動かなくなったRTの悪いところを探せ
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日山の中でストップしたわがRT。
カーキャリアの助手席に乗せていただき、運転手さんと世間話をしながら原因を考えてみました。
エンスト発生時の走行スピードは概ね30km/h程度。
直進しているときにいきなりアクセルのツキが悪くなり、爆発の感触がなくなったため、クラッチを切ってみるとすとんと止まりました。
ためしに3速でクラッチをつないで押しがけを試みるも再始動せず。
ヘッドライトやメーターライトなどの電装系はちゃんと点灯していますが、エンジンは完全に沈黙してしまいました。
そのあと、救出を待つ橋の上に移動したのですが、走行距離から考えるとないだろうと思いつつ、ここでまずはガス欠の可能性を疑い、ガソリンタンクのリッドを開けて車体をゆすってみました。
すると、タンクの底の方でガソリンが波打つ音が聞こえてきますが、それがどれくらいの量なのかは判然としません。
ただ、フューエルゲージはまだ1目盛を残し、エンプティアラートも点灯しておらず、この両方が同時に機能不全を起こして正しいガソリン量の警告ができていないとは考えづらいため、やはりガス欠の疑いは頭の中で否定し、残りの可能性として点火系の故障も考えておきます。
一方、もしガス欠であるならば、イグニッションをOnにして最初にフューエルポンプが作動するとき、タンク内でストレーナがガソリンといっしょに空気を吸う、ぐじゅぐじゅというような音が聞こえるはず。
で、ためしにフューエルリッドをあけて耳を澄まし、イグニッションをOnにしてみると、ポンプの作動音とともに、空気を吸う音とはちょっと違うちょろちょろ...という音が聞こえてきます。
この様子だと、ストレーナはおそらく液面の下にあり、ガソリンは正常にフューエルポンプに吸われているように思われます。
もうひとつ気がついたこと。
さっきから何回もセルを回してエンジン始動を試み、バッテリーがそうとう消耗しているはずなのに、明らかに正常時のときよりもイグニッションOn時のフューエルポンプの初期圧送作動音が軽い。
そこで自分のブログのフューエルフィルタ交換時にガソリンのルートをチェックした写真を見てみました。
以下はその記事の写真です。
このアクセスパネルはタンクにセットされた時、写真の手前がタンクの上方に、向こう側の方がタンクの底の方に位置します。
ガソリンは、フューエルポンプの下端についているストレーナからポンプ内に入り、ポンプの上方からアクセスパネル側に向かって走る金属パイプを通ってUターンし、写真の左側にあるフューエルフィルタに入り...
この写真のU字のホースを通ってアクセスパネルのパイプに向かってタンクの外に出ていきます。
フューエルポンプ作動時にちょろちょろと音がするということ、フューエルポンプの作動音が軽いことなどから、このユニット全体の中の、タンクの上の方に位置するところのホースがどれか外れており、せっかくポンプが吸い上げたガソリンがそこからタンクの中に戻ってしまって、インジェクタの方に燃料が行っていないのだろうと当たりを付けました。
さて、実際の修理は三連休の中日に実施しました。
結末はどうだったでしょう。
... to be continued ...
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先日山の中でストップしたわがRT。
カーキャリアの助手席に乗せていただき、運転手さんと世間話をしながら原因を考えてみました。
エンスト発生時の走行スピードは概ね30km/h程度。
直進しているときにいきなりアクセルのツキが悪くなり、爆発の感触がなくなったため、クラッチを切ってみるとすとんと止まりました。
ためしに3速でクラッチをつないで押しがけを試みるも再始動せず。
ヘッドライトやメーターライトなどの電装系はちゃんと点灯していますが、エンジンは完全に沈黙してしまいました。
そのあと、救出を待つ橋の上に移動したのですが、走行距離から考えるとないだろうと思いつつ、ここでまずはガス欠の可能性を疑い、ガソリンタンクのリッドを開けて車体をゆすってみました。
すると、タンクの底の方でガソリンが波打つ音が聞こえてきますが、それがどれくらいの量なのかは判然としません。
ただ、フューエルゲージはまだ1目盛を残し、エンプティアラートも点灯しておらず、この両方が同時に機能不全を起こして正しいガソリン量の警告ができていないとは考えづらいため、やはりガス欠の疑いは頭の中で否定し、残りの可能性として点火系の故障も考えておきます。
一方、もしガス欠であるならば、イグニッションをOnにして最初にフューエルポンプが作動するとき、タンク内でストレーナがガソリンといっしょに空気を吸う、ぐじゅぐじゅというような音が聞こえるはず。
で、ためしにフューエルリッドをあけて耳を澄まし、イグニッションをOnにしてみると、ポンプの作動音とともに、空気を吸う音とはちょっと違うちょろちょろ...という音が聞こえてきます。
この様子だと、ストレーナはおそらく液面の下にあり、ガソリンは正常にフューエルポンプに吸われているように思われます。
もうひとつ気がついたこと。
さっきから何回もセルを回してエンジン始動を試み、バッテリーがそうとう消耗しているはずなのに、明らかに正常時のときよりもイグニッションOn時のフューエルポンプの初期圧送作動音が軽い。
そこで自分のブログのフューエルフィルタ交換時にガソリンのルートをチェックした写真を見てみました。
以下はその記事の写真です。
このアクセスパネルはタンクにセットされた時、写真の手前がタンクの上方に、向こう側の方がタンクの底の方に位置します。
ガソリンは、フューエルポンプの下端についているストレーナからポンプ内に入り、ポンプの上方からアクセスパネル側に向かって走る金属パイプを通ってUターンし、写真の左側にあるフューエルフィルタに入り...
この写真のU字のホースを通ってアクセスパネルのパイプに向かってタンクの外に出ていきます。
フューエルポンプ作動時にちょろちょろと音がするということ、フューエルポンプの作動音が軽いことなどから、このユニット全体の中の、タンクの上の方に位置するところのホースがどれか外れており、せっかくポンプが吸い上げたガソリンがそこからタンクの中に戻ってしまって、インジェクタの方に燃料が行っていないのだろうと当たりを付けました。
さて、実際の修理は三連休の中日に実施しました。
結末はどうだったでしょう。
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