保険金でバイク(クルマ)を直すということ

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

現在、RTの復活に向けてバイク屋さんで我がRTを分解し、必要なパーツのリストアップを進めていただいています。

事故発生の翌々日にはレッカーによってバイク屋さんに運ばれたRTですが、すぐその場でバラして必要なパーツを見積もることはできないそうです。
これには理由があって、車両の査定が確定し、その取扱いがどうなるかが決まらないと、もしかするとバイク屋さんの作業工賃が確保できなくなる可能性があるからです。
要するに、私のRTでありながら、私の一存でバイク屋さんに『バラして必要なパーツを見繕ってください』とお願いはできない、ということです。

さて、この『車両の査定額』とは何でしょう。
これは、『市場でのその車両の価値』とほぼ同意と思っていいようです。
おそらく、事故の前の正常な状態での価値。
その査定額でどういう取り扱いになるか、これは知っておいたほうがいい知識です。
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査定額≧修理額
この場合は修理が可能という判断ができます。
例えば、新車で150万円するバイクが、事故で小破し、フロントフォークとタンクを交換したら、まあ元に戻る、というケース。
もし、このバイクの査定時点の市場での価格が80万円くらいで、フロントフォークとタンクの交換が工賃込みで35万で直る場合、その見積もりがバイク屋さんから保険会社に提出されたら35万円の保険金が支払われ(実際には保険金が支払われる保険契約者の過失割合が乗じられます)、それを修理に充てることができます。
20170624_05

査定額≦修理額の場合
私のRTがこちらのケース。
保険会社の査定では、私のRTの査定額はざっと50万円。
それに対して、バイク屋さんの修理見積もりは、中古のRTが2台くらいは買えるという金額。
このような金額バランスでは、対象車両は『全損』とみなされます。
要するに、保険金が支払われたところで、その金額では修理はできないため、保険金は支払われるけれども車両はスクラップ場行き、というのが相場です。
もう少し正確に言うと、全損の場合は保険会社が査定した車両の価値に対して保険金を支払うわけですから、権利としては保険会社が車両を引き取る権利を有するため、所有権は保険会社に移るものだそうです。
ただ、実際は保険会社も車両を引き取ったところでスクラップにする費用が掛かるだけなので、たいがいはその車両を預かっているお店で処分する、というのが通例のようです。
20170624_03

今回の私のRTの場合
私のRTはすでに走行距離11万2千キロ、製造年月も2003年2月なので、事故時点で14年1か月落ちの車両です。
これに50万の見積もりがついたこともちょっとした驚きでしたが、だとしても全損扱いには変わりありません。

今回、事故した車両をディーラーに持ち込まなかったのには二つの理由があります。
一つは、ディーラーよりも、持ち込んだバイク屋さんにお願いしたほうが安心だ、ということ。これは技術的な面はもちろん、正式なディーラーでは通らないような様々な『融通』が利くのではないか、という面もありました。
二つ目は、最初にどこに運ぼうかを考えたとき、真っ先にそのバイク屋さんに電話をしたのですが、新品パーツではまず直すことはできないだろうということから、中古パーツの使用も視野に入れた修理プランが可能といわれたこと。
実際、実車を見なくても、私から状況をお話ししたところ、これくらいの修理費は最低かかるでしょうね、というかなり具体的な金額も示されました。
20170624_02

結果的に、いまお預けしているバイク屋さんにRTを持ち込んだことは正解で、もしディーラーに持ち込んでいたとしたら、おそらく私のRTはすでに手元にはなくなっていたことでしょう。
現在、バイク屋さんでRTをバラシて必要部品のリストアップがされているはずですが、この日曜日までにリストができるかどうか、心配でもあり、楽しみでもあります。

まあ、外装はリアカウルを除いてすべて交換ですが、カウルは取り寄せても未塗装なのでこちらで(業者に)塗装してもらわねばなりません。
つまりドイツ本国の工場で施されるあの堅牢な塗装と全く同じというわけにはいきますまい。
フロントフォークやテレレバーなどの足回りにダメージはないだろうという見通しですが、開けてみないとわからない部分があるのも事実。

自分でも中古のパーツを探しながら、少々時間がかかってもよいからできるだけ元の姿に戻せるよう、頑張っていこうと思います。
20170624_04

と、こんな記事を書いている最中も、パーツの提供を申し出てくださる方がいらっしゃいました。本当にありがたいことです。
この場をお借りして心から御礼を申し上げます。
20170624_06

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Re: タイトルなし

yosiさん、こんばんは。

> こんにちは~(^.^)
> だんだん具体的な話になってきましたね。
> 開けてみないと分からない部分がドキドキでしょうか・・
> ほんとダメージが無ければ良いですね(^.^)

いまのところ、まず間違いなく逝ってしまっているのはフロントカウルを支えるブラケット(フレーム)ですねぇ。
あとはテレレバーのストラットタワー周辺が心配。
でも、このあたりはたぶん大丈夫だろう、とバイク屋さんが言ってくれているので少し期待しています。

> 私の立ちゴケだけでもサイドミラーの建付けが悪くなり、
> フロントカウルのフレームを修正してやろうと思い、
> フロントカウルを外した事が有ります。
> でも、フレームに配線や配管などゴチャゴチャと・・・
> 見ただけで断念しました。(^^;
> そんな所はプロにお任せですよね・・・
>
> そんなこと思い出したら、
> kachiさんの大変さが物凄く分かります。

まあ、私の場合はリビルドはバイク屋さんにお願いしてしまうので、自分自身が苦労するわけではないのですけどね。
それでも部品調達をどうするかとか、道のりはそんなに穏やかではないかもしれません。
今年の11月に車検があるので、その前に修理してしまわないと、自走して陸運局に行けなくなっちゃいますね、早くしないと(^^;

Kachi//

Re: No title

Ryuさん、こんばんは。

> 外装部品に関してですが、塗装の場合、塗装屋さんは通常は2液性のウレタン塗料を使うので、硬化剤で固まりますから特にご心配はいらないと思います。

に液性はかなり硬い塗膜ができるらしいですね。
私が趣味の延長でやっているスプレー缶のクリアとは違うんですよね。

> バイクの外装はベースがプラスティックですから、特にメーカーの新車からの塗装が強固と言うことはないです。実際BMWの塗膜は柔らかいと思います。
> 4輪だと鉄板に焼き付け塗装できるから強固になるんですけどね。

なるほど。
バイクのプラスチックパーツの塗装はクルマほどではないんですね。
それでも塗装はいつまでたってもきれいだなって思いますねぇ。
これはまめに洗ってやってるからかな(笑)

> 同じ色で程度の良い中古部品があれば一番手間が無いかな。

そうですね。
事故車の場合はたいがいカウルが割れるでしょうから、どれくらい流通しているかですよね。
いろいろ探してみます。

Kachi//

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> なるほど、大変勉強になります。
> やっぱり保険金が出る=バイクがきれいサッパリ直って帰ってくる ってわけじゃないのですねえ。

基本的に、相手が対物無制限に入っていたとしても、車両の価値(時価とか相場といっていいでしょうね)以上の金額は出ないんですよね。
だから、いくら100万の修理費がかかる、と気張ってみても、査定額が30万なら30万しか出ません。
保険にはほかに『超過費用特約』(って言ったかな?)、いわゆる、査定額以上の修理費がかかる場合にそれを補てんする特約もあるらしいですが、今回の加害者はそんなものには入っていませんでしたねぇ。

> 正規ディーラーだと融通がきかないというのもわかります。いざってときに頼りにならない正規ディーラーってのは、結局新車を売る店って存在なのでしょう。

なるほど、確かにそういう見方できますね。
ディーラーはやっぱり新車売ってナンボでしょうし、中古の部品なんてまず使わないでしょうしねぇ。
それは仕方ないといえば仕方ないかも。

> RTの場合、外装パーツが一番たいへんですね。価格的にも調達の苦労においても、そしてなんと塗装まで……
> このさい、カスタムペイントしちゃうってのはどうでしょう? 金額が大変かな?あるいは自分で塗っちゃうとか……

そうですね、確かにカウルはいちばん悩みの種ですね。
事故るとたいがいカウルって割れるでしょうから、中古の流通がどれくらい期待できるか。
カスタムペイントは考えなかったわけではなかったのですが、やっぱりオリジナルの色に合わせたいという思いがありました。
もしカウルの調達が困難だったら、外装を変えてGSに変身させるなんてことも真剣に考えたりしましたよ、思いとどまりましたけど(笑)

明日もバイク屋に行ってきます(^^)

Kachi//

こんにちは~(^.^)
だんだん具体的な話になってきましたね。
開けてみないと分からない部分がドキドキでしょうか・・
ほんとダメージが無ければ良いですね(^.^)

私の立ちゴケだけでもサイドミラーの建付けが悪くなり、
フロントカウルのフレームを修正してやろうと思い、
フロントカウルを外した事が有ります。
でも、フレームに配線や配管などゴチャゴチャと・・・
見ただけで断念しました。(^^;
そんな所はプロにお任せですよね・・・

そんなこと思い出したら、
kachiさんの大変さが物凄く分かります。

No title

外装部品に関してですが、塗装の場合、塗装屋さんは通常は2液性のウレタン塗料を使うので、硬化剤で固まりますから特にご心配はいらないと思います。
バイクの外装はベースがプラスティックですから、特にメーカーの新車からの塗装が強固と言うことはないです。実際BMWの塗膜は柔らかいと思います。
4輪だと鉄板に焼き付け塗装できるから強固になるんですけどね。

同じ色で程度の良い中古部品があれば一番手間が無いかな。

No title

なるほど、大変勉強になります。
やっぱり保険金が出る=バイクがきれいサッパリ直って帰ってくる ってわけじゃないのですねえ。
正規ディーラーだと融通がきかないというのもわかります。いざってときに頼りにならない正規ディーラーってのは、結局新車を売る店って存在なのでしょう。

RTの場合、外装パーツが一番たいへんですね。価格的にも調達の苦労においても、そしてなんと塗装まで……
このさい、カスタムペイントしちゃうってのはどうでしょう? 金額が大変かな?あるいは自分で塗っちゃうとか……
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