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サスペンション摺動部分の潤滑とフロントフォークオイルシール交換の方法検討

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、タンクをはずしたときにちょっと手が届きやすくなったところを少し。

フロントフォークのダストブーツ。ここにシリコンスプレーを噴きつけておきます。
でもこのひび割れ、もういい加減何とかしないといけませんが、なんとなく後回しにしてしまっている...。
20160625_01

右側もしかり。シリコン噴きつけるのもいいけど、早く交換しないといけない。
20160625_02

フロントのショックのシャフトにもシリコンスプレーを吹き付けます。
このあと、センタースタンドをはずしてストロークさせるとこんなところまでストロークします。
20160625_03

ちょっと角度を変えると、バンプラバーのすぐ上まで。
20160625_04

リア側も同じようにしましたが、奥まっているので写真はなしです。
これで翌日からの通勤の乗り心地がまたよくなりました。

ところでこのフロントフォーク。
インナーフォークをつかんでひねると...
20160625_05

こんなふうに回ります。
20160625_06

つまり、一般的なテレスコピックのフロントフォークと違って、トップブリッジに締結はされていますが、フォーク周囲を締め付けられて固定されているのではありません。
トップブリッジにはボルトを介して締結されています。
R系のテレレバーサスペンションは、その構造上、路面の不整を吸収してストロークするとフロントフォークが寝る方向にディメンションが変化します。
そのときに、このトップブリッジに締結されているところが揺動するか、トップブリッジ全体が揺動することでそのディメンション変化を作り出しているはず。
実際に運転していて、ストロークするたびにハンドルが前後にゆすられると感じることはないので、たぶん前者だと思います。
なので、フロントの左右インナーフォークをはずしてしまったら何となく上からインナーを抜いてシール交換ができそう。
20160625_07

この4本のボルトを抜けばハンドルが外れてその下にインナーフォークを締結しているボルトが見えるはず。
20160625_08

ちなみにこれ、ハンドルライライザーをつけたときの写真ですが、下にあるこのキャップをはずせばそのボルト(受け側だからナットか)にアクセスできるはずです。
20160625_09

この方法だとアウター内に入っているオイルを交換することはできませんが、テレレバーサスの場合は、オイルはダンピングなどの仕事をしているわけではなく、単に潤滑だけが仕事なので、交換はサボれば? という悪魔のささやきが(^^;
ダメだ、やれ、というご指摘は大歓迎です(笑)

なんだかロケハンばかりですが、これも早いこと手をつけるべき仕事ですね。

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No title

RTとSはトップブリッジの構造が違うコトを初めて知りました
Sはフツウのテレスコピックのようにトップブリッジにフォークが締め付けられてますよ
構造の違いはストローク量の違いのせいですかねぇ
フォークオイル交換もそのままできそうな気がしますが、
世間はフロントフォークの全バラ作業を期待してるでしょう・・(笑)


No title

ダストシールのひびは、中に水が入ってしまって、オイルシールのスプリングを錆びさせてしまいます。僕のがそうなりましたw
なので、本来のオイルシールの寿命を大幅に縮めてしまうんです。早く交換したほうがいいと思います。

あと、フォークオイル交換はまったく面倒な事ないですよ。
オイルも適当なのでOKですし。ショーワかヤマハの安いオイルで十分。
アンダーチューブは固定されてないので、スポッと抜けてきます。それを逆さにすればオイルは排出されますよ。

Re: No title

ふらふらさん、こんばんは。

> RTとSはトップブリッジの構造が違うコトを初めて知りました
> Sはフツウのテレスコピックのようにトップブリッジにフォークが締め付けられてますよ

そう言われてみてCLYMERのマニュアルを見てみたら、確かにSとRSはトップブリッジで締めつけられていますね。
これはなぜでしょうねぇ。
味付けが違うという単純なものではない気もしますね。

> 構造の違いはストローク量の違いのせいですかねぇ

観察してみると、グリップ位置のオフセットが小さいモデルはトップブリッジで締めつけられていて、オフセットが大きいモデルはトップブリッジの締結部分で揺動するように見えますね。
オフセットが大きいとストロークに伴うハンドルバーの揺動が増幅されるから構造が違うのかもしれませんね。

> フォークオイル交換もそのままできそうな気がしますが、
> 世間はフロントフォークの全バラ作業を期待してるでしょう・・(笑)

うふふ、やっぱり作業は期待されているでしょうか(^^;
まあそんなにメジャーではないと思いますが(^^;
でも、上からホースを入れて大きな注射器で吸っちゃってもいけそうな気もしますね、やっぱりやっちゃいましょうかね(笑)

Kachi//

Re: No title

ぷんとさん、こんばんは。

> ダストシールのひびは、中に水が入ってしまって、オイルシールのスプリングを錆びさせてしまいます。僕のがそうなりましたw
> なので、本来のオイルシールの寿命を大幅に縮めてしまうんです。早く交換したほうがいいと思います。

なるほど、確かにそうですね、こりゃ早めにしないとや買いなことになるかも。
というか、もうすでになっているかもしれませんね(^^;
スプリングが錆びていたら交換ですものねぇ、あけたはいいけど復旧できないとちょっと厄介だなぁ。

> あと、フォークオイル交換はまったく面倒な事ないですよ。
> オイルも適当なのでOKですし。ショーワかヤマハの安いオイルで十分。
> アンダーチューブは固定されてないので、スポッと抜けてきます。それを逆さにすればオイルは排出されますよ。

そうなんですね~
テレレバーのボールジョイントをテレレバーからはずさないとダメかと思ったのですが、そこの四つのボルトをはずせばフォークが外れて抜けそうですね。
こりゃ意外といけるかも。
挑戦してみましょうかね、面白そうです(^^)

Kachi//

No title

シールの交換自体は簡単です。
インナーチューブはアウターに固定されておらずスポッと抜けるので。
注意点とすれば、交換して組みあがった状態でフロントを上げてフォークを伸ばし切り、インナーチューブの上の横っちょにある小さいネジを一回緩めてエアーを通してまた締めます。
それがフォーク内の空気量の基準となります。
オイルの交換は必要ないと言えばないですが、左右の量が差が無いようにはしたほうが良いです。オイルの量を調整することによって普通のテレスコピックフォークの油面調整と同様にフォークの沈み込み量を調整できます。

Re: No title

> シールの交換自体は簡単です。
> インナーチューブはアウターに固定されておらずスポッと抜けるので。
> 注意点とすれば、交換して組みあがった状態でフロントを上げてフォークを伸ばし切り、インナーチューブの上の横っちょにある小さいネジを一回緩めてエアーを通してまた締めます。
> それがフォーク内の空気量の基準となります。
> オイルの交換は必要ないと言えばないですが、左右の量が差が無いようにはしたほうが良いです。オイルの量を調整することによって普通のテレスコピックフォークの油面調整と同様にフォークの沈み込み量を調整できます。

なるほど~、いつもながら詳細なアドバイスをありがとうございます。
私はどうもビビりで、初めてのことをするのにいろいろ逡巡しちゃうんですよね~
タイヤ外して、フォークはずして、いちどやってみましょうか。
楽しみですね~

ところで風邪の具合はどうですか?
大事ありませんように。

Kachi//
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Kachi

Author:Kachi
大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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