富士見パノラマでダウンヒル~SpecializedのDownhill Bike試乗
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
信州3日目。
今回もMTB系です。
富士見パノラマでダウンヒルです。
今回はBackyard Garage HouseでSpecializedのダウンヒルバイクの無料試乗ができました。
目ざとい息子は早速申し込みです。
お借りしたのは、DEMO 81というモデル。
全体に大柄に見えるのはフレームの太さからくる骨太い印象のためだと思います。
各部のディディールを見てみると、どこもかしこもヘビーな造りをしています。
ハンドル。
私のTranceに比べると5センチは幅広のもの。


恐ろしくふっといBB付近のフレームの上を、これまたストロークの長そうなFOXのショックユニットがダウンチューブとスイングアームを結んでいます。



この複雑な構造のリアスイングアーム & リンク機構、いったいどのような軌跡を描いてリアホイールを動かすのでしょうか。


そしてダウンヒルバイクのもう一つの顔、ダブルクラウンのフロントサスペンション。
トラベル200㎜のロングストロークです。

TranceとこのDEMO 81を向い合せに並べてみます。

全体のシルエットからしてまるで違います。
一見して両者の相違点は、
■ホイールベースの違い (DEMO > Trance)
■シートからハンドルまでの距離 (DEMO < Trance)
■フロントキャスター角の違い(DEMO=寝ている、Trance=起きている)
■ブレーキローターの口径の違い(DEMO > Trance)
と見て取れます。
リアスイングアームあたりを比べてみます。
DEMOを見た後にTranceを見ると、こんなフレームでゲレンデを下ったら、ショックユニットもリンク機構も壊れてしまうのではないか、と思えるほど華奢に見えます。

フロントフォークです。
ダブルクラウン、シングルクラウンの違いはもちろんのこと、トラベルの違いも一目瞭然。
DEMOの200㎜に対してTranceは半分の100㎜です。

ハンドル。
Tranceに比べて広いハンドルは、下るときの路面の不整によるキックバックをより少ない労力で収束させるのに好都合です。

DEMOとTranceの各部のディメンションの違いを見るために、先の写真を真ん中で二つ折りにするような形で重ねてみました。
ちょっと見づらいですが、やはり際立って違うのはハンドルの位置とフロントフォークの寝方です。
本当はホイールベースも相当違うのですが、写真に撮った時のレンズの癖で吸収されてしまっているため、BBの位置の違いでのみそれが判別できます。

で、実際に乗り比べてみた結果ですが、Tranceはダウンヒルバイクではなく、クロスカントリーカテゴリであることが前提、また、あくまで富士見のCコース(初心者コース)での感想という前提で...。
大袈裟にではなく、フルサスのTranceがリジットに感じられてしまうくらいのショック吸収性の差があり、Tranceで歯をむいて下るところを、鼻唄交じりで1.5倍以上の速度を維持できてしまいます。
長いストロークの初期が柔らかく、ギャップへの乗り始めから深いストロークに至るまでのショック吸収性が素晴らしいため、身体に伝わる振動が格段に少なく、その結果、頭部に伝わる振動も大幅に軽減されるため、常にはっきりした視界を確保できることが大きなアドバンテージです。
ショック吸収性がいいことは視界確保だけではなく、バイクがほとんど暴れないことにもつながっていて、これが次の操作へのスムーズな移行を容易にしてくれます。
あの不整路面をベタ舐め、といってもいいくらいです。
一言で言ってしまえば、バイクを操作するうえで転倒やコースアウトしてしまうことにつながるような不安要素が3分の1程度に減ったと実感できるのです。
う~ん、もう1台持てるものなら欲しいですが、きっとお高いんでしょうね~。
下界に戻ってカタログをいただきます。

DEMO 81はどこかな...。
ありました。

お値段、400,000円也。
これではちょっと手が出ませんね。
もちろん、ダウンヒルを最大の趣味とする人から見たら、きっと『こりゃ買いだ!!』というお値段だと思います。
しかし、所詮は万年Cコースの住人ですから、宝の持ち腐れです。
それにしても、どんどんいいものが出るものですね。
数年前に乗った、もっとごっついダウンヒルバイクに乗った時は、こんな操縦性の良さは実感できませんでした。

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信州3日目。
今回もMTB系です。
富士見パノラマでダウンヒルです。
今回はBackyard Garage HouseでSpecializedのダウンヒルバイクの無料試乗ができました。
目ざとい息子は早速申し込みです。
お借りしたのは、DEMO 81というモデル。
全体に大柄に見えるのはフレームの太さからくる骨太い印象のためだと思います。
各部のディディールを見てみると、どこもかしこもヘビーな造りをしています。
ハンドル。
私のTranceに比べると5センチは幅広のもの。


恐ろしくふっといBB付近のフレームの上を、これまたストロークの長そうなFOXのショックユニットがダウンチューブとスイングアームを結んでいます。



この複雑な構造のリアスイングアーム & リンク機構、いったいどのような軌跡を描いてリアホイールを動かすのでしょうか。


そしてダウンヒルバイクのもう一つの顔、ダブルクラウンのフロントサスペンション。
トラベル200㎜のロングストロークです。

TranceとこのDEMO 81を向い合せに並べてみます。

全体のシルエットからしてまるで違います。
一見して両者の相違点は、
■ホイールベースの違い (DEMO > Trance)
■シートからハンドルまでの距離 (DEMO < Trance)
■フロントキャスター角の違い(DEMO=寝ている、Trance=起きている)
■ブレーキローターの口径の違い(DEMO > Trance)
と見て取れます。
リアスイングアームあたりを比べてみます。
DEMOを見た後にTranceを見ると、こんなフレームでゲレンデを下ったら、ショックユニットもリンク機構も壊れてしまうのではないか、と思えるほど華奢に見えます。

フロントフォークです。
ダブルクラウン、シングルクラウンの違いはもちろんのこと、トラベルの違いも一目瞭然。
DEMOの200㎜に対してTranceは半分の100㎜です。

ハンドル。
Tranceに比べて広いハンドルは、下るときの路面の不整によるキックバックをより少ない労力で収束させるのに好都合です。

DEMOとTranceの各部のディメンションの違いを見るために、先の写真を真ん中で二つ折りにするような形で重ねてみました。
ちょっと見づらいですが、やはり際立って違うのはハンドルの位置とフロントフォークの寝方です。
本当はホイールベースも相当違うのですが、写真に撮った時のレンズの癖で吸収されてしまっているため、BBの位置の違いでのみそれが判別できます。

で、実際に乗り比べてみた結果ですが、Tranceはダウンヒルバイクではなく、クロスカントリーカテゴリであることが前提、また、あくまで富士見のCコース(初心者コース)での感想という前提で...。
大袈裟にではなく、フルサスのTranceがリジットに感じられてしまうくらいのショック吸収性の差があり、Tranceで歯をむいて下るところを、鼻唄交じりで1.5倍以上の速度を維持できてしまいます。
長いストロークの初期が柔らかく、ギャップへの乗り始めから深いストロークに至るまでのショック吸収性が素晴らしいため、身体に伝わる振動が格段に少なく、その結果、頭部に伝わる振動も大幅に軽減されるため、常にはっきりした視界を確保できることが大きなアドバンテージです。
ショック吸収性がいいことは視界確保だけではなく、バイクがほとんど暴れないことにもつながっていて、これが次の操作へのスムーズな移行を容易にしてくれます。
あの不整路面をベタ舐め、といってもいいくらいです。
一言で言ってしまえば、バイクを操作するうえで転倒やコースアウトしてしまうことにつながるような不安要素が3分の1程度に減ったと実感できるのです。
う~ん、もう1台持てるものなら欲しいですが、きっとお高いんでしょうね~。
下界に戻ってカタログをいただきます。

DEMO 81はどこかな...。
ありました。

お値段、400,000円也。
これではちょっと手が出ませんね。
もちろん、ダウンヒルを最大の趣味とする人から見たら、きっと『こりゃ買いだ!!』というお値段だと思います。
しかし、所詮は万年Cコースの住人ですから、宝の持ち腐れです。
それにしても、どんどんいいものが出るものですね。
数年前に乗った、もっとごっついダウンヒルバイクに乗った時は、こんな操縦性の良さは実感できませんでした。

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ゴールデンウィーク 富士見パノラマでのダウンヒル
たぶん、今回のダウンヒルはぬたぬたのコースかと思いきや、ところどころぬかるんだところがあったものの、おおむね良好なコースコンディションでした。
タイヤは、日常の自宅近辺のポタリングや、たまの通勤に使っている、ストックのタイヤから山遊び用にタイヤに履き替えます。
ストックのタイヤと息子がダウンヒル時に使うためのタイヤを比べてみます。
ストックのタイヤは摩耗も進んでいますし、オフロードでのグリップはほとんど期待できない状態です。
履き替えるタイヤは、昨シーズンに富士見パノラマのBackyard Garage House(BGH)で購入したもので、さすがにダウンヒル時のグリップはいいそうです。

タイヤの交換中。

今シーズンは、心なしか例年よりもライダーの数が少ないように感じます。

下界は黄砂に霞んでいます。

地元の人に聞くと、この辺りまで黄砂が来るのはまれだそうで、気持ちいいパノラマが体験できないのは少し残念です。
でも、下る途中にはこんな雪解け水も注いでおり、気持ちのいいせせらぎを作っています。

この小さな流れが集まって豊かな水系を作っているのですね。
日本の素晴らしい生態系の礎である水の源です。
今回はシーズン最初ということもあり、Cコースなのに腕はパンパンになってしまい、スタートが遅かったこともあって早々に終わりです。
一生懸命水洗いしましたが、ブロックタイヤの奥の泥はなかなか落ちません。


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タイヤは、日常の自宅近辺のポタリングや、たまの通勤に使っている、ストックのタイヤから山遊び用にタイヤに履き替えます。
ストックのタイヤと息子がダウンヒル時に使うためのタイヤを比べてみます。
ストックのタイヤは摩耗も進んでいますし、オフロードでのグリップはほとんど期待できない状態です。
履き替えるタイヤは、昨シーズンに富士見パノラマのBackyard Garage House(BGH)で購入したもので、さすがにダウンヒル時のグリップはいいそうです。

タイヤの交換中。

今シーズンは、心なしか例年よりもライダーの数が少ないように感じます。

下界は黄砂に霞んでいます。

地元の人に聞くと、この辺りまで黄砂が来るのはまれだそうで、気持ちいいパノラマが体験できないのは少し残念です。
でも、下る途中にはこんな雪解け水も注いでおり、気持ちのいいせせらぎを作っています。

この小さな流れが集まって豊かな水系を作っているのですね。
日本の素晴らしい生態系の礎である水の源です。
今回はシーズン最初ということもあり、Cコースなのに腕はパンパンになってしまい、スタートが遅かったこともあって早々に終わりです。
一生懸命水洗いしましたが、ブロックタイヤの奥の泥はなかなか落ちません。


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ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークです。
バイクのロングツーリングもいいのですが、今回は家族と山梨まで来ています。
今日はあいにくの雨模様ですが、MTBを車に積んで、富士見パノラマでダウンヒル遊びの予定です。
わたしのGiant Trance2。2007年モデルです。

もう4年もたってしまいましたが、まったく不具合はなく、たまに通勤快速にもなってくれます。
息子の、同じGiantのXTC1。

2009年モデル。
どちらも元々はダウンヒルモデルではなく、クロスカントリーにカテゴライズされているものですが、ダウンヒルの『真似事』をしたり、軽量な息子にはこれくらいが1台でいろんなことに使えてよいようです。
でも、明日のコースはずるずるぬたぬたかもしれません。

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バイクのロングツーリングもいいのですが、今回は家族と山梨まで来ています。
今日はあいにくの雨模様ですが、MTBを車に積んで、富士見パノラマでダウンヒル遊びの予定です。
わたしのGiant Trance2。2007年モデルです。

もう4年もたってしまいましたが、まったく不具合はなく、たまに通勤快速にもなってくれます。
息子の、同じGiantのXTC1。

2009年モデル。
どちらも元々はダウンヒルモデルではなく、クロスカントリーにカテゴライズされているものですが、ダウンヒルの『真似事』をしたり、軽量な息子にはこれくらいが1台でいろんなことに使えてよいようです。
でも、明日のコースはずるずるぬたぬたかもしれません。

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