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ウィンカーの点灯ディレイ回路を作ろう ~最終結線と動作確認~

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

部品と基板のハンダ付けが終わりました。
こんどはこれを実際に配線しないといけません。

その前に、ちょっと追加で部材を買ってきました

これは右側のオスと左側のメスが向こう側でつながった一本の集まりですが、これを車体との接続の一部に使おうかと。
20160131_01

それと延長用の細い銅線。
20160131_02

そして、ナイロンコネクタのメスピンをもうちょっと。
20160131_03

さて、配線図に採番してどこに何をつなぐかを決めます。
20160131_04

1番と2番はリレーを作動させてポジション回路を立つ電源をつかさどる、ウィンカーからのラインをつなぎます。
2番はそのラインのアース側、ボディアースに落します。

そして3番と4番はポジションの回路につなぎます。LEDの先はやはりアースに落します。

こちらはボディ側にいままですでにあったポジションから引っ張ってきた線とアースにつながる線。
20160131_05

そしてこちらがウィンカー。右側の赤い線からウィンカー側の線を引きだします。
20160131_06

さて、これらの番号を実際の基板に当てはめてみます。
これはポジションから来る線をつなぐほう。
20160131_07

角度を変えると全体が見えます。番号が先ほどの図のそれぞれに対応します。
20160131_08

こちらがウィンカーにセットしたLEDから生えている線。ボディアースにつながるピンと、基板の4番につながるピン。
20160131_09

これらを実際に近い形に図にしてみますとこんなふうにつなげばよろしかろう。こうしておけば間違うことは少ないかと。
20160131_10

では基板をきちんと養生しましょう。
生えている銅線が切断されにくいようにセメダインで固めたあと...
20160131_11

自己融着テープでぐるぐる巻きにします。それぞれの線がどれであるかの位置関係は保ったままにしておきます。
20160131_12

反対側も。
20160131_13

20160131_14

配線開始。
まずは入れ替えたLEDのマイナス側をアースにつなぐ接点を作ります。
20160131_15

そしてそのLEDにつながるナイロンコネクタの製作。こんどはハンダを使わずにしっかり固定できました。
下と上で丸で囲んであるところがつながっています。
20160131_16

そのコネクタ、無事にLEDに接続できることも確認。
20160131_17

とりあえず完成した全体像。
ナイロンコネクタをつけておけば、車体側との脱着も楽でしょう。意外としっかり固定されるので、走行中外れることはなさそうです。
20160131_18

車体側のポジションから引いてきた線につなぐ線。
20160131_19

こちらはボディアースへ。
20160131_20

そして、ウィンカーから分岐させる線。
20160131_21

これをミラーハウジングの裏側にマジックテープでとめて線を引き出しておきます。
20160131_22

こんな感じです。ちょっと線が長いので、最終的にはタイラップなどでまとめたほうがすっきりするかもしれません。
20160131_23

これを車体につないで完成しました。
20160131_24

実際の動作の様子です。
あんまり寒いからバイクを移動させる気がおこらず、左側だけですが、ちゃんと動作してくれました(^^)


D-Typeさんの復帰時間よりも短い時間で復帰しますが、なぜかな?
ポジションに電気食われているわけではないもんなぁ(^^)

D-Typeさん、情報をありがとうございました(^^)
記事を3回も引っ張ってしまいました(汗)

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ウィンカーの点灯ディレイ回路を作ろう ~実際に組み立てる~

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

さて、回路の理解ができたので実際に回路を作ってみます。

まずはいちばんの大物のリレーをどう基板に載せるかを考えます。
『1-16』にはウィンカーから分岐させた線とアースを接続します。
また、ポジションは『4-6』または『13-11』につなぎますので、それをどうつなぐかをよく考えます。
20160129_01

いろいろ考えて、こんな感じで基板に載せてみました。
ダイオードと電解コンデンサには極性があるので要注意。
ダイオードは帯線がないほうからあるほうに向かって電流が流れます。
また、電解コンデンサは脚の長いほうがプラス側。これを間違えると破裂することがあります。
20160129_02

基板の裏側です。
パーツ類は、リレーを除いてみんな脚が長いので、これを想定している回路の通りに接触させて接点をハンダで固定しようという算段。
20160129_03

いちばん上に見えている、基板から垂直に立ちあがっている脚が整流用のダイオード、基板の表面に沿って斜めに走っているのが電解コンデンサの脚。プラス側の長い脚がダイオードの電気の出口とリレーの1番に、そしてマイナス側の脚がリレーの16番とアースに向かう導線につながっているのがわかるでしょうか。
また、ダイオードの電気の入口にはウィンカーから分岐される線がつながっています。
20160129_04

これにポジションに向かう線もつなぎ、同じものを二つ製作しました。
20160129_05

20160129_06

20160129_07

こちらはウィンカーに仕込んだLEDのナイロンコネクタ。こちらといま作った回路をどうつなぐかを考えないといけません。
20160129_08

しつこく続きます(^^;

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ウィンカーの点灯ディレイ回路を作ろう ~部品調達~

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

もう1年ほども前、リンクもさせていただいている D-Typeさんが非常に興味深い記事を書かれていました。
D-TypeさんもウィンカーにLEDを仕込まれてポジション化されていますが、ウィンカーやハザードを動作させるとポジションが消灯するという回路を組まれた記事です。
D-Typeさんのブログ ウインカー連動遅延リレーの作成
http://akirapontaro.blog.fc2.com/blog-entry-114.html

その遅延リレーを私もまねさせていただこうと(^^;

部材から設計図まで、そのまますっかりD-Typeさんの真似っ子です、すみません。

部材の一つ目。
部品を配置、ハンダ付けする基板です。
左右で2枚必要ですが、同じものを買ってきたつもりが、少し大きさが違っていました(^^;
20160127_01

こちらコンデンサ。
どんな役割をするかは後ほど。
これも、D-Typeさんがいくつかの容量を試されてうまくいったと記事に書かれていた1000μFの決め打ちです、ありがとうございます。
20160127_02

こちらはリレー。
20160127_03

入力(1-16)が1組、荷電したときに接続が開くピン(4-6、13-11)と閉じるピン(4-8、13-9)が2組ずつ付いたものです。
本当は後者は1組だけでよかったのですが、ショップに在庫がありませんでした。
20160127_04

こちらはダイオード。一方向にしか電流が流れない半導体です。
これは、本当は2本でよかったのですが、3本ワンパッケージだったので、安いものだしそのまま買ってきました。
20160127_05

そして、こちらは先日は余計なハンダ付けで使えなくしてしまったナイロンコネクタ用の接続ピンのメス側。
20160127_06

最後にこれがキモの回路図。
D-Typeさんが書かれた回路図を基にExcelで描き起したものですが、ははぁ、なるほどな~と感心しました。
私は中学か高校の時に雑誌に載っていた回路図をもとに回路を組んだことはありますが、自分ではこんな回路図は思いつきません。
20160127_07

右端のリレーを中心に、主に二つの回路ができます。
ひとつはウィンカーからリレーの中を通り、アースに戻ってくるライン。
これがウィンカー作動時に通電されてリレー内部の回路を開いたり閉じたりします。
もうひとつがそのリレーによって開閉される回路です。

こちらがウィンカーのスイッチが入っていない時の様子。赤い線のところに電流が流れています。先のウィンカー側の回路には電流が流れておらず、ポジション側の回路が閉じられて電流が流れ、ポジションが点灯します。
20160127_08

ウィンカースイッチがOnされると、こんどはウィンカー側の回路に電流が流れます。
すると、リレーが作動してポジション側の回路が開かれ、ポジションが消灯します。
20160127_09

このとき、ウィンカーが点灯している間、ウィンカー側につながれたコンデンサに電気が蓄えられます。
このため、ウィンカーが点滅して一時的にウィンカー側回路に電流が流れなくなっても、その時にはコンデンサから蓄えられた電気が放電されて下図のようにリレーは作動を続け、次にウィンカーが点灯するまでのわずかな時間、ポジション側の回路を開き続けてポジションは点灯しません。
20160127_10

そして、ウィンカースイッチが切られて一定時間電流がウィンカー側回路に流れなくなると、コンデンサが完全放電してリレーが復帰し、ポジション側の回路が閉じられてポジションが点灯します。
20160127_08

ウィンカー側に一つ付いているダイオードはコンデンサが放電するときに電気を分岐しているウィンカー側に電気が流れないように一方通行を作る弁のような役割です。

さて、これで予習は終わりました。

次回は回路を作ってみましょう。

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ヘッドカバーを外すためのパーツを追加購入

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

今年の初めに立てた今年の目標
その中でバルブロッカーアームクリアランスの調整をあげました。

まだ実施するのは少し先だと思いますが、ツールもそろっていることだし、必要なパーツをチェックしておきました。

一つ目はヘッドカバーを開けたところのパッキン。
これはもう2年半も前に Motorworksから購入していたもの。
20160125_01

その時に同時に調達したヘッドカバーをとめているボルトの部分に使うグロメット。
20160125_02

これらはどれくらいの期間で固着変形するのかわかりませんが、私のRTはもう 6年、7万キロもあけていないので十中八九、固着または変形をしているはず。

もうひとつ、本当はこの時に同時に調達しておくべきだったのが、同じくプラグホールの部分でヘッドカバーとシリンダの密閉をつかさどるパッキン。
これを忘れていたのを Ryuさんにご指摘いただいたので、ディーラーで調達してきました。
20160125_03

作業実施は少し暖かくなる3月くらいかな。
それまでにじっくり予習しておきましょう。

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点灯が安定しないフォグランプをチェックしよう

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、フロントブレーキランプ回路の修理をしているときに何となく発見してしまったフォグランプの点灯不安定。
スピードメーターをグリスアップした時にフロントパネルを外したので、ついでに簡単に処置してみました。

フロントパネルの左上の裏側。ここにスイッチが付いています。
20160123_01

CLYMERのマニュアルのワイヤリングダイアグラムをみると、スイッチをOnにするとこの線のうち黄紫と茶色で導通が生まれるようです。
20160123_02

これを手スターでチェックしてみると...
20160123_03

ちゃんと同通が確認できました。
20160123_04

先日何回かスイッチのOn/Offを繰り返したから、スイッチ内部の接点の腐食(?)が少し落ちたのかな?

念のためにソケットの接点に、ベタですが接点復活剤を噴いて終了してしまいました。
これでダメならスイッチの分解とリレーの分解を考えないといけませんね。

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またスピードメーターがうなって踊った

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

寒くなると起こるトラブルの一つ。
もうずいぶん長い間出ていませんでしたが、先日、自転車ではなくバイクで通勤をしたときに久しぶりに出ました。
前回も前々回も高速走行時に出ましたが、今回はタウンスピードでスピードメーターがうなりをあげ、メーターが暴れました。

原因はずいぶん前に考察していて、たぶんシャフトのフリクションの問題だと思われます。

早速作業を始めましょう。
20160121_01

ウィンドスクリーンを外します。ビスやらナットを何本もはずし、まずはケーブルをチェック。
とりあえず現状ではケーブルのほつれはないようです。
20160121_02

ようやくここまで外れました。
20160121_03

最後に照明球を外してようやくメーターがフリーになります。
20160121_04

20160121_05

メーターを外すのにこれだけのボルト、ビスとナットとスペーサーを外す必要があります。
20160121_06

ここからは暖かい部屋の中に持ち込んで作業開始です。

これが外した直後の状態。
前回のグリスアップの時のグリスが残っています。
20160121_07

掃除しても中まではきれいにできませんので、表面だけきれいにして作業を進めます。
鼻血を出した鼻の穴のようにティッシュを詰めます。
20160121_08

グリスアップに使うグリスはシリコングリス。
耐寒、耐熱ともに適応範囲の広いグリスです。
20160121_09

つまようじの先に適量をとって...
20160121_10

シャフトの隙間に載せます。
20160121_11

20160121_12

これを歯ブラシで隙間に押し込みます。
20160121_13

これを数回繰り返したらいったんグリスをきれいにふき取って、アーレンキーを差し込んで回してみます。
グリスアップ前と比べてもあんまり変わっている様子はありません。む~ん。
20160121_14

もう少し工夫してみましょう。
スピードメーターケーブルが刺さる穴にティッシュを多めに詰め込み...
20160121_15

グリスを載せ、指の腹でシャフトの隙間に押し込んでいきます。できるだけ外にグリスが漏れないように、指の腹全体でグリスを押します。
20160121_16

とりあえずこれで処置は終わりにしますが、今後のことも考えてもう少し構造を見ておきましょう。
20160121_17

手元には以前、carrotさんからいただいた部品の中にスピードメーターがあります。
走行は5万キロ少しくらいを刻んでいたはず。
これに交換してもよいのですが、自分で刻んできたいまの走行距離がなくなってしまうのはいかにもつらいです。
なので、部品を流用できないかと考えました。

これはいまグリスアップしたメーターですが、ここと...
20160121_18

ここのビスを外せば...
20160121_19

この矢印で挟まれたところから後ろが分離できるはず。丸で囲んだところがばらばらになるでしょうが、たぶん元には戻せると思います。
20160121_20

このシャフトの部分を交換すればよいのではないかという算段。
20160121_21

まあこれはとうとうこのメーターのシャフトが壊れたときに分解しましょう。
20160121_21

で、メーターを元あったように復旧しました。ボルト類も余ることなく元に戻せました(^^)
20160121_23

ついでにウィンドシールドをロングに交換しておきました。
20160121_24

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交換したテレレバーボールジョイントのブーツは大丈夫か?

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

昨年の暮れに交換したフロントテレレバーボールジョイントのブーツ

ブーツ交換に当たっては、ブーツをとめている新しいリングスプリングを使いましたが、いちどずらしているため、本来持っているべき張力が弱っているかもしれません。

あれから1カ月弱、500キロほどを走ったので、ちょっと様子を見ておきましょう。

左前方から見たところ。
大丈夫です。
20160119_01

左後方から見たところ。
こちらも大丈夫。
20160119_02

右後方から見たところ。
どうやら全体に外れたりめくれたりしている様子はありません。
20160119_03

これでブーツ交換は成功と思ってよさそうですね。

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ウィンカーポジションを新しいLEDに換えようと思ったが...

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

もう昨年のGWのことですが、東方遠征した二日目に息子と秋葉原に行ったとき、千石電商でLEDを買ってきました

いままでウィンカーポジションに使っていたLEDの接触が悪くなって接続を外してしまってしばらくたつので、せっかく買ってきたこいつに換えることにしました。
20160117_01

このLEDは基板の裏面がむき出しで、取扱説明書にもグルーガン等で絶縁するように書かれています。
20160117_02

今回絶縁に使用したのは、手近にあったこのセメダイン。
20160117_03

これで基盤の裏を絶縁しました。24時間放置して硬化させています。
20160117_04

さて、早速いままでのLEDと交換しましょう。
ミラーハウジングを外し、この三つのビスを外してハウジングを外します。
20160117_05

中のレンズはこのビス一本を緩めることで外せます。反対側ははまっているだけ。
20160117_06

レンズが外れたら、オレンジレンズを外します。
20160117_07

これが接触が悪くなったLED。割に明るくてよかったんですけどね。
色が白色だったのでウィンカー色との違いもあって、それはそれでよかったのですが。
20160117_08

配線の引き出しのところのコーキングをはがして旧LEDを外し、新しいLEDをあてがいます。
20160117_09

20160117_10

LEDの接続にはこのコネクタを使います。細くて華奢です。
20160117_11

かしめをした後、例によってはんだで固めます。
...が、あとでこれがとんでもない結果に(^^;
20160117_12

20160117_13

固めたピンをコネクタにはめてひとまず完成。
20160117_14

さらに自己融着テープで固定します。
20160117_15

ところがところが、馬鹿ですね、LEDと接続しようとしたらオスがメス側に入っていかないのですよ。
よくよく観察してみたら、流し込んだはんだがメス側の穴をすべて埋めてしまってオスがはまらなくなってしまってました。
毛細管現象ですね。あほです。

あ~あ、コネクタを寺町かどこかで探してくるしかなさそうです、仕切り直しです。

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フロントブレーキランプ回路はやっぱり接触が悪い、やり直そう

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

昨年の暮れにフロントのブレーキランプがつかなくなって簡単に修理をした記事を書きました。
しかし、皆さんがおっしゃるようにエレクトロタップは信頼性に欠けるようで、じきまた不点灯になってしまいました。
ブレーキランプの回路が接触不良を起こすということは、テールランプなどもいずれ同じ運命をたどる危険があるということなので、観念してきちんと回路をやり直すことにしました。

カウルを引っぺがしてタンクを外すと、ABS & サーボを無効化したことに伴って再構成したブレーキランプ、ストップランプの回路が現れます。
20160115_01

これをいじるためにはこのカプラをもっと手前に持ってきたほうがやりやすそう。
そのためにはカプラから伸びているこの二つのコネクタを抜く必要があります。
20160115_02

コネクタのこのシーソーの上部を押しながら引くと...
20160115_03

コネクタが抜けます。
20160115_04

さて、作業が楽になったところで、配線をまとめているネットをさらに大きく切開しました。これで配線の加工がさらに楽になります。
20160115_05

その配線を観察していると一本の配線が切断されているのを見つけました。
位置から見ていまネットを切開した時に切れたものではなさそう。たぶん、この配線を最初に加工した時に切ったものでしょう。
ちなみにこの状態でイグニッションをONにしてもテールランプは正常に点灯、ストップランプもこのコネクタ類をシェイクしてみると点灯しましたので、ストップランプやテールランプには関与していません。
20160115_06

後刻、CLYMERの配線図で確認したところ、リアのABSセンサーのラインでした。

さて、では回路図を見てみましょう。
20160115_07

まずは(1)番の回路から始めましょう。ブレーキスイッチからストップランプに向かう回路です。
White-Yellow、Yellow-Black、Grey-Yellowの線をまとめてしまえばよろしい。
写真には少し太めの赤い線が一緒に接続されていますが、これはリアブレーキスイッチから直接あげてきている線をつないでいるものです。
その意味では Yellow-Blackは接続の必要はないのですが、まあよろしい。
20160115_08

念のために、はんだ付けしてしまう前にこれらを一度まとめてイグニッションをOnにしてリアブレーキペダル、ブレーキレバーを操作すると、ブレーキランプは正常に点灯しました。
これで回路接続は間違いないことが確認できました。
今回の作業で、接続するところから下流のカプラ側は切断してしまうことにしました。
20160115_09

この上流のところに悪さをしたエレクトロタップが噛みついて被服が破れたところがあるので、そこで被服を剥いてはんだ付けしました。
20160115_10

つぎ、(2)番の回路です。
これはイグニッションをOnにしたときにテールランプを点灯させる回路です。
これも同様にしてOK。
20160115_11

そして(3)番の回路。
イグニッションからブレーキスイッチに向かう回路です。
同じように、紅い太めの線はブレーキスイッチから直接つないだ線。
なので、Yellow-Greenは本当は不要なはず。
20160115_12

これも先ほどと同じようにしてチェックして正常動作を確認しました。
20160115_13

はんだ付けした(1)番の接続部分。
20160115_14

(2)番の接続部分。
20160115_16

そして(3)番
20160115_15

これらをはんだで固めたあと、自己融着テープで絶縁します。はんだ付けした先端部分はとがっているために特に入念に。
20160115_17

振動が多いバイクなので、その振動でシェイクされて金属疲労を起こさないようにこれらをタイラップでまとめて...
20160115_18

コンピュータが固定されているフレームに固定しました。
20160115_19

先ほど見つけたリアABSセンサーからきている線。
20160115_20

こちらは車体側から伸びているものなのでこれも絶縁しておくほうがよろしかろう。
20160115_21

復旧前にいまいちどイグニッションをONにしてテールランプの点灯と、ブレーキレバー・ペダルを操作してのブレーキランプの点灯をチェックして修理は完了~。

ふと気になってオリジナルのフォグランプのスイッチを入れてみると、肝心のフォグランプが点灯しません。
何回かスイッチを操作していると、たまに点灯します。
フューズボックスを開いてみると、これがフォグランプのリレーであることがわかりました。
20160115_22

スイッチの接触が悪くなっているのか、このリレーの中身が悪くなっているのか。
リレーを外してみると、ソケットとの接触部分に腐食は見当たりません。
20160115_23

20160115_24

まあこれはまた別の機会に見てみましょう。

これでフロントブレーキレバーの回路の修理は完了。
将来起こりうるリア側、そしてテールランプの接触不良のタネもなくすことができた...かな?

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2016年 今年の目標 ~ツーリング編~

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

メンテナンス計画に続いてツーリング計画です。

鹿嶺(かれい)高原
頑張れば日帰りできるコース。
陣馬形山のちょっと先にあるところです。
場所はここ。


ネットとで検索してみるとけっこうな数の画像がヒットします。
画像提供:Grand Touring Japan  アウトバックで行く日本の旅
20160113_01

陣馬形山も絶景ですが、ここもスケールの大きな景色が広がります。

又兵衛桜
信州よりもずっと手近で、もちろん日帰り圏。
奈良県の宇陀市にあって、大河ドラマ『葵・徳川三代』のオープニングに使われてから有名になったようです。
場所はここ。


この画像の出所:四季幽玄
20160113_02

けっこう有名になっているようなので、ゆっくり眺められるかどうか...。

星峠
新潟県十日市市旧松代町にある峠で、早朝に切りが出ると素晴らしい朝の景色が見られるようです。
場所はここ。


この画像の出所:GANREF
20160113_03

新潟は一泊以上の行程ですね。
東の基地を起点に行けるかどうか。でも日本海側に出ないといけないからよく考えないとね。

この年末年始にいろいろ調べていてぱっと目についたのがこれくらいですが。きっとほかにもいろいろ行きたいところができるでしょうねぇ。
計画しているときも楽しいものです。

お勧めのところがあれば教えていただけると嬉しいです(^^)

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大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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