セルモーターをはずしたところからクラッチプレートの厚みを測ってみたら
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
前回の記事でセルモーターをはずしたとき、こんなときしか見ることができないクラッチプレートを点検してみました。
何を点検したかというと、その厚みであります。
これは realoem.com のパーツ図ですが、No.6がクラッチプレート、No.5がプレッシャープレート、No.7がハウジングカバー。
プレッシャープレートとハウジングカバーの間にクラッチプレートが挟まれているので、この間の厚みを測ればクラッチの厚みがわかる...はず。

この写真で見ると、左から⑤プレッシャープレート、⑥クラッチプレート、⑦ハウジングカバーの順番に並んでいます。

この矢印の間を測ればクラッチの厚みがわかる...はず。

プレッシャープレートは一部クラッチプレートにかぶっている部分がありますので、そこを避けて測ります。

何回か測った結果は5.42ミリ。

前回、88,000キロくらいで測ったときは5.43ミリだったのですが、23,000キロを走って0.01ミリしか減っていないというのはちと不自然。
どちらかの測定結果が間違っていると思われますが、記憶が新しく、慎重に数回測定した今回のほうが信憑性が高いと思われます。
何回か測定した中の最小値が5.42ミリだったこともあるし、現在の厚みはこれが正解と思っておきましょう。
前回の測定の信憑性が低いといいながらその数字をもとにすると、そのときに測った新品の6.62ミリとの差は1.2ミリ。
111,000キロを1.2ミリで走ってきたので、4.9ミリの限界までの0.52ミリで走れる距離は単純計算で48,100キロ。
本当にこれだけ乗れればうれしい限りなのですが、やっぱり少し用心して早めに交換したほうがいいかな。
まあ、来年のGWにやろうかと思っていましたが、次回はツーリングに費やせそうです。
最後にクラッチのハウジングの中を覗いておきます。
以前クラッチレリーズシリンダ交換しましたが、すでに経験している通り、これはフルード漏れを起こすことがあります。
ひどくなるとハウジング内に流れるようですが、どうやら大丈夫のようです。
写真では分かりにくいですが、見える範囲でフルードのあとはありませんでした。

さて、クラッチは少し安心していられるかな?

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前回の記事でセルモーターをはずしたとき、こんなときしか見ることができないクラッチプレートを点検してみました。
何を点検したかというと、その厚みであります。
これは realoem.com のパーツ図ですが、No.6がクラッチプレート、No.5がプレッシャープレート、No.7がハウジングカバー。
プレッシャープレートとハウジングカバーの間にクラッチプレートが挟まれているので、この間の厚みを測ればクラッチの厚みがわかる...はず。

この写真で見ると、左から⑤プレッシャープレート、⑥クラッチプレート、⑦ハウジングカバーの順番に並んでいます。

この矢印の間を測ればクラッチの厚みがわかる...はず。

プレッシャープレートは一部クラッチプレートにかぶっている部分がありますので、そこを避けて測ります。

何回か測った結果は5.42ミリ。

前回、88,000キロくらいで測ったときは5.43ミリだったのですが、23,000キロを走って0.01ミリしか減っていないというのはちと不自然。
どちらかの測定結果が間違っていると思われますが、記憶が新しく、慎重に数回測定した今回のほうが信憑性が高いと思われます。
何回か測定した中の最小値が5.42ミリだったこともあるし、現在の厚みはこれが正解と思っておきましょう。
前回の測定の信憑性が低いといいながらその数字をもとにすると、そのときに測った新品の6.62ミリとの差は1.2ミリ。
111,000キロを1.2ミリで走ってきたので、4.9ミリの限界までの0.52ミリで走れる距離は単純計算で48,100キロ。
本当にこれだけ乗れればうれしい限りなのですが、やっぱり少し用心して早めに交換したほうがいいかな。
まあ、来年のGWにやろうかと思っていましたが、次回はツーリングに費やせそうです。
最後にクラッチのハウジングの中を覗いておきます。
以前クラッチレリーズシリンダ交換しましたが、すでに経験している通り、これはフルード漏れを起こすことがあります。
ひどくなるとハウジング内に流れるようですが、どうやら大丈夫のようです。
写真では分かりにくいですが、見える範囲でフルードのあとはありませんでした。

さて、クラッチは少し安心していられるかな?

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No title
クラッチ板自体はうまく使えばかなり持たせられるのですが、ミッションのドライブシャフトのスプライン(クラッチ板と噛み合うギザギザ)が摩耗していないか心配です。
ここが減っちゃっているとミッションをばらしてドライブシャフト交換になってしまいます。
仮にクラッチ板を交換しない場合でも、各部をちゃんと給油して組直すとクラッチレバーを引いた時の軽さが全然違いますよ。(僕がこないだやったR1100RSも)
ただし、給油していい所といけないところを間違えると滑って大変な事になりますが
ここが減っちゃっているとミッションをばらしてドライブシャフト交換になってしまいます。
仮にクラッチ板を交換しない場合でも、各部をちゃんと給油して組直すとクラッチレバーを引いた時の軽さが全然違いますよ。(僕がこないだやったR1100RSも)
ただし、給油していい所といけないところを間違えると滑って大変な事になりますが

No title
クラッチはそろそろ気になってくる時期でしょうね。
クラッチの摩耗もそうですが、分解することで初めて分かる異常や摩耗もあるので、作業をやっておくのは良いことだと思います。オイルシールの交換もやっておくとベターですね。
この時、よく見かけるトランスミッションより後ろを非分解で取り外す方法ではなく、一つ一つ外していくのがおすすめです。なぜなら、ベアリングの摩耗やシールの劣化が見つかることがあるからです。
かくいう僕も、休止中のGSのクラッチ交換をこの正月にやる予定です。
こんどはクランクシャフトのオイルシールも取り替えたいし、クラッチは全交換するつもりでパーツを揃えてあります。
正直かなり面倒くさい作業なので、いまから気が重い……
クラッチの摩耗もそうですが、分解することで初めて分かる異常や摩耗もあるので、作業をやっておくのは良いことだと思います。オイルシールの交換もやっておくとベターですね。
この時、よく見かけるトランスミッションより後ろを非分解で取り外す方法ではなく、一つ一つ外していくのがおすすめです。なぜなら、ベアリングの摩耗やシールの劣化が見つかることがあるからです。
かくいう僕も、休止中のGSのクラッチ交換をこの正月にやる予定です。
こんどはクランクシャフトのオイルシールも取り替えたいし、クラッチは全交換するつもりでパーツを揃えてあります。
正直かなり面倒くさい作業なので、いまから気が重い……
Re: No title
Ryuさん、こんばんは。
> クラッチ板自体はうまく使えばかなり持たせられるのですが、ミッションのドライブシャフトのスプライン(クラッチ板と噛み合うギザギザ)が摩耗していないか心配です。
> ここが減っちゃっているとミッションをばらしてドライブシャフト交換になってしまいます。
いつもアドバイスありがとうございます。
そうですね、スプラインは心配ですね。
以前、パラレバーのピボットベアリング交換をしたとき、カルダンシャフトのふぃあ鳴門の噛み合いのスプラインに摩滅はなかったのですが、前側のインプットとアウトプットは見ていませんからね、やっぱり確認したほうがいいんでしょうね。
> 仮にクラッチ板を交換しない場合でも、各部をちゃんと給油して組直すとクラッチレバーを引いた時の軽さが全然違いますよ。(僕がこないだやったR1100RSも)
> ただし、給油していい所といけないところを間違えると滑って大変な事になりますが
しっかりマニュアル類を見ておかないといけませんね。
動してもし自信がなかったらショップにお任せする勇気も必要だなと思います。
今回の記事を予約投稿したあと、来年の会社のカレンダが出たのですが、なんとGWのど真ん中に出勤日が(泣)
こりゃ潔くメンテナンスに費やせという神のお告げか(笑)
Kachi//
> クラッチ板自体はうまく使えばかなり持たせられるのですが、ミッションのドライブシャフトのスプライン(クラッチ板と噛み合うギザギザ)が摩耗していないか心配です。
> ここが減っちゃっているとミッションをばらしてドライブシャフト交換になってしまいます。
いつもアドバイスありがとうございます。
そうですね、スプラインは心配ですね。
以前、パラレバーのピボットベアリング交換をしたとき、カルダンシャフトのふぃあ鳴門の噛み合いのスプラインに摩滅はなかったのですが、前側のインプットとアウトプットは見ていませんからね、やっぱり確認したほうがいいんでしょうね。
> 仮にクラッチ板を交換しない場合でも、各部をちゃんと給油して組直すとクラッチレバーを引いた時の軽さが全然違いますよ。(僕がこないだやったR1100RSも)
> ただし、給油していい所といけないところを間違えると滑って大変な事になりますが

しっかりマニュアル類を見ておかないといけませんね。
動してもし自信がなかったらショップにお任せする勇気も必要だなと思います。
今回の記事を予約投稿したあと、来年の会社のカレンダが出たのですが、なんとGWのど真ん中に出勤日が(泣)
こりゃ潔くメンテナンスに費やせという神のお告げか(笑)
Kachi//
Re: No title
ぷんとさん、こんばんは。
> クラッチはそろそろ気になってくる時期でしょうね。
> クラッチの摩耗もそうですが、分解することで初めて分かる異常や摩耗もあるので、作業をやっておくのは良いことだと思います。オイルシールの交換もやっておくとベターですね。
> この時、よく見かけるトランスミッションより後ろを非分解で取り外す方法ではなく、一つ一つ外していくのがおすすめです。なぜなら、ベアリングの摩耗やシールの劣化が見つかることがあるからです。
なるほど、いつもアドバイスありがとうございます。
これはやっぱりGWには一回後ろ半分ばらさないといけませんかね。
実はクラッチ周りはやりたい半分、心配で気が重い半分で複雑なんですよ。
しっかり予習しましょう。
おっしゃるように、製造後13年も経過していますからシール類も見たほうがいいですものね。
重い腰を上げないといけなさそうです。
> かくいう僕も、休止中のGSのクラッチ交換をこの正月にやる予定です。
> こんどはクランクシャフトのオイルシールも取り替えたいし、クラッチは全交換するつもりでパーツを揃えてあります。
> 正直かなり面倒くさい作業なので、いまから気が重い……
ぷんとさんのクラッチはすでに一回交換されていて、まだ10万キロも走られていないと思いますけど、もう交換ですか?
次回は前回以上に重整備になりそうですが、もし記事にされるのでしたら、ぜひ参考にさせてください。
Kachi//
> クラッチはそろそろ気になってくる時期でしょうね。
> クラッチの摩耗もそうですが、分解することで初めて分かる異常や摩耗もあるので、作業をやっておくのは良いことだと思います。オイルシールの交換もやっておくとベターですね。
> この時、よく見かけるトランスミッションより後ろを非分解で取り外す方法ではなく、一つ一つ外していくのがおすすめです。なぜなら、ベアリングの摩耗やシールの劣化が見つかることがあるからです。
なるほど、いつもアドバイスありがとうございます。
これはやっぱりGWには一回後ろ半分ばらさないといけませんかね。
実はクラッチ周りはやりたい半分、心配で気が重い半分で複雑なんですよ。
しっかり予習しましょう。
おっしゃるように、製造後13年も経過していますからシール類も見たほうがいいですものね。
重い腰を上げないといけなさそうです。
> かくいう僕も、休止中のGSのクラッチ交換をこの正月にやる予定です。
> こんどはクランクシャフトのオイルシールも取り替えたいし、クラッチは全交換するつもりでパーツを揃えてあります。
> 正直かなり面倒くさい作業なので、いまから気が重い……
ぷんとさんのクラッチはすでに一回交換されていて、まだ10万キロも走られていないと思いますけど、もう交換ですか?
次回は前回以上に重整備になりそうですが、もし記事にされるのでしたら、ぜひ参考にさせてください。
Kachi//
No title
気が重いというのはよくわかります。僕も前回はすごく気が重くて、すごく気合い入れて作業開始したのを思い出します。もう、スケジュール帳にこの日からこの日までクラッチ交換、と書き込んでしまうんです。
前回の交換からすでに9万キロ走っているのですよ。
クラッチが滑り出してから交換するというのも有りですが、ぼくは常に早め早めの交換を心がけているので、今回も早めにやってしまうつもり。どうせ休眠中だし、ゆっくり作業できます。
前回の交換からすでに9万キロ走っているのですよ。
クラッチが滑り出してから交換するというのも有りですが、ぼくは常に早め早めの交換を心がけているので、今回も早めにやってしまうつもり。どうせ休眠中だし、ゆっくり作業できます。
Re: No title
ぷんとさん、こんばんは。
> 気が重いというのはよくわかります。僕も前回はすごく気が重くて、すごく気合い入れて作業開始したのを思い出します。もう、スケジュール帳にこの日からこの日までクラッチ交換、と書き込んでしまうんです。
ぷんとさんですらそんなに気合を入れないといけないんでは、私のような半分以上素人なんて、相当な覚悟が必要ですね(^^;
まあ、何事にも初めてはあるので腹くくってやるしかないですねぇ。
> 前回の交換からすでに9万キロ走っているのですよ。
> クラッチが滑り出してから交換するというのも有りですが、ぼくは常に早め早めの交換を心がけているので、今回も早めにやってしまうつもり。どうせ休眠中だし、ゆっくり作業できます。
なるほど、早め早めの交換が吉ですね。
トラブルが出てからやるのでは、ほかにトラブルが広がるかもしれないし。
そろそろ予習でもしながら記事を書こうかな。それも一興ですね。
Kachi//
> 気が重いというのはよくわかります。僕も前回はすごく気が重くて、すごく気合い入れて作業開始したのを思い出します。もう、スケジュール帳にこの日からこの日までクラッチ交換、と書き込んでしまうんです。
ぷんとさんですらそんなに気合を入れないといけないんでは、私のような半分以上素人なんて、相当な覚悟が必要ですね(^^;
まあ、何事にも初めてはあるので腹くくってやるしかないですねぇ。
> 前回の交換からすでに9万キロ走っているのですよ。
> クラッチが滑り出してから交換するというのも有りですが、ぼくは常に早め早めの交換を心がけているので、今回も早めにやってしまうつもり。どうせ休眠中だし、ゆっくり作業できます。
なるほど、早め早めの交換が吉ですね。
トラブルが出てからやるのでは、ほかにトラブルが広がるかもしれないし。
そろそろ予習でもしながら記事を書こうかな。それも一興ですね。
Kachi//