Golf 7 Variantと Golf 5 Variant
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
先日の新春試乗車一気乗りのときにGolf7 Variant Comfortlineを代車にお借りしたことを書きましたがこのクルマがけっこうよかったのでそのことを書いてみようかなと。
拙宅のクルマの修理完了当日、出来上がりまで時間があるので、ひとっ走り周山街道を走ってみました。
後ろの席に乗り込んで前席方面を見たところ。基本設計が15年ほども前の、2世代前の拙宅の5型に比べるとずいぶん高級車風になってきました。
これでもHighlineではなく、下位グレードのComfortlineです。安っぽさはほとんど感じられません。

オプションのデジタルメーターではなく、オーソドックスなアナログ機械式メーター。
私が借りた時点でTRIPは100キロほどを刻んでいましたが、右側は表示の通りTRIP、左側はODOでしょう。まだおろしたての新車ですね。

これは Apple Car Playで iPhoneの Musicをクルマ側のオーディオにリンクさせているところです。
これのほか、Bluetoothでも同じようにリンクさせられます。
もう40年近くも前の高中正義さんの The Rainbow Goblinsで走ろうかと思いましたが...

やっぱり田舎道はこっちだな、と David Fosterさんの The Symphony Sessionsにしました。
このアルバムももう30年くらい前のリリースかな、箱根や富士山周辺を流しながら聴くのにぴったりの、私が大好きなアルバム。
ディスプレイの背景にアルバムジャケットがアウトフォーカスで表示されています、これはグランドピアノの写真です。

ひとっ走りして細かいところを観察。
ワゴンのキモといっていいカーゴスペース。
バンパーのすぐ上からがばっと開く大きな口。

ストラットではなくマルチリンクのサスペンションのおかげで、タイヤハウスの部分を除いてフルフラットな荷室が広々。このあたりの使い勝手は拙宅の5も同じようにマルチリンクの恩恵を受けて広々しています。

でも、奥行きはそんなに変わらないように見えるけど、拙宅のクルマのほうがタイヤハウスが後ろに大きく張り出しています、なんでだろ。

カーゴルームの床をめくるとその下に緊急用交換タイヤが収められています。その上にはトノカバーとカーゴネットをしまっておけるスペースがあります。
これはいいな、拙宅の5にはないものです。
そのかわり、拙宅の5はタイヤ収納スペースの上に7~8センチほどの深さのスペースがあって、そこに三角表示板などを置いておくことができます。

これはもう珍しくもないものですが、荷室側からリアシートの背もたれを倒すリリースレバーがあります。

そのリアシートはダブルフォールディングではありません。
背もたれが倒れるだけなので、フルフラットにはなりません。
このあたりはダブルフォールディングのほうがいいかなぁ。

エンジン。
見たところで何がわかるわけじゃないのですが、機械好きの私は見ずにはいられない(^^;
拙宅の170PS、24.5キロのパワー・トルクに比べると、105PS、17.8キロとだいぶおっとり系。実際、運転して見るとその力の差は確実に感じられます。

お顔は 最近のはやりか、細いお目目に変わっています。

TSIのエンブレムは赤の着色なしが小出力バージョン、SとIが赤に着色していると高出力バージョンです。

後ろのVWエンブレム。
リアゲートを開けるときはこのエンブレムを手前に回転させてロックをリリースさせます。
バックするときにシフトレバーをリバースに入れるとここが開いてバックビューカメラが現れます。

ここからは、代車を返してから自分のクルマを同じようなところに止めて撮った写真を並べながら。
■静粛性
こりゃもう7の圧勝。
エンジンノイズはもちろん、ロードノイズも格段に低い。
上に書いた David Fosterさんの Symphony Sessionsのピアニッシモもちゃんと聴けちゃいます。5だとこうはいかない。


■エンジン
先ほども書きましたが、パワー、トルクともに5のComfortlineのほうが大きいため、拙宅の5の圧勝。
両車で同じ道を走ったのですが、日吉ダムがつくった天若湖から南東のR477方面に向かうF50がけっこうな上り坂なのです。
ここを駆け上がるときにドライブモードで5速くらいで走っているギアを4速、3速と落として走ると、おおむねエンジンが4,000回転くらいまで上がるのですが、そうしてアクセルを踏みこんだときのトルク・パワーの盛り上がりがまるで違います。
5はぐんぐん回転が上がりますが、7は頭打ち。
ただし、これはComfortlineの場合。Highlineは高出力タイプなので、もう少し違うと思います。


■ミッション
5の湿式6速に対して7は乾式7速。
いったん走り始めたらシフトショックは同じようにまったく感じられないのですが、7のほうがスタート時のクリープ処理などがとても巧み。
停止状態からブレーキを離すとクラッチをつなぎにいきますが、5はクラッチがつながるときにエンジン回転が重くなったり、ときにがくっとエンストしそうなショックを伴ったりしますが、7はそのような無作法はまったくありません。
よく観察して見ると、7のほうは停止状態ではタコメーターは700回転くらいを指していますが、ブレーキを離すとタコメーターが1,000回転くらいにぴゅんと跳ねあがり、そうしたショックを未然に防いでいるようです。でも、そのときにエンジン回転が上がったことはまったくわからず、まるでトルコンのようなスムーズなクリープが始まります。
ブレーキを離したあとにアクセルを深く踏んだときのふるまいもまったくショックなく自然です。5だと強いショックを伴いますが、このあたりもこの10年で熟成が進んだようです。


■シート
フロントはさほど差は感じませんでしたが、7でよくなったのはリアシート。
5のリアシートは、ダブルフォールディングで荷物を載せるときは使い勝手がすこぶる良いのですが、特にお尻を載せる座面が薄っぺらく、さらに背もたれの角度との関係があまり良くないのか、長時間の上車ではけっこう疲れます。
拙宅ではカー用品店で腰当てを購入して併用しています。
付加価値としては、7のほうはチャイルドシートを固定するためのアンカーが追加されているため、小さいお子さんがいるご家庭では重宝するかもしれません。


■デザイン
ライトの造形や位置にもよるのでしょうが、7のほうが幅広に見えます。実際には1.5センチ広くなっただけなのですが、ライトやバンパー下部のデザインが違うだけでずいぶん印象が変わります。
高さも7のほうが少し低いのもきいているのかな。


■内装
こりゃもう7は別のクルマですね。
Golfは代を追うごとに上級感が増してきていますが、7に関してはもう『大衆車』とか『実用車』というレベルではない気がします。
5はまだ大衆車の香りがしていましたけどね。


とまあ、いろんなところで7は5から大きく進歩しているのですが、エンジンは拙宅の5のほうが面白い。
早くディーゼルが上陸しないかと待っているのですが、例の不正ソフトの影響があるのかなかなか導入のニュースは出ないですね
一説には、日本の軽油は欧州の規格よりも低い(何が、と問われるとこたえられませんが)というのが原因とも聞きます。


運転支援システムもなかなかによいという話を聞きますが、やっぱりなんだかんだ言ってもスバルのアイサイトが抜群だと聞きます。
私も結構いい年なので、これからはそういう運転支援システムの存在は重視したいところです。
そうなると、先日乗ったRENAULT SPORTあたりはまだ数歩追いついていない感じがして少し残念。


クルマってのはどんどん進化しますね。
10年でこんなに変わるのかと思うくらい。
ドライブだってもう『電脳ツーリング』といっていい感じですね。
私がこんど買うとしたらたぶん上がりクルマになるだろうと思いますが、その時までに理想のクルマが出るかな。
もう一回り大きなクルマにするか、扱いやすい小さな車にするか、それが悩ましい。


雪が降ってきたな、とっとと帰ろう。


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先日の新春試乗車一気乗りのときにGolf7 Variant Comfortlineを代車にお借りしたことを書きましたがこのクルマがけっこうよかったのでそのことを書いてみようかなと。
拙宅のクルマの修理完了当日、出来上がりまで時間があるので、ひとっ走り周山街道を走ってみました。
後ろの席に乗り込んで前席方面を見たところ。基本設計が15年ほども前の、2世代前の拙宅の5型に比べるとずいぶん高級車風になってきました。
これでもHighlineではなく、下位グレードのComfortlineです。安っぽさはほとんど感じられません。

オプションのデジタルメーターではなく、オーソドックスなアナログ機械式メーター。
私が借りた時点でTRIPは100キロほどを刻んでいましたが、右側は表示の通りTRIP、左側はODOでしょう。まだおろしたての新車ですね。

これは Apple Car Playで iPhoneの Musicをクルマ側のオーディオにリンクさせているところです。
これのほか、Bluetoothでも同じようにリンクさせられます。
もう40年近くも前の高中正義さんの The Rainbow Goblinsで走ろうかと思いましたが...

やっぱり田舎道はこっちだな、と David Fosterさんの The Symphony Sessionsにしました。
このアルバムももう30年くらい前のリリースかな、箱根や富士山周辺を流しながら聴くのにぴったりの、私が大好きなアルバム。
ディスプレイの背景にアルバムジャケットがアウトフォーカスで表示されています、これはグランドピアノの写真です。

ひとっ走りして細かいところを観察。
ワゴンのキモといっていいカーゴスペース。
バンパーのすぐ上からがばっと開く大きな口。

ストラットではなくマルチリンクのサスペンションのおかげで、タイヤハウスの部分を除いてフルフラットな荷室が広々。このあたりの使い勝手は拙宅の5も同じようにマルチリンクの恩恵を受けて広々しています。

でも、奥行きはそんなに変わらないように見えるけど、拙宅のクルマのほうがタイヤハウスが後ろに大きく張り出しています、なんでだろ。

カーゴルームの床をめくるとその下に緊急用交換タイヤが収められています。その上にはトノカバーとカーゴネットをしまっておけるスペースがあります。
これはいいな、拙宅の5にはないものです。
そのかわり、拙宅の5はタイヤ収納スペースの上に7~8センチほどの深さのスペースがあって、そこに三角表示板などを置いておくことができます。

これはもう珍しくもないものですが、荷室側からリアシートの背もたれを倒すリリースレバーがあります。

そのリアシートはダブルフォールディングではありません。
背もたれが倒れるだけなので、フルフラットにはなりません。
このあたりはダブルフォールディングのほうがいいかなぁ。

エンジン。
見たところで何がわかるわけじゃないのですが、機械好きの私は見ずにはいられない(^^;
拙宅の170PS、24.5キロのパワー・トルクに比べると、105PS、17.8キロとだいぶおっとり系。実際、運転して見るとその力の差は確実に感じられます。

お顔は 最近のはやりか、細いお目目に変わっています。

TSIのエンブレムは赤の着色なしが小出力バージョン、SとIが赤に着色していると高出力バージョンです。

後ろのVWエンブレム。
リアゲートを開けるときはこのエンブレムを手前に回転させてロックをリリースさせます。
バックするときにシフトレバーをリバースに入れるとここが開いてバックビューカメラが現れます。

ここからは、代車を返してから自分のクルマを同じようなところに止めて撮った写真を並べながら。
■静粛性
こりゃもう7の圧勝。
エンジンノイズはもちろん、ロードノイズも格段に低い。
上に書いた David Fosterさんの Symphony Sessionsのピアニッシモもちゃんと聴けちゃいます。5だとこうはいかない。


■エンジン
先ほども書きましたが、パワー、トルクともに5のComfortlineのほうが大きいため、拙宅の5の圧勝。
両車で同じ道を走ったのですが、日吉ダムがつくった天若湖から南東のR477方面に向かうF50がけっこうな上り坂なのです。
ここを駆け上がるときにドライブモードで5速くらいで走っているギアを4速、3速と落として走ると、おおむねエンジンが4,000回転くらいまで上がるのですが、そうしてアクセルを踏みこんだときのトルク・パワーの盛り上がりがまるで違います。
5はぐんぐん回転が上がりますが、7は頭打ち。
ただし、これはComfortlineの場合。Highlineは高出力タイプなので、もう少し違うと思います。


■ミッション
5の湿式6速に対して7は乾式7速。
いったん走り始めたらシフトショックは同じようにまったく感じられないのですが、7のほうがスタート時のクリープ処理などがとても巧み。
停止状態からブレーキを離すとクラッチをつなぎにいきますが、5はクラッチがつながるときにエンジン回転が重くなったり、ときにがくっとエンストしそうなショックを伴ったりしますが、7はそのような無作法はまったくありません。
よく観察して見ると、7のほうは停止状態ではタコメーターは700回転くらいを指していますが、ブレーキを離すとタコメーターが1,000回転くらいにぴゅんと跳ねあがり、そうしたショックを未然に防いでいるようです。でも、そのときにエンジン回転が上がったことはまったくわからず、まるでトルコンのようなスムーズなクリープが始まります。
ブレーキを離したあとにアクセルを深く踏んだときのふるまいもまったくショックなく自然です。5だと強いショックを伴いますが、このあたりもこの10年で熟成が進んだようです。


■シート
フロントはさほど差は感じませんでしたが、7でよくなったのはリアシート。
5のリアシートは、ダブルフォールディングで荷物を載せるときは使い勝手がすこぶる良いのですが、特にお尻を載せる座面が薄っぺらく、さらに背もたれの角度との関係があまり良くないのか、長時間の上車ではけっこう疲れます。
拙宅ではカー用品店で腰当てを購入して併用しています。
付加価値としては、7のほうはチャイルドシートを固定するためのアンカーが追加されているため、小さいお子さんがいるご家庭では重宝するかもしれません。


■デザイン
ライトの造形や位置にもよるのでしょうが、7のほうが幅広に見えます。実際には1.5センチ広くなっただけなのですが、ライトやバンパー下部のデザインが違うだけでずいぶん印象が変わります。
高さも7のほうが少し低いのもきいているのかな。


■内装
こりゃもう7は別のクルマですね。
Golfは代を追うごとに上級感が増してきていますが、7に関してはもう『大衆車』とか『実用車』というレベルではない気がします。
5はまだ大衆車の香りがしていましたけどね。


とまあ、いろんなところで7は5から大きく進歩しているのですが、エンジンは拙宅の5のほうが面白い。
早くディーゼルが上陸しないかと待っているのですが、例の不正ソフトの影響があるのかなかなか導入のニュースは出ないですね
一説には、日本の軽油は欧州の規格よりも低い(何が、と問われるとこたえられませんが)というのが原因とも聞きます。


運転支援システムもなかなかによいという話を聞きますが、やっぱりなんだかんだ言ってもスバルのアイサイトが抜群だと聞きます。
私も結構いい年なので、これからはそういう運転支援システムの存在は重視したいところです。
そうなると、先日乗ったRENAULT SPORTあたりはまだ数歩追いついていない感じがして少し残念。


クルマってのはどんどん進化しますね。
10年でこんなに変わるのかと思うくらい。
ドライブだってもう『電脳ツーリング』といっていい感じですね。
私がこんど買うとしたらたぶん上がりクルマになるだろうと思いますが、その時までに理想のクルマが出るかな。
もう一回り大きなクルマにするか、扱いやすい小さな車にするか、それが悩ましい。


雪が降ってきたな、とっとと帰ろう。


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コメントの投稿
こんにちは(^.^)
Golf 7 VariantとGolf 5 Variantの比較記事、
記事と写真でよ~~く分かりました。(^.^)
VWから感謝状なんか貰えるような記事内容ですよ!
kachiさんのGolf、ヘッドライトに少~~し
白内障が出てませんか?
汚れているだけでしょうかね(^^;)
Golf 7 VariantとGolf 5 Variantの比較記事、
記事と写真でよ~~く分かりました。(^.^)
VWから感謝状なんか貰えるような記事内容ですよ!
kachiさんのGolf、ヘッドライトに少~~し
白内障が出てませんか?
汚れているだけでしょうかね(^^;)
Re: タイトルなし
yosiさん、こんばんは。
> こんにちは(^.^)
> Golf 7 VariantとGolf 5 Variantの比較記事、
> 記事と写真でよ~~く分かりました。(^.^)
> VWから感謝状なんか貰えるような記事内容ですよ!
いやあ、感謝状をいただくには7の方を無条件に褒めないとねぇ(^^;)
でもね、この内容でhighlineだったら絶対欲しくなるだろうなぁと思いました。
あの静かさと乗り心地でパワーが伴ったらいいですよー、きっと(^^)
ただ、comfortlineはちょっと低級音がしてるんですよね、後ろもちょっと暴れ勝ち。
> kachiさんのGolf、ヘッドライトに少~~し
> 白内障が出てませんか?
> 汚れているだけでしょうかね(^^;)
うわぁ、よくご覧になっていますねぇ、確かにそうなんですが、写真で見つけられるとは!
まあ、まだあまり重篤ではないのですが、そのうち磨かないといけなくなりそうですね(^^;)
Kachi//
> こんにちは(^.^)
> Golf 7 VariantとGolf 5 Variantの比較記事、
> 記事と写真でよ~~く分かりました。(^.^)
> VWから感謝状なんか貰えるような記事内容ですよ!
いやあ、感謝状をいただくには7の方を無条件に褒めないとねぇ(^^;)
でもね、この内容でhighlineだったら絶対欲しくなるだろうなぁと思いました。
あの静かさと乗り心地でパワーが伴ったらいいですよー、きっと(^^)
ただ、comfortlineはちょっと低級音がしてるんですよね、後ろもちょっと暴れ勝ち。
> kachiさんのGolf、ヘッドライトに少~~し
> 白内障が出てませんか?
> 汚れているだけでしょうかね(^^;)
うわぁ、よくご覧になっていますねぇ、確かにそうなんですが、写真で見つけられるとは!
まあ、まだあまり重篤ではないのですが、そのうち磨かないといけなくなりそうですね(^^;)
Kachi//