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秋の足音...バイクで山に行かなくても...

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

台風が通り過ぎた日曜日の夕方。
数日間お散歩に行けなかったミラちゃんと一緒にお散歩です。

台風が過ぎたあとは急に涼しく、というか、夕方はもうすでに寒いと言えるくらいの気温でした。
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公園の並木もなんとなく寒そうな気配が漂い始めています。
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そして、驚いたことに、つい一週間か二週間前には日中の気温が30度くらいあったはずなのに、樹によってはそろそろ色づき始めているものがありました。
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もはや枯れ葉のような葉っぱもちらほら。
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あと半月もしたらもっと赤くなるのでしょうか。
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こんなに素敵な景色が見られるなら、ちゃんとしたカメラを持ってくればよかった、と思うような、秋の入口の夕方の散歩でした。
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なあんだ、何もバイクをすっ飛ばして山に行かなくても、こんな近くにもう秋の足音が聞こえているんだ...

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シリコングリスでメーターのシャフトをグリスアップ

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

26日の実験で、手持ちの油脂の中でスピードメーターの回転シャフトの潤滑に使うのに最もよさそうなのはシリコングリスらしいと結論付けました。
本当にベストかどうかはわかりませんが、放置していても恐らく症状は進行するばかりなので、台風が通り過ぎた土曜日にグリスアップを実施しました。

またパネルをごっそりはずさないといけません。
ここまで外すのに約10分(^^)
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外れました。
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さて、先日仮説を立てたダンパーのありかを調べてみました。
これかな、と思うのが、この黄色い矢印の先にあるシルバーの円柱の物体がそうでしょうか?
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これがそうかどうかはともかく、ダンパーの存在を確認できるのがこの映像。


針を離してからゼロに下降するまでの動きがダンパーの存在を教えてくれます。
スプリングがきいている場合、針は最初はゆっくり動き始めたとしても、時間の経過とともに動きが加速するはずですが、指を離してからゼロに到達するまでスピードはほぼ一定です。

まあ、これは余談。

さて、グリスを塗らなければなりませんが、問題はどうやってグリスをベアリングのところまで行きわたらせるか。
...というより、このシャフトの中で、どのあたりにベアリングがあるのだろうか、ということも問題ですね。
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ちなみに、黄色い細い丸で囲んだところにあるビス(反対側にももう一つ)を二つはずすと、のマグネットがマウントされているベースプレートと、オドメーターとトリップメーターを駆動するの歯車が外れそうなので、スピードメーターケーブルの取り付け部と反対側からもグリスを塗りこめられそうです。
しかし、11月の初めに車検を控えているので、もし失敗するとうまくない、ちょっとやめておきます。

家の中を徘徊していると、バイクの細かいところを掃除するために置いてあった使い古しの歯ブラシを見つけました。あまり人様にお見せするのは気が引けますが(^^;
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メーターのシャフトの隙間にあてがってみると、余裕で隙間に入り込みます。
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これでグリスを押し込むことができるかも?
真ん中にある白いものは、グリスが穴に入らないようにするためのティッシュペーパーの詰めものです(^^)

では早速始めます。
シリコングリスを隙間の上に適量盛って...
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歯ブラシで押し込んでいきます。ティッシュは邪魔だだったので取ってしまいました。
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こうして数回に分けてグリスを押し込んでみました。
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本当にちゃんと押し込まれているのか、あるいは歯ブラシのブラシの間にグリスがたまっているだけなのか微妙です。

が、盛ったグリスの多くがブラシの間にたまっているようにも見えないので、余ったグリスを拭き取ってアーレンキーをつっこんで回してみます。
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う~ん、変化があるのかどうかよくわかりませんが、今日のところはとりあえずこれで良しとします。
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アーレンキーでシャフトを回しているうちに、TRIPが500メートル進みました(^^;
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さあ、結果はどうでしょう。時間を見つけて高速を走って確かめてみましょう。

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スピードメーターのシャフトを潤滑するグリスは何がいい?

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

24日の記事でメーターの暴走(振れ)について考えてみました。
では、この原因を取り除くにはどうしたらいいのでしょうか。
針の振れはスピードメーターケーブルのねじれによって引き起こされ、元をたどればそのケーブルから回転を受け取るメーター側の回転シャフトのフリクションの増大が根本原因のようだと推測されました。

前回はCRCを噴いて、一時的にフリクションはなくなったように思えました。
しかし、よくよく調べてみると、CRCは以下の理由からあまり使うべきではなさそうです。

■CRC
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樹脂パーツを溶解してしまう。
実は学生の頃、原付(Racoon)のフロントブレーキレバーの摺動部の動きがシブくなった時にCRCを噴いてみたのですが、処置のあと、ブレーキランプが点灯しなくなりました。
で調べてみると、ブレーキレバーを握った時にレバーが押すスイッチの樹脂製の突起が溶けてなくなっていたのが原因でした。
もしCRCを必要以上に噴きこんで、内部のTRIPやODOメーターを駆動する歯車を溶解させてしまったら取り返しがつかないことになります。
もう一つ、CRCは揮発性があるため、一時的には潤滑を復活させられるかもしれませんが、所詮は一時しのぎでしかないという点。



では何を使えばよいのでしょうか。

いくつか条件があると思うのですが、概ね以下の条件を満たせばよいのではないか、と思います。

■粘度
そこそこ高速に回転する摺動部に使うので、回転で飛散するような低粘度ではないこと。
また、液状のものだと、せっかく塗布しても、メーターの取り付け角度からしてケーブル側に流れてしまって、いずれは潤滑の用をなさなくなると思われます。
そうかといってあまりに粘度が高すぎるとシャフトの回転を妨げてしまうかもしれません。
その限度がどれくらいなのかを見極めるところが難しそうです。

■耐温度変化
エンジンに近い部位ではないので数百度の耐熱性は必要ないでしょうが、メーターそのものが外界に晒された二輪車仕様なので、冬の氷点下から灼熱の真夏までの気温の環境下で正常に仕事をしてくれなければなりません。
低温側は -10度くらい、高温側はメーターが直射日光にさらされて熱がこもることを考えると 80度くらいまでは耐えてもらわないといけません。

■水や埃は気にしなくてよい
基本的にメーターケース内に密封され、ケーブルの取り付けリングでしっかり外界と遮断されているため、走行に伴う水分や埃の付着は心配しなくてよさそうです。

■樹脂への攻撃性がないこと
メーター内は、指針を駆動すためのマグネットと指針側のプレートのほか、TRIPやODOメーターを駆動するための樹脂製の歯車が多く配置されています。
注油位置とメーターの設置角度から考えて潤滑剤がメーター内部に流れ込んで歯車を浸潤することは考えにくいといえますが、先に記した使用温度の環境で潤滑剤から揮発する溶剤のようなものが歯車を侵すことがあってはなりませんので、そのような揮発性の溶剤を含まないものが好ましいと言えそうです。



さて、こう考えるとどのようなものがいいでしょうか。

■ラスペネ(WAKO's)
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フッ素樹脂配合の浸透潤滑剤。
まーぼーさんが推してくださった潤滑剤です。
噴射タイプで、使い方はCRCと同じですが、粘度は高く、揮発性はないようです。
塗布するのにひと噴きふた噴きすれば作業を完了させられそうな手軽さが魅力です。

■チェーンルブ(FINISHLINE)
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TREKさんにご提案いただいた潤滑剤。
拙宅でMTBのチェーンに塗布しているもので、私のTRANCE 2を購入した7年前に一緒に買ったもの。
余ったルブは流れますが、塗布部分に薄い塗膜を形成して摩擦を低減するのはチェーンで証明済み。
メーター内部ならばチェーンのように外界に晒される環境ではないので耐久性も期待できるかも、といったところです。
ただし、注意書きには『摂氏40度以上になるところ、凍結するところにはおかないでください』とあります。
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う~ん、凍結するところとは何度以下のところなのかはっきりしませんが、これだとバイクの環境には苦しいか。
市場には同じチェーンルブでもほかにもっと耐環境性能の高いものがあるかもしれません。

■ウレアグリス
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このグリスは、セルモーター作動時の異音を消すために、エンジンの近くにあるセルモーター内でも高温に耐えられるようにと購入した耐熱グリスです。
かなり耐久性が高いようで、使用可能温度範囲はマイナス20度から200度まで。
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このグリスのおかげか、セルモーターは機嫌よく、異音も出さずに仕事をしてくれています。
余談ですが、そろそろ冬に入る前に再度セルモーターのグリスアップをしたいところです。

■シリコングリス
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これはブレーキメンテナンス時にブレーキキャリパーのピストンのOリング周辺に塗布するために購入したもの。
能書きを見てみると、あれれ、耐熱温度はウレアグリスと同じですが、耐寒温度はウレアグリスよりも低温に強そうですね?


これらの中から、粘度や用途を俯瞰してみると、なんとなくウレアグリスがよいような気がします。

で、実際にどれくらいの耐寒性能があるのかを試してみることにしました。
季節的にこれから冬に向かうので、氷点下の朝にグリスが凍結したり流動性が失われたりしてスピードメーターのシャフトが回らなくなると運行に支障が出るからです。

ペットボトルのキャップにシリコングリス。
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ウレアグリス。
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チェーンルブ。
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これらを適量(^^)サンプルとして取って、これを冷凍庫でひと晩冷やします。
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翌日、これらを取り出して、流動性を維持しているかどうかを確かめてみます。
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家庭用冷蔵庫内の温度はおよそマイナス20度。耐低温テストをするには十分です。

これは自転車用のチェーンルブ。
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こちらはシリコングリス。
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そして最後はウレアグリスです。
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静止画だとなんとなくわかりにくいですね。

なので、動画を撮ってみました。

最初にチェーンルブ


氷点下20度でも十分流動性はあるように見えますが、冷凍庫から出した直後はもっと粘度が高い状態でした。
もちろん、常温ではもっとシャバシャバです。

つぎ、ウレアグリス


ペットボトルのキャップはセロテープを輪っかにして発泡スチロールのトレーに貼り付けてありますが、爪楊枝でかき回すと、貼り付けてあるトレーまで一緒に動いてしまいました。
ちょっと低温には弱いか?

そして最後にシリコングリスです。


冷凍庫から出した直後でもしっかりと柔らかさも残っているようで、ウレアグリスのような硬さもありません。
さすが、マイナス30度の使用可能温度はだてではありませんでした。

ということで、どうやら手持ちの油脂の中ではシリコングリスが最も理想的のような感じです。
もっとも、いまの日本ではマイナス20度になるのは北海道くらいなので、ウレアグリスでもたぶん大丈夫だとは思います。

台風が通り過ぎたらシリコングリスを入れてみましょうか。

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スピードメーターの暴走(振れ)の原因を考える

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

北陸ツーリングの高速道路上で再発したスピードメーターの唸りと針の暴走。
症状は、遅い車を追い越す時に追い越し車線を時速100キロプラスアルファで走った時にメーターから唸り音が発生し、同時にメーターの針が踊り始めます。
具体的には、追い越しを完了して速度を時速100キロに落としても(速度はギアを6速に入れた状態のタコメーターの回転数で見当が付きます)、針は概ね120キロから180キロまでの間を不定周期で乱高下するというもの。

ない頭を使って原因を考えてみます。
今回は1枚の図以外はぜ~んぶ文字です。退屈かもしれません(^^;

下の図は以前分解して観察した記憶をもとにメーターの構造を簡単に図式化したものです。
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下からのびてきている存在感の薄い青色の棒状のものは、ホイールからのびてきているスピードメーターケーブルの先端のシャフトで、オレンジ色のメーター側の回転を受ける回転軸(シャフト)に刺さっています。
オレンジ色のシャフトには緑色の永久磁石(マグネット)がついていて、これがメーターケーブルから伝わった回転を受け取って回転します。
そして、そのマグネットと数ミリの隙間を隔てて紺色の鉄製と思われるプレート(実物はドーム状のもの)がかぶさっていて、マグネットの回転を受けて、磁力で同様に回転しようとしますが、ピンク色のゼンマイ状のスプリングの力でゼロ位置に戻そうとする力が働き、この力とマグネットの回転させようとする磁力がバランスして走行中の速度が表示される、という仕組みです。

【参考記事】
 スピードメーターに注油とグリスアップ

いままで発生している一連の不具合は、このシャフト(オレンジ色)の回転部分にガタが出てマグネット(緑色)が首を振り、プレート(紺色)に接触した、または、シャフトがプレート側にせり出してしまってマグネットがプレートに接触したのではないか、と考えていました。

しかし、先日来いただいているコメントを拝見していて、そうではなく、別の原因ではないかと思い至りました。

ポイントはいくつかあるのですが、
■100キロ以下で走行しているときは発生したことがない
■いちど発生するとスピードを30キロ近辺まで落とさないと復旧しない
■暴走が止まると何事もなかったかのように正常に速度をさす
■前兆として、タウンスピードでも指針の細かい振動が発生する
■メーターケーブルにほつれが発生する
といったところですが、今回は最後の2件については確認できていません。

こうした今までの様子と、22日の記事にいただいたコメントを総合して考えると、この針の暴走は以下のようなメカニズムかと。

オレンジのシャフトの回転フリクションが大きくなってくる
これは注油する前後でアーレンキーを差し込んで、手回しした感触を比べてみてフリクションの増大を確認できています。

このフリクションはスピードが上がってシャフトの回転が速くなるほど大きくなる
だから低速では出なかったのでしょう。

メーターケーブルがこのフリクションに負けて一時的に回転が鈍る
つまり、オレンジのシャフトの回転フリクションによってシャフトの回転に要する力が大きくなり、そのフリクションにメーターケーブルが負けてケーブルのチューブの中で雑巾を絞るようにねじれてしまうのだろうと思われます。

限界点を超えると、こんどはケーブルの反力にフリクションが負けてシャフトが回る
しかし、当然のことながらケーブルも際限なくねじれることはなく、ある限界点に達してねじれることができなくなると、こんどはオレンジシャフトのフリクションが回転力に負けて回ります。
この時、ねじれたケーブルが元に戻ろうとする力がケーブルそのものがホイールによって回されている回転に加わり、シャフトは実際にホイールがケーブルを回している回転以上の回転を受け取って回されます。
この加速された回転によって、実際には100キロしか出ていないはずなのにそれ以上の速度をさしてしまう。

あとはこれの繰り返し
おそらく、ここでケーブルのねじれが解放された時点でオレンジシャフトは正常な回転数まで戻るのだと思いますが、ここでまたフリクションがケーブルをねじり始め...という形でこのサイクルが繰り返されるのだと思います。


それなら100キロで走っているなら、ねじれが解消された時に針は100キロまで下りてきて、120キロ以上をさすことはないのではないか、という疑問もわきます。
それは、恐らくメーターの針を支えるパーツ、たぶん紺色プレートの回転軸のどこかに設置されているダンパーのせいだと思われます。
その存在を確認できていませんので図には書き込んでいませんが、そのダンパーがシャフトのフリクションによる停止でもたらされる針の急降下を妨げているのだと思います。
だから、針が実際の速度にまで下りきる前に、上記のサイクルが繰り返されてしまう。

では、そのダンパーとは何のためのダンパーか?
想像ですが、特に急発進をした際に、急に緑マグネットが回転をあげることによって、針が過敏に跳ね上がるのを防ぐ、つまりピンクのスプリングとのバランスを助ける目的と、もう一つは走行中の振動などによって針が振れるのを防ぐ目的でしょう。
こう考える根拠は、もう25年くらい前にCar Graphic TVで、イタリアのクルマに仮付されたタコメーターの針がほんの軽いブリッピングでレッドゾーンまで跳ね上がったことに驚いた松任谷正隆さんに、編集長が『たぶんダンピングがきいていないんでしょう』と解説していたのを覚えていたことです。

さて、これで唸り音まで説明できているかどうかはいささか疑わしいのですが、ケーブルがほつれてしまうことは説明できていると思います。

この推測があたっているなら、そして冒頭の図がフリクションが発生する箇所を適切に示しているなら、どこに注油をすればよいかがわかってきます。
先日、CRCを噴いた矢印の部分ですね~

長くなってしまったので、何を使うかは次回に(^^)

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また針が躍った ~ バルブ交換のついでにメーターに注油

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日交換したRTのメーターの照明バルブ。
バルブを交換するだけなら作業はわずかなのですが、そのバルブを交換可能にするためにしなければならない前工程が、RTの場合はかなりあってそうとう面倒です。
できれば単体ではしたくない作業。

実は、先日の北陸方面ツーリングの時、帰りの高速道路上で昨年寒くなってから発生したスピードメーターの唸りと踊りが再発しました。
ぶるぶる震えるという生易しいものではなく、100km/hで走っているのに針が唸り音とともに 120~160km/hの間を行ったり来たりするのです。
これをついでに処置しようということで、バルブ交換と同時に再度メーターを分解です。

いちど分解しているので、ガレージの中でそのままグラスを外して中身を取り出すことができます。

ODOとTRIPを動かす歯車は異常ありません。
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マグネットとメーターの針を動かすプレートとのクリアランスは問題はなく、特段ガタがあるようにも見えません。
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とりあえず、このケーブルが刺さる穴の周囲の回転軸の隙間にCRCを噴いてアーレンキーを挿入して回転させてみると、処置前よりはぐんと軽く回るようにはなりました。
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さて、いったいこの針の踊りはなぜ起こるのでしょうか。
詳しいメーターの構造と分解の様子は、前回同様の処置をした記事に詳しいのでそちらをご覧いただくとして、最も考えられるのは、ケーブルから回転を受け取って、磁力で指針を回すマグネットが指針のプレートに接触することです。

しかし、前回も今回も手元で確認した限りはそのような接触に至るようなガタは感じられません。
謎です。

もう一つ、今回も注油に使ったのはCRCですが、高速に回転するところであることを考えると、この回転部分にCRCを噴くのが本当にいいことなのかどうか。
CRCは、本来潤滑の役目を果たすグリスを洗い流してしまうことも考えられるため、本当はもっと粘度の高いグリスを注入すべきところ、逆にそのグリスが飛んでしまうことにつながっているかもしれません。
しかし残念ながら、調べてみてもメーターのグリスアップに適切なグリスが何なのかを知る手掛かりがありません。
このように症状が現れるたびの対症療法で処置をしていても、摺動部分のベアリングの劣化を進めるだけのような気もしますし、根本的な治療の術がわからないのは困ったものです。
8万キロを刻んだODOをリセットしてしまうような新品交換はしたくありませんし、どうしたものでしょう。

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メーター照明球を白色LEDに交換した

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

昨年の5月に交換したメーターの照明球。
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きっかけはメーターを照らしているバルブが切れて夜間、メーターが見えなくなったことですが、その時、オリジナルと同じ色にするよりも、換えてやったほうが何となく新鮮な気がしたため、高槻のにりんかんで赤いLEDを購入してきて交換作業を行ないました。

取り替え直後はなんとなく赤すぎる印象があったのですが、時間がたつとBMWの四輪のメーターと同じように思えて、これはこれで気に入っていました。

しかし、もう1年以上もRIDのフューエルゲージが信用できなくなっていて、そうなると頼りになるのは昔ながらの航続距離による燃料補給タイミングの把握です。

ところが、この赤いLEDだと、夜間、トリップメーターを読み取りにくく、特にロングツーリング時の夜間走行の時、給油直後はよいとして、RIDの目盛が残り1つになったあたりからはちょっと不安になることもありました。

先日、京都のAstro Productsに工具を探しに行ったときにT5規格のホワイトLEDを見つけたので購入したのはこうした経緯があってのことでした。

で、10月の3連休の最終日、これの交換作業を行ないました。

メーター球を交換するにはアッパーカウルを外さないといけません。
ウィンドスクリーンを外した後、このボルトを外します。左右同じ個所に全部で4個あります。
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次に運転席側のボルト、左右対称に配置されています。
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パネルをフリーに外すためには光軸調整のノブも外さないといけません。このビスを外します。
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ノブが外れたところで、ケーブルをパネルに固定しているプラスチックのナットを外して光軸調整のケーブルがフリーになります。
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そして、オイルクーラーファンのパイロットランプをつけているサブパネルを外します。
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RIDも外さないといけません。ビス3本。
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さらに、スピーカーのエンクロージャを固定しているこの3本のビスを外してエンクロージャを少し外方向にずらします。
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こうしてようやくメーターが固定されているボルトを外すことができます。左右に2本ずつ。
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スピードメーター側は、ここで配線がタイラップでとめられているため、メーターを力任せに引っ張ると断線します、要注意。メーター後ろのホイールからのびてくるスピードメーターケーブルも外します。
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TRIPのリセットケーブルを、2本のビスを緩めてはずします。
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ブラケットの2本のナットを外すとようやくスピードメーター本体を抜くことができます。
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メーター後ろから抜いた、赤色LEDが刺さった状態のバルブのソケット。
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イグニッションをOnにすると赤く光ります。
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そしてこちらが今回購入した白色LED。
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中央2個が今回調達分、外側2個がいままで刺さっていた赤いLEDです。
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交換した白色LEDはこんな感じに光ります。当然、真っ白な光です。
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これをはめてメーターを閉じます。

バルブがさしこまれているソケットはゴム製ですが、メーターの穴に強く押し付けることで『こくっ』という感触とともにしっかり装着されます。
押しつけが弱くきちんとはまっていないと、走行中の振動でソケットがメーターハウジングから外れて照明光の蹴られを起こしますので要注意です。

夜になってから試験点灯。
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TRIPメーターまではっきり読み取れます。
ただ、右のほうにあるRIDと色合いが違うのが気になると言えば気になりますが、この真っ白な色合いは何となく車両そのものが新しくなったような新鮮さがあります。
本当はRIDのバルブも変えたいところですが、メーターのようなソケットがなく、分解するしかなさそう。壊すのもイヤなので、いいアイデアが浮かぶまでこのまま放置します。

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北陸ツーリング ~ Final ~ 相倉合掌造りの里から帰還

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御母衣ダムを見ている前後から雨脚が強くなってカッパを着込み、ようやく相倉の合掌造りの集落に到着です。
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駐車場から3分ほど歩くと、集落をちょっと高いところから一望できる高台に出ることができます。
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合掌造りの集落の目抜き通りを上がっていきます。
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この建物がいまでも生活の用に供されているのですから素晴らしい。ここも白川郷と並んで世界遺産に登録されています。
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何の花かは訊かないでください(^^;
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静かですね。
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こうやってアップで見てみると、茅葺屋根でなぜ雨が降っても雨漏りがしないか、わかったような気がしました。
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その茅葺屋根にも苔が生しています。これも何十年かに一回は葺き替えるのですが、村人総出で葺き替えるそうです。この相互協力を『結(ゆい)』というそうです。
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遅咲きのコスモスも雨に濡れて少し寒そうです。
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こういう風景を見ると、イギリスの湖水地方と通じるところがある気がします。
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ブーツの底には穴があいていて水がしみてくるため、村を歩いているうちにブーツの中は水浸し。
村の入り口近くにあったお店で山菜そばをいただいて温まります。
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このあとも雨が降り、北陸自動車道に入ってようやく雨も上がりました。
このあたりも夜は冷え込むのか、少し色づいているような...
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寒くなったので、南条SAのスターバックスに飛び込みます。
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隣に滑り込んで来られたF800STの男性。
いままで、R1200系に乗っていたのですが、動脈硬化が進んで、倒れているバイクを起こす時にぷちっといくといけないので軽いF800にしたとおっしゃっていました(^^;
なにわナンバーのナイスガイでした。

京都についてガソリンを入れたのが81,164キロ。
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ちょうど700キロのロングでした(^^)

今回走ったルート。
一部、Logが飛んでいる部分がありますが、ほぼトレースできています。

One day touring from Gifu to Kanazawa


EveryTrail - Find the best hikes in California and beyond

今回の燃費。
688.2キロ(給油ベース)を走って31.0リットルを給油、22.20キロ/リットルでした。
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ああ、せせらぎ街道はいいですね。
また秋の紅葉の時分に行って見たいものです。

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北陸ツーリング ~ Part 2 ~ Cafe AGUSTAからCurnontueへ

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

さて、気持ちのいい郡上八幡の町を離れてせせらぎ街道をさらに北上します。
次なる目的地はせせらぎ街道の途中にある Cafe AGUSTA。

この時期は灼熱の熱風の中を走らなくてもいいので、楽です。

素敵なワインディングを走っていたら、あっという間に Cafe AGUSTAに到着です。
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吉田川を渡って、小道を挟んだ向かい側にバイクを留めます。
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エントランスには懐かしいHONDAのMoto Compoが置いてあります。
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Moto Compoといえば、1981年くらいに発売されたHONDA CITYのオプションとして売られていた原付。シートとハンドルがボディ内に格納できてCITYのリアトランクに収納できる仕様だったと思います。
懐かしいですね。

中に入ってみると、何台もの古いバイクが並んでいます。
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MV AGUSTAのフラッグはありますが、残念ながらAGUSTAの実車は陳列されていませんでした(^^;

しかし、興味深いバイクが何台も。
これはHONDAの500CCのレーサー。
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空冷4発のようで、4本出しのメガホンマフラーがかっこいいですね。

4連キャブ。"Battle of twins" のステッカーが貼ってありますね。
私の中ではBOTといえば、つくばサーキットで開催されるやつなんですが、これはどうなんでしょう。
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そして思わず見とれてしまったのがこのRZ250。私の大好きなカラーリング。
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ODOは14,000キロを超えて少し行ったところ。状態もよく、とてもきれいにされています。
ブレーキホースは交換されているようですが、ナンバーもついていて、自賠責さえ通してあれば公道走行可能な状態。
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学生時代に後輩が乗っていたのをちょっと試乗させてもらいましたが、3,500rpmを越えてからのどっかん加速は凄まじく、とても乗りこなせない、と思いました。
その流麗なスタイリングと、ぼろんぼろんろんろん...という柔らかい排気音からは想像できないような戦闘力を秘めていました。
人によってはハンドリングはこれの前モデルのRD250のほうがいい、という方もいるようですが、私はRDに乗ったことがないので比較のしようがありませんでした。
というより、RZだって、直線の加速に恐れをなしてワインディングなんて行こうとも思えませんでした(^^;
何年もの間、雑誌の読者投票で人気No.1の座に君臨し続け、これに対抗して、HONDAがRZ KillerとしてVT250を世に出したのは、当時からバイクに乗っている人間の間では記憶にあるお話です。

さて、モーニングに間に合ったので、おなかを満たしてから再出発。
せせらぎ街道はまだ標高をあげていきます。
西ウレ峠あたりではそろそろ木々も色づき始めていました。
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せせらぎ街道とはよく言ったもので、街道沿いには清流が寄り添います。
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そんな気持ちのいい街道を走って到着したのは、高山西IC近くのCurnontue(キュルノンチュエ)。
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店内には様々なソーセージやベーコンがあります。
左は白カビのソーセージ、右は熟成中のベーコン。
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カマンベールチーズ(だったかな?)と同じ白カビで熟成させるそうです。
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このお店の一押しのソーセージとベーコンの試食です。
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この中からいくつかを自宅へのおみやげとして包んでもらいました。

バイクの右のパニアにはキャンプのために購入したクーラーボックスを入れているので、これに追加の氷をいただいて放り込みます。
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外壁にはこんな楽しい絵も。素晴らしき大食漢人生?
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なんとなく農家っぽい周辺の風景にもまったりです。
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キュルノンチュエを出てR158を西走、そしてR156を北に進路をとって相倉の合掌集落を目指します。
例によってスノーシェッドの中を走る御母衣湖近く。
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そして、御母衣ダムに到着。
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このころから天気があやしくなってきました。
しばらくはこんなスノーシェッドを出たり入ったりの走行です。
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御母衣ダムの下流、北側に降りると、ダムの全容が見えてきます。
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日本でもけっこう施工例があるロックフィルダムです。
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私が見たのは、ここのほかに長野県大町にある高瀬川の高瀬ダム。黒四ダムとはまた違った迫力のあるダムです。

まだ続きます(^^)

... to be continued ...

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北陸ツーリング ~ Part 1 ~ 郡上八幡

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

10月の3連休、関東ではまーぼーさんご夫妻が中日に白バイ競技会を観に行かれるということで、私も行きたかったのですが、霞ケ浦の向こうなのでちょっと日帰りは無理。
泊まりゃいいじゃん、という考えもあるのですが、日曜日にやらなければならないことがあってあきらめました。

ということで、せっかくのいい季節、ロングでワンデイツーリングに行くことにしました。
コースは11日に記事にアップした通りのコースです。

朝5:00、まだ街が眠っているころにスタート。
スタート時のODOは80,464キロ。
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眠る街の三条通りを走って京都東ICに向かいます。
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ガソリンを満タンにして名神高速上の人に。
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下はジーパン、上は春秋向けのRS Taichiのオフロードジャケット。
気温は23度と、走っていて気持ちい気温です。

高速道路上で夜明けを迎えます。
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このくらいからだんだんまぶしくなってきます。
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明るい太陽に目を射られると少し眠気が襲ってきますが、養老SAで小休止した後、さらに走ります。

そして、最初の目的地、郡上八幡の町を通って、まずは少し山側に上がってみます。
山間部に木々から立ち上る水蒸気が美しい。
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墨絵を見るような景色にしばしみとれます。
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そして、郡上八幡の街中に降りていきます。
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駐輪スペースを探しながら古くからあるようなお店ものぞいてみたり。
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八幡町役場(今は記念館のようです)でお掃除をしているご婦人に駐輪できる場所を聞いてみると、バイクで2分くらいのところに安養寺というお寺があって、そこの境内に駐輪スペースがあるとのこと。
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その安養寺、この正門の横から坂を上がると駐車場に入ることができて、社務所にある料金箱に、封筒にお金(バイク250円、クルマ500円)を入れ、ナンバーを書いて投入します。
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観光客が多い街だけに、その辺に路上駐輪は厳禁です。

バイクを無事置くことができたら散策。

本当に水が豊かな街です。
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いたるところで水がわいています。
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静かな街をお歩いていると...
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向こうに私と同じRTが。
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横の喫煙スペースでオーナーさんがタバコをくゆらせていたのでお話していると、もう一方、ご年配の男性がこられてバイク話に。現役のハーレーライダーだそうです。
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家の軒先にはところどころこんな俳句が掲げられていて、街行く人を楽しませてくれます。
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街中を流れている吉田側のほうに行って見ると、あちらこちらから川に流れが合流しているのが見られます。
こっちからも...
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あっちからも...
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その流れのところまで下りて行ってみます。
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豊かな水量ですね。
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ここら辺はマイナスイオンが豊富なようで、本当に心が洗われるようです。
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さて、では次の目的地に行きましょうか。

... to be continued ...

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帰着^_^;

20:30ごろに帰宅しました~
詳細はまたあらためて(*^_^*)
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大好きなバイクや、最近気になる健康について書いていこうと思います。
肩の力を抜いていきましょう。

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