Golf 5 Variantのスーパーチャージャが故障
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日、長谷寺に行った帰り道のこと。
とある上り坂で加速しようとアクセルをふんだら...
あれ?
加速しないぞ?
タコメータを見ても回転上がらず。
インパネを見るとエンジンマークが点いている(写真撮り忘れ)。
ええ〜〜?
幸いと言っていいんでしょうね、いちどアクセルを戻して再度踏み込むと加速するようになったので、だましだまし京都まで戻ってきました。
途中でVWのディーラーに電話を入れて、事情を説明して入庫することにしました。
最近の原因追求はだいたいコンピュータによる診断のようで、少し時間はかかりましたが、原因が特定されました。
拙宅のGolf5 Variantは 1.4リットルのエンジンラインアップの中でもツインチャージのハイパワーバージョン。
概ね3,000rpmまでの低回転領域の加速ではスーパーチャージャーが、そこを超えるとターボチャージャーが加給してパワーとトルクを稼ぐ設計です。
ターボチャージャは排気系にタービンが設置されていてこれで過給をしますが、スーパーチャージャはどうもウォーターポンプと同軸に配置されているプーリーによって回されていて、そのプーリーがクラッチのエンゲージで駆動されるそうです。
すごく簡単な図ですが、エンジンのクランクシャフトから動力を取り出してからベルトでウォーターポンプを駆動。
これはもちろんラジエータの冷却水を循環させるわけですが、これと同軸にスーパーチャージャ駆動用のプーリーがついていると。
で、3,000rpm以下の低回転域で加速が必要になった時はスーパーチャージャプーリーにクラッチがエンゲージしてチャージし、不要になったら切られる、という構造で、この図のようにポンプにチャージャプーリーにが接触するわけではありませんが、要するにクラッチで動力が伝えられる、ということを表しています。
このクラッチの動きが渋くなって、肝心なときにクラッチがエンゲージせず、加速に必要なトルクを発生しない、ただ、固着しているわけではないので常にこのトラブルが出るのではなく、いつ出るかはわからない、らしい。
この状態に陥ってしまってチャージがなくても、緩慢ではあっても加速しそうなものなのですが、実際には全く加速の気配すら感じられないのは、やはりスロットル開度、過給状態、空燃比等々、すべての条件が揃って初めて所定のパフォーマンスが発揮されるため、それのうち一つでも欠けてしまうと、スロットルがどれだけ深く踏まれていても、コントロールしているコンピュータは加速の命令を出さないらしい。
ご多分に漏れず、これはユニットで『ウォーターポンプ+クラッチ+スーパーチャージャプーリー』全体をまるっと交換だそうです(悲)。

タイヤを交換した直後にまた大きな出費ですわ、とほほです。
修理の間に借りられる車はPolo Comfortline。
1リットル3気筒のハイオクガソリン仕様、ハイブリッドではありません。
これのインプレはまた改めて(^^)

で、二泊三日でお泊りしたカワイイGolf5 Variantを受け取りに行ってきました。
いつも私が修理箇所のことを根掘り葉掘り訊くからか、メカニックの男性は取り外したウォーターポンプユニットを見せてくれました。
横から見て、右側のプーリーにクランクシャフトからのベルトがかかってウォーターポンプを駆動、左側のプーリーにかかったベルトがスーパーチャージャにつながってチャージャを駆動、で、この2つのプーリーの間にあるクラッチの動きが渋くなっているということだそうです。

こちらがウォーターポンプ側。
真ん中の黒い樹脂製の羽がプーリーの回転を受け取って回転し、クーラントを送り出す構造。

こちら側がスーパーチャージャに向かうベルトがかかるプーリー。
こういうのってどういう構造にするのが最適なのかわからないですよね。
ウォーターポンプと別のところにプーリーをつけてやればよけいなウォーターポンプまで一緒に交換しなくてもいいじゃん、とも思いますが、ベルトの取り回しに苦労しそうですよね。
難しいところです。

ウォーターポンプとスーパーチャージャプーリーの交換は117,444kmで実施。
これくらいの距離になると、『つぎはどこだ?』という心配が出てくるのも事実なんですよね、う〜ん。


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先日、長谷寺に行った帰り道のこと。
とある上り坂で加速しようとアクセルをふんだら...
あれ?
加速しないぞ?
タコメータを見ても回転上がらず。
インパネを見るとエンジンマークが点いている(写真撮り忘れ)。
ええ〜〜?
幸いと言っていいんでしょうね、いちどアクセルを戻して再度踏み込むと加速するようになったので、だましだまし京都まで戻ってきました。
途中でVWのディーラーに電話を入れて、事情を説明して入庫することにしました。
最近の原因追求はだいたいコンピュータによる診断のようで、少し時間はかかりましたが、原因が特定されました。
拙宅のGolf5 Variantは 1.4リットルのエンジンラインアップの中でもツインチャージのハイパワーバージョン。
概ね3,000rpmまでの低回転領域の加速ではスーパーチャージャーが、そこを超えるとターボチャージャーが加給してパワーとトルクを稼ぐ設計です。
ターボチャージャは排気系にタービンが設置されていてこれで過給をしますが、スーパーチャージャはどうもウォーターポンプと同軸に配置されているプーリーによって回されていて、そのプーリーがクラッチのエンゲージで駆動されるそうです。
すごく簡単な図ですが、エンジンのクランクシャフトから動力を取り出してからベルトでウォーターポンプを駆動。
これはもちろんラジエータの冷却水を循環させるわけですが、これと同軸にスーパーチャージャ駆動用のプーリーがついていると。
で、3,000rpm以下の低回転域で加速が必要になった時はスーパーチャージャプーリーにクラッチがエンゲージしてチャージし、不要になったら切られる、という構造で、この図のようにポンプにチャージャプーリーにが接触するわけではありませんが、要するにクラッチで動力が伝えられる、ということを表しています。
このクラッチの動きが渋くなって、肝心なときにクラッチがエンゲージせず、加速に必要なトルクを発生しない、ただ、固着しているわけではないので常にこのトラブルが出るのではなく、いつ出るかはわからない、らしい。
この状態に陥ってしまってチャージがなくても、緩慢ではあっても加速しそうなものなのですが、実際には全く加速の気配すら感じられないのは、やはりスロットル開度、過給状態、空燃比等々、すべての条件が揃って初めて所定のパフォーマンスが発揮されるため、それのうち一つでも欠けてしまうと、スロットルがどれだけ深く踏まれていても、コントロールしているコンピュータは加速の命令を出さないらしい。
ご多分に漏れず、これはユニットで『ウォーターポンプ+クラッチ+スーパーチャージャプーリー』全体をまるっと交換だそうです(悲)。

タイヤを交換した直後にまた大きな出費ですわ、とほほです。
修理の間に借りられる車はPolo Comfortline。
1リットル3気筒のハイオクガソリン仕様、ハイブリッドではありません。
これのインプレはまた改めて(^^)

で、二泊三日でお泊りしたカワイイGolf5 Variantを受け取りに行ってきました。
いつも私が修理箇所のことを根掘り葉掘り訊くからか、メカニックの男性は取り外したウォーターポンプユニットを見せてくれました。
横から見て、右側のプーリーにクランクシャフトからのベルトがかかってウォーターポンプを駆動、左側のプーリーにかかったベルトがスーパーチャージャにつながってチャージャを駆動、で、この2つのプーリーの間にあるクラッチの動きが渋くなっているということだそうです。

こちらがウォーターポンプ側。
真ん中の黒い樹脂製の羽がプーリーの回転を受け取って回転し、クーラントを送り出す構造。

こちら側がスーパーチャージャに向かうベルトがかかるプーリー。
こういうのってどういう構造にするのが最適なのかわからないですよね。
ウォーターポンプと別のところにプーリーをつけてやればよけいなウォーターポンプまで一緒に交換しなくてもいいじゃん、とも思いますが、ベルトの取り回しに苦労しそうですよね。
難しいところです。

ウォーターポンプとスーパーチャージャプーリーの交換は117,444kmで実施。
これくらいの距離になると、『つぎはどこだ?』という心配が出てくるのも事実なんですよね、う〜ん。


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