カメラの露出 ~ シャッタースピードと絞りの関係
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
今回は昨日に輪をかけてオタク満載の記事です。
率直に申し上げて、現在一般的に使われているカメラで写真を撮るうえでは、まったくと言っていいほど不要な知識ですので、興味がおありでしたら読んでやってくださいませ(笑)
現在のカメラはほとんどすべてといっていいくらい、露出計が内蔵され、カメラマンはシャッターを押すだけでピントが合った、適正露出の美しい写真を撮ることができます。
では、適正露出とはなんでしょうか?
物理的な適正露出は一定ですが、作者の意図によって目指すべき適正露出というのは無段階にあるといえます。
たとえば、ちょっと暗めに写して夜の感じをよく出したいとか、明るめに写して朝のさわやかな感じを出したい、などは、物理的な適正露出をわざわざ外して【作者が意図する適正露出を得る】ということです。
それを理解したうえで、物理的な適正露出について考えてみます。
露出とは、【撮像素子が光にさらされている間に受け取る光の量の累積】であるといえます。
その【光の量の累積】を決めるのは【シャッタースピード】と【絞り】の組み合わせです。
【シャッタースピード】はシャッターが開いて、撮像素子に光が当たっている時間です。これを露出時間ともいいます。
一般的に、日中の明るい屋外での撮影であれば、1/250秒とか 1/500秒といったごく短い時間です。
一方、【絞り】は、レンズを通る光の量を調節する機構です。人間の眼のでいえば【虹彩】にあたります。
身近な例でたとえてみると、蛇口をひねってコップに水を入れるときの【蛇口の開け具合】と【水を出している時間】そして、【コップがいっぱいになった状態】に例えることができます。
【絞り】=蛇口の開け具合
【シャッタースピード】=水を出している時間
【適正露出】=コップがちょうどいっぱいになった状態
ですね。
蛇口を大きく開ければ(絞りを開けば)単位時間に流れる水の量は増え(レンズを通る光の量は増え)、コップがいっぱいになる(適正露出が得られる)までの時間(シャッタースピード)は短くてすみます。

この、コップをいっぱいにする(適正露出を得る)ための蛇口の開け具合(絞りの開け具合)と開けている時間(シャッタースピード)の組み合わせは無限にあるといえ、それを被写体の明るさに応じて適切に制御しているのが、カメラに搭載されている露出計/演算装置を頭脳とするカメラのシャッターと絞りの制御機構(メカトロニクス)です。
■一般的なシャッタースピード表記
光の量少ない←1/2,000秒、1/1,000秒、1/500秒、1/250秒、1/125秒、1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒、1/2秒、1秒、2秒...→光の量多い
というように、この表基準で光の量は倍倍になっていきます。
■一般的な絞り値表記
光の量少ない←F32、F22、F16、F11、F8、F5.6、F4、F2.8、F2、F1.4...→光の量多い
の順番で光の量は倍倍になっていきます。
あれれ、シャッタースピードは時間が倍になるから光の量は倍になるのはわかりますが、絞りは光の量が倍になっても絞り値は1/2になっていませんね。
これについては、また別の機会に。
■適正露出の目安
カメラには光を感じる度合いとして【ISO感度】という指標があります。
【ISO 100】とか【ISO 200】という数字で表されますが、目安として以下のような組み合わせでほぼ適正露出が得られます。
【ISO 100】の場合
晴れた日の木陰 シャッター速度 1/250 絞り F4.0
曇りの日 シャッター速度 1/250 絞り F5.6
雲が少しある晴れ シャッター速度 1/250 絞り F8.0
雲がない晴天 シャッター速度 1/250 絞り F11~16

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今回は昨日に輪をかけてオタク満載の記事です。
率直に申し上げて、現在一般的に使われているカメラで写真を撮るうえでは、まったくと言っていいほど不要な知識ですので、興味がおありでしたら読んでやってくださいませ(笑)
現在のカメラはほとんどすべてといっていいくらい、露出計が内蔵され、カメラマンはシャッターを押すだけでピントが合った、適正露出の美しい写真を撮ることができます。
では、適正露出とはなんでしょうか?
物理的な適正露出は一定ですが、作者の意図によって目指すべき適正露出というのは無段階にあるといえます。
たとえば、ちょっと暗めに写して夜の感じをよく出したいとか、明るめに写して朝のさわやかな感じを出したい、などは、物理的な適正露出をわざわざ外して【作者が意図する適正露出を得る】ということです。
それを理解したうえで、物理的な適正露出について考えてみます。
露出とは、【撮像素子が光にさらされている間に受け取る光の量の累積】であるといえます。
その【光の量の累積】を決めるのは【シャッタースピード】と【絞り】の組み合わせです。
【シャッタースピード】はシャッターが開いて、撮像素子に光が当たっている時間です。これを露出時間ともいいます。
一般的に、日中の明るい屋外での撮影であれば、1/250秒とか 1/500秒といったごく短い時間です。
一方、【絞り】は、レンズを通る光の量を調節する機構です。人間の眼のでいえば【虹彩】にあたります。
身近な例でたとえてみると、蛇口をひねってコップに水を入れるときの【蛇口の開け具合】と【水を出している時間】そして、【コップがいっぱいになった状態】に例えることができます。
【絞り】=蛇口の開け具合
【シャッタースピード】=水を出している時間
【適正露出】=コップがちょうどいっぱいになった状態
ですね。
蛇口を大きく開ければ(絞りを開けば)単位時間に流れる水の量は増え(レンズを通る光の量は増え)、コップがいっぱいになる(適正露出が得られる)までの時間(シャッタースピード)は短くてすみます。

この、コップをいっぱいにする(適正露出を得る)ための蛇口の開け具合(絞りの開け具合)と開けている時間(シャッタースピード)の組み合わせは無限にあるといえ、それを被写体の明るさに応じて適切に制御しているのが、カメラに搭載されている露出計/演算装置を頭脳とするカメラのシャッターと絞りの制御機構(メカトロニクス)です。
■一般的なシャッタースピード表記
光の量少ない←1/2,000秒、1/1,000秒、1/500秒、1/250秒、1/125秒、1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒、1/2秒、1秒、2秒...→光の量多い
というように、この表基準で光の量は倍倍になっていきます。
■一般的な絞り値表記
光の量少ない←F32、F22、F16、F11、F8、F5.6、F4、F2.8、F2、F1.4...→光の量多い
の順番で光の量は倍倍になっていきます。
あれれ、シャッタースピードは時間が倍になるから光の量は倍になるのはわかりますが、絞りは光の量が倍になっても絞り値は1/2になっていませんね。
これについては、また別の機会に。
■適正露出の目安
カメラには光を感じる度合いとして【ISO感度】という指標があります。
【ISO 100】とか【ISO 200】という数字で表されますが、目安として以下のような組み合わせでほぼ適正露出が得られます。
【ISO 100】の場合
晴れた日の木陰 シャッター速度 1/250 絞り F4.0
曇りの日 シャッター速度 1/250 絞り F5.6
雲が少しある晴れ シャッター速度 1/250 絞り F8.0
雲がない晴天 シャッター速度 1/250 絞り F11~16

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