約半年ぶりにバックプレッシャーバルブをお掃除
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
まずは悲しいお知らせ(^^;
せっかくいろいろいじっているのですが、このGWの東京行きは取りやめになりました(^^;
ま、しゃあないですね。
さて。
気を取り直して作業を進めましょう。
今回はバックプレッシャーバルブのお掃除です。

ブローバイホースから外して本体を緩めていきます。
ここですでに乳化したブローバイオイルがのぞいています。

まずは悲しいお知らせ(^^;
せっかくいろいろいじっているのですが、このGWの東京行きは取りやめになりました(^^;
ま、しゃあないですね。
さて。
気を取り直して作業を進めましょう。
今回はバックプレッシャーバルブのお掃除です。

ブローバイホースから外して本体を緩めていきます。
ここですでに乳化したブローバイオイルがのぞいています。

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バックプレッシャーバルブを1年半ぶりにお掃除
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
インジェクタの交換でせっかくカウルをはずしたし、ガソリンタンクもほとんどエンプティに近かったから、作業のついでにタンクをはずしてバックプレッシャーバルブを開けてみることにしました。
記録を見てみると、昨年の4月、GWに息子のところにロングに出る前にお掃除して以来、1年半ほど放置していることに気がつきました。

バンドをはずしてバルブを抜きます。
このバンドもねじ込みの溝がないやつに変えたほうがいいだろうけど、あちこち見てもこのサイズのものがなかなかないんですよね。

エンジン側に水蒸気の結露とみられる水滴がついています。

インジェクタの交換でせっかくカウルをはずしたし、ガソリンタンクもほとんどエンプティに近かったから、作業のついでにタンクをはずしてバックプレッシャーバルブを開けてみることにしました。
記録を見てみると、昨年の4月、GWに息子のところにロングに出る前にお掃除して以来、1年半ほど放置していることに気がつきました。

バンドをはずしてバルブを抜きます。
このバンドもねじ込みの溝がないやつに変えたほうがいいだろうけど、あちこち見てもこのサイズのものがなかなかないんですよね。

エンジン側に水蒸気の結露とみられる水滴がついています。

ロングツーリング前のメンテナンス ~バックプレッシャーバルブ~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
さて、10日後ほどに迫ったゴールデンウィーク。
今回も多分、全工程で1,500キロほどは走るでしょう、去年は1,700キロ走りました。
これだけの長距離を走るのですから、やっぱりひと通り見ておかないと。
ということで、休みの日に点検整備のスタートです。
まずは吸気系から行きましょう。
バックプレッシャーバルブ(BPV)です。
カウルをはずし、タンクもはずしてあらわになったブローバイダクト。

バンドを緩めてBPVをはずします。

思ったほど汚れていませんね。
こちら、エアクリーナー側(下流)。

こちら、クランク側(上流)。

万力に軽く挟んで、モンキレンチで緩めて、本体を分離します。

あきました。バルブの心臓部(?)のボールは、最初は真っ白だったのに、まるで玉子の黄身のように黄色く、照りがついています。

オイルミストも、以前ほど乳化していません。


クリーナーキャブでオイルミストを落とし、ペーパータオルでダクトの中もきれいにします。

一通りきれいになりました。

元通りに組みつけましょう。

手でしまるところまで回して...

モンキレンチで本締めします。上下の切り欠きの位置がそろえばOK、きつく締めつける必要はありません。

車体に戻して、BPVのお掃除は完了です。

続きます。

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さて、10日後ほどに迫ったゴールデンウィーク。
今回も多分、全工程で1,500キロほどは走るでしょう、去年は1,700キロ走りました。
これだけの長距離を走るのですから、やっぱりひと通り見ておかないと。
ということで、休みの日に点検整備のスタートです。
まずは吸気系から行きましょう。
バックプレッシャーバルブ(BPV)です。
カウルをはずし、タンクもはずしてあらわになったブローバイダクト。

バンドを緩めてBPVをはずします。

思ったほど汚れていませんね。
こちら、エアクリーナー側(下流)。

こちら、クランク側(上流)。

万力に軽く挟んで、モンキレンチで緩めて、本体を分離します。

あきました。バルブの心臓部(?)のボールは、最初は真っ白だったのに、まるで玉子の黄身のように黄色く、照りがついています。

オイルミストも、以前ほど乳化していません。


クリーナーキャブでオイルミストを落とし、ペーパータオルでダクトの中もきれいにします。

一通りきれいになりました。

元通りに組みつけましょう。

手でしまるところまで回して...

モンキレンチで本締めします。上下の切り欠きの位置がそろえばOK、きつく締めつける必要はありません。

車体に戻して、BPVのお掃除は完了です。

続きます。

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ユーザー車検の準備 ~バックプレッシャーバルブのお掃除~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
なんだか記事を書きながら、これって本当に車検の準備か~? って気がしてきましたが、まあ続けます。
ガソリンタンクをはずしたので、本題から外れるなぁ、と思いつつ、こいつも見てやることにしました。
バックプレッシャーバルブ。

車体から外して本体を分解します。
以前、分解した時に比べてオイルミストの乳化はないといえますが、やっぱりミストに濡れてボールに照りが入っています。

まずはボールをきれいにしました。

バルブのボディですが、乳化こそしていませんが、やっぱりオイルミストがとろっと付いています。

スプリングをはずした中の様子。べたべたですな。

クリーナーキャブできれいにします。

反対側もきれいにして、復旧します。

バルブの取りつけ方向に注意します。
写真左側が車体後方で、バルブボディに溝が切ってあるほうがガスの出口、一方通行です。
取り付け前に口で吹いたり吸ったりしてちゃんとバルブが動作しているかどうかを確認しています。

続きます~

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なんだか記事を書きながら、これって本当に車検の準備か~? って気がしてきましたが、まあ続けます。
ガソリンタンクをはずしたので、本題から外れるなぁ、と思いつつ、こいつも見てやることにしました。
バックプレッシャーバルブ。

車体から外して本体を分解します。
以前、分解した時に比べてオイルミストの乳化はないといえますが、やっぱりミストに濡れてボールに照りが入っています。

まずはボールをきれいにしました。

バルブのボディですが、乳化こそしていませんが、やっぱりオイルミストがとろっと付いています。

スプリングをはずした中の様子。べたべたですな。

クリーナーキャブできれいにします。

反対側もきれいにして、復旧します。

バルブの取りつけ方向に注意します。
写真左側が車体後方で、バルブボディに溝が切ってあるほうがガスの出口、一方通行です。
取り付け前に口で吹いたり吸ったりしてちゃんとバルブが動作しているかどうかを確認しています。

続きます~

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掃除したバックプレッシャーバルブをつけて走ってみたら...
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日、一時的にはずして掃除をして元に戻したバックプレッシャーバルブ(BPV)。
はずした直後の通勤ではそれほど大きな違いを感じられなかったのですが、BPVを掃除 & スプリング調整したあと取りつけると『これは』、と思うほど好転しました。
■外した後
着けていたときよりもやはり少し荒い感じはしました。
特に街中で常用する3,000rpm~4,000rpmあたりの微振動はちょっと興がさめるくらい。
エンジンの始動もクランキング回数がBPVをつけていた時よりも1回多く回す必要があることが多かったというのは偶然ではないよなぁ。
まあ、劇的ではないにせよ、特に振動の角が立ったような感じはしました。
でも、初めてBPVをつけたときほどの、取り付け前後の差には至っていない気がします。
■掃除のあと再装着後
これは不思議でした。
新品でBPVをつけたときは回転が下がったように思うと書きました。
しかし、今回は明らかに回転が上がりました。
始動直後のアイドルアップ時の回転の上りが早い。
また、暖機が完全に終わった後のアイドリングでも、タコメーターの針は装着前後でそんなに大きく変わっているようには見えないけれども、身体と耳で感じるエンジン回転は少し上がっているように振動もなく、『軽やかに』回っているという印象です。
走り始めてからも好印象は続きます。
高速道路は、掃除後はまだ走っていませんが、通勤での常用域では、1,500rpmくらいでごろごろ転がす時に、エンジンから『とぅるるる...』という何とも言えない丸くやさしい感触が手やお尻に届きます。これはBPVを外しているときには感じられなかった感触で、すごく気持ちがいい。なんとなく、BPVが仕事をしていることが感じ取れるかのような、気持ちのいい感触です。これはクセになる。
あと、エンジンブレーキがマイルドになるといわれることがありますが、今回もそれは感じられませんでした。
しかし、スタートしてからシフトアップしていくときのエンジン回転の下降が少しおっとりしたような感じはします。
シフトアップの時にクラッチを切ってシフトペダルをかき上げますが、一連の動作をゆっくりやってちょうどよく、忙しさがありません。
以前から、クラッチレリーズシリンダの負担を減らすために、シフトアップはクラッチを握らずに【アクセル戻し~回転落ちを待って~シフトペダル操作】をしていましたが、この操作も楽にできるようになりました。
総じて、BPVのオーバーホール(と言ってもいいですよね?)の結果はたいそう満足が行くもので、新品で購入してから気がつかないうちに少しずつ劣化が進んでいたことを感じさせるものでした。
BPVがきいていることは、エンジンを止めた直後にオイルフィラープラグを外すことで確認できます。

エンジンを止めてから、オイルフィラープラグを緩めてはずすと、『ひゅっ』とか『しゅっ』という音とともにヘッド内に空気が吸いこまれます。

ここからオイルを注入するので、クランクケース内とつながっており、負圧がここまでかかっているためです。
ただ、常にそうなるかというと必ずしもそうではなく、エンジン停止したときにピストンがどこで止まっているかによって負圧になっていないこともあり、その時は音がしません。
ピストンが上死点側にあり、クランクケース内の容積が大きくなっていれば、BPVのバルブは閉じていて負圧が発生していますが、逆に下死点側で止まっているときはバルブが開いてクランクケース内のガスが排出された状態であり、クランクケース内は外の大気圧と同じレベルになっているため音はしません。
願わくば、定期的にこのようなオーバーホールをしなくてもよければいうことはないのですが、ネットで調べてみると、日本製の SERROWの取付例を見ると、かなりの距離を走ってもバルブがブローバイで汚れていることが少ない例も散見され、それと比較するとわれらがBMWはどんな形式のバルブであれ、定期的に洗浄してやらないと本来の性能を発揮しないばかりか、悪くすると詰まりのためにエンジンそのものにダメージを与えかねないリスクもあるといえそうです。
その点を理解したうえで使用するのであれば、BPVは(KTM純正品であれば)コスト的にも機能的にもたいへん魅力的であると思います。
ただ、難儀なのは、RTの場合はカウルを外す必要があることと、フューエルコネクタが邪魔なため、タンクを外したほうが返って作業が早く、また、フューエルコネクタの損傷も避けられそうなので、どうしても大袈裟な作業になってしまうことです。
カウルのないRやGSであれば、もう少し楽なのでしょうね。

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先日、一時的にはずして掃除をして元に戻したバックプレッシャーバルブ(BPV)。
はずした直後の通勤ではそれほど大きな違いを感じられなかったのですが、BPVを掃除 & スプリング調整したあと取りつけると『これは』、と思うほど好転しました。
■外した後
着けていたときよりもやはり少し荒い感じはしました。
特に街中で常用する3,000rpm~4,000rpmあたりの微振動はちょっと興がさめるくらい。
エンジンの始動もクランキング回数がBPVをつけていた時よりも1回多く回す必要があることが多かったというのは偶然ではないよなぁ。
まあ、劇的ではないにせよ、特に振動の角が立ったような感じはしました。
でも、初めてBPVをつけたときほどの、取り付け前後の差には至っていない気がします。
■掃除のあと再装着後
これは不思議でした。
新品でBPVをつけたときは回転が下がったように思うと書きました。
しかし、今回は明らかに回転が上がりました。
始動直後のアイドルアップ時の回転の上りが早い。
また、暖機が完全に終わった後のアイドリングでも、タコメーターの針は装着前後でそんなに大きく変わっているようには見えないけれども、身体と耳で感じるエンジン回転は少し上がっているように振動もなく、『軽やかに』回っているという印象です。
走り始めてからも好印象は続きます。
高速道路は、掃除後はまだ走っていませんが、通勤での常用域では、1,500rpmくらいでごろごろ転がす時に、エンジンから『とぅるるる...』という何とも言えない丸くやさしい感触が手やお尻に届きます。これはBPVを外しているときには感じられなかった感触で、すごく気持ちがいい。なんとなく、BPVが仕事をしていることが感じ取れるかのような、気持ちのいい感触です。これはクセになる。
あと、エンジンブレーキがマイルドになるといわれることがありますが、今回もそれは感じられませんでした。
しかし、スタートしてからシフトアップしていくときのエンジン回転の下降が少しおっとりしたような感じはします。
シフトアップの時にクラッチを切ってシフトペダルをかき上げますが、一連の動作をゆっくりやってちょうどよく、忙しさがありません。
以前から、クラッチレリーズシリンダの負担を減らすために、シフトアップはクラッチを握らずに【アクセル戻し~回転落ちを待って~シフトペダル操作】をしていましたが、この操作も楽にできるようになりました。
総じて、BPVのオーバーホール(と言ってもいいですよね?)の結果はたいそう満足が行くもので、新品で購入してから気がつかないうちに少しずつ劣化が進んでいたことを感じさせるものでした。
BPVがきいていることは、エンジンを止めた直後にオイルフィラープラグを外すことで確認できます。

エンジンを止めてから、オイルフィラープラグを緩めてはずすと、『ひゅっ』とか『しゅっ』という音とともにヘッド内に空気が吸いこまれます。

ここからオイルを注入するので、クランクケース内とつながっており、負圧がここまでかかっているためです。
ただ、常にそうなるかというと必ずしもそうではなく、エンジン停止したときにピストンがどこで止まっているかによって負圧になっていないこともあり、その時は音がしません。
ピストンが上死点側にあり、クランクケース内の容積が大きくなっていれば、BPVのバルブは閉じていて負圧が発生していますが、逆に下死点側で止まっているときはバルブが開いてクランクケース内のガスが排出された状態であり、クランクケース内は外の大気圧と同じレベルになっているため音はしません。
願わくば、定期的にこのようなオーバーホールをしなくてもよければいうことはないのですが、ネットで調べてみると、日本製の SERROWの取付例を見ると、かなりの距離を走ってもバルブがブローバイで汚れていることが少ない例も散見され、それと比較するとわれらがBMWはどんな形式のバルブであれ、定期的に洗浄してやらないと本来の性能を発揮しないばかりか、悪くすると詰まりのためにエンジンそのものにダメージを与えかねないリスクもあるといえそうです。
その点を理解したうえで使用するのであれば、BPVは(KTM純正品であれば)コスト的にも機能的にもたいへん魅力的であると思います。
ただ、難儀なのは、RTの場合はカウルを外す必要があることと、フューエルコネクタが邪魔なため、タンクを外したほうが返って作業が早く、また、フューエルコネクタの損傷も避けられそうなので、どうしても大袈裟な作業になってしまうことです。
カウルのないRやGSであれば、もう少し楽なのでしょうね。

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お掃除したバックプレッシャーバルブを戻した
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
前の休みにいちど外して掃除をしたバックプレシャーバルブ(BPV)。
ブローバイパイプは応急処置的につないでいるだけなので、早めに元に戻したかった(^^)
これがその応急処置の状態。一週間を経過しても特段不具合はなさそうですが...

はずしてみるとこんなになっています。

やはりブローバイガスに含まれるガソリン成分で溶けていますね。

こいつはとっとと捨てて、パイプの中に残ったノリ成分を掃除してBPVを取りつけます。

ところで、このブローバイホースもだいぶくたびれた感じがします。まだしばらく大丈夫だとは思いますが、そのうち交換したほうがいいかもしれません。
ホースはABSユニットの下のクランクケースの上部、ここでスタートして...

車体右側を後ろに向かって方向転換し...

そしてバッテリの下のもぐりこんで...

エアクリーナボックスにつながっています。

長さにして20センチほどでしょうか(ちゃんと図っていない ^^;)。
BPVをつけるときに切った端材を保管してあるので、外径・内径で近似値を持つ汎用のホースに取り換えてもいいかもしれません。

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前の休みにいちど外して掃除をしたバックプレシャーバルブ(BPV)。
ブローバイパイプは応急処置的につないでいるだけなので、早めに元に戻したかった(^^)
これがその応急処置の状態。一週間を経過しても特段不具合はなさそうですが...

はずしてみるとこんなになっています。

やはりブローバイガスに含まれるガソリン成分で溶けていますね。

こいつはとっとと捨てて、パイプの中に残ったノリ成分を掃除してBPVを取りつけます。

ところで、このブローバイホースもだいぶくたびれた感じがします。まだしばらく大丈夫だとは思いますが、そのうち交換したほうがいいかもしれません。
ホースはABSユニットの下のクランクケースの上部、ここでスタートして...

車体右側を後ろに向かって方向転換し...

そしてバッテリの下のもぐりこんで...

エアクリーナボックスにつながっています。

長さにして20センチほどでしょうか(ちゃんと図っていない ^^;)。
BPVをつけるときに切った端材を保管してあるので、外径・内径で近似値を持つ汎用のホースに取り換えてもいいかもしれません。

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バックプレッシャーバルブを分解清掃してみよう
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
取り外したバックプレッシャーバルブ(BPV)。
寒い外から家の中に入って分解します。
しかし、このBPVの本体、分解にするのにちょっと難儀しました。
バルブには吸気側と排気側の両側にレンチをかけるためと思われる切込みがついています。
切り込みの深いほうを万力で固定し、浅いほうにモンキーレンチをかけてくいっと力をかけると、くき、っという感触とともにゆるみました。

御開帳...いやしかし、汚いですね~
ボールを吸気側に押し付けているスプリングがオイルミストでボールにくっついています。

こちらは排気側。こちらもたいそう汚れています。クリーナーキャブで流したつもりでいても、こんなに汚れが残っていたとは。

底の方も...

壁面も乳化したオイルミストが結露(?)しています。





さて、これを掃除します。

クリーナーキャブとお掃除ペーパーでクリーンアップ後。

さて、吸気側もきれいにしましょう。

スプリングを外してみると一層汚さがあらわになりますね。

ボールは指でつまもうとしても結露したオイルミストでつるつる滑ってつかめません。
ピンセットで取り外します。

なんともまあ...

軽く拭いてみるとこんな感じ。ダクトの入口にある焦げ茶色になった部分はゴムのようで、これがボールがスプリングで押しつけられた時に密着をよくしているようです。

これもクリーナーキャブを噴いて掃除します。

ダクトの中もきれいきれいに。

ところでこのBPV、ずいぶん固くしめつけられているなと思っていたのですが、どうやらロックタイトが塗布されていた模様。
このネジの谷についている緑色がそうで、金属製のトゥースピックで取り除くことができました。
硬いはず。これは分解する前にヒートガンで内部のボールが溶けない程度に加熱したほうがよさそうです。

さて、お掃除は完了。
しかし、組み立てて息を噴きこんでみても、空気の流れの抵抗はほとんど変わっていません。
う~ん、これはどうしたことか。
ためしにケースを少しずつ緩めて息を吹きこんだり吸ったりすると、新品のときと同じ空気の流れになるところがあります。
しかし、緩めすぎると、拭いたときに中でボールが暴れて振動が出ます。
そのバランスがちょうどいいのがこのくらいのところでした。

隙間の長さは約1ミリ。

なぜこんなふうになったのでしょう。
オイルミストなどで吸気側のゴムがふやけて膨張し、スプリングが押され気味になって抵抗が増したのでしょうか。
ゴムはたぶん元に戻らないのでスプリングを少し切ってみるか。
このあたりで切れば1ミリの余裕ができそう。

そこ金属ハサミで切ろうと試みましたが、さすがにバネ、鋼は簡単には切れず、少し歪んでしまいました。

しかしこの状態でボールを載せると、若干中心から外れていますが...

息を噴きこむと先程と同じ空気の通りができていました、結果オーライ(^^)

さて、来週このBPVをつけ直しましょう。


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取り外したバックプレッシャーバルブ(BPV)。
寒い外から家の中に入って分解します。
しかし、このBPVの本体、分解にするのにちょっと難儀しました。
バルブには吸気側と排気側の両側にレンチをかけるためと思われる切込みがついています。
切り込みの深いほうを万力で固定し、浅いほうにモンキーレンチをかけてくいっと力をかけると、くき、っという感触とともにゆるみました。

御開帳...いやしかし、汚いですね~
ボールを吸気側に押し付けているスプリングがオイルミストでボールにくっついています。

こちらは排気側。こちらもたいそう汚れています。クリーナーキャブで流したつもりでいても、こんなに汚れが残っていたとは。

底の方も...

壁面も乳化したオイルミストが結露(?)しています。





さて、これを掃除します。

クリーナーキャブとお掃除ペーパーでクリーンアップ後。

さて、吸気側もきれいにしましょう。

スプリングを外してみると一層汚さがあらわになりますね。

ボールは指でつまもうとしても結露したオイルミストでつるつる滑ってつかめません。
ピンセットで取り外します。

なんともまあ...

軽く拭いてみるとこんな感じ。ダクトの入口にある焦げ茶色になった部分はゴムのようで、これがボールがスプリングで押しつけられた時に密着をよくしているようです。

これもクリーナーキャブを噴いて掃除します。

ダクトの中もきれいきれいに。

ところでこのBPV、ずいぶん固くしめつけられているなと思っていたのですが、どうやらロックタイトが塗布されていた模様。
このネジの谷についている緑色がそうで、金属製のトゥースピックで取り除くことができました。
硬いはず。これは分解する前にヒートガンで内部のボールが溶けない程度に加熱したほうがよさそうです。

さて、お掃除は完了。
しかし、組み立てて息を噴きこんでみても、空気の流れの抵抗はほとんど変わっていません。
う~ん、これはどうしたことか。
ためしにケースを少しずつ緩めて息を吹きこんだり吸ったりすると、新品のときと同じ空気の流れになるところがあります。
しかし、緩めすぎると、拭いたときに中でボールが暴れて振動が出ます。
そのバランスがちょうどいいのがこのくらいのところでした。

隙間の長さは約1ミリ。

なぜこんなふうになったのでしょう。
オイルミストなどで吸気側のゴムがふやけて膨張し、スプリングが押され気味になって抵抗が増したのでしょうか。
ゴムはたぶん元に戻らないのでスプリングを少し切ってみるか。
このあたりで切れば1ミリの余裕ができそう。

そこ金属ハサミで切ろうと試みましたが、さすがにバネ、鋼は簡単には切れず、少し歪んでしまいました。

しかしこの状態でボールを載せると、若干中心から外れていますが...

息を噴きこむと先程と同じ空気の通りができていました、結果オーライ(^^)

さて、来週このBPVをつけ直しましょう。


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バックプレッシャーバルブをお掃除のために取り外す
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日の点検で空気流動抵抗が大きくなっていることを見つけてしまったバック・プレッシャー・バルブ(BPV)。
その時は簡単な掃除をしてそのまま戻しましたが、このまま運行してもよいとは思えないので、まずは取り外してブリーザーホースを直結することにしました。
点検の時に確認したBPVの直径、ブリーザホースの直径はそれぞれ 14.43ミリと14.32ミリ。
これに適合するアルミ製か何かのパイプはないかなと考えていたのですが、ちょうどとは言えませんが、手ごろなパイプがあることを思い出しました。
フューエルホースを調達したときに同梱されていた、ホースバンドの真円調整用のアルミパイプです。
早速宝箱からサルベージして寸法を測ってみます。

13.15ミリ。少し細いですが何とかなりそう。
長さは十分。BPVの長さは49.8ミリだったので、切ればよろしい。

ということで、ここで切って右側を使います。

万力に固定しますが、相手は柔らかいアルミなのでしめ過ぎに注意。

例によってリューターで傷をつけてのこぎりの食いつきの位置決めをします。

ものの3分程度で、あっという間に切断完了。アルミの下駄に比べたら簡単すぎると言っていいレベル。

端面をやすりで少し整えて長さを測ると47.71ミリ。ちょっと短いですが、問題ないレベルでしょう。

BPVを取り付けた時に切り取ったブリーザホースを捨てずにおいておいてよかった。パイプをあてがってみます。


若干細いだけ。これならちょっと細工をすればピッタリにできそうです。
何を使おうか考えていたのですが、あまり適当なものが思い浮かびません。このブリーザホースはブローバイが通るわけですが、ピストンリングとシリンダのギャップを通り抜けた生ガスが混入していることもあるので、あまりヘンなものは使えません。
さて、これが適当かどうか、ガソリン耐性があるかどうかが心配ですが、まあ一週間くらいで元に戻すつもりなので、高圧絶縁用のエフコテープ(自己融着テープ)を2~3重に巻いてみました。
これはかたいプラスチックの塊のようになるので1週間程度なら大丈夫かなとボウパイをふります。
右側が少し荒いですが、ひとまずこれで様子を見ます。

右側は少しきついですが、ちゃんとはまります。

左側はピッタリ。

さて、BPVを外します。

そのあとにアルミパイプをセット。

エンジンをかけてみても問題はなさそうです。
さて、一週間これで通勤して、BPVなしの感触がどうなるかを確かめましょう。
その間にBPVをお掃除します。
次回はBPVの分解清掃です。
このバルブが分解できると情報をくださったRyuさん、ありがとうございます。
なんとかなりそうですよ(^^)v

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先日の点検で空気流動抵抗が大きくなっていることを見つけてしまったバック・プレッシャー・バルブ(BPV)。
その時は簡単な掃除をしてそのまま戻しましたが、このまま運行してもよいとは思えないので、まずは取り外してブリーザーホースを直結することにしました。
点検の時に確認したBPVの直径、ブリーザホースの直径はそれぞれ 14.43ミリと14.32ミリ。
これに適合するアルミ製か何かのパイプはないかなと考えていたのですが、ちょうどとは言えませんが、手ごろなパイプがあることを思い出しました。
フューエルホースを調達したときに同梱されていた、ホースバンドの真円調整用のアルミパイプです。
早速宝箱からサルベージして寸法を測ってみます。

13.15ミリ。少し細いですが何とかなりそう。
長さは十分。BPVの長さは49.8ミリだったので、切ればよろしい。

ということで、ここで切って右側を使います。

万力に固定しますが、相手は柔らかいアルミなのでしめ過ぎに注意。

例によってリューターで傷をつけてのこぎりの食いつきの位置決めをします。

ものの3分程度で、あっという間に切断完了。アルミの下駄に比べたら簡単すぎると言っていいレベル。

端面をやすりで少し整えて長さを測ると47.71ミリ。ちょっと短いですが、問題ないレベルでしょう。

BPVを取り付けた時に切り取ったブリーザホースを捨てずにおいておいてよかった。パイプをあてがってみます。


若干細いだけ。これならちょっと細工をすればピッタリにできそうです。
何を使おうか考えていたのですが、あまり適当なものが思い浮かびません。このブリーザホースはブローバイが通るわけですが、ピストンリングとシリンダのギャップを通り抜けた生ガスが混入していることもあるので、あまりヘンなものは使えません。
さて、これが適当かどうか、ガソリン耐性があるかどうかが心配ですが、まあ一週間くらいで元に戻すつもりなので、高圧絶縁用のエフコテープ(自己融着テープ)を2~3重に巻いてみました。
これはかたいプラスチックの塊のようになるので1週間程度なら大丈夫かなとボウパイをふります。
右側が少し荒いですが、ひとまずこれで様子を見ます。

右側は少しきついですが、ちゃんとはまります。

左側はピッタリ。

さて、BPVを外します。

そのあとにアルミパイプをセット。

エンジンをかけてみても問題はなさそうです。
さて、一週間これで通勤して、BPVなしの感触がどうなるかを確かめましょう。
その間にBPVをお掃除します。
次回はBPVの分解清掃です。
このバルブが分解できると情報をくださったRyuさん、ありがとうございます。
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KTMのバックプレッシャーバルブを掃除した
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日来、なんとなくエンジンの振動が大きくなってきたような気がします。
前回のオイル交換から間もなく3,000キロなので、オイルの劣化によるところもあるかもしれません。
念のために、と思って、4月に取り付けたKTMのバックプレッシャーバルブの掃除をしようと思い立ちました。
こいつです。

バックプレッシャーバルブを取り付けた時の記事はこちら
⇒バックプレッシャーバルブを装着した
バックプレッシャーバルブ装着後のインプレはこちら
⇒KTMバックプレッシャーバルブをつけて走ってみました
バックプレッシャーバルブについて考えている記事はこちら
⇒減圧バルブをつけようと思う ~ 予習編 ~
⇒減圧バルブってどう働くの?
前後についているクランプを緩めると難なくバルブを外すことができます。
こちらはエアクリーナー側です。

ちょっと角度を変えてみると、かなりオイルミストが凝結しているのが見て取れます。

こちらはエンジン側。似たようなものです。

接続部分をきれいに拭って吹いたり吸ったりしてみると、バルブはちゃんと作動しているようで、吹けば空気は抜けますし、吸えば空気の流れは遮断されます。
どうやら動作は問題ないようですが、この汚れ方ですから、念のためにきれいにしていおくことにします。
これはスロットルボディを掃除するために購入してあったキャブクリーナーです。

※あとで知ったのですが、このケミカルはゴム類や樹脂を侵すようです。バックプレッシャーバルブは大丈夫だったようですが、使う場所は気を付けたほうがよさそうです。
これをバルブの前後から噴きこんでい少し置き、自転車のインフレータ-に細いダクトをつけてバルブ内に圧縮空気を送り込んでやると溶解した汚れがクリーナーと一緒に外に排出されます。

内部壁面はウエスを紙縒り状にして穴に入れてひねってやることできれいになります。
こうして、しっとりとオイルミストにぬれていた内部のバルブの役割を果たすボールもきれいになりました。


内部の壁面もきれいになりました。


この汚れが、汚れるにまかせて放置することでバルブのボールの動きを妨げるような固着を招くかどうかはわかりませんが、この汚れ方を見てしまうと、まったくのメンテナンスフリーで放置するのもちょっと気が引けます。
バックプレッシャーバルブを装着したのが71,600キロの時ですから、この汚れ方から推して概ね10,000キロごとくらいには掃除をしてやったほうが、なんとなく根拠もなく安心のような気がします。

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先日来、なんとなくエンジンの振動が大きくなってきたような気がします。
前回のオイル交換から間もなく3,000キロなので、オイルの劣化によるところもあるかもしれません。
念のために、と思って、4月に取り付けたKTMのバックプレッシャーバルブの掃除をしようと思い立ちました。
こいつです。

バックプレッシャーバルブを取り付けた時の記事はこちら
⇒バックプレッシャーバルブを装着した
バックプレッシャーバルブ装着後のインプレはこちら
⇒KTMバックプレッシャーバルブをつけて走ってみました
バックプレッシャーバルブについて考えている記事はこちら
⇒減圧バルブをつけようと思う ~ 予習編 ~
⇒減圧バルブってどう働くの?
前後についているクランプを緩めると難なくバルブを外すことができます。
こちらはエアクリーナー側です。

ちょっと角度を変えてみると、かなりオイルミストが凝結しているのが見て取れます。

こちらはエンジン側。似たようなものです。

接続部分をきれいに拭って吹いたり吸ったりしてみると、バルブはちゃんと作動しているようで、吹けば空気は抜けますし、吸えば空気の流れは遮断されます。
どうやら動作は問題ないようですが、この汚れ方ですから、念のためにきれいにしていおくことにします。
これはスロットルボディを掃除するために購入してあったキャブクリーナーです。

※あとで知ったのですが、このケミカルはゴム類や樹脂を侵すようです。バックプレッシャーバルブは大丈夫だったようですが、使う場所は気を付けたほうがよさそうです。
これをバルブの前後から噴きこんでい少し置き、自転車のインフレータ-に細いダクトをつけてバルブ内に圧縮空気を送り込んでやると溶解した汚れがクリーナーと一緒に外に排出されます。

内部壁面はウエスを紙縒り状にして穴に入れてひねってやることできれいになります。
こうして、しっとりとオイルミストにぬれていた内部のバルブの役割を果たすボールもきれいになりました。


内部の壁面もきれいになりました。


この汚れが、汚れるにまかせて放置することでバルブのボールの動きを妨げるような固着を招くかどうかはわかりませんが、この汚れ方を見てしまうと、まったくのメンテナンスフリーで放置するのもちょっと気が引けます。
バックプレッシャーバルブを装着したのが71,600キロの時ですから、この汚れ方から推して概ね10,000キロごとくらいには掃除をしてやったほうが、なんとなく根拠もなく安心のような気がします。

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バックプレッシャーバルブ ~装着後1週間経過して状態を見る~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
KTMのバックプレッシャーバルブを装着してから1週間がたちました。
本来ならばこの土曜日は春を求めてどこかに走りに行きたいところでしたが、あいにくの低気圧で天気は大荒れ。
ちょうどいい(?)ので、バルブがどんなふうになっているか、開けてみることにしました。
このバルブの装着にあたって、かつてR1150GSにお乗りだったガンバさんから、旧い車両だとガスケットが負圧で歪んでオイル漏れの原因になる事例があるとの情報をいただいていました。
BMWはたぶん大丈夫でしょうとアドバイスをいただいていましたので、そこも含めて観察をしてみようと思います。
雨風が強く、外したカウルはいつものようにつっておくことができず、クルマのリアハッチの中に保管するしかなかったため、カウルは右側だけ外し、ガソリンタンクは外さずに作業を始めます。
まずシリンダの部分。

ここはシリンダヘッドの部分なので、バックプレッシャーバルブをつけることが原因でここからオイルが漏れることはまあないはず。
シリンダブロック。

もしオイル漏れが発生していれば、このあたりにオイルの痕跡が残るだろうと思いますが、そのような気配はありません。
こちらは二つ前のシリンダヘッドの下の方。

もちろん問題ありません。
クランクケースの最前部。

構造をはっきり知らないので、頓珍漢なところを見ているのかもしれませんが、ここもオイル漏れの形跡はありません。
黒いシミのようなものを見て一瞬ヒヤッとしましたが、触ってみるとまったくオイリーな気配はなく、単なる雨中走行による汚れでした。
シリンダブロック後方下側。

ここも問題なさそう(いったいどこ見ているのかわからなくなってきた ^^;)。
二つ前のクランクケース前部を違う角度から見た様子。

ここも大丈夫。
さて、いよいよバルブを外してみます。

特段緩んでいる様子はなく、しっかりついています。
エアクリーナーボックス側を外します。

クランクケース側も外して見てみます。

汚れているのはブリーザーホース内に長年たまった汚れが付着したもので、この1週間で新たについたモノではありません。
キレイに拭いて、まずはエアクリーナーボックス側から内部をのぞいてみます。

少しずつ角度を変えて3枚。



つぎ、クランクケース側から中をのぞきます。

こちらも角度を変えて3枚。



この写真は購入直後の、車体にバルブを装着する前のエアクリーナーボックス側。

そしてこちらがクランクケース側。

Before Afterを比べるとAfterのほうがオイルミストに濡れているのがお分かりいただけると思います。
しかし、ホースとの接続部分をよく拭いてから口で吹いてみると、バルブの動きが妨げられている様子はありません。
今回はこのまま復旧しますが、やはり定期的に掃除してあげたほうがよさそうです。
ただ構造上、中にオイルミストがたまってどうこうなることはなく、恐らくはこの状態でずっと推移するものと思われます(汚れはホース内が茶色く汚れていたように徐々に進行するとは思います)。
オイルミストキャッチタンクにたまったオイルは乳化しているわけでもありませんでしたし、その傾向はこのバルブの中でも同じだろうと思われ、オイルミストは一定量だけボールの表面に付着はするでしょうが、それ以上はどんどん先に送られるだろうと思われるためです。
ということで、掃除道具も用意していませんでしたので、そのまま復旧します。

右半身をはがされた状態のRT。

なんだか未完成状態のキカイダーみたいです。
...と言って、わかる人、どれくらいいらっしゃるでしょうね(^^;

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KTMのバックプレッシャーバルブを装着してから1週間がたちました。
本来ならばこの土曜日は春を求めてどこかに走りに行きたいところでしたが、あいにくの低気圧で天気は大荒れ。
ちょうどいい(?)ので、バルブがどんなふうになっているか、開けてみることにしました。
このバルブの装着にあたって、かつてR1150GSにお乗りだったガンバさんから、旧い車両だとガスケットが負圧で歪んでオイル漏れの原因になる事例があるとの情報をいただいていました。
BMWはたぶん大丈夫でしょうとアドバイスをいただいていましたので、そこも含めて観察をしてみようと思います。
雨風が強く、外したカウルはいつものようにつっておくことができず、クルマのリアハッチの中に保管するしかなかったため、カウルは右側だけ外し、ガソリンタンクは外さずに作業を始めます。
まずシリンダの部分。

ここはシリンダヘッドの部分なので、バックプレッシャーバルブをつけることが原因でここからオイルが漏れることはまあないはず。
シリンダブロック。

もしオイル漏れが発生していれば、このあたりにオイルの痕跡が残るだろうと思いますが、そのような気配はありません。
こちらは二つ前のシリンダヘッドの下の方。

もちろん問題ありません。
クランクケースの最前部。

構造をはっきり知らないので、頓珍漢なところを見ているのかもしれませんが、ここもオイル漏れの形跡はありません。
黒いシミのようなものを見て一瞬ヒヤッとしましたが、触ってみるとまったくオイリーな気配はなく、単なる雨中走行による汚れでした。
シリンダブロック後方下側。

ここも問題なさそう(いったいどこ見ているのかわからなくなってきた ^^;)。
二つ前のクランクケース前部を違う角度から見た様子。

ここも大丈夫。
さて、いよいよバルブを外してみます。

特段緩んでいる様子はなく、しっかりついています。
エアクリーナーボックス側を外します。

クランクケース側も外して見てみます。

汚れているのはブリーザーホース内に長年たまった汚れが付着したもので、この1週間で新たについたモノではありません。
キレイに拭いて、まずはエアクリーナーボックス側から内部をのぞいてみます。

少しずつ角度を変えて3枚。



つぎ、クランクケース側から中をのぞきます。

こちらも角度を変えて3枚。



この写真は購入直後の、車体にバルブを装着する前のエアクリーナーボックス側。

そしてこちらがクランクケース側。

Before Afterを比べるとAfterのほうがオイルミストに濡れているのがお分かりいただけると思います。
しかし、ホースとの接続部分をよく拭いてから口で吹いてみると、バルブの動きが妨げられている様子はありません。
今回はこのまま復旧しますが、やはり定期的に掃除してあげたほうがよさそうです。
ただ構造上、中にオイルミストがたまってどうこうなることはなく、恐らくはこの状態でずっと推移するものと思われます(汚れはホース内が茶色く汚れていたように徐々に進行するとは思います)。
オイルミストキャッチタンクにたまったオイルは乳化しているわけでもありませんでしたし、その傾向はこのバルブの中でも同じだろうと思われ、オイルミストは一定量だけボールの表面に付着はするでしょうが、それ以上はどんどん先に送られるだろうと思われるためです。
ということで、掃除道具も用意していませんでしたので、そのまま復旧します。

右半身をはがされた状態のRT。

なんだか未完成状態のキカイダーみたいです。
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