだったんですよね。
こうしたおかげでボルトの行き先がわからなくなったりはしなかったし、一つの部位をまとめておいたので締め忘れも発生しないという副産物も得られました。
これは自分で言うのもナンですけど、ナイスアイデアでした(笑)
次回はもう少しスムーズにやりたいですね〜

Kachi//

Re: 大仕事ですね。

kub1951さん、こんばんは。

> 二年ほど前にクラッチ交換をディーラーに依頼しましたが、こんな大仕事ならやっぱり金でカタを付けて正解でした。

そうそう、いちばん確実なのはディーラーを始め、プロのショップにお願いすることなんですよね。
私は小さい頃から機械いじりが好きで、ここは前からやりたいと思っていたところだったんですよ。
しかし、まさかいちどやったことがあるシートレールのエビゾリが立ちふさがるなんて、考えていた山場のずっと手前に山場が来てしまってすっかり出鼻をくじかれました(^^;

> 私のRSは13.5万kmを超えましたので、今年の夏の車検ではタンク下の燃料系、電装系を交換してもらおうと安い社外パーツを鋭意収集中です。もちろんディーラーに依頼です。
> 工賃はその分自分が働けばいいかと合理的に考えてます。趣味でやる人は別ですよ。
> では健闘を祈ってます。

エールをありがとうございます。
燃料計は家事を出すと大変ですからね、ある意味こちらのほうがプロに依頼したほうがいいくらいかもしれません。
私のような素人が手を出すのは本当はあまり褒められたことではないかもしれませんね。
まあ、クラッチについては今年中に再挑戦したいなと思っています(^^)

Kachi//

Re: タイトルなし

きそやんさん、こんばんは。

> 久々のコメントに緊張してます~(笑)
> 放置ブログにコメントなさるとは相当切迫した事態であろうと慌てて返信した次第でありました。
> お力になれなくて申し訳ありません。

いえいえ、本当に速攻で返信を頂いたときは小躍りしましたよ!
実はもうRTにはお乗りじゃないんじゃないかなんて心配もあって、もし乗っていらっしゃっても長期休暇中だし、すぐに返信をいただけなくて当たり前だと思っていました。
力になれなかったなんてとんでもありません、どれだけ安心したか。
やっぱりいちどその道を通られた方のお声を聞けるというのは、心理的にすごいプラスだったんです、もう感謝しかありません m(_ _)m

> 写真を拝見したのですが、もうちょいムギュっとやればフレームが上がりそうなんですがねぇ。

そう見えるでしょう?
ところがこれがですねぇ、ショックアッパーマウントの前方にあるシートレールをつなぐ左右のフレームがエアクリボックスの蓋を止めるネジ袋の中段あたりにあたってどうやっても抜けなかったんですよ、無理に上げるとどんどんボックスが歪んで、こりゃ無理すると割れる! 手感じなんです。
復旧してからいただいたメールで、前方の燃料ラインをはずせば、というお話をいただいたときに、あ〜、それは気がつかなかった、と思ったので、こんどカウルを外したときにいちどラインをはずしてみようと思います。できるかな? (^^;

> リベンジの際はお知らせ下さい。馳せ参じますので!!

ホントですか? 本気にしちゃいますよ〜(笑)
でもたしかに二人がかりのほうが間違いない仕事ができそうですよね。
まあお手をわずらわせることがないように頑張りたいと思います(^^)

Kachi//

Re: No title

JAYさん、こんばんは。

> 昨年12月にパニアケースの件でコメントさせて頂きましたJAYと申します。

いやあ、その節はありがとうございました。
せっかくお申し出をいただいたのに、ご厚意を無にしてしまって申し訳ありません m(_ _)m

> シングルスパークの1150RS/125000Km ですが、先人達の貴重な情報をもとに、自分もチャレンジすることができましたのでコメントさせて下さい。
> クラッチハウジングからのオイル漏れ(ミッション側からのオイル漏れ修理)を補修するためにオイルシール類を交換、ついでに中古のクラッチ板を入れました。
> たしか、サブフレームを持ち上げたときは、以下のような順番だったかと思います。
>
> >干渉しそうなハーネスなどを外しておく
> >インジェクター類を外し、吸気マニホールド(樹脂)をエアクリに押し込む
> >エアクリーナーボックスをフリーにするために前ネジ(2コ)と後ネジ(1コ)を外す
> >テレレバーの付け根あたりの、サブフレームが固定されたネジ(4本)のうち、下の2本を抜く
> >サブフレームが固定されたネジ(4本)のうち、上の2本(シャフトでつながっている?)をゆるめる
> >ゆっくり持ち上げる
>
> で良かったかと思います。
> エアクリーナーボックスをかわすために、ボックスをフリーにしておくのが必要かと思います。
> ※もし、エアクリーナーボックスをフリーにされてあったらすみません。コメントは無視して下さい

貴重なアドバイスをありがとうございます。
エアクリボックスですが、後ろのショックアッパーマウントに留められているボルトははずしましたが、前方の2本はノーマークでした。
え〜どこにあったんでしょう?
前方はバッテリブラケットがあってその周辺を見てもフレームやバッテリブラケットに固定されているところは見当たらなかったのですが、見落としかな?
こんど確認してみますね(^^)

Kachi//

Re: お疲れでした。

yosiさん、こんばんは。

> こんにちは^_^
>
> まだまだ先は遠いぞなどと思いながら、
> 記事を読んでおりましたけど・・
> なななんと! そんな落ちがぁ~(^^;)
> そりゃぁ~交換の必要がなくなればやる気も失せた事でしょうね。

いやあ、参りましたねぇ。
もしかすると、クランクを回して別の場所で測定したらまた違った数字になっていたかもしれないとあとから思いましたが、それでも誤差範囲でしょうからね。もし大きく厚みが違っていれば偏摩耗ということも考えられるから、それはそれで問題ですもんね。
ほんと、厚みなんか測るんじゃなかった、といまでは思いますねぇ(^^;

> でも、ここまで来たんだから、
> 交換してしまおうとは思いませんでしたか?(笑)

いえ、もうすっかり意気消沈してぜ〜んぜん思いませんでした(笑)
まあ、逡巡がなかったというわけではありませんが、もう意欲が削がれて自分ではどうにもできませんでした(^^;

> 新品ディスクの厚みってどれくらいですか?^_^

うろ覚えですが、たしかいま手元にあるのは6.7ミリくらいだったと思います。
純正品かどうかがわからないので、新車時の厚みがどれくらいかはわからないのですが、まあ車体番号を指定してMotorworksで検品してもらっているので、たぶん同じだと思います。
だいたい2ミリ前後摩滅したら交換、と思うと、クラッチって案外微妙な厚みで仕事しているんだなあと思いますね。

Kachi//

No title

もしやとおもって注目しておりましたが、とうとうクラッチ交換に踏み切ったんですね……と思ったらそんなオチが。

メンテナンス作業では文章にならないところでの微妙なコツや変化というのがありますが、エアクリーナーボックスとシートレールの干渉というのもこれに当たります。
たしかに持ち上げはじめの最初のところで干渉するんです。が、思い切ってそのままシートレールを持ち上げていくと、干渉しなくなるポイントがあり、パコッと音がしてそのまま持ち上がるんですよ。当たるから気になるんだけど、大丈夫なんです。エアクリボックスの傷が気になるようなら、ガムテープで養生しておけばOKです。樹脂製だから少々曲げてもいいんです。
不思議なもので、組立時にはほとんど干渉せずに収まるんです。パズルみたいなものですね。



あと、クラッチの隙間の件なんですが、あれはあくまでも「おおよその目安」なんです。クラッチ板の新品状態での厚みはそこそこバラツキがあります。僕は二回新品クラッチを買っていますが、両方厚みが違っていました。

そして僕のブログにも書いてありますが、重要なのはクラッチの厚みではないのです。クラッチ板取り付けリベットの高さ、その穴の深さなんですね。リベットが表に出てきて、フライホイールと当たり始めるとクラッチが滑る。リベットもまた、必ず同じものが使われているわけではなく、同じカシメの高さというわけでもないので、個体差があるんです。

Kachiさんの愛車のクラッチはまだ大丈夫な感じですが、オイルシールの劣化もありますから、やっぱり10年を過ぎていたら一回ばらして交換するものを交換しておいたほうが安心。クラッチ周りのオイル漏れは外部から見えないのに、突然クラッチが滑り出して走れなくなる。これが怖いです。

No title

JAYと申します。
上記コメントされています「ぷんとさん」のサイトも参考にさせて頂き、自分も作業できました。本当にありがとうございます!! ^^


エアクリーナーBOXの前側のネジは、ちょっと奥まっている場所にありますがフューエルラインをたどっていくと、すぐ見つかるかと思います。
リアドライブを外す際にちょっと難儀だったところが下記でした。

・クラッチレリーズシリンダに刺さるシャフトが抜けにくい
・クラッチケース上、バッテリーケース下(左側)にくぐっている太いハーネスが邪魔
・リアドライブ(ギアボックス)を装着する時は背中や腰を痛めやすい


シャフトはプライヤーでなんとか抜けましたが結構キズが入りました。(あらかじめ新品を用意)
ギアボックスを外す時も取り付ける時にも邪魔な(とにかく邪魔)バッテリーケース下の太いハーネスは、ちょっと強引ですが、長いレンチを使ってテコの原理でバッテリーケースを持ち上げながらハーネスを通しました。あとで動画を見たらアメリカの方も同じ方法で行っていました。
リアドライブまわりは、重量物を支えながら細かい調整をする必要があるので、ハウス作業用のタイヤの付いたイスを使用しました。それでも不安定なので、少しの間でも支えてくれる人(女性でもいいので)が居た方が安全かと思います。ドライブユニットは簡単に入らないのでここで背中を痛めやすいかと思います。



外すパーツが多いので気をつける部分が多い作業ではありましたが、特殊工具や設備が必要なワケでも無く、ある程度、時間をかけてやればそんなに難しい作業ではないと思いました。普段触れない場所を掃除しながらハーネステープを巻き直したり、エアクリBOXに溜まったオイルを抜いたり、慌てずに(確実に)行うべき作業かと。

自分は、オイルシール交換のついでにクラッチ板を交換しましたが、ギアボックスのスプラインのグリスアップやシール類などのゴム系パーツの交換の方が、クラッチ板のみを交換するよりも重要な気もします。Motorworksの中古良品クラッチ板を購入しましたが、可能であれば、クラッチ板だけではなくプレッシャープレートやダイアフリムスプリングも新品アッセンブリーで交換しても良かったかな?とも思いました。ただ、R259自体すでにバイク全体が経年劣化しているはずなので、どのぐらい延命させるのか、考えどころかと思いますが、。

いやぁ…


お疲れ様でした!!


これしか言えませんわ(汗)

こういう時って、暫く何も手を付けたくない気持ちになりますよね、分かります。
私も年末に凹んだままお不動さん5ヶ月ですもん(汗)
まぁ、ぼちぼちとやりましょ(^^)

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> もしやとおもって注目しておりましたが、とうとうクラッチ交換に踏み切ったんですね……と思ったらそんなオチが。

ほんと、『オチ』になった自分の技量不足を呪いますねぇ(^^;
ぜひ、あの達成感を味わいたかったのですが、思わぬ伏兵でしたよ。

> メンテナンス作業では文章にならないところでの微妙なコツや変化というのがありますが、エアクリーナーボックスとシートレールの干渉というのもこれに当たります。
> たしかに持ち上げはじめの最初のところで干渉するんです。が、思い切ってそのままシートレールを持ち上げていくと、干渉しなくなるポイントがあり、パコッと音がしてそのまま持ち上がるんですよ。当たるから気になるんだけど、大丈夫なんです。エアクリボックスの傷が気になるようなら、ガムテープで養生しておけばOKです。樹脂製だから少々曲げてもいいんです。
> 不思議なもので、組立時にはほとんど干渉せずに収まるんです。パズルみたいなものですね。

そうなんですか、実は私も思い切ってあげようと思ったんですよ。
ところが、そうするとエアクリーナボックスのすぐ前にあるバッテリのブラケットがどんどんひしゃげていって、少し曲がっちゃったんです。
私もひょっとして、シートレールの構造とボルトをはずす箇所から、少しシートレールをうしろに引きながら持ち上げればいいのかも、と試してみたのですが、とうとうダメでした。
ここでも1時間くらい格闘しましたねぇ(苦笑)

> あと、クラッチの隙間の件なんですが、あれはあくまでも「おおよその目安」なんです。クラッチ板の新品状態での厚みはそこそこバラツキがあります。僕は二回新品クラッチを買っていますが、両方厚みが違っていました。
>
> そして僕のブログにも書いてありますが、重要なのはクラッチの厚みではないのです。クラッチ板取り付けリベットの高さ、その穴の深さなんですね。リベットが表に出てきて、フライホイールと当たり始めるとクラッチが滑る。リベットもまた、必ず同じものが使われているわけではなく、同じカシメの高さというわけでもないので、個体差があるんです。

なるほど、たしかにリベットのアタマがどうなっているかが肝心なところですよね。
まあ、使用限度の数字表示というのはそうした個体差も考慮したバッファを持った数字だと思いたいところですが、用心に越したことはないですよね。

> Kachiさんの愛車のクラッチはまだ大丈夫な感じですが、オイルシールの劣化もありますから、やっぱり10年を過ぎていたら一回ばらして交換するものを交換しておいたほうが安心。クラッチ周りのオイル漏れは外部から見えないのに、突然クラッチが滑り出して走れなくなる。これが怖いです。

おっしゃるとおりですね。
私のRTは2003年の2月製造なのですでに17年を経過した車両です。
シール類は今回目的に入れていませんでしたが、次回はメニューに入れたほうがいいでしょうね。
そうなるとまた敷居が高くなるなぁ、困った困った(^^;

Kachi//

Re: No title

JAYさん、こんばんは。

詳細にアドバイスをありがとうございます。
前方ネジ、今度探してみます。
私も一度クラッチレリーズは交換しているのでそこはたぶんイケるんですが、なぜ今回シートレールが上がらなかったのか、もうナニがナンだか(^^;

ハーネスやアシスタントの情報もありがとうございます。
こんどは奥さんにもヘルプの予約をしておくようにします。
今回は快く応じてくれましたけど、やっぱり予めお願いしておいたほうがいいですものね(^^)

車両年齢ですけど、まあたしかにすでに17年経過している御老体ですけど、なんだかまだまだ一緒にいたいんですよね。
それくらい愛着ができちゃっているというのと、何となく自分で触れそうな最後のBMWって感じがするんですよね。

Kachi//

> JAYと申します。
> 上記コメントされています「ぷんとさん」のサイトも参考にさせて頂き、自分も作業できました。本当にありがとうございます!! ^^
>
>
> エアクリーナーBOXの前側のネジは、ちょっと奥まっている場所にありますがフューエルラインをたどっていくと、すぐ見つかるかと思います。
> リアドライブを外す際にちょっと難儀だったところが下記でした。
>
> ・クラッチレリーズシリンダに刺さるシャフトが抜けにくい
> ・クラッチケース上、バッテリーケース下(左側)にくぐっている太いハーネスが邪魔
> ・リアドライブ(ギアボックス)を装着する時は背中や腰を痛めやすい
>
>
> シャフトはプライヤーでなんとか抜けましたが結構キズが入りました。(あらかじめ新品を用意)
> ギアボックスを外す時も取り付ける時にも邪魔な(とにかく邪魔)バッテリーケース下の太いハーネスは、ちょっと強引ですが、長いレンチを使ってテコの原理でバッテリーケースを持ち上げながらハーネスを通しました。あとで動画を見たらアメリカの方も同じ方法で行っていました。
> リアドライブまわりは、重量物を支えながら細かい調整をする必要があるので、ハウス作業用のタイヤの付いたイスを使用しました。それでも不安定なので、少しの間でも支えてくれる人(女性でもいいので)が居た方が安全かと思います。ドライブユニットは簡単に入らないのでここで背中を痛めやすいかと思います。
>
>
>
> 外すパーツが多いので気をつける部分が多い作業ではありましたが、特殊工具や設備が必要なワケでも無く、ある程度、時間をかけてやればそんなに難しい作業ではないと思いました。普段触れない場所を掃除しながらハーネステープを巻き直したり、エアクリBOXに溜まったオイルを抜いたり、慌てずに(確実に)行うべき作業かと。
>
> 自分は、オイルシール交換のついでにクラッチ板を交換しましたが、ギアボックスのスプラインのグリスアップやシール類などのゴム系パーツの交換の方が、クラッチ板のみを交換するよりも重要な気もします。Motorworksの中古良品クラッチ板を購入しましたが、可能であれば、クラッチ板だけではなくプレッシャープレートやダイアフリムスプリングも新品アッセンブリーで交換しても良かったかな?とも思いました。ただ、R259自体すでにバイク全体が経年劣化しているはずなので、どのぐらい延命させるのか、考えどころかと思いますが、。

Re: タイトルなし

まーぼーさん、こんばんは。

> いやぁ…
>
>
> お疲れ様でした!!
>
>
> これしか言えませんわ(汗)

ありがとうございます。
いやはや、ホントに疲れましたわ〜
もう前日までのイメージトレーニングではさくさくっと終わる予定だったんですけどねぇ。
あんなところでけっつまずくとは、想定外もいいところでしたよ。

> こういう時って、暫く何も手を付けたくない気持ちになりますよね、分かります。
> 私も年末に凹んだままお不動さん5ヶ月ですもん(汗)
> まぁ、ぼちぼちとやりましょ(^^)

そうですね。
正直、私もあのあとのGW残り期間はバイク触れませんでした。
他のところに手を付けようと思ったんですけどね。
まあ、次回はもう少しリサーチしてやりましょうかね。

Kachi//

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: CLYMERによると

鍵コメさん

情報ありがとうございます。
いちど確認してみます。
やっぱり私の見落としなんでしょうかね(^^;

Kachi//

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: CLYMERによると

鍵コメさん

またまた有益な情報をありがとうございます。
次回、試してみようと思います(^^)

Kachi//
Profile

Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

Calendar
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
クリックしていただけます?

FC2Blog Ranking

Latest Entries
Latest Comments
Categories (Expanded by clicking arrow)
Latest Trackback
Monthly Archives
Count
Now Watchin'
現在の閲覧者数:
Search Form
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Send mail

Name:
Your Address:
Title:
Body:

日本ブログ村
What's popular?