夏休みに半世紀ぶりの黒部ダム 【後編】 黒部平から大観峰へ、そして展望台へ
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
黒部平からロープウェイに乗って大観峰に向かいます。
振り返ると黒部湖が横たわっている。

しかし、いまでこそここまで難なく来ているけど、このダムができるまでは秘境と言われるところだったはず。

下りとすれ違い。ここが中間地点です、

大観峰についてさらに高い展望台に上がっていきます。
外国からの方もたくさんいらっしゃいましたね、こちらのカップルはどこからなんだろう?

風速計の向こうに麓の駅が見えます。この距離を、途中に支柱なしで渡らせているなんて、ホントかよ(^^;

この駅の下にも沢があります。夏こそ素敵ですが、冬は完全に雪に閉ざされて過酷な環境です。

息子、オレの肉を少し分けてやりたい(^^;

黒部平からロープウェイに乗って大観峰に向かいます。
振り返ると黒部湖が横たわっている。

しかし、いまでこそここまで難なく来ているけど、このダムができるまでは秘境と言われるところだったはず。

下りとすれ違い。ここが中間地点です、

大観峰についてさらに高い展望台に上がっていきます。
外国からの方もたくさんいらっしゃいましたね、こちらのカップルはどこからなんだろう?

風速計の向こうに麓の駅が見えます。この距離を、途中に支柱なしで渡らせているなんて、ホントかよ(^^;

この駅の下にも沢があります。夏こそ素敵ですが、冬は完全に雪に閉ざされて過酷な環境です。

息子、オレの肉を少し分けてやりたい(^^;

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夏休みに半世紀ぶりの黒部ダム 【前編】
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
夏休みの続きであります。
17日の土曜日。
前日の夜に『今年の夏休みはずいぶんアクティブに色んな所に行っているよね』なんて話をしていて、その後、誰が言い出したか、山の中のダムも見てみたいね、という話になりました。
小淵沢から行けるダムってどこだ?
ぱっと思いついたのはふたつ。
ひとつは大町から高瀬川をさかのぼったところにある高瀬ダム。
曽野綾子さんの『湖水誕生(これ、すごく面白いです、おすすめ!)』の舞台になった巨大なロックフィルダムです。
そしてもう一つは映画『黒部の太陽(これも見応えあり、おすすめ!)』の舞台になった黒四ダム。
高瀬ダムはダムのずいぶん下の駐車場に車を置き、そこからタクシーに乗ってダムの上まで運んでもらうのですが、時間制約があってちょっと慌ただしい(もう25年前の記憶)。
黒四ダムだと、上の方まではけっこうお金がかかるけど、ゆっくりと見ることができる。
ということで、朝も早よからクルマで出発。
向かったのは大町側からのアクセス拠点、扇沢駅。
駅のすぐ下に12時間1,000円の有料駐車場があるのですが、そこはすでに満車、駅から下に10分ほど歩いたところに無料駐車場があって、そこに駐めました。

扇沢駅に向かう途中、篭川を渡ります。清流が美しい。

程なく扇沢駅に到着。
これから乗るのは電気バスですが、停留所やターミナルではなく、なぜに『駅』なの?
つい数年前までは電気バスではなく、トロリーバスが走っていたのですが、そのトロリーバスはバスではなく、電車扱いだったそうで、そのために『駅』なんでしょうね。

ここからはまず黒部ダムまで上ります。

パンタグラフのようなものが天井に伸びていますが、これは充電中ということらしい。

走行中はトンネル内の低温のせいで窓が曇ってしまい、車外の写真は撮れずじまい。
このトンネルは関電トンネル。『黒部の太陽』で舞台になった、難工事のトンネルです。
途中の破砕帯では大量の水が噴出し、この水がいまでも出てきています。
黒部ダム駅に到着すると後部のバッテリの部分を開けています。
どうやら発熱したのを冷やしている模様。

あ〜、黒部ダムなんて、私が小学校1年生、7歳のとき以来です。
考えてみたら、当時で黒四ダムが完成してまだ5年しかたっていなかったんだ、今から考えるとまだ新しかったんだなぁ、とちょっとビックリです。

夏休みの続きであります。
17日の土曜日。
前日の夜に『今年の夏休みはずいぶんアクティブに色んな所に行っているよね』なんて話をしていて、その後、誰が言い出したか、山の中のダムも見てみたいね、という話になりました。
小淵沢から行けるダムってどこだ?
ぱっと思いついたのはふたつ。
ひとつは大町から高瀬川をさかのぼったところにある高瀬ダム。
曽野綾子さんの『湖水誕生(これ、すごく面白いです、おすすめ!)』の舞台になった巨大なロックフィルダムです。
そしてもう一つは映画『黒部の太陽(これも見応えあり、おすすめ!)』の舞台になった黒四ダム。
高瀬ダムはダムのずいぶん下の駐車場に車を置き、そこからタクシーに乗ってダムの上まで運んでもらうのですが、時間制約があってちょっと慌ただしい(もう25年前の記憶)。
黒四ダムだと、上の方まではけっこうお金がかかるけど、ゆっくりと見ることができる。
ということで、朝も早よからクルマで出発。
向かったのは大町側からのアクセス拠点、扇沢駅。
駅のすぐ下に12時間1,000円の有料駐車場があるのですが、そこはすでに満車、駅から下に10分ほど歩いたところに無料駐車場があって、そこに駐めました。

扇沢駅に向かう途中、篭川を渡ります。清流が美しい。

程なく扇沢駅に到着。
これから乗るのは電気バスですが、停留所やターミナルではなく、なぜに『駅』なの?
つい数年前までは電気バスではなく、トロリーバスが走っていたのですが、そのトロリーバスはバスではなく、電車扱いだったそうで、そのために『駅』なんでしょうね。

ここからはまず黒部ダムまで上ります。

パンタグラフのようなものが天井に伸びていますが、これは充電中ということらしい。

走行中はトンネル内の低温のせいで窓が曇ってしまい、車外の写真は撮れずじまい。
このトンネルは関電トンネル。『黒部の太陽』で舞台になった、難工事のトンネルです。
途中の破砕帯では大量の水が噴出し、この水がいまでも出てきています。
黒部ダム駅に到着すると後部のバッテリの部分を開けています。
どうやら発熱したのを冷やしている模様。

あ〜、黒部ダムなんて、私が小学校1年生、7歳のとき以来です。
考えてみたら、当時で黒四ダムが完成してまだ5年しかたっていなかったんだ、今から考えるとまだ新しかったんだなぁ、とちょっとビックリです。

白馬の青鬼村から安房峠へ ~Part 2~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
青鬼村を出た後は乗鞍方面に向かい、安房峠を越えて岐阜まで下ります。
ルートはこんな感じです。
EveryTrail - Find the best hikes in California and beyond
R147を安曇野あたりまで下ってきたら、松本市内は避けてR158に入ります。

ここら辺でも、まだ桜が残っているところがあります。

キレイですね、やっぱり寒いところはまだ咲いているようです。
R158はどんどん標高を稼いでいきます。

すぐ前をR1200GSが走っています。だんだん山深くなってきました。

安房トンネルでも行く方、そして対向車線もバイクが多いです。

安房トンネルを抜けると、向こうに山には雪がたくさん残っています。さすが、標高が高いだけのことはあります。ほとんど冬景色ですね。

平湯のICを降りたところの広いところで小休止。

後ろの方に雪かきして積み上げられた雪があるのが見えるでしょうか。気温は3度ほど。きゅっと引き締まった空気はまんま冬です。
さらに平湯峠に向かって標高をあげていきます。向こうに見えている雪をかぶった山は輝山でしょうか。

ここを過ぎると、二つ目の峠越えのトンネル、平湯トンネルをくぐります。

私の後ろにはいつの間にか太い排気音を吐き出すバイクが何台かついていました。きれいにチドリ隊列を組んで、どうやらベテランの集団のようです。

そして、次の目的地、御母衣湖畔の荘川桜です。

この桜は、御母衣ダムができて村が湖の底に沈むとき、村にあった桜の古木が沈むのが不憫だと、村を見下ろすこの地に植え替えられたと、昔テレビドラマでやっていたのを覚えています。
成長した桜は植え替えても根が定着することはまれで、こうして移設後も元気に毎年花を咲かせる例は非常に珍しいそうです。
残念ながら、すでに散ってしまっていました。

ここの駐車場に12RTが入ってきました。
TREKさんかな、と思いましたが、カラーが違いました。ナンバーは熊谷ナンバーでした。

これで今回の【行きたいところ】は終わりです。
あとは国道を南下していくのみ。
といっても、下るR156も気持ちのいい道です。
R158との交差点から橋を渡る橋の上からはこんな風景も。
ここにも桜が残っています。

ああ、こんなところでお昼寝したら気持ちいいだろうなぁ、と、出発してから12時間たった頭の中で考えます。

道の駅白鳥で五平餅と揚げおむすびをいただきました。
桜と新緑のコントラストを眺めるRTくん。

このころの新緑は、桜のあの淡いピンクを引き継ぐ若々しさにあふれていますね。
その新緑の下で先生に連れられた幼稚園生を見て、ああ、そういえば今日は平日なんだ、と実感。

さすがにかなり睡魔が襲ってきたので、少し仮眠です。
ここはけっこうな雪国、やはりスノーシェッドをいくつもくぐります。

ほんとうは岐阜まで下りてR21に乗り換え、米原でR8に乗り換えて下道を走ろうと思っていたのですが、さすがに暦で平日とはいえ、GWの中日、所々で散発的に渋滞に阻まれて時間が圧してしまいました。
仕方がないので、R21でガソリンを入れた後、関ヶ原ICから名神自動車道に乗って京都を目指します。

自宅に帰りついたのはちょうど20:00。
帰宅してから少したって、家内から入電。
外出していた家内を迎えに街中まで車で出掛けました。間に合ってよかった(^^)
到着時のODOは74,180キロ。総走行距離は862キロでした。

今回は3回給油しましたが、最後の1回は燃費を測定するための満タンなので、実質2回の給油です。
給油ベースで863キロ走って40リットルを飲み込みました。

トータル燃費は21.5キロ/リットル。
1回目給油後の387キロは下道走行は、峠を越えたり、渋滞にかなりの時間阻まれていた割にいい数字でした。
しかしやっぱりあと40キロほどで900キロと思うと、こんな距離、1日で走るもんじゃありませんね。860キロのうち450キロは高速走行でしたが、それでもこの疲労です。
いちど1000キロ越えに挑戦しなきゃな、なんて思っていましたが、やめときます(^^;

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青鬼村を出た後は乗鞍方面に向かい、安房峠を越えて岐阜まで下ります。
ルートはこんな感じです。
青鬼村から安房峠を越えて帰還
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R147を安曇野あたりまで下ってきたら、松本市内は避けてR158に入ります。

ここら辺でも、まだ桜が残っているところがあります。

キレイですね、やっぱり寒いところはまだ咲いているようです。
R158はどんどん標高を稼いでいきます。

すぐ前をR1200GSが走っています。だんだん山深くなってきました。

安房トンネルでも行く方、そして対向車線もバイクが多いです。

安房トンネルを抜けると、向こうに山には雪がたくさん残っています。さすが、標高が高いだけのことはあります。ほとんど冬景色ですね。

平湯のICを降りたところの広いところで小休止。

後ろの方に雪かきして積み上げられた雪があるのが見えるでしょうか。気温は3度ほど。きゅっと引き締まった空気はまんま冬です。
さらに平湯峠に向かって標高をあげていきます。向こうに見えている雪をかぶった山は輝山でしょうか。

ここを過ぎると、二つ目の峠越えのトンネル、平湯トンネルをくぐります。

私の後ろにはいつの間にか太い排気音を吐き出すバイクが何台かついていました。きれいにチドリ隊列を組んで、どうやらベテランの集団のようです。

そして、次の目的地、御母衣湖畔の荘川桜です。

この桜は、御母衣ダムができて村が湖の底に沈むとき、村にあった桜の古木が沈むのが不憫だと、村を見下ろすこの地に植え替えられたと、昔テレビドラマでやっていたのを覚えています。
成長した桜は植え替えても根が定着することはまれで、こうして移設後も元気に毎年花を咲かせる例は非常に珍しいそうです。
残念ながら、すでに散ってしまっていました。

ここの駐車場に12RTが入ってきました。
TREKさんかな、と思いましたが、カラーが違いました。ナンバーは熊谷ナンバーでした。

これで今回の【行きたいところ】は終わりです。
あとは国道を南下していくのみ。
といっても、下るR156も気持ちのいい道です。
R158との交差点から橋を渡る橋の上からはこんな風景も。
ここにも桜が残っています。

ああ、こんなところでお昼寝したら気持ちいいだろうなぁ、と、出発してから12時間たった頭の中で考えます。

道の駅白鳥で五平餅と揚げおむすびをいただきました。
桜と新緑のコントラストを眺めるRTくん。

このころの新緑は、桜のあの淡いピンクを引き継ぐ若々しさにあふれていますね。
その新緑の下で先生に連れられた幼稚園生を見て、ああ、そういえば今日は平日なんだ、と実感。

さすがにかなり睡魔が襲ってきたので、少し仮眠です。
ここはけっこうな雪国、やはりスノーシェッドをいくつもくぐります。

ほんとうは岐阜まで下りてR21に乗り換え、米原でR8に乗り換えて下道を走ろうと思っていたのですが、さすがに暦で平日とはいえ、GWの中日、所々で散発的に渋滞に阻まれて時間が圧してしまいました。
仕方がないので、R21でガソリンを入れた後、関ヶ原ICから名神自動車道に乗って京都を目指します。

自宅に帰りついたのはちょうど20:00。
帰宅してから少したって、家内から入電。
外出していた家内を迎えに街中まで車で出掛けました。間に合ってよかった(^^)
到着時のODOは74,180キロ。総走行距離は862キロでした。

今回は3回給油しましたが、最後の1回は燃費を測定するための満タンなので、実質2回の給油です。
給油ベースで863キロ走って40リットルを飲み込みました。

トータル燃費は21.5キロ/リットル。
1回目給油後の387キロは下道走行は、峠を越えたり、渋滞にかなりの時間阻まれていた割にいい数字でした。
しかしやっぱりあと40キロほどで900キロと思うと、こんな距離、1日で走るもんじゃありませんね。860キロのうち450キロは高速走行でしたが、それでもこの疲労です。
いちど1000キロ越えに挑戦しなきゃな、なんて思っていましたが、やめときます(^^;

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白馬の青鬼村から安房峠へ ~Part 1~
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
GWの中日、5月2日に白馬方面に行ってきました。
この日は暦の上では平日で、祝日に比べていくぶん空いているかと思って、ふと思い立っていってきました。
白馬までの行程です。
EveryTrail - Find trail maps for California and beyond
スタートは午前3時。
この時間に家を出発すると、高速の深夜割がきいて長距離がぐんと安くなります。
休日ではないのでこういうのを利用しないとね(^^)
まずは行き先から第一経由地をセットします。

ヘンなところが目的地になっています。ここはJRの白馬駅です。
前日にGoogle MapからウェイポイントをGarminのNUVI1480に転送してルートを作っていたのですが、どうもうまくいかなかったようです。まあ、支障はないのでこのまま出発です。
例によって出発時のODOをとっておきます。73,318キロ、さて、今日は何キロ走るか。

こういう時は気分がハイです。こんな時間だと、クルマの数も少なくて、マイペースでゆったり走れます。

4時過ぎ、前方の空が明るくなってきました。

05:30、恵那峡サービスエリアで養老に続いて2回目の休憩。京都ICからここまでちょうど200キロなのです。
夜はすっかり明けて、遠くにかすみが漂っているのが見えるでしょうか?

私のほかにハーレーが1台、SUZUKIのBandit 1200が1台。

どこかで仮眠をとっているのでしょうか、エンジンは冷えています。
今回、天気予報で信州方面の最低気温5度、最高気温17度だと見たので、完全冬装備できて正解でした。下半身はオーバーパンツ、冬用ジャケットにインナーをつけておいたおかげで凍えることはありませんでした。
暖かいコーヒーを飲んで小休止して再出発です。
真正面から目を射る太陽の光がまぶしい。


恵那山トンネル手前(西側)の高速コーナーの上りです。

ここ(のぼりだけ、下りは怖い)は私が大好きなところ、いけいけ~。
恵那山トンネル、約10キロの本体の一つ手前のちょっと短めのトンネルに飛び込みます。

トンネルの中は暖かくて快適なのですが、トンネルを出たとたんに寒気が全身をつつみます。沿道の寒暖計は2度をさしていました。
で、いくらも走っていないのですが、たまらず駒ヶ岳SAで休憩。
ここからはすぐ横に雪をかぶった駒ケ岳を見ることができます。

散りかけていますが、桜とのコントラストがきれいでした。写真ではいまいちその美しさが表現できず、残念。

岡谷JCTで長野道に乗り換え、安曇野ICで降りてR147に入ります。
青木湖畔で1本だけ咲いていた桜の木。

同じ桜でも、同じところで咲く時期が違う桜があるのですね。この桜は今が盛り、という感じです。
青木湖でR148をそれて農道を走っていると、背後にこんな山が。

そして、山に囲まれた広い平地の中を走る一本の農道。ここもついこの間まで雪に埋もれていたのでしょう。

そして、白馬に到着です。
駅前から西にすとんと延びる道を上がっていくと、白馬東急ホテルを中心とした宿泊施設外にたどり着きます。

反対側にJR白馬駅。

小学校1年生の夏、もう40年以上前ですが、家族4人でこの駅を降り立ち、件の宿泊施設街にあった親父の会社の保養所に泊まりに来ました。駅舎はたぶん建て替わっているのでしょうが、夜行列車に乗って降りた時の寒い空気はよく覚えています。
そして、今回の最初の目的地、青鬼村(あおにむら)に向かいます。
青鬼村は伝統的建造物群保存地区に指定されいているそうです。
村に入ると、東に北アルプスと思われる冠雪の山に手が届きそうです。

この村は、日本の棚田百選にも選定されているとか。

あとで気が付いたのですが、本当はここまでバイクを乗り入れてはいけなかったようです。

村内をうろうろしていたら、村に入ったところに駐車場があって、そこに車両は置いていくように、と注意書きがありましたが、入るときに気が付きませんでした。申し訳ありません。で、バイクをその駐車場に置きに行って再入村です。

歩いていると、いろんな景色が見えてきますね。

クルマでは気が付きようのない景色もあります。

これはたぶん桜。これから咲くのか、もう散ったのか。

下山途中、正面に白馬の町と北アルプスがどんと見えます。

JR大糸線が眼下を走ります。あの鉄橋の向こうに白馬駅があります。

ここから後半です。
このあと、乗鞍の安房峠を越えて高山へ抜け、岐阜まで下りていきます。
...to be continued...

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GWの中日、5月2日に白馬方面に行ってきました。
この日は暦の上では平日で、祝日に比べていくぶん空いているかと思って、ふと思い立っていってきました。
白馬までの行程です。
青鬼村行
EveryTrail - Find trail maps for California and beyond
スタートは午前3時。
この時間に家を出発すると、高速の深夜割がきいて長距離がぐんと安くなります。
休日ではないのでこういうのを利用しないとね(^^)
まずは行き先から第一経由地をセットします。

ヘンなところが目的地になっています。ここはJRの白馬駅です。
前日にGoogle MapからウェイポイントをGarminのNUVI1480に転送してルートを作っていたのですが、どうもうまくいかなかったようです。まあ、支障はないのでこのまま出発です。
例によって出発時のODOをとっておきます。73,318キロ、さて、今日は何キロ走るか。

こういう時は気分がハイです。こんな時間だと、クルマの数も少なくて、マイペースでゆったり走れます。

4時過ぎ、前方の空が明るくなってきました。

05:30、恵那峡サービスエリアで養老に続いて2回目の休憩。京都ICからここまでちょうど200キロなのです。
夜はすっかり明けて、遠くにかすみが漂っているのが見えるでしょうか?

私のほかにハーレーが1台、SUZUKIのBandit 1200が1台。

どこかで仮眠をとっているのでしょうか、エンジンは冷えています。
今回、天気予報で信州方面の最低気温5度、最高気温17度だと見たので、完全冬装備できて正解でした。下半身はオーバーパンツ、冬用ジャケットにインナーをつけておいたおかげで凍えることはありませんでした。
暖かいコーヒーを飲んで小休止して再出発です。
真正面から目を射る太陽の光がまぶしい。


恵那山トンネル手前(西側)の高速コーナーの上りです。

ここ(のぼりだけ、下りは怖い)は私が大好きなところ、いけいけ~。
恵那山トンネル、約10キロの本体の一つ手前のちょっと短めのトンネルに飛び込みます。

トンネルの中は暖かくて快適なのですが、トンネルを出たとたんに寒気が全身をつつみます。沿道の寒暖計は2度をさしていました。
で、いくらも走っていないのですが、たまらず駒ヶ岳SAで休憩。
ここからはすぐ横に雪をかぶった駒ケ岳を見ることができます。

散りかけていますが、桜とのコントラストがきれいでした。写真ではいまいちその美しさが表現できず、残念。

岡谷JCTで長野道に乗り換え、安曇野ICで降りてR147に入ります。
青木湖畔で1本だけ咲いていた桜の木。

同じ桜でも、同じところで咲く時期が違う桜があるのですね。この桜は今が盛り、という感じです。
青木湖でR148をそれて農道を走っていると、背後にこんな山が。

そして、山に囲まれた広い平地の中を走る一本の農道。ここもついこの間まで雪に埋もれていたのでしょう。

そして、白馬に到着です。
駅前から西にすとんと延びる道を上がっていくと、白馬東急ホテルを中心とした宿泊施設外にたどり着きます。

反対側にJR白馬駅。

小学校1年生の夏、もう40年以上前ですが、家族4人でこの駅を降り立ち、件の宿泊施設街にあった親父の会社の保養所に泊まりに来ました。駅舎はたぶん建て替わっているのでしょうが、夜行列車に乗って降りた時の寒い空気はよく覚えています。
そして、今回の最初の目的地、青鬼村(あおにむら)に向かいます。
青鬼村は伝統的建造物群保存地区に指定されいているそうです。
村に入ると、東に北アルプスと思われる冠雪の山に手が届きそうです。

この村は、日本の棚田百選にも選定されているとか。

あとで気が付いたのですが、本当はここまでバイクを乗り入れてはいけなかったようです。

村内をうろうろしていたら、村に入ったところに駐車場があって、そこに車両は置いていくように、と注意書きがありましたが、入るときに気が付きませんでした。申し訳ありません。で、バイクをその駐車場に置きに行って再入村です。

歩いていると、いろんな景色が見えてきますね。

クルマでは気が付きようのない景色もあります。

これはたぶん桜。これから咲くのか、もう散ったのか。

下山途中、正面に白馬の町と北アルプスがどんと見えます。

JR大糸線が眼下を走ります。あの鉄橋の向こうに白馬駅があります。

ここから後半です。
このあと、乗鞍の安房峠を越えて高山へ抜け、岐阜まで下りていきます。
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白馬と安房峠を巡ったワンデイツーリング帰還
八ヶ岳から白馬~北陸道経由で帰還 Part2
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
アルペンロッジGakutoを後にして、もう少し記憶が新しいホテルを探しに行きます。
すると、ほんの少し上がったところにそのホテルはありました。
このホテル、本当は父親と母親が泊りに来るはずだったのですが、母親が何かの用事とダブルブッキングしてしまっていたために、急遽私にお誘いがかかったのでした。
しかし、出発日は月末最終日でもあり、行けるわけないじゃん、などと言いながら、クルマを新調したばかりの私はどうにかこうにか時間をやりくりし、会社の仕事が終わった後、深夜の中央・長野自動車道を乗り継いで父親の後を追いかけました。
父親は早くから自分の車で先に現地入りしていたのです。
ホテルの名前は【白馬リゾートホテル ラネージュ】といいます。
道をはさんで左側に本館、右側により新しい東館があります。


駐車スペースにバイクを止めます。

いまはちゃんと舗装されていますが、当時は玉砂利が敷かれた未舗装状態でした。

ナビゲーションも携帯電話もない(とても持てなかった)時代で、しかも到着したのが夜中の2時過ぎ、さんざん迷った挙句にようやく見つけて駐車場に入ると、車が玉砂利を踏む音を聞きつけた父親がこの出窓から顔を出し、押し殺した声で『おーい、こっちこっち』と手招きしてくれたのを思い出しました。

翌日は大町の高瀬川上流に造られた高瀬ダムを見に行ったりして、夜はこの東館で食事をいただきました。
帰路は2台(CROWN=父親とLEGACY=私)のランデブー走行。
高速道路を前になり、後ろになりして、休みたくなると相手を追い越して、追い越しざまにクラクションを『ぷっ』と一鳴らし。
懐かしい思い出です。
むむ、なんだか湿っぽくなってしまったぞ。
約25年の隔たりがある思い出が詰まった白馬を後にして、再びR148に乗って日本海を目指します。
白馬を出てしばらく行くと、R148は長いスノーシェルタに覆われた渓谷道路の様相を呈します。



GPSは衛星を見失い、案内はしてくれませんが、本線をたどっていけばいいのですから、迷うことはありません。

日本海に出て、糸魚川ICから北陸自動車道に乗り、帰路を急ぎます。
時すでに14:30です。
ここから先は西日と暑さとの戦いです。
福井県に入ると高速は山岳地帯に差し掛かり、少し雨にも見舞われましたが、気持ちがいいのでそのまま濡れて走ります。

琵琶湖の北東の端、木之元IC近くまで来ると、進行方向の右後方に日が沈むのが見えます。

さあ、ここで高速を降ります。

ここから西に進路を取り、琵琶湖の北岸をかすめて鯖街道(R367)を通り、京都入りします。
鯖街道も峠を越えますが、先ほど北陸自動車道で雨を降らせたのと同じ雲の塊かなと思われる霧が前方に見えます。

白馬とは趣の違う街道筋の木々の中を通り抜け、渋滞にも遭わずに市内に入ることができました。

今回通ったルートです。
とんでもなく遠回り、GPSでの記録では出発してから自宅までは591kmでした。

京都を出発してから京都に帰着するまでの通しでの燃費です。
■走行距離 1,262㎞
■給油数量 56.46リットル
■総燃費 22.35㎞/リットル

だいたいロングだとこのあたりまで伸びるようです。
TDMよりも成績がいいのは、空冷で熱損失が少ないのも要因の一つでしょうか。
自宅から自宅までの総走行距離は 1,289kmでした。

こうして、この夏最後のロングツーリングは終わりました。
秋にはまたロングに行きたいものです。
早く涼しくなるといいですね。

...End

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アルペンロッジGakutoを後にして、もう少し記憶が新しいホテルを探しに行きます。
すると、ほんの少し上がったところにそのホテルはありました。
このホテル、本当は父親と母親が泊りに来るはずだったのですが、母親が何かの用事とダブルブッキングしてしまっていたために、急遽私にお誘いがかかったのでした。
しかし、出発日は月末最終日でもあり、行けるわけないじゃん、などと言いながら、クルマを新調したばかりの私はどうにかこうにか時間をやりくりし、会社の仕事が終わった後、深夜の中央・長野自動車道を乗り継いで父親の後を追いかけました。
父親は早くから自分の車で先に現地入りしていたのです。
ホテルの名前は【白馬リゾートホテル ラネージュ】といいます。
道をはさんで左側に本館、右側により新しい東館があります。


駐車スペースにバイクを止めます。

いまはちゃんと舗装されていますが、当時は玉砂利が敷かれた未舗装状態でした。

ナビゲーションも携帯電話もない(とても持てなかった)時代で、しかも到着したのが夜中の2時過ぎ、さんざん迷った挙句にようやく見つけて駐車場に入ると、車が玉砂利を踏む音を聞きつけた父親がこの出窓から顔を出し、押し殺した声で『おーい、こっちこっち』と手招きしてくれたのを思い出しました。

翌日は大町の高瀬川上流に造られた高瀬ダムを見に行ったりして、夜はこの東館で食事をいただきました。
帰路は2台(CROWN=父親とLEGACY=私)のランデブー走行。
高速道路を前になり、後ろになりして、休みたくなると相手を追い越して、追い越しざまにクラクションを『ぷっ』と一鳴らし。
懐かしい思い出です。
むむ、なんだか湿っぽくなってしまったぞ。
約25年の隔たりがある思い出が詰まった白馬を後にして、再びR148に乗って日本海を目指します。
白馬を出てしばらく行くと、R148は長いスノーシェルタに覆われた渓谷道路の様相を呈します。



GPSは衛星を見失い、案内はしてくれませんが、本線をたどっていけばいいのですから、迷うことはありません。

日本海に出て、糸魚川ICから北陸自動車道に乗り、帰路を急ぎます。
時すでに14:30です。
ここから先は西日と暑さとの戦いです。
福井県に入ると高速は山岳地帯に差し掛かり、少し雨にも見舞われましたが、気持ちがいいのでそのまま濡れて走ります。

琵琶湖の北東の端、木之元IC近くまで来ると、進行方向の右後方に日が沈むのが見えます。

さあ、ここで高速を降ります。

ここから西に進路を取り、琵琶湖の北岸をかすめて鯖街道(R367)を通り、京都入りします。
鯖街道も峠を越えますが、先ほど北陸自動車道で雨を降らせたのと同じ雲の塊かなと思われる霧が前方に見えます。

白馬とは趣の違う街道筋の木々の中を通り抜け、渋滞にも遭わずに市内に入ることができました。

今回通ったルートです。
とんでもなく遠回り、GPSでの記録では出発してから自宅までは591kmでした。

京都を出発してから京都に帰着するまでの通しでの燃費です。
■走行距離 1,262㎞
■給油数量 56.46リットル
■総燃費 22.35㎞/リットル

だいたいロングだとこのあたりまで伸びるようです。
TDMよりも成績がいいのは、空冷で熱損失が少ないのも要因の一つでしょうか。
自宅から自宅までの総走行距離は 1,289kmでした。

こうして、この夏最後のロングツーリングは終わりました。
秋にはまたロングに行きたいものです。
早く涼しくなるといいですね。

...End

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八ヶ岳から白馬~北陸道経由で帰還 Part1
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
夏休み最終日、涼しかった八ヶ岳を後にします。
京都は五山の送り火でどこもかしこも混雑でしょう。
このようなときは観光客の皆さんがあまり使わないルートで京都入りするのが得策です。
今回選んだルートは、R147とR148を使って白馬経由で日本海に抜け、北陸自動車道を使って関西圏に戻るルートです。
白馬は40年前、家族で父親が勤務していた会社の保養所に泊まって黒部ダムなどを回ったことがある、思い出の場所です。
また、1994年ごろには今は亡き父親と車を2台連ねてツーリングし、2泊くらいした地でもあります。
R148沿いには青木湖や木崎湖など、仁科三湖があるので、ちょっと寄ってみましょう。
国道からそれて青木湖のキャンプ場に向かう周遊道路を走っていくと、このあたりはけっこう自然が残されていることがわかります。

キャンプ場を過ぎると、こじんまりしたホテルがあったり...

山小屋風のプチホテルがあったり...

周遊道路は細く、クルマがすれ違うのはたいへんですが、湖をすぐ下に眺めながら、緑の香りを胸いっぱいに吸い込みながら走ることができます。
もちろん、ヘルメットのシールドは全開です。

青木湖を後にしてR148をさらに北上します。
JR白馬駅前を左折して白馬のペンション街に向かいます。
しばらく行くと、左手に白馬ジャンプ競技場が見えてきました。
1998年の長野五輪で、日の丸飛行隊が金を獲得したジャンプ台です。

この先に、かつて来た宿があるはずです。
わかりにくいアプローチをあがっていくと、まず目に入るのが白馬東急ホテル。

ずいぶん変わりました。
父親と来た1994年ごろは老朽化が目立ち、このままではとても外国の賓客をお迎えできるような状態ではありませんでしたが、五輪前にすっかりリニューアルし、素晴らしい環境の中にたたずんでいます。

たぶん、この道を登って行った途中のどこかに40年前に泊まった宿があるはず。
94年に父親と一緒に来たときはなぜか話題にも上りませんでしたが、確か玄関から左右に下りる階段が特徴だったような記憶があります。
でも、40年も前だし、建て替えられて影も形もない可能性の方が高いよなぁ...と思ってゆっくり上がっていくと、どうもそれらしい建物を発見。

写真の奥に写っている建物です。
敷地入口には【アルペンロッジ Gakuto】と看板が立っています。
帰宅してPCで調べてみると、やはりそうでした。
かつての民間企業の保養所を改装したと説明書きがされていました。
まさか本当に見つけられるとは思っていませんでしたので、ちょっと驚き。
この先、もっと新しい記憶の中のホテルを探訪します。
... to be continued ...

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夏休み最終日、涼しかった八ヶ岳を後にします。
京都は五山の送り火でどこもかしこも混雑でしょう。
このようなときは観光客の皆さんがあまり使わないルートで京都入りするのが得策です。
今回選んだルートは、R147とR148を使って白馬経由で日本海に抜け、北陸自動車道を使って関西圏に戻るルートです。
白馬は40年前、家族で父親が勤務していた会社の保養所に泊まって黒部ダムなどを回ったことがある、思い出の場所です。
また、1994年ごろには今は亡き父親と車を2台連ねてツーリングし、2泊くらいした地でもあります。
R148沿いには青木湖や木崎湖など、仁科三湖があるので、ちょっと寄ってみましょう。
国道からそれて青木湖のキャンプ場に向かう周遊道路を走っていくと、このあたりはけっこう自然が残されていることがわかります。

キャンプ場を過ぎると、こじんまりしたホテルがあったり...

山小屋風のプチホテルがあったり...

周遊道路は細く、クルマがすれ違うのはたいへんですが、湖をすぐ下に眺めながら、緑の香りを胸いっぱいに吸い込みながら走ることができます。
もちろん、ヘルメットのシールドは全開です。

青木湖を後にしてR148をさらに北上します。
JR白馬駅前を左折して白馬のペンション街に向かいます。
しばらく行くと、左手に白馬ジャンプ競技場が見えてきました。
1998年の長野五輪で、日の丸飛行隊が金を獲得したジャンプ台です。

この先に、かつて来た宿があるはずです。
わかりにくいアプローチをあがっていくと、まず目に入るのが白馬東急ホテル。

ずいぶん変わりました。
父親と来た1994年ごろは老朽化が目立ち、このままではとても外国の賓客をお迎えできるような状態ではありませんでしたが、五輪前にすっかりリニューアルし、素晴らしい環境の中にたたずんでいます。

たぶん、この道を登って行った途中のどこかに40年前に泊まった宿があるはず。
94年に父親と一緒に来たときはなぜか話題にも上りませんでしたが、確か玄関から左右に下りる階段が特徴だったような記憶があります。
でも、40年も前だし、建て替えられて影も形もない可能性の方が高いよなぁ...と思ってゆっくり上がっていくと、どうもそれらしい建物を発見。

写真の奥に写っている建物です。
敷地入口には【アルペンロッジ Gakuto】と看板が立っています。
帰宅してPCで調べてみると、やはりそうでした。
かつての民間企業の保養所を改装したと説明書きがされていました。
まさか本当に見つけられるとは思っていませんでしたので、ちょっと驚き。
この先、もっと新しい記憶の中のホテルを探訪します。
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