餘部鉄橋を見に行こう ~旧い鉄橋も残っていた~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
鎧駅を出たら、餘部鉄橋はすぐ隣。
R178に入って道が北の方角を向いてしばらくすると、餘部鉄橋が見えてきました。

いや、いまは鉄橋ではなくなってしまっていますよね、餘部橋梁というのが正しい。

確かあそこに喫茶店があったはず、と思って着いたところは、喫茶店はなくなっていて、道の駅ができていました。

鉄橋は新しいコンクリート製の橋梁にとって代わられてしまいましたが、一部がまだ保存されています。

橋は平成22年にかけ替えられているのですが、この橋のすぐ下の公園は3年後の平成25年にできたようです。

西側の3本の橋脚はかつての姿をとどめていて、上は展望台になっています。
その橋脚のすぐ南隣りに新しい橋梁が通っています。

塗装記録というのがちゃんと記されています。
ここは日本海に程近く、潮風にさらされるので、定期的にペンキの塗り直しをして維持されています。
明治45年建造の鉄橋が100年以上もこうして原形をとどめて運用できたのは、こうしたメンテナンスの賜物。

駅のほうに向かう途中に説明書きがありました。
先ほど旧い橋の上が展望台になっていると書きましたが、それはこの看板を見て知ったものです。

餘部駅はエレベータもエスカレータもない山の上にあります。お年寄りにはけっこうきついはず。
その途中からトンネル側が見えます。
旧い橋を残したままどうやって新しい橋をかけ替えたのかと思っていましたが、橋一本分南にそらせて橋を建てたんですね。

ホームのところまで上がってきました。
かつての鉄橋のころは、プラットホームは線路の南側にあったと記憶します。しかし、橋と線路が南に動いたことで、そのホームがあった山の法面は削り取られ、ホームはほぼ同じ位置ですが新しい姿になって線路の北側に位置していました。

旧い線路はここから東のほうに向かっていて、旧い橋の上まで行けます。

ここが現在でも残っている西側3本の橋の上の展望台。
確かにここからの景色は絶景なのですが、残念なことに安全柵がうるさく、写真に撮ってもぜんぜん見栄えしません。

ここは展望台の東の端っこからトンネルのほうを見たところ。
こうやってみると、旧い線路がまっすぐトンネルに向かっていて、新しい線路が南にそれて延びてきているのがよくわかります。

展望台をあとにして、少し戻ってから撮影ポイントに来てみました。
う~ん、こんなことを言ったら叱られるかもしれませんが、やっぱり雰囲気としてはトレッスル橋のほうが上だなぁ。

とにかく『空の駅』と言われるくらい高いところにあるので、いろんなものを設置するのもたいへんだったでしょうね。

そこへ上り列車が入り、発進していきました。

電化されていないので、昔ながらのディーゼル車両が走っていきます。
さっき雰囲気のことを書きましたけど、安心感という意味ではやっぱり新しい橋梁のほうが上ですね。


駅をあとにして下りていきます。
明治45年に建設されて、塗装やその他のメンテナンスをされてはいるでしょうが、たぶん分解なんかされたことはないのでしょう、よくもまあ100年以上も維持できたものです。

地上の基礎部分。
脚を直接地面に打ち込んだ基礎に固定するのとは別にもう一本、橋脚を固定している部品があります。これがどれくらいの効果があるのか、私にはわかりません。

そうやって旧い橋と新しい橋を堪能したあと、帰路につきました。

途中、こんな景色のところで休憩したりして、のんびり家路をたどります。

少し眠くなったので、休んでから再出発。

帰りも4時間もかかって帰宅、ODOは 109,754キロ、往復で381キロ。
一部、高速無料区間を使った以外は全部下道でよく走ったものです。

燃費ですが、給油ベースの満タン法で371.9キロを17.45リットルで走ったので、リッターあたり21.31キロ。まあ上出来ですね。

久しぶりに長距離をがっつり走って大満足でした。
エンジンの調子もすっかり戻ったし、また乗るのが楽しみになりました。

今回の餘部までのルート、まあ載せるほどでもありませんが(^^)

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鎧駅を出たら、餘部鉄橋はすぐ隣。
R178に入って道が北の方角を向いてしばらくすると、餘部鉄橋が見えてきました。

いや、いまは鉄橋ではなくなってしまっていますよね、餘部橋梁というのが正しい。

確かあそこに喫茶店があったはず、と思って着いたところは、喫茶店はなくなっていて、道の駅ができていました。

鉄橋は新しいコンクリート製の橋梁にとって代わられてしまいましたが、一部がまだ保存されています。

橋は平成22年にかけ替えられているのですが、この橋のすぐ下の公園は3年後の平成25年にできたようです。

西側の3本の橋脚はかつての姿をとどめていて、上は展望台になっています。
その橋脚のすぐ南隣りに新しい橋梁が通っています。

塗装記録というのがちゃんと記されています。
ここは日本海に程近く、潮風にさらされるので、定期的にペンキの塗り直しをして維持されています。
明治45年建造の鉄橋が100年以上もこうして原形をとどめて運用できたのは、こうしたメンテナンスの賜物。

駅のほうに向かう途中に説明書きがありました。
先ほど旧い橋の上が展望台になっていると書きましたが、それはこの看板を見て知ったものです。

餘部駅はエレベータもエスカレータもない山の上にあります。お年寄りにはけっこうきついはず。
その途中からトンネル側が見えます。
旧い橋を残したままどうやって新しい橋をかけ替えたのかと思っていましたが、橋一本分南にそらせて橋を建てたんですね。

ホームのところまで上がってきました。
かつての鉄橋のころは、プラットホームは線路の南側にあったと記憶します。しかし、橋と線路が南に動いたことで、そのホームがあった山の法面は削り取られ、ホームはほぼ同じ位置ですが新しい姿になって線路の北側に位置していました。

旧い線路はここから東のほうに向かっていて、旧い橋の上まで行けます。

ここが現在でも残っている西側3本の橋の上の展望台。
確かにここからの景色は絶景なのですが、残念なことに安全柵がうるさく、写真に撮ってもぜんぜん見栄えしません。

ここは展望台の東の端っこからトンネルのほうを見たところ。
こうやってみると、旧い線路がまっすぐトンネルに向かっていて、新しい線路が南にそれて延びてきているのがよくわかります。

展望台をあとにして、少し戻ってから撮影ポイントに来てみました。
う~ん、こんなことを言ったら叱られるかもしれませんが、やっぱり雰囲気としてはトレッスル橋のほうが上だなぁ。

とにかく『空の駅』と言われるくらい高いところにあるので、いろんなものを設置するのもたいへんだったでしょうね。

そこへ上り列車が入り、発進していきました。

電化されていないので、昔ながらのディーゼル車両が走っていきます。
さっき雰囲気のことを書きましたけど、安心感という意味ではやっぱり新しい橋梁のほうが上ですね。


駅をあとにして下りていきます。
明治45年に建設されて、塗装やその他のメンテナンスをされてはいるでしょうが、たぶん分解なんかされたことはないのでしょう、よくもまあ100年以上も維持できたものです。

地上の基礎部分。
脚を直接地面に打ち込んだ基礎に固定するのとは別にもう一本、橋脚を固定している部品があります。これがどれくらいの効果があるのか、私にはわかりません。

そうやって旧い橋と新しい橋を堪能したあと、帰路につきました。

途中、こんな景色のところで休憩したりして、のんびり家路をたどります。

少し眠くなったので、休んでから再出発。

帰りも4時間もかかって帰宅、ODOは 109,754キロ、往復で381キロ。
一部、高速無料区間を使った以外は全部下道でよく走ったものです。

燃費ですが、給油ベースの満タン法で371.9キロを17.45リットルで走ったので、リッターあたり21.31キロ。まあ上出来ですね。

久しぶりに長距離をがっつり走って大満足でした。
エンジンの調子もすっかり戻ったし、また乗るのが楽しみになりました。

今回の餘部までのルート、まあ載せるほどでもありませんが(^^)

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コメントの投稿
No title
余部鉄橋、こんなになっちゃったんですか!
僕が知ってるのは、鉄骨で支えられたいかにも怖そうな鉄橋でした。山陰地方を走るときは、必ずと行っていいほど下をくぐりました。
こんなふうになっちゃうんなら、掛け替える前に見に行けばよかったなあ。
僕が知ってるのは、鉄骨で支えられたいかにも怖そうな鉄橋でした。山陰地方を走るときは、必ずと行っていいほど下をくぐりました。
こんなふうになっちゃうんなら、掛け替える前に見に行けばよかったなあ。
No title
Kachiさん,お邪魔します。
鉄橋って,絵になりますね。
この辺は,この後紅葉するのでしょうか?
紅葉したら,さらに素晴らしい景色になりそうですね。
京都の紅葉は,まだ見たことがないので,見てみたいです。
鉄橋って,絵になりますね。
この辺は,この後紅葉するのでしょうか?
紅葉したら,さらに素晴らしい景色になりそうですね。
京都の紅葉は,まだ見たことがないので,見てみたいです。
No title
こんにちは~
風情と言う点では鉄橋ですよね~コンクリートじゃなんだか・・・w
餘部鉄橋は高校時代バイクで遊びに来て
ちょっと手前のユースホステルで泊まったんですが
そこに鉄橋を渡るSLの写真があって凄くカッコよかったのを覚えてます
それから何年かして転落事故があったときはびっくりしました
風情と言う点では鉄橋ですよね~コンクリートじゃなんだか・・・w
餘部鉄橋は高校時代バイクで遊びに来て
ちょっと手前のユースホステルで泊まったんですが
そこに鉄橋を渡るSLの写真があって凄くカッコよかったのを覚えてます
それから何年かして転落事故があったときはびっくりしました
Re: No title
ぷんとさん、こんばんは。
> 余部鉄橋、こんなになっちゃったんですか!
> 僕が知ってるのは、鉄骨で支えられたいかにも怖そうな鉄橋でした。山陰地方を走るときは、必ずと行っていいほど下をくぐりました。
ぷんとさんも何回もいらっしゃっていたんですね。
そうなんです。
もうずいぶん前にこんなになっちゃったんですよ。
いちど大きな事故がありましたからね、安全を考えるとどうしてもこうなっちゃうんでしょうね、残念です。
> こんなふうになっちゃうんなら、掛け替える前に見に行けばよかったなあ。
私もかけ替えられる直前に行きたかったのですが、果たせずでした、残念。
29日の午前零時に11年前のときの様子をアップするよう、予約投稿をしてあります。
もしよろしかったらご覧になってください。
やっぱり雰囲気は古いほうなんですよねぇ。
Kachi//
> 余部鉄橋、こんなになっちゃったんですか!
> 僕が知ってるのは、鉄骨で支えられたいかにも怖そうな鉄橋でした。山陰地方を走るときは、必ずと行っていいほど下をくぐりました。
ぷんとさんも何回もいらっしゃっていたんですね。
そうなんです。
もうずいぶん前にこんなになっちゃったんですよ。
いちど大きな事故がありましたからね、安全を考えるとどうしてもこうなっちゃうんでしょうね、残念です。
> こんなふうになっちゃうんなら、掛け替える前に見に行けばよかったなあ。
私もかけ替えられる直前に行きたかったのですが、果たせずでした、残念。
29日の午前零時に11年前のときの様子をアップするよう、予約投稿をしてあります。
もしよろしかったらご覧になってください。
やっぱり雰囲気は古いほうなんですよねぇ。
Kachi//
Re: No title
ドラゴンローディーさん、こんばんは。
> Kachiさん,お邪魔します。
> 鉄橋って,絵になりますね。
ですよねぇ。
やっぱり古い鉄橋の方がこういう田舎の線路にはぴったりきますよね。
コンクリートだとちょっと味けないですよね。
> この辺は,この後紅葉するのでしょうか?
> 紅葉したら,さらに素晴らしい景色になりそうですね。
ああそうですね~
私はここはなぜか暑い自分しか着たことがないのですが、きっと紅葉の時期はいいと思いますよ。
ネットで検索してみると、冬も絵になりますよ。
> 京都の紅葉は,まだ見たことがないので,見てみたいです。
ぜひいらっしゃってください。
まあとにかく紅葉の京都はど定番という感じですからね。
でも、ドラゴンローディーさん地方もいいところいっぱいありそうですよ(^^)
特に先日行かれた日光方面は私の憧れです。
東京勤務時代に何回か行きましたけど、紅葉の季節だけ行けていないんですよ(^^;
また行きたいものです(^^)
Kachi//
> Kachiさん,お邪魔します。
> 鉄橋って,絵になりますね。
ですよねぇ。
やっぱり古い鉄橋の方がこういう田舎の線路にはぴったりきますよね。
コンクリートだとちょっと味けないですよね。
> この辺は,この後紅葉するのでしょうか?
> 紅葉したら,さらに素晴らしい景色になりそうですね。
ああそうですね~
私はここはなぜか暑い自分しか着たことがないのですが、きっと紅葉の時期はいいと思いますよ。
ネットで検索してみると、冬も絵になりますよ。
> 京都の紅葉は,まだ見たことがないので,見てみたいです。
ぜひいらっしゃってください。
まあとにかく紅葉の京都はど定番という感じですからね。
でも、ドラゴンローディーさん地方もいいところいっぱいありそうですよ(^^)
特に先日行かれた日光方面は私の憧れです。
東京勤務時代に何回か行きましたけど、紅葉の季節だけ行けていないんですよ(^^;
また行きたいものです(^^)
Kachi//
Re: No title
TREKさん、こんばんは。
> こんにちは~
> 風情と言う点では鉄橋ですよね~コンクリートじゃなんだか・・・w
でしょう、でしょう?
やっぱりコンクリートは味気ないですよね。
こう言っては不謹慎ですが、あの細いトレッスル橋の上に、下から見えるような状態で列車が走っているのが雰囲気なんですよね~
> 餘部鉄橋は高校時代バイクで遊びに来て
> ちょっと手前のユースホステルで泊まったんですが
> そこに鉄橋を渡るSLの写真があって凄くカッコよかったのを覚えてます
> それから何年かして転落事故があったときはびっくりしました
あれはびっくりしましたよね。
私も強烈に印象に残っています。
橋の下にはいまでも慰霊碑が立っています。
カニ缶詰の工場かなんかがあって、被害が広がったんですよね。
それを考えるといまの端に変わるのも時代の流れなんでしょうけど、風景的にはもうちょっと考えてほしかった気がします(^^;
まあでも、いまでも天空の端と駅であることには違いないですから、一見の価値はあり、ですね。
Kachi//
> こんにちは~
> 風情と言う点では鉄橋ですよね~コンクリートじゃなんだか・・・w
でしょう、でしょう?
やっぱりコンクリートは味気ないですよね。
こう言っては不謹慎ですが、あの細いトレッスル橋の上に、下から見えるような状態で列車が走っているのが雰囲気なんですよね~
> 餘部鉄橋は高校時代バイクで遊びに来て
> ちょっと手前のユースホステルで泊まったんですが
> そこに鉄橋を渡るSLの写真があって凄くカッコよかったのを覚えてます
> それから何年かして転落事故があったときはびっくりしました
あれはびっくりしましたよね。
私も強烈に印象に残っています。
橋の下にはいまでも慰霊碑が立っています。
カニ缶詰の工場かなんかがあって、被害が広がったんですよね。
それを考えるといまの端に変わるのも時代の流れなんでしょうけど、風景的にはもうちょっと考えてほしかった気がします(^^;
まあでも、いまでも天空の端と駅であることには違いないですから、一見の価値はあり、ですね。
Kachi//
No title
安全上仕方ないならしょうがないですが、やはり鉄橋のほうが見栄えはいいですよね~。
ただ、いくらかでも鉄橋が残されているというのは、当時を思い出すのに役立ちそうです。
去年行きましたが・・・階段がきつかったのはよく覚えています。(^^;)
ただ、いくらかでも鉄橋が残されているというのは、当時を思い出すのに役立ちそうです。
去年行きましたが・・・階段がきつかったのはよく覚えています。(^^;)
Re: No title
るーのぼさん、こんばんは。
> 安全上仕方ないならしょうがないですが、やはり鉄橋のほうが見栄えはいいですよね~。
> ただ、いくらかでも鉄橋が残されているというのは、当時を思い出すのに役立ちそうです。
やっぱり皆さんそう思われますよね(^^)
でもそうなんです、救われた気がした(?)のは、橋脚が一部でも残されていたことなんですよ。
私は11年ぶりに見たので、おお、やっぱりこの鉄の感触だなぁ、って思いました(^^)
> 去年行きましたが・・・階段がきつかったのはよく覚えています。(^^;)
るーのぼさんも行かれたんですね。
もうかけ変わってしまったあとで、ちょっと残念でしたね。
あの階段、ホントけっこうきますよね。
名物の駅でなければ、好き好んであんな階段の上の駅なんて使いませんよね、普通(^^;
話のタネに行くのはいいところですね、景色もいいですし(^^)v
Kachi//
> 安全上仕方ないならしょうがないですが、やはり鉄橋のほうが見栄えはいいですよね~。
> ただ、いくらかでも鉄橋が残されているというのは、当時を思い出すのに役立ちそうです。
やっぱり皆さんそう思われますよね(^^)
でもそうなんです、救われた気がした(?)のは、橋脚が一部でも残されていたことなんですよ。
私は11年ぶりに見たので、おお、やっぱりこの鉄の感触だなぁ、って思いました(^^)
> 去年行きましたが・・・階段がきつかったのはよく覚えています。(^^;)
るーのぼさんも行かれたんですね。
もうかけ変わってしまったあとで、ちょっと残念でしたね。
あの階段、ホントけっこうきますよね。
名物の駅でなければ、好き好んであんな階段の上の駅なんて使いませんよね、普通(^^;
話のタネに行くのはいいところですね、景色もいいですし(^^)v
Kachi//