TDM850とR1150RT...つづき

RTにのろうかどうか考える際、中古車ですから試乗をすることはできません。
仕方がないので、正規ディーラーに行って1200RTを試乗させていただくことにしました。
当然のことながら、1150RTより数年も新しい車両なので、同じであるはずもなく、これを基準に1150RTに期待をして買うと後悔する可能性は高いですが、それでもボクサーエンジンの感触や、巷で薄いとされている低速トルクを見るにはいいかもしれないと思って、試乗を申し入れてみました。
結果、信号待ちからのスタートでは、明らかにTDMのほうがパンチがあって刺激にあふれていました。
アクセルを大きくあけると大排気量車らしくダッシュはするものの、なんとなく緩慢な感じは否めません。
しかし、薄いといわれる低速トルクは、大方の国産車が湿式クラッチを採用しているのに対してRTは乾式クラッチであるため、同じ感覚でクラッチをつないですとんとエンストすることから感じられているものではないかという印象を持ちました。
エンジンが温まってしまえばまずエンストすることはなさそうです。
ネガな印象としては、一にも二にもその車重でした。
装備重量でほぼ300キロの車体はちょっと傾けるとかなりの恐怖心を感じますし、万一倒してしまったらまず一人では起こせまい、と容易に想像できるものです。
しかし、これが高速道路に踏み入れると印象がごろっと変わります。
重い車重が逆にどっしり感をもたらしてくれて、その安楽さはTDMの比ではありません。
ということで、最終的にちょっと冒険ではありましたが、RTに決めることにしました。
つづく...

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