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新春試乗車一気乗り!!

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

お正月の東京から家族三人で戻ったあと、二日の出勤日を挟んでまた休日。
奥さんはお仕事ですが、息子はもちろん、私もお休み。
ナニして遊ぼうか、と相談していると、ふたり同時に『そうだ、クルマ見に行こう』。

さて、どこのクルマがいいかな。
京都に戻った翌々日、息子は一人でSUZUKIのディーラーに行って、SWIFT Sportに乗っていたくよかったという。
PoloやGolf、Alfa Romeoなどの欧州車が大好きな息子(生意気な 笑)ですが、日本車ではスバルが大好き。
どうやら何かでこの SWIFT Sportがよいと聞き及んだようで、乗ってみたら本当によかったそうです。
ということで、まず向かったのはそのマニュアルミッションの試乗車が置いてあるディーラー。

1.SUZUKI SWIFT Sport
このあいだきたとき雨が降っていたんだけど、なんだかレースクイーンみたいなお姉さんが傘をかざして迎えに来てくれたよ~なんて聞いていたので楽しみにしていきました(笑)
で、乗ってみました、まっ黄っ黄の試乗車でした。
20180113_02

いやあ、これ、楽しいですねぇ。
エンジン
エンジンは1.4リットルのターボ付き。
低回転からトルクがあってよくダッシュします。
昔、私が乗っていた ISUZU Gemini Irmcherは1.6リットルのNAでしたが、これに比べるとスタートのクラッチミートが楽で、クラッチをつないだあとのアクセルオンオフでもぎくしゃくはあまりしません。
乗り出し200万円しないクルマですから、エンジン音はそれなりに車内に入ってきますが、そんなことはどうでもいいような速さと楽しさを持ったエンジンですね、こりゃいいや。

ミッション
イッパシに(笑)6速ですよ。
FF車の常ですが、横置きのエンジンについたミッションまで、シフトレバーからおそらくケーブルがのびていてシフトチェンジを行ないますが、このシフトの感触がゴリゴリしてあまりよろしくない。
Geminiもそうでしたが、これがFF車のちょっと残念なところ。まあ、それを補って余りある楽しさを持っているのですが、シフトストロークはもう少し短いほうがいいなぁ。
でも、ギアの入りはよくてポンポンとシフトアップダウンできます。

内装・シート
大きなサイドサポートがついた硬めのシートはGEMINIについていたRECAROを彷彿とさせるものですが、ストロークの長いシフトレバーを操作するとこのサイドサポートに腕があたって少しやりにくい。
ダッシュボードはコストを抑えているけれどもチープさを感じさせない上手なしつらえで、値段を感じさせない、そして飽きの来なさそうなデザインです。

このクルマが諸費用込みで200万を切って乗りだせる。
息子が興奮するのも(実際に買えるかどうかは別として、まあ比較的手が届きやすいクルマという意味で)理解できます。
私もいまでもこういうクルマは大好きです。


最初にこういうクルマに乗ってしまうと、やっぱりほかのクルマもスポーツカーに乗りたくなるのが人情というもの。





2.MAZDA ROADSTER RF
やっぱり日本のスポーツカーといったらこれが真っ先に思い浮かんじゃう私。
いや、日本にはほかにもっとハイパフォーマンスなクルマなんていくらでもあるのですよ。
でも、程よい大きさ、程よく、それでいて力強さを感じさせるパワー、実用性など無用と思える割り切りのよさ、そして何より美しいスタイルを持つクルマといったらこいつなんですねぇ。
20180113_03

ソフトトップもいいんですが、こちらのハードトップのファストバックスタイルを持つ車体には、ソフトトップよりも大きな2リットルのエンジンが載ります。
ドアヒンジからフロントホイールアーチまでの長い空間のエンジンルームのフロントミッドにエンジンが収まり、前後の短いオーバーハングと二人だけしか乗れない限られた空間。
20180113_04

クソがつくほど寒い冬空の下でも、シートヒーターをOnにしてエアコンを入れてやればオープンエアでも快適、やせ我慢などせずにまるで温泉に浸かっている様なすがすがしさを味わえます。
内装だって雰囲気いいですよ。
20180113_05

ディーラーの方によれば、このクルマの重心はちょうどシフトレバーあたりにあるそうです。これがこのクルマの運動性能を決定づけているのだとか。
試乗はワインディングを走ったわけではないので、どれだけ楽しいワインディングかはわかりませんが、きっと楽しいんでしょうね。
20180113_06

フェンダーのこの美しいアールもいいですね。昔はこういう曲線を作るのはけっこうたいへんだったと聞きます。生産技術の進歩がこの造形を生んだということでしょうね。
20180113_07

エンジン
NAの2リットル。
息子はカーシェアでソフトトップの1.5リットルに乗ったことがあるそうですが、もう走りだしからトルクの違いがはっきりしているそうです。
こっちに乗ったら1.5の戻るのは難しいかもなぁ、って感じだそうです。
私自身もずいぶん前に一世代前のロードスターに乗ったことがありますが、同じ2リットルでもスタートのクラッチミートのしやすさは当代のほうが数段上。
エンストする気配も見せずに安楽にスピードがのります。
無論、アクセルをぐっと踏み込むと猛然とダッシュします。気持ちよすぎ(^^)

ミッション
6速。そこまで入れることはできませんでしたが、操作して真っ先に感じるのがその剛性の高さとシフトストロークの短さによるダイレクト感。
フロアトンネルの下にのびてきているギアボックスから直接生えているシフトレバーはFF車では得られないかちっとした感触で、これぞ操作系におけるFRの証であります。
フロントタイヤハウスがうんと前に追いやられていることからアクセルペダルもFFに比べると右側の自然なところにあり、どんと真ん前に伸ばす足の位置とともに気分を盛り上げてくれます。
このシフトレバーの感触だけでも味わう価値がありそうですねぇ。

内装・シート
400万を切る価格ですが、安っぽさはありません。
大人っぽいいい雰囲気を作っていて、永く乗っても飽きが来ないと思います。
上述のシフトレバーの感触だけでもう満足してしまってあんまり印象がないのですが、3連のメーターの造形も美しく見やすい。
空調関係の調整に使うダイヤルは、デザインはいいけれども感触はプラスチック丸出しで、ここはまあコストカットが見えるところです。
使い込んでいくと表面の塗装がはげてきそうな予感がすごくしますが、まあそんなことは小さな問題と思えてしまいます。

いやあ、このクルマに乗ってしまうと、価格的に比べるのはアンフェアであるとはわかっていても、どうしてもSWIFTの印象が薄くなってしまうもの。
やっぱりしびれるのはシフトの感触でしたねぇ、なんだエンジンじゃないのかと言われそうですが。
2人しか乗れないという無駄が無駄に思えないクルマですが、いかんせん、拙宅の使い方では荷物が載らなさすぎ(汗)


さて、いままで所有したことがないフランス車のスポーツカーってどうなのよ、と盛り上がって向かったのは RENAULT。
コンパクトなルーテシアに乗ろうと思って行ったのですが...
20180113_08


3.RENAULT MEGANE Sport Tourer GT
LUTECIAって、外見のスタイルは大好きなんですが、運転席に座ったときの内装にがっくりしてしまったのであります。
サイズ的にはそうなんでしょうけど、なんだかとてもチープなんですねぇ、これが。
そこで目に入ったのが車格が上、クラス的にはGolfあたりと競合するMEGANE。
20180113_09

内装にヘンな光りものがあるのがう~んなのですが、スタイルもよく、LUTECIAがかすんでしまいました。
試乗車にワゴン版のSport Tourer GTがあるというので乗せていただくことにしました。
20180113_10

写真で見るとなんだかさえない顔なのですが、実物は、なんとなくイカツイ感じのGolfに比べるとフランスらしい洒落っ気のあるお顔です。
20180113_11

エンジン
1.6リットルのターボ付きダウンサイジングタイプ。
それでも最高出力は200PS越え、トルクも25キロ近くあり、Golf5のGTIクラスの力持ちです。
事実、スポーツモードにするとえらい勢いでかっとんでいく、スポーツカーといっていい動力性能を感じさせます。
それでいて実用燃費は高速走行で16キロを超えるそうで、最近のエンジンの進化を感じさせます。
ディーゼルがあったらなぁ、というのは正直な気持ち。

ミッション
湿式の7速DCTです。
どこのメーカーかは聞きませんでしたが、欧州車ですし、ひょっとしたらVWの高出力系のDCTと出どころは同じかもしれません。
フランス車は、いままで長くトルコンATが採用され、2014年ごろからDCTに順次切り替わってきている記憶があります(間違っていたらすみません)。
ようやく現代的に追いついてきた印象ですが、その制御は現行VWのものと同様に巧妙で、発進時のぎくしゃく感も皆無、シフトショックもほとんど感じることができません。
シフトパターンは『エコノミー』『ノーマル』『スポーツ』など(名称は曖昧な記憶)が選べ、特にスポーツモードではスポーツカーもかくやという高回転まで引っ張るマッピングが施され、高出力エンジンの力を引き出します。
ただし、このモードは脚周りには何ら適用されず、ダンパーなどのセッティングは一定。

内装・シート
なんといっても秀逸なのがシート。
昔からフランス車のシートは定評がありますが、このMEGANEのシートもご他聞に洩れず、すばらしいクッションです。
フロントはもちろん、リアシートの厚みは拙宅のGolf5 Variantの薄っぺらで貧弱なシートとは一線を画し、これなら長距離でもくつろげるなぁ、という印象が強いです。
一方、ダッシュボードのデザインや質感は同格のGolf系に大きく水をあけられているなぁという印象。
まずナビがつけられないらしく、『スマホなどをナビ代わりにしてください』とのこと。
まあこれはいい。
しかし、インパネ~ダッシュボード全体のデザインがなんとも...。
いちばん引っ掛かったのがメーターで、アナログ派な私には抵抗があるスピードがデジタル表示、さらにこの全体の雰囲気ってどうよ。
センタートンネルの両サイドとドア内側にひかれている光るラインも、なんでこんな余計な光りものつけるんだ、という感じなんですねぇ。
20180113_12

ただ、光っていたのが乗り心地と静粛性。
リアがトーションビームであると聞いてへぇそうなの、と思ったのですが、とにかく、拙宅のGolfではごつごつとくる突き上げをやんわりいなしてとても平穏なキャビンです。
おまけにロードノイズやエンジン音もうんと低く抑えられていて、車格がひとクラス上の感じ。
運転中は常に目に入る、上に書いたネガな部分を帳消しにしてしまうといってもいいようなすばらしい車内環境、それでいて腰砕けになる気がしないしっかり感を持っているのですねぇ。

この外観もかっこいいんですよ、たまにはこういうクルマに乗ってもいいよねぇ、とにんまりしたくなる艶っぽさを持っています(個人的嗜好なので、反対意見があるのは承知ですよ)。
20180113_13


今回乗ってみた3台のクルマ、それぞれに個性があって、いずれもほしくなるクルマです。
私が20代だったら間違いなくSWIFT Sport。
いまの年齢で、もし独身だったらMAZDA ROADSTER RF。
いちばん現実的な選択ならRENAULT MEGANE Sport Tourer GT、でも内装がイマイチ。

でね。
先日、拙宅のGolf5 Variantのエンジンルームから異音が。
ウォーターポンプがいかれてしまったということでディーラーに入庫し、代車としてGolf7 Variant Comfort Lineを借りたのですが、静粛性、乗り心地ともMEGANEと同等かなという感じ、唯一、リアがMEGANEに比べて暴れる感じがするかなという違い、これがマルチリンクのHighlineだったらもっといい乗り心地が期待できそうな気がします。
20180113_14

やっぱりGolfってのはこのクラスのベンチマークといわれるだけのことはあるのかなぁ。
次期クルマをどうするか、選ぶ楽しみが増えた感じのする一気乗りでありました。

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随分たくさん乗られたんですね!
スイスポは楽しそうですね〜(^^)

ルーテシアの内装、言いたい事はよぉく分かります。
ルノーと日産の小型車、ああいうテイストなんですよね。
ただ、ルーテシアと同じクラスの日産ノートを比べると前者のほうがはるかにお洒落です。
ノートeパワーなんて、内装がああじゃなきゃ欲しいなと思うくらい楽しいんですけどね。
Kachiさんも是非乗ってみて下さい。(できればNISMO仕様)「インパネ以外は」感心する車ですよ(爆)

ちなみに私はルーテシア乗りましたが、かなり良かったです(^^)機会があればルノースポールに乗ってみたい♪

No title

どれもいい車ですねえ。スイフトは国産コンパクトでは相当頑張って作っている車だと思います。もしコンパクトを買うなら、候補に入ってきます。

シートはフランス車がいい、ってのはよく聞きます。イタリア車もとても良かったので、思い出に残っています。フィアット・プントは僕のハンドルネームになっているくらい思い出深い車ですが、そのシートはいまだに最高得点。ふわりと柔らかく受け止めてくれて、サポートもしっかりしている。一日何時間乗っていても疲れを感じない、素晴らしいシートでした。フォルクスワーゲンもBMWも、フィアットには及ばないですね。ずっと高いクルマなのに。

それにしても、すごく気軽に試乗に出かけられてるんですね。僕なんて試乗したら買わないと悪い気がして、なかなか「試乗させろ」って言えないんですよ。特に外車は。ベンツとか、試乗したいんですがねえ。
試乗したら絶対欲しくなるのわかってますしね。そこであきらめて、ってのがなかなかできないんですよ。


Re: タイトルなし

まーぼーさん、こんばんは。

> 随分たくさん乗られたんですね!
> スイスポは楽しそうですね〜(^^)

スイフトは楽しかったですよ~
もうね、音がよく入ってくるとかそういうことはどうでもよいと思える楽しさがあるんですよね。
周山街道を走ってみたかった。
内装も上手に仕上げてあるし、これはお値段とともにいいクルマだと思いました(^^)

> ルーテシアの内装、言いたい事はよぉく分かります。
> ルノーと日産の小型車、ああいうテイストなんですよね。

日産車は私が学生のころから内装が茶誓ったんですよね。
その点は、トヨタのほうが上手に作っていたのですよ。
フランス車もルノーに限らず昔からプラスチック然としていたのですが、いまもその傾向は変わらないみたいですね(^^;

> ただ、ルーテシアと同じクラスの日産ノートを比べると前者のほうがはるかにお洒落です。
> ノートeパワーなんて、内装がああじゃなきゃ欲しいなと思うくらい楽しいんですけどね。
> Kachiさんも是非乗ってみて下さい。(できればNISMO仕様)「インパネ以外は」感心する車ですよ(爆)

息子も eパワーは楽しかったと申しておりました。
アクセルでスタートからストップまで操作できるのが新鮮だといって(^^)
まーぼーさんと話が合うかもしれませんね(^^)

> ちなみに私はルーテシア乗りましたが、かなり良かったです(^^)機会があればルノースポールに乗ってみたい♪

ルノースポールはよかです。
内装が良ければ満点なんですけどねぇ。う~ん。

Kachi//

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> どれもいい車ですねえ。スイフトは国産コンパクトでは相当頑張って作っている車だと思います。もしコンパクトを買うなら、候補に入ってきます。

スイフトスポーツは、もし私が20代の独身だったら間違いなく候補に入っていると思います。
実用性も高いし、乗ってて楽しいし。
久しぶりに『ボーイズレーサー』なんて単語を思い出しましたよ(^^)

> シートはフランス車がいい、ってのはよく聞きます。イタリア車もとても良かったので、思い出に残っています。フィアット・プントは僕のハンドルネームになっているくらい思い出深い車ですが、そのシートはいまだに最高得点。ふわりと柔らかく受け止めてくれて、サポートもしっかりしている。一日何時間乗っていても疲れを感じない、素晴らしいシートでした。フォルクスワーゲンもBMWも、フィアットには及ばないですね。ずっと高いクルマなのに。

フィアットは欧州の列車のシートを一手に引き受けているようですよ。
Golfは、特に拙宅の5のVariantのリアシートはダメダメです。
フロントもいまいちポジションが私の体に合っていなかったのですが、いつの間にか体が慣れました。
でもリアはいかんですね。
こんどの新しいGolfはだいぶ良くなりましたが、やっぱりルノーのほうがよかったかな。

> それにしても、すごく気軽に試乗に出かけられてるんですね。僕なんて試乗したら買わないと悪い気がして、なかなか「試乗させろ」って言えないんですよ。特に外車は。ベンツとか、試乗したいんですがねえ。
> 試乗したら絶対欲しくなるのわかってますしね。そこであきらめて、ってのがなかなかできないんですよ。

いやあ、高い買い物ですからね、試乗したら買わなきゃとは、私は微塵も思いません(笑)
向こうもプロですから、買うか買わないかはわかるんじゃないかなと思うのですよね。
息子が大学を出るまでは換えません、といってもいるので、まあここで丁寧な対応をしてくれるディーラーだったら、こんど買うときは候補に入れるかな、という感じで乗らせていただいています(^^)

Kachi//
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Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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