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交換完了 ~スロットルケーブル~

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

さて、前回の記事でスロットルケーブル交換の手順は大まかに理解できました。
ではさっそく作業にかかりましょう。

まず、当たり前ですが左右のカウルを取り外します。
さらにスロットルケーブルの最初の取り外し場所になるであろうスロットルグリップ部のカバーを外します。
20181203_01

各部の現状状態把握
次に交換後に初期値として設定すべき各部分の取り付け位置、取り回しを記録しておきましょう。
スロットルケーブルはグリップ部からこんな風にしてエンジンのほうに向かって行っています。
20181203_02

そのスロットルのアジャスタの位置もチェックしておきましょう。
固定ナットの上から一山のぞいている状態。
20181203_03

ハンドルバーを離れたケーブルはトップブリッジとブレーキホースの間をすり抜けて下に向かい...
20181203_04

フロントフォークの間を抜けて...
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ストラットタワー部でタイラップで固定されたあと、エンジンオイルラインのパイプ下を通って...
20181203_06

ケーブルディストリビューションブロックに入ります。
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右側のスロットルワイヤのアジャスタは固定ナットの上部に 5山ほどをのぞかせて固定されています。
20181203_08

試しに新しいケーブルをあてがってみましたが、アジャスタが少し長いようですね。
20181203_09

左側のアジャスタはこんな感じ。もっともねじ込んだ位置から 2山ほど戻している感じです。
20181203_10

念のために裏側もチェックしておきますが、山の数が違いそうなのであまり参考にならないかな?
20181203_11





旧いケーブルの撤去と新しいケーブルの取り付け
大まかな初期値が分かったところで旧いケーブルを外していきましょう。
まずはスロットルグリップ部から。
固定ナットを緩め、アジャスタを反時計回しに回してケーブルをブラケットから抜きます。
20181203_12

ケーブルがフリーになるので...
20181203_13

タイコをはずします。これでスロットルグリップ側の取りはずしはおしまい。
20181203_14

同様にして右側のスロットルボディのケーブルも外します。
20181203_15

タイコの下に覗いている爪のようなものがリテイニングスプリング。これを写真で見ると左側に押してタイコをはずすと...
20181203_16

ケーブルが取りはずせます。
20181203_17

左側も同様にして取りはずし完了。
20181203_18

さて、ケーブルディストリビューションブロックをはずしにかかる番ですが、その前に邪魔なものを何とかします。
このブローバイホースがブロックの前を完全にふさいでいて、これがあるとブロックを引き出すことができません。
幸い、私のRTはここにバックプレッシャーバルブをつけているため、これをはずすことで作業空間を確保することができます。
20181203_19

ブロックを引き抜く前に、左側のケーブルにひもを括り付けておきます。
こうすることで、ケーブルを右側に引き抜いた後、新しいケーブルにこの紐を結びなおして左側から引っ張ることで、旧いケーブルと同じケーブルの取り回しができるだろうという算段。
20181203_20

ケーブルディストリビューションブロックの取りはずしはこの矢印のクリップを下に押し下げてからボックスを引くことでできます。
20181203_21

ところが、フレームが邪魔をして、このままじゃまっすぐ手前に引き抜くことができません。
20181203_22

ブロックはバッテリとABSユニットが載っているブラケットについているため、これを浮かせてやれば楽に抜くことができるはず。
ということで、バッテリをはずし、この四つのナットをはずしてやります。
しかし、私のRTはたまたまABSユニットをはずしていたから前方のナットをはずすことはできましたが、ABSが生きている車両の場合は後ろの二つのナットしかはずせませんね。
まあ、ここはABSを撤去しておいて幸いした部分です。
20181203_23

こうしてブラケットを浮かせることで、ブロックは簡単に引き出すことができました。
20181203_24

引き出したらシャフトに固定されているEクリップをはずします。
20181203_25

こうすることで、ディストリビューションディスクを上に引き抜くことができます。
20181203_26

ケーブルのルーティングをよく確認しておきましょう。
左側から伸びてきたケーブルは反時計回り方向で右側の『L』の刻印があるところに、右側のケーブルは同様に左上のところ、汚れていますが、ここには『R』の刻印が隠れています。
これら二つはいずれもディストリビューションディスクの一番上の溝を通っています。
そして、スロットルからおりてきたケーブルは時計回りに左側のところ、溝は一番下を通って行っています。
この位置関係をよく覚えておきます。
20181203_27

ちなみにこれがチョークケーブルの先端部分です。
これはチョークを戻した位置の写真ですが...
20181203_28

チョークレバーを引くとこれくらい移動します。
20181203_29

まずは左側の旧いケーブルをディストリビューションディスクから外し、手前に引き抜いていきます。
先ほど結び付けておいたひもが現れますので、こちらに全部引き抜く前に新しいケーブルに結び付けなおし...
20181203_30

車体左側から引っ張ると、いとも簡単に向こう側に抜けてくれました。
20181203_31

あとはこれをディスクに取り付けるだけ。
20181203_32

他のケーブルも旧いものと同じように取り付けます。
20181203_33

忘れないようにEクリップをはめます。
20181203_34

スロットルグリップ側、スロットルボディ側を交互に引っ張ってヘンなところにケーブルが噛んでいないか、スムーズに引っ掛かりなく動くかをチェック。
20181203_35

20181203_36

OKであればケーブルディストリビューションブロックを所定の位置に戻します。
固定するためのクリップがちゃんとブロックにかんでいるか要確認。
20181203_37

左側のケーブルもOKのようです。
20181203_38

ブロックから伸びたスロットルグリップに向かうケーブルを所定の位置を通して固定していきます。
20181203_39

さて、スロットルボディへのケーブルの取り付けです。
タイコを所定の位置に収めてリテーナクリップで保持させます。
20181203_40

アジャスタは先ほど確認しておいた位置を初期値としていったん仮止め。
20181203_41

左側も同様にして復旧します。
20181203_42

最後にスロットルグリップにケーブルのタイコを取り付けて。
20181203_43

こちらのアジャスタも初期値に仮止め。
20181203_44

念のためにスロットルのバタフライの位置をチェックしてみたら、スロットル全閉のはずなのに若干開いているのが確認できたので、スロットルボディ側のロックナットを緩め、アジャスタをもっともねじ込んだ状態(要するに引いていない状態)にした後、ゆっくり反時計方向に回し、スロットルホイールが動き始めたところから一回転だけ戻して固定しました。
20181203_45

左右ともこれで調整。
これでバタフライも全閉になりました。
20181203_46

念のためにチョークレバーを引かない状態と...
20181203_47

引いた状態をチェックし、チョークも正常に機能していることを確認。
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どうでもいいことですが、RTのメンテナンスを自分でするようになってからAstro Productsで購入したタイラップが底をつきました。
これはタンクの下を通っているフューエルホースをつっておくために使っているのですが、100本あったのがなくなってしまった。
もちろん、それだけに使っているわけではありませんが、それに近い回数、タンクを脱着しているってことですね。
20181203_49

本当はこの後試運転して同調を取りたかったのですが、17:15を回ってしまってあたりは暗くなってしまい、翌日に持ち越しでした。
121,207キロでのケーブル交換を記録しておきましょう。
20181203_50

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No title

交換作業お疲れ様でした。僕は同じ作業を10年も前にやったので、もうすっかり忘れてしまってます。それから15万キロも走ってるから、うちのもそろそろ交換したほうがいいかなあ?って時期に来ています。

交換後の調子はいかがですか? トラブルは解消したのかな?
同調調整がこれからということで、あれも結構面倒です。
うちのはワイヤー調整代全部引ききっても片方が合わず、イチからケーブル調整し直す羽目になりました。

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> 交換作業お疲れ様でした。僕は同じ作業を10年も前にやったので、もうすっかり忘れてしまってます。それから15万キロも走ってるから、うちのもそろそろ交換したほうがいいかなあ?って時期に来ています。

もう10年も前ですか!
ということはかなり短い距離で交換されたんですね。
交換後15万キロ走られたのならそろそろ換え時かもしれませんね、見えないところが痛んでいるかもしれないし。

> 交換後の調子はいかがですか? トラブルは解消したのかな?
> 同調調整がこれからということで、あれも結構面倒です。

交換作業自体は割りにうまくいったんですが、調子は良くなりましたねえ^_^
ただ、それに伴って別のトラブルの原因と思われることが浮上してきました。
そのうち記事にすると思いますけど、ひょっとするとクランクケース内かもしれないと、少しビビっています(^ ^;

> うちのはワイヤー調整代全部引ききっても片方が合わず、イチからケーブル調整し直す羽目になりました。

あらあ、原因はやはり取り回しだったのでしょうか。
今回、わたしの方はそんなにトラブルはなかったと思いますが、なんとなく左のケーブルの引きがいっぱいのような気がして、ちょっと余裕がない感じですね。
しばらく様子見です。

Kachi//

こんにちは^_^
ものすごく工程数の多い作業でしたね。
お疲れさまでした^_^
それに和訳のマニュアルも参考になります。

ディストリビューションの摺動はどうでしたか?
昔RTを購入し引き取りに行った時チョークが戻らず
その日は乗って帰れない事が有りました。
結局kachiさんと同じ作業を赤男爵で・・・
CRCでも吹いて動きを良くしたんじゃないでしょうか(;'∀')

Re: タイトルなし

yosiさbん、こんばんは。

> こんにちは^_^
> ものすごく工程数の多い作業でしたね。
> お疲れさまでした^_^
> それに和訳のマニュアルも参考になります。

ありがとうございます。
いえねぇ、工数自体は大したことはないと思うのですが、やっぱりマニュアルに書いていないところでいろいろ手がかかりますねぇ。
例えば、記事の中でも書きましたが、このディストリビューションブロックを引き出すのにじゃまになるものがあるのに、そんなことはマニュアルには書いていないんですよね。
しかも、ブリーザパイプもバッテリブラケットもストックの状態でクリアしようと思うと結構厄介じゃないかと思います。
私はBPVがついていたり、ABSユニットをはずしていたりしていたから難なく外せましたけど、そうでないと苦労しそうですね。

> ディストリビューションの摺動はどうでしたか?
> 昔RTを購入し引き取りに行った時チョークが戻らず
> その日は乗って帰れない事が有りました。
> 結局kachiさんと同じ作業を赤男爵で・・・
> CRCでも吹いて動きを良くしたんじゃないでしょうか(;'∀')

最初はお察しのようにディストリビューションホイールとボックスの間にケーブルが挟まって動かなかったのですが、まあそんなに苦労はしませんでした。
赤男爵さんの処理ですが、多分CRCは噴いていないんじゃないかと思いますよ。
CRCって、樹脂の種類によってはパーツを溶かしてしまうので、ちゃんとバラしたんじゃないかと思いますよ(^^)

いやあ、ケーブルが新しくなると安心ですよ〜

Kachi//
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Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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